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27 視線の怪
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私が、仕事で帰りが夜遅くなり電車に乗ってる時の話だ。人が少ない車内で、ふと隣に座ってる人から視線を感じた。私はちらっと隣の人を見た。隣には、長い髪の女性が座っていて特段変わったところは無い。私は視線は気のせいだと思い、そのまま降りる駅まで座っていた。ついに、あと二駅で着く時に隣の女性が席を立った。女性は電車の扉の前へと歩いていき、そこで立ち止まった。女性は次の駅で降りるらしい。そして、また視線を感じた。女性が立ってる方からだ。しかし、女性は私を見ていない。電車が駅に停車して扉が開いた。その瞬間、降りて行く後ろ姿の女性の長い髪の毛の間から、目玉が私をずっと見ている。私は、恐怖で体を動かせなくなった。そのまま、自分が降りる駅まで私は体を動かす事が出来ず、硬直していた。電車が駅に着き、なんとか電車を降りると駆け足で私は、家へと帰っていった。私は、その日から帰りが遅くならないように努力している。
終
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感想を書いていただきありがとうございます😊 好きと言っていただける作品があって良かったです!