218 / 758
四章
6
しおりを挟む
「よく眠っているよ」
「薬なしで?」
自分の代わりに見張り番をしてくれていたデヴィッドが頷くと、吉野はほっとしたように目を細め、そっと、ベッドで丸くなって眠っている飛鳥を確かめてから、顎をしゃくって部屋を出るようにと促した。
「足元、気をつけて」
所狭しと置かれた機材の配線を踏まないようによけながら、部屋を出て静かにドアを閉めた。
「なぁ、聞きたいことがあるんだ」
真っ直ぐに見つめる吉野にデヴィッドは目を丸くして、「あれ! ちょっと、ヨシノ、また背が伸びてる? 僕と目線が変わらないじゃない!」と、その頭を手で押さえつける。
「おい、押さえたって縮まないよ」
吉野は、うっとおしそうに頭を振ってその手を振り払い、「俺の部屋で話す?」と、さっさと自分の部屋に向かう。
「下じゃ駄目なの~? 紅茶が飲みたいよ~」
「コーヒーなら淹れてやるよ」
吉野は、ドアを開け放って振り返る。
「OK」
デヴィッドは苦笑気味に頷いた。
「なぁ、どうしてヘンリーとフェイラー家は仲が悪いの?」
ある程度覚悟はしていたとはいえ、あまりにも直球なその問いに、デヴィッドは普段のひょうひょうとした、つかみどころのない表情を引きしめ、眉をしかめた。
「へぇ……。ヨシノもそんなゴシップに興味があるんだ?」
「噂じゃなくて、本当のこと教えて」
電気ケトルで湯を沸かし、コーヒーの用意をしながら吉野はデヴィッドに背を向けたまま、淡々とした口調で言った。
「無理、僕の口からは言えない」
「ヘンリーに忠実なんだ?」
「大切な友人のプライバシーをペラペラ喋るなんて、紳士のすることじゃないって、学校で習わなかったの~?」
またいつものふざけた顔に戻ってにやにや笑うデヴィッドに、吉野は丁寧にコーヒーのドリップを続けながら、静かな声で応える。
「そう。それならそれでもいいよ」
マグカップを手にティーテーブルに歩み寄ると、一方を置き、もう一方を口に運んだ。
「考慮しなきゃならないような、特殊な要素がないか気になっただけだから。それを知ることができないなら、それでもいいんだ。でも、後から文句つけるなよ。俺は、訊ねたし、お前は、答えなかったんだからな」
椅子には腰かけず、壁にもたれかかったままの吉野を見上げる。彼の意味するところを掴めないまま、デヴィッドは声音を改めて訊き返す。
「きみ、何をするつもりなの?」
「アレンを買い戻す」
絶句し、次いで腹を抱えて笑いだしたデヴィッドに、「おい、何が可笑しいんだよ」吉野は唇を尖らせてふくれっ面を向けた。
「俺、環境学取っているんだぞ」
「うん、うん、それでぇ?」
デヴィッドはクスクス笑い、コーヒーに砂糖を何倍も入れながら先を促す。
「シェールガスバブルはもう終わったんだよ。フェイラー社は、次の四半期決算には、シェールガス開発で二百億ドル以上の損失を出すよ」
コーヒーをかき廻すデヴィッドの手が止まった。
「それに合わせて、サウードに原油先物に空売りを仕掛けてもらう」
「産油国の王子さまが、原油価格下落に手を貸してくれるわけないじゃん――」
自分で言いながらも自信がないのか、デヴィッドはクルクルとコーヒーを混ぜ続けながら、眉を寄せて吉野を凝視している。
「シェールガスの採算ラインは、八十ドル/バーレルなんだ。それを切ればコスト割れでシェール市場は崩壊する。産油国だって、シェア争いに必死だよ。見てろよ、じきに産油国が足並み揃えてシェール潰しに回るから」
「それで?」
「フェイラー社は原油価格に株価が連動するから、下落したら買い占めて、堂々と大株主としてアレンに逢いにいって、交渉するんだ」
「きみが大株主になるの? フェイラー社の時価総額幾らか判って言っている? どこにそんなお金があるんだよ? お友達の王子さまに出してもらうの~?」
デヴィッドは、また、気が抜けたようにクスクスと笑いだした。
「金ならあるよ。ヘンリーがアーカシャ―HDの資金を投資ファンドの運営で回しているじゃないか」
吉野は飲み終わったマグカップを、カツン、とティーテーブルに置いてデヴィッドの正面に腰かけた。
「俺、サラのパソコンをハッキングしたんだ」
デヴィッドは、笑みを引っ込め吉野を睨めつけた。
「きみさぁ、僕を脅しているの?」
「お前じゃないよ、ヘンリーを、だよ」
吉野は、デヴィッドを見おろすように睨み返すと皮肉気に唇を歪める。
「あいつに言っておけ。いつまでも甘えてないで、さっさとお前の弟を迎えに行けって。フェイラー社が損失を発表するまで、しばらく猶予をやる。それまでに動け。その間、お前らの資金は凍結させるからな」
「資金凍結って――。そんなことをしたら、アスカちゃんや、『杜月』だって迷惑をこうむるんだよ! 解ってんの!」
「お前らがあいつを守ってやらないからだろ! 飛鳥は解ってくれる。だって飛鳥が言ったんだからな。守ってやれって! 守るっていうのは、何かを犠牲にすることだって! お前らは、ずっとあいつを利用して、あいつだけを犠牲にしてきたじゃないか!」
声を荒立てたデヴィッドに、吉野もまた同じように食いさがった。
「アスカちゃんに、言うよ」
「いいよ」
デヴィッドは、はぁーと深く溜息をついた。
「こんなの、やめようよ、ヨシノ――。そんな馬鹿馬鹿しいやり方をしなくても、アレンは戻ってくるよ……。ちゃんとヘンリーには話すからさ。きっと喜ぶよ」
緊張を保ったまま眉をよせる吉野に、デヴィッドはなんともいいようのない優しい笑みを向けて続けた。
「前にヘンリーに聞いたんだよ。『僕の弟という理由ではなく、お前自身を認めて愛してくれる友人ができたなら、お前を弟として認めてやる』て、あの子と約束したって。ヘンリーは、必ず、兄としての義務を果たすよ、賭けてもいい」
デヴィッドは、やっとマグカップを手に取り、気持ちを落ち着けようと口に運ぶ。
「あ~あ、冷めちゃったよ~、ヨシノ、淹れなおして」
「淹れてやるから、それ全部飲めよ」
「え~! 冷めたコーヒーて美味しくないよ~」
「カップがもうない」
「じゃ、これ捨ててくる」
立ちあがり、ドアに向かうデヴィッドの背中を追い駆けるように、吉野は声をかけた。
「待つのは、さっき言った期日までだぞ」
「OK、ヨシノ、それでかまわないよ」
デヴィッドは振り返り、いつも通りの優美な笑みを湛えて応えた。
「薬なしで?」
自分の代わりに見張り番をしてくれていたデヴィッドが頷くと、吉野はほっとしたように目を細め、そっと、ベッドで丸くなって眠っている飛鳥を確かめてから、顎をしゃくって部屋を出るようにと促した。
「足元、気をつけて」
所狭しと置かれた機材の配線を踏まないようによけながら、部屋を出て静かにドアを閉めた。
「なぁ、聞きたいことがあるんだ」
真っ直ぐに見つめる吉野にデヴィッドは目を丸くして、「あれ! ちょっと、ヨシノ、また背が伸びてる? 僕と目線が変わらないじゃない!」と、その頭を手で押さえつける。
「おい、押さえたって縮まないよ」
吉野は、うっとおしそうに頭を振ってその手を振り払い、「俺の部屋で話す?」と、さっさと自分の部屋に向かう。
「下じゃ駄目なの~? 紅茶が飲みたいよ~」
「コーヒーなら淹れてやるよ」
吉野は、ドアを開け放って振り返る。
「OK」
デヴィッドは苦笑気味に頷いた。
「なぁ、どうしてヘンリーとフェイラー家は仲が悪いの?」
ある程度覚悟はしていたとはいえ、あまりにも直球なその問いに、デヴィッドは普段のひょうひょうとした、つかみどころのない表情を引きしめ、眉をしかめた。
「へぇ……。ヨシノもそんなゴシップに興味があるんだ?」
「噂じゃなくて、本当のこと教えて」
電気ケトルで湯を沸かし、コーヒーの用意をしながら吉野はデヴィッドに背を向けたまま、淡々とした口調で言った。
「無理、僕の口からは言えない」
「ヘンリーに忠実なんだ?」
「大切な友人のプライバシーをペラペラ喋るなんて、紳士のすることじゃないって、学校で習わなかったの~?」
またいつものふざけた顔に戻ってにやにや笑うデヴィッドに、吉野は丁寧にコーヒーのドリップを続けながら、静かな声で応える。
「そう。それならそれでもいいよ」
マグカップを手にティーテーブルに歩み寄ると、一方を置き、もう一方を口に運んだ。
「考慮しなきゃならないような、特殊な要素がないか気になっただけだから。それを知ることができないなら、それでもいいんだ。でも、後から文句つけるなよ。俺は、訊ねたし、お前は、答えなかったんだからな」
椅子には腰かけず、壁にもたれかかったままの吉野を見上げる。彼の意味するところを掴めないまま、デヴィッドは声音を改めて訊き返す。
「きみ、何をするつもりなの?」
「アレンを買い戻す」
絶句し、次いで腹を抱えて笑いだしたデヴィッドに、「おい、何が可笑しいんだよ」吉野は唇を尖らせてふくれっ面を向けた。
「俺、環境学取っているんだぞ」
「うん、うん、それでぇ?」
デヴィッドはクスクス笑い、コーヒーに砂糖を何倍も入れながら先を促す。
「シェールガスバブルはもう終わったんだよ。フェイラー社は、次の四半期決算には、シェールガス開発で二百億ドル以上の損失を出すよ」
コーヒーをかき廻すデヴィッドの手が止まった。
「それに合わせて、サウードに原油先物に空売りを仕掛けてもらう」
「産油国の王子さまが、原油価格下落に手を貸してくれるわけないじゃん――」
自分で言いながらも自信がないのか、デヴィッドはクルクルとコーヒーを混ぜ続けながら、眉を寄せて吉野を凝視している。
「シェールガスの採算ラインは、八十ドル/バーレルなんだ。それを切ればコスト割れでシェール市場は崩壊する。産油国だって、シェア争いに必死だよ。見てろよ、じきに産油国が足並み揃えてシェール潰しに回るから」
「それで?」
「フェイラー社は原油価格に株価が連動するから、下落したら買い占めて、堂々と大株主としてアレンに逢いにいって、交渉するんだ」
「きみが大株主になるの? フェイラー社の時価総額幾らか判って言っている? どこにそんなお金があるんだよ? お友達の王子さまに出してもらうの~?」
デヴィッドは、また、気が抜けたようにクスクスと笑いだした。
「金ならあるよ。ヘンリーがアーカシャ―HDの資金を投資ファンドの運営で回しているじゃないか」
吉野は飲み終わったマグカップを、カツン、とティーテーブルに置いてデヴィッドの正面に腰かけた。
「俺、サラのパソコンをハッキングしたんだ」
デヴィッドは、笑みを引っ込め吉野を睨めつけた。
「きみさぁ、僕を脅しているの?」
「お前じゃないよ、ヘンリーを、だよ」
吉野は、デヴィッドを見おろすように睨み返すと皮肉気に唇を歪める。
「あいつに言っておけ。いつまでも甘えてないで、さっさとお前の弟を迎えに行けって。フェイラー社が損失を発表するまで、しばらく猶予をやる。それまでに動け。その間、お前らの資金は凍結させるからな」
「資金凍結って――。そんなことをしたら、アスカちゃんや、『杜月』だって迷惑をこうむるんだよ! 解ってんの!」
「お前らがあいつを守ってやらないからだろ! 飛鳥は解ってくれる。だって飛鳥が言ったんだからな。守ってやれって! 守るっていうのは、何かを犠牲にすることだって! お前らは、ずっとあいつを利用して、あいつだけを犠牲にしてきたじゃないか!」
声を荒立てたデヴィッドに、吉野もまた同じように食いさがった。
「アスカちゃんに、言うよ」
「いいよ」
デヴィッドは、はぁーと深く溜息をついた。
「こんなの、やめようよ、ヨシノ――。そんな馬鹿馬鹿しいやり方をしなくても、アレンは戻ってくるよ……。ちゃんとヘンリーには話すからさ。きっと喜ぶよ」
緊張を保ったまま眉をよせる吉野に、デヴィッドはなんともいいようのない優しい笑みを向けて続けた。
「前にヘンリーに聞いたんだよ。『僕の弟という理由ではなく、お前自身を認めて愛してくれる友人ができたなら、お前を弟として認めてやる』て、あの子と約束したって。ヘンリーは、必ず、兄としての義務を果たすよ、賭けてもいい」
デヴィッドは、やっとマグカップを手に取り、気持ちを落ち着けようと口に運ぶ。
「あ~あ、冷めちゃったよ~、ヨシノ、淹れなおして」
「淹れてやるから、それ全部飲めよ」
「え~! 冷めたコーヒーて美味しくないよ~」
「カップがもうない」
「じゃ、これ捨ててくる」
立ちあがり、ドアに向かうデヴィッドの背中を追い駆けるように、吉野は声をかけた。
「待つのは、さっき言った期日までだぞ」
「OK、ヨシノ、それでかまわないよ」
デヴィッドは振り返り、いつも通りの優美な笑みを湛えて応えた。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夏の嵐
萩尾雅縁
キャラ文芸
垣間見た大人の世界は、かくも美しく、残酷だった。
全寮制寄宿学校から夏季休暇でマナーハウスに戻った「僕」は、祖母の開いた夜会で美しい年上の女性に出会う。英国の美しい田園風景の中、「僕」とその兄、異国の彼女との間に繰り広げられる少年のひと夏の恋の物話。 「胡桃の中の蜃気楼」番外編。

伊藤とサトウ
海野 次朗
歴史・時代
幕末に来日したイギリス人外交官アーネスト・サトウと、後に初代総理大臣となる伊藤博文こと伊藤俊輔の活動を描いた物語です。終盤には坂本龍馬も登場します。概ね史実をもとに描いておりますが、小説ですからもちろんフィクションも含まれます。モットーは「目指せ、司馬遼太郎」です(笑)。
基本参考文献は萩原延壽先生の『遠い崖』(朝日新聞社)です。
もちろんサトウが書いた『A Diplomat in Japan』を坂田精一氏が日本語訳した『一外交官の見た明治維新』(岩波書店)も参考にしてますが、こちらは戦前に翻訳された『維新日本外交秘録』も同時に参考にしてます。さらに『図説アーネスト・サトウ』(有隣堂、横浜開港資料館編)も参考にしています。
他にもいくつかの史料をもとにしておりますが、明記するのは難しいので必要に応じて明記するようにします。そのまま引用する場合はもちろん本文の中に出典を書いておきます。最終回の巻末にまとめて百冊ほど参考資料を載せておきました。
(※この作品は「NOVEL DAYS」「小説家になろう」「カクヨム」にも転載してます)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる