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五章
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「ロレンツォ・ルベリーニの連絡先、分かるか?」
久しぶりに姿を現しての、顔を合わせた第一声がこれだった。教室から一歩出たアレンに声をかけてきた、廊下の窓にもたれた吉野は無表情で冷たく見えた。彼の姿に気づくなり、アレンの周りにいた取り巻き連中はそそくさと去っていく。気を利かせたつもりなのか、吉野はどこにいても、誰にとっても特別だ。
アレンはふくれっ面をし、そんな自分の顔を見られないように下を向いた。
「どうして僕に訊くの?」
俯いたまま訊ねる。
「お前なら知っていると思ったから」
吉野の声がイラついている。
「兄に訊けば――」
「ヘンリーには言うな」
険のある声音に、アレンの肩がびくりと震えた。
すごく怒っているのだ……、とアレンはそっと気づかわしげに上目遣いに吉野を見あげる。それなのに目前の彼は、片手で口を覆って必死に笑いを噛み殺している。
呆気に取られて見つめていると、「ごめんな、心配かけて」と吉野はくしゃっと笑って、アレンの頭をポンポンと叩いた。
「ルベリーニに会ったんだろ?」
今度は優しく訊ねられ、アレンは唇を尖らせてそっぽを向いた。
「僕はこの十日間、きみが何をしていたのかちっとも知らないのに、きみは僕のことは何でもお見通しなんだね! きっと、僕の昼食の中身まで知っているんだ!」
「知ってるよ。前菜には手をつけず、スープは一口だけ、サラダを半分だけ食べてメインの肉はスルー。デザートのプディングは残さず食べたな」
吉野には敵わない――。
アレンは強張っていた肩の力が抜けて吐息が漏れ、笑ってしまっていた。この何日かの不安や苛立ちが一気に溶けだしていた。
「ルベリーニ卿にお会いしたいの? ごめん。連絡先は本当に知らないんだ」
アレンは申し訳なさそうに告げ、一瞬迷って、「――それこそ、ド・パルデュに訊けば?」と不愉快そうにつけ加えた。
「あー、あいつ、怒らせちまったからさ」
吉野は苦笑して片側に連なる窓から空を仰ぐ。
「俺、駄目だな、気が短くってさ。面倒くさいって思ったら、もうどうやったって嫌なんだよ。必要だからってあんな糞ガキの機嫌取ってなんかいられるか、ってさ」
そう言って吉野は鼻の頭に皺を寄せて首をすくめる。アレンは呆れて吉野を見つめ、次いでクスクスと笑いだした。そして、額にそのしなやかな指先を当てて小さく吐息を漏らす。
「それで僕はどうしたらいいの?」
「ルベリーニの家にいる飛鳥、引っ張り出してくれる?」
思惑通りの展開に吉野はにっこりと微笑んだ。けれどそれは、アレンが今までみたことがないほど冷めきった眼差しと、優しい声音で告げられた願いだった。
先日のお礼に、一緒に会食したい。
そうアレンの方から声をかけられ、フィリップは舞いあがった。アレンが吉野を同伴することと、叔父のフラットにいる杜月飛鳥を伴って欲しいと懇願されたことには不満は残るが、これまでの状況から考えると無下に断れる立場ではない。渋々承諾するフリだけは演じながら、イースター休暇に入ったばかりの初日、意気揚々と叔父との席を設けてくれた。
ホテルの最上階のレストランの個室で、和やかに会食は進んだ。
ロレンツォは終始明るく冗談を言い、場を盛り上げ、吉野は知的な話術でもってそれに応えた。この日は目立ちたがりのフィリップもあくまで控えめに座っている。初めは自身をその場のおまけのように感じていたアレンも、彼らの巧みなリードでじきに緊張をほぐして会話に参加し、大嫌いな後輩にさえも、にこやかな笑顔を向けるに至った。ただ一人飛鳥だけが、曖昧な笑みを湛えながら言葉少なに相槌を打つばかりだ。
食事を終え、飛鳥と二人で話したいという吉野のために、ラウンジに移動する。夜景を見おろす広い個室で、間隔を取って置かれたソファーに腰をおろす。アフター・ディナー・ドリンクを境に、吉野は飛鳥に顔を寄せ、声を低めて日本語で話し始めた。
「飛鳥、日本に帰ろう」
吉野は真摯に飛鳥を見つめている。
「大学なんか、本当はどうだっていいんだろう? 日本に帰ろう」
飛鳥は哀しそうに瞼を伏せ、小さく首を振る。
「無理だよ、吉野」
「もう俺のために我慢しなくたっていいんだ」
静かな、けれどどこか切羽詰まった吉野の声に、飛鳥は先程よりも大きく首を横に振った。
「もう、いいんだ。無理して嫌な仕事を受けなくたって。俺のために、誰かの庇護を求めなくたっていいんだ。俺、自分の身くらい自分で守れるよ。全部捨てて、一緒に逃げよう。飛鳥は今まで通り、自分の好きな事をすればいいんだから」
「駄目だよ――。判っているだろ? 僕に『杜月』は捨てられない」
飛鳥は弱々しい笑みを吉野に向け、直ぐに顔を逸らした。
「じゃ、飛鳥はどうしたいんだ? ヘンリーのところへ戻りたくはないんだろ? それなら、」
「駄目だよ、吉野! 彼に手を出すな!」
自分を見つめる真剣な、けれど冷めきった瞳を見返して、飛鳥は縋りつくように吉野のスーツの襟を掴む。
「判らない? 僕が怖いのはお前だよ。――お前はいつか、僕のために世界を壊す。吉野、僕は、お前のことが信じられないんだ」
苦しげに、囁くように飛鳥は告げた。
「もう、僕も、『杜月』も、守ろうとしないで――」
「なら逃げるなよ、飛鳥」
吉野のあくまでも冷たい口調に、それまでの迷いを吹っ切ったように、飛鳥は弟を睨みつける。
「お前、僕に隠れて何をやっていた? ――あれほど約束したのに!」
「飛鳥が逃げるからだよ」
気まずい様子で顔を逸らす弟の襟許を、飛鳥は再度強く掴んで前を向かせる。
「約束したのに!」
「じゃあ、あいつのところへ戻れよ。飛鳥があいつの下から離れるのなら、俺は自力で飛鳥を守らなきゃいけない。判ってないんだよ、飛鳥は」
あくまで静かに呟く吉野から、今度は飛鳥の方が目を逸らす。吉野の襟許を握りしめていた拳が緩み、ぽとりと膝に落ちていた。
「お前を利用した彼のことが許せないんだ――」
「違うよ、飛鳥。仕掛けたのは俺だ」
「彼だよ」
「やめよう、どっちだって同じだよ。俺、あいつになら利用されたってかまわないって思っているもの。あいつなら、飛鳥のことちゃんと守ってくれるから」
黙りこみ、唇を噛む飛鳥の頬に、吉野はそっと手を添えて畳みかけた。
「あいつなら、俺から、飛鳥のことを――、守ってくれるだろ?」
久しぶりに姿を現しての、顔を合わせた第一声がこれだった。教室から一歩出たアレンに声をかけてきた、廊下の窓にもたれた吉野は無表情で冷たく見えた。彼の姿に気づくなり、アレンの周りにいた取り巻き連中はそそくさと去っていく。気を利かせたつもりなのか、吉野はどこにいても、誰にとっても特別だ。
アレンはふくれっ面をし、そんな自分の顔を見られないように下を向いた。
「どうして僕に訊くの?」
俯いたまま訊ねる。
「お前なら知っていると思ったから」
吉野の声がイラついている。
「兄に訊けば――」
「ヘンリーには言うな」
険のある声音に、アレンの肩がびくりと震えた。
すごく怒っているのだ……、とアレンはそっと気づかわしげに上目遣いに吉野を見あげる。それなのに目前の彼は、片手で口を覆って必死に笑いを噛み殺している。
呆気に取られて見つめていると、「ごめんな、心配かけて」と吉野はくしゃっと笑って、アレンの頭をポンポンと叩いた。
「ルベリーニに会ったんだろ?」
今度は優しく訊ねられ、アレンは唇を尖らせてそっぽを向いた。
「僕はこの十日間、きみが何をしていたのかちっとも知らないのに、きみは僕のことは何でもお見通しなんだね! きっと、僕の昼食の中身まで知っているんだ!」
「知ってるよ。前菜には手をつけず、スープは一口だけ、サラダを半分だけ食べてメインの肉はスルー。デザートのプディングは残さず食べたな」
吉野には敵わない――。
アレンは強張っていた肩の力が抜けて吐息が漏れ、笑ってしまっていた。この何日かの不安や苛立ちが一気に溶けだしていた。
「ルベリーニ卿にお会いしたいの? ごめん。連絡先は本当に知らないんだ」
アレンは申し訳なさそうに告げ、一瞬迷って、「――それこそ、ド・パルデュに訊けば?」と不愉快そうにつけ加えた。
「あー、あいつ、怒らせちまったからさ」
吉野は苦笑して片側に連なる窓から空を仰ぐ。
「俺、駄目だな、気が短くってさ。面倒くさいって思ったら、もうどうやったって嫌なんだよ。必要だからってあんな糞ガキの機嫌取ってなんかいられるか、ってさ」
そう言って吉野は鼻の頭に皺を寄せて首をすくめる。アレンは呆れて吉野を見つめ、次いでクスクスと笑いだした。そして、額にそのしなやかな指先を当てて小さく吐息を漏らす。
「それで僕はどうしたらいいの?」
「ルベリーニの家にいる飛鳥、引っ張り出してくれる?」
思惑通りの展開に吉野はにっこりと微笑んだ。けれどそれは、アレンが今までみたことがないほど冷めきった眼差しと、優しい声音で告げられた願いだった。
先日のお礼に、一緒に会食したい。
そうアレンの方から声をかけられ、フィリップは舞いあがった。アレンが吉野を同伴することと、叔父のフラットにいる杜月飛鳥を伴って欲しいと懇願されたことには不満は残るが、これまでの状況から考えると無下に断れる立場ではない。渋々承諾するフリだけは演じながら、イースター休暇に入ったばかりの初日、意気揚々と叔父との席を設けてくれた。
ホテルの最上階のレストランの個室で、和やかに会食は進んだ。
ロレンツォは終始明るく冗談を言い、場を盛り上げ、吉野は知的な話術でもってそれに応えた。この日は目立ちたがりのフィリップもあくまで控えめに座っている。初めは自身をその場のおまけのように感じていたアレンも、彼らの巧みなリードでじきに緊張をほぐして会話に参加し、大嫌いな後輩にさえも、にこやかな笑顔を向けるに至った。ただ一人飛鳥だけが、曖昧な笑みを湛えながら言葉少なに相槌を打つばかりだ。
食事を終え、飛鳥と二人で話したいという吉野のために、ラウンジに移動する。夜景を見おろす広い個室で、間隔を取って置かれたソファーに腰をおろす。アフター・ディナー・ドリンクを境に、吉野は飛鳥に顔を寄せ、声を低めて日本語で話し始めた。
「飛鳥、日本に帰ろう」
吉野は真摯に飛鳥を見つめている。
「大学なんか、本当はどうだっていいんだろう? 日本に帰ろう」
飛鳥は哀しそうに瞼を伏せ、小さく首を振る。
「無理だよ、吉野」
「もう俺のために我慢しなくたっていいんだ」
静かな、けれどどこか切羽詰まった吉野の声に、飛鳥は先程よりも大きく首を横に振った。
「もう、いいんだ。無理して嫌な仕事を受けなくたって。俺のために、誰かの庇護を求めなくたっていいんだ。俺、自分の身くらい自分で守れるよ。全部捨てて、一緒に逃げよう。飛鳥は今まで通り、自分の好きな事をすればいいんだから」
「駄目だよ――。判っているだろ? 僕に『杜月』は捨てられない」
飛鳥は弱々しい笑みを吉野に向け、直ぐに顔を逸らした。
「じゃ、飛鳥はどうしたいんだ? ヘンリーのところへ戻りたくはないんだろ? それなら、」
「駄目だよ、吉野! 彼に手を出すな!」
自分を見つめる真剣な、けれど冷めきった瞳を見返して、飛鳥は縋りつくように吉野のスーツの襟を掴む。
「判らない? 僕が怖いのはお前だよ。――お前はいつか、僕のために世界を壊す。吉野、僕は、お前のことが信じられないんだ」
苦しげに、囁くように飛鳥は告げた。
「もう、僕も、『杜月』も、守ろうとしないで――」
「なら逃げるなよ、飛鳥」
吉野のあくまでも冷たい口調に、それまでの迷いを吹っ切ったように、飛鳥は弟を睨みつける。
「お前、僕に隠れて何をやっていた? ――あれほど約束したのに!」
「飛鳥が逃げるからだよ」
気まずい様子で顔を逸らす弟の襟許を、飛鳥は再度強く掴んで前を向かせる。
「約束したのに!」
「じゃあ、あいつのところへ戻れよ。飛鳥があいつの下から離れるのなら、俺は自力で飛鳥を守らなきゃいけない。判ってないんだよ、飛鳥は」
あくまで静かに呟く吉野から、今度は飛鳥の方が目を逸らす。吉野の襟許を握りしめていた拳が緩み、ぽとりと膝に落ちていた。
「お前を利用した彼のことが許せないんだ――」
「違うよ、飛鳥。仕掛けたのは俺だ」
「彼だよ」
「やめよう、どっちだって同じだよ。俺、あいつになら利用されたってかまわないって思っているもの。あいつなら、飛鳥のことちゃんと守ってくれるから」
黙りこみ、唇を噛む飛鳥の頬に、吉野はそっと手を添えて畳みかけた。
「あいつなら、俺から、飛鳥のことを――、守ってくれるだろ?」
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