胡桃の中の蜃気楼
義務と規律に縛られ生きて来た英国貴族嫡男ヘンリーと、日本人留学生・飛鳥。全寮制パブリックスクールで出会ったこの類まれなる才能を持つ二人の出逢いが、徐々に世界を揺り動かしていく。青年企業家としての道を歩み始めるヘンリーの熾烈な戦いが今、始まる。
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首を長くして待っております
過去に遡って改稿されているとのことでしたが
修正は終わったのでしょうか?
改稿の差異など
大まかでも良いのでわかると嬉しいです
この長編をお読み下さり、ご感想下さりありがとうございます。
しばらく更新が止まってしまっているのに、続きを待って下さっているとのこと、とても嬉しく、励まされました。なんとしてでも書かねばと心を奮い立たせることができました。本当にありがとうございます。
改稿部分ですが、本作中では、荒い文体の修正を頻繁にしています。ですが、語調を整えるくらいで内容の変更はありません。初稿と大きく違うのは、「想い2」のアレン一人称→三人称への改稿くらいかな、と。
処女作ということもあり、読み返す度にアラが目につき修正を繰り返してしまいます。なかなか終えるのは難しそうです。
また、こちらのアルファポリス版ではなろう版の序章と一章がカットされています。その部分を幼少期番外編として公開するために改稿中です。内容は変えないつもりではいますが、新しく書き直す気持ちで取り組んでいるため文章表現はかなり違っています。
続きが先になるか、改稿した番外編が先になるかは判りませんが、今一度「胡桃」に立ち戻り、集中して更新していけるように頑張ります。
初期の、特許を取った飛鳥のガラスから進化し続けたTSがスゴイ! 液体硝子(ターミ✖ーターになるのかと不安だった←※あれは液体金属だよ)の使い道も――。新商品の発表があるたびにワクワクするのは、小説の中のTSファンだけではないはず。
どこまで技術が進んで、新しい発想が世界を魅了するのだろうと思わずにいられない。
加えてここまでの話には地雷原があちこちにあって――。飛鳥とサラのことにしても、ヘンリーに認められたと涙するアレンのことにしても……。どうにか地雷を踏まずに静かにラストまで行って欲しいと思ったり、何処で誰が踏んでしまうのか落ち着かなかったり……(自分が作者ならこの先は修羅場に違いない、と思ったり)。
そう思って読んでいると――。
ケネス……そう来たか。と、サラの気持ちも気になる!
あの吉野でも女心は見通せないとか――。ヘンリーが蟠りを持っている時点ですでに破綻しているというか。※基本、サラの気持ちが一番だと思う(サラのファンより)笑。
そういえば、先日、『ロンドンで日本のかつ丼が流行っている』というTV見た時は、これは間違いなく吉野が仕掛けたことだ、と思ったのは真面目な話(爆)!
年末年始、ゆっくりと読ませていただきました(日曜にちまちま読まず、年末年始に一括して読めばよかった)←ちまちまだと伝えたかったことを覚えておけない(涙)。
最後に――。
これまでのジェットコースターのような展開の中には笑えるツボも色々あって――。
>>出されたものに文句はつけない
>>手も付けないけどね
吉野弄りに笑った!
以下、お役に立てれば……。
654p 9章2 人口知能
656p 9章4 「……それともアレンなかなあ?」
671p 9章3 ふわりを離れて行く潔さ
674p 9章6 マリオット
736p 9章9 元宗主ロレンツォに与した(の変換ミス?)
この長編のために、貴重な週末そして年末年始のお休みを使って頂いて、本当にありがとうございます。これから続きまだ~?状態になる可能性大なのですが、今年こそは執筆時間を取れるように時間管理を頑張ります!
TS――、「胡桃」は実は空想科学経済小説…、なのでこれに着目していただけてほっとしています。ホログラム自体は珍しくもない素材ですが、TSはこれからもまだまだ進化する予定ですよ!(まだ終わらんのかい、とつっこみがきそうですが…。でもターミ✖ーターにはならないかな(笑)
これまでヘンリーとサラ、自我を共有していたような二人でしたが、予想外にサラが弾けてしまいました。はやくイギリスに戻りたいのですが、吉野たちの後始末があともう少しです。
ロンドンのかつ丼! 吉野ジョブチェンジしてくれないかな…(笑)。
そして、毎回のお約束のような誤字脱字お助け、ありがとうございます!
更新がなかなか進まないなか、とうとう9章まで! ありがとうございます。
>読み進めながら思い描くのは彼らの学生時代の姿と、サラに至ってはまだ本当に幼い子供の姿。
実は作者もそうなんです。年を取らない(ように見える)東洋人はともかく、イギリス人、老けるの早いはず…とよぎりはするのですがイメージは変わらないままで。サラに至っては精神年齢はきっと年取ってないわ~、などと頭のなかで言い訳が自動再生されるほどで。
恋愛初心者カップルでは、本人たちよりも見ている周りがやきもきするのかもしれませんね。飛鳥の周りも小姑たちがひそひそやってます(笑)。きっと吉野にとっても、この二人のことよりも、砂漠緑化の方がヴィジョンを立てやすかったはず!
そして平常心のサラ。私もいろいろ彼女の胸の内を聴いてみたい。
そのためにも、吉野のケリを早くつけなければ!
忙しさにかまけて、悶々と筆を止めてしまっていたところでした。こうしてタイムリーに喝を入れていただけて、本当にありがとうございます!
竹比古さんが最新話に来られるころには、すっきりとサラのターンに移れるように頑張ります!
そして、尽きることのない(涙)誤字脱字へのご助力、ありがとうございます!
この物語の中には色々な兄弟の形が存在している。
苛立ちを覚えるほどに二人だけの世界を持っている兄弟や、もどかしくなるほどに少しずつしか距離の縮まらない兄弟、今はもう語り合うことが出来ない兄弟、長男と次男だなぁと思える微笑ましい兄弟、両手に余る数で蹴落とし合う兄弟、賢愚な兄弟……それぞれに過去があって、今があって、未来に向かっているその姿が、国や、生まれや、立場によって描かれている。
そんなそれぞれの兄弟の姿を改めて追うのも、読み返しの楽しみの一つ(笑)。
そうこう言っている内にヨシノがスキップでケンブリッジに行ってしまい、アレンたちと同様に大きな喪失感に襲われたのも束の間、砂漠でのクーデター。
この辺りで興味を引かれたのは、スイスへ留学する砂漠の国のお姫様(そこかっ!)笑。可愛く、我儘な女の子の姿は子供らしさもあって、もっともっと吉野を困らせて欲しかったと思ったほど。
もちろん、そんな余裕のある場面ではありませんでしたが。
サラにも、サハル姫にも――いえ、これ以上は言わないでおきます。読み手が思っていることなど大きなお世話(笑)。
今後の登場も楽しみにしています!
ようやく終結のメドの見えてきた砂漠編まで、この長い物語を読み返してくださり本当にありがとうございます。自分が続きを知りたいがために書きなぐっていた初期からは、かなり話の流れも変わってしまいました。そしてまさか、ここまで登場人物が増えるなんて……、作者の考えのなさの賜物です。
サハル姫――(笑)、そしてサラ。
皆、男の子の園は卒業したことだし、この世の残り半分、女性陣にも活躍してもらわねば。
サハル姫の物語が浮上してくるのはまだまだ時間がかかりそうですが(彼女がもう少し大人になるまで)、ようやくサラの物語が始まりそうです。何はともあれ、まずは砂漠編をかたづけなければ。どうかそれまで、根気よくお付き合いいただけますように――。
一気に読み進めることが出来る満足感に浸りながら、二度目はより深く物語に入り込んでいるように思います(自己感覚)笑。
一度目よりも二度目の方が飛鳥に対する苦手意識(? ちょっと違うかな。でも適当な言葉が浮かばない)が増しているのは、より飛鳥のことを理解したからのような気もするし、理解したから理解できない部分があることが解ったからのような気もするし――。相変わらず興味深い対象であることに変わりありません。
そして、またここでも言ってしまいますが、飛鳥に比べてヘンリーが人間らしくて惹かれてしまう。不安定極まりない飛鳥に比べて、彼は三次元の中で生きて呼吸をしている。
ともすれば別の次元を見つめて生きているかのような杜月兄弟は、やはり人間離れしているのだな、としみじみ……。
「このアレン、背中から翼が消えたね」
「愛を知って人間になったんだ」
あの赤ん坊のようだったアレンでさえ、現実世界を吸収して成長しているのですから!
彼らのような特別な存在を描ける萩尾さんは本当に凄い、と思います。
あれ、感想になってるのかな(笑)?
自分では描くことの出来ない特別な世界へ連れて行ってくださる萩尾さんに、感謝!
この長い物語を読み続けて下さり、こうして感想を頂くことで、頻繁にしゅんとしなってしまう気力に喝を入れて頂けている気がします。
飛鳥は「胡桃」の中でも一番地味で判りづらいキャラかな、と作者自身思っているのですが、
>ともすれば別の次元を見つめて生きているかのような
とは、言い得て妙! さすが! と嬉しくなってしまいました。
自分のなかでは、真に創造的な人間って、何もない空間から何かを掴み引っ張りだしてくる、そんなイメージなのです。
竹比古さんの感じて下さっている飛鳥への苦手意識?は、ヘンリーが飛鳥に感じているような、深く知っていくほどに解らなくなる落ち着かなさ、と同じような感じかな、と想像しているのですがどうでしょうか? 飛鳥を、理解や共感からではなく、不可解さや納得のいかなさを抱え、巻きこまれるような不快を感じながらもつい目がいってしまう対象として、置いてもらえていればいいな、と思います。
>自分では描くことの出来ない特別な世界へ
それは、竹比古さんも同じじゃないですか! いつも刺激を頂いています。
そして作品からだけでなく、こうして感想を頂く度に、別の角度から自作を振り返るきっかけをもらい、肥やしにさせていただいています。
本当にありがとうございます。夏バテも吹き飛びました。頑張って書かねば!
ゆっくりと読み返す中、「あれ、何だかヘンリーが可愛い」と思うことが多いような――。勢いに任せて読んでいた最初は、いついかなる時もビシッと決め、厳しい言葉でも臆さず吐き、周囲から特別な目で見られていたヘンリーを、孤高の存在のように憧れるばかりだったのに(いえ、それは今も変わりませんが)、飛鳥の言葉や態度に凹んだり、悔んだり……そんな場面に目が行きます。「あ、また飛鳥を気遣ってる」「また面倒をみている」「優しいなぁ……」と、見ていたつもりで気に留めていなかったクラスメイトのあれこれを改めて知ったようで、少年時代の彼らを愛おしく見守っています。
――え? 飛鳥ですか?
気難しい馬の気持ちよりも解らない、とヘンリーに言わせるほど無意識に周りを振り回してしまう影響力を持っているのに、それに無頓着。ヘンリーの心中を察します……(遠い目)。
そして、何度読んでも英国の生活や寄宿生活のあれこれが、日本人には物珍しくて興味がわきます。食べ物も、考え方も。
やっぱり、素敵な世界だなぁ、胡桃の中って……!
作者ですら最初から読み返すと思うと気の遠くなる話数をもう一度読んで下さるなんて…! 感無量です。ありがとうございます!
しかしヘンリーの学生時代の章…、「いや、若いなあ、」と作者も気恥ずかしくなってしまうのですよ。(だからあまり読み返せない! 恥ずかしすぎて!)
ヘンリーを、作者が思っているよりもずっと好意的に受け取っていただけているのが結構な驚きで、そしてやっぱり嬉しいです。
このころの、まず一番にサラにとっての理想でありたかったヘンリーは、自分の内面や感情に目を向けることをおざなりにしていたので、飛鳥に振り回されて、自己コントロールが追い付かない自分を知ることが新鮮だったのかなぁ、と。しかし見かけによらず、彼って忍耐の人だなぁと思っています。
彼らも、お話の流れのなかでどんどん大人になっていきますが、初心を忘れず納得の結末に行き着けるよう、頑張ります。
読み終えられた時にも、素敵な世界だった、と言っていただけるように。
作者様のお返事嬉しく続きをお待ちしてます。
行く事ができない、イギリスの雰囲気を英国作家の翻訳本を読んだ時のように感じながら楽しんでいます。
紅茶の淹れ方も貴作品からヒントを得て美味しく淹れる様になりました。
3周目からは作中演奏される曲名をメモしてYouTubeで聴いています。
行く事ができない…、現実問題として、こんなにも長い渡航制限になるとは思いもよりませんでした。
つたない文章ですが、せめてイギリスの空気や生活、そしてかの地らしい物語をお伝えすることができるといいなと思います。
紅茶や音楽等、読むだけでなく味覚や聴覚を通して作品を味わって下さっているご様子を教えていただけて、本当に嬉しいです。こうして楽しんで下さっている方がいるのですから、頑張らねば、と自分自身にはっぱをかけています。
更新を待ち4周目です。
楽しみにしてます。
申し訳ありません!
こんなにも更新が滞っているにもかかわらず、待っていてくださっていたなんて。
そのうえこの長い話を4周目…。
なかなかペースを取り戻せず滞っていましたが、気を引き締めて近日中に再開できるように頑張ります。
読み続けていただけていることが、本当に嬉しく、書くエネルギーをいただけました。
ありがとうございます。
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