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魅惑の聖女様
2 すれ違い
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◇◆◇◆◇◆◇◆
「おうおう。何、しみったれた面してんだ」
仕込み中の僕の背中を、料理長がバシッと叩く。
「いてっ………料理長、包丁握ってる時に、危ないじゃないですか」
「すまんすまん。あんまり辛気臭い顔だから、食材が腐りそうでな」
すみませんねぇ。腐らせそうな顔してて。
別に、手順もスピードも問題ないから、味は変わらないよ。
「兄弟に会えなくて寂しいのは、分かる。
これも兄離れだと思って、頑張ったらどうだ?」
料理長が言う兄とは、アシルのことだろう。
それでは、まるで僕がアシルに甘えてるみたいじゃないか!
寂しいとは思ったことはないし、もやもやしているだけだ。
あの後、アシルは1週間も宿舎に戻らなかった。
そして、アシル達部隊長が呼び出された翌日、全部隊が集められ、アシルの出向が伝えられた。
部隊長不在の第二部隊は、一時的に副団長の直属になるらしい。
そんな混乱する最中、アイツは一度も顔を見せに来なかった。
1週間後にやっと戻った時も、団長への報告と、着替えや私物を取りに30分程滞在しただけだった。
当然、僕への説明はない。久しぶりに会った僕に対して、メシをちゃんと食え、と言っただけだ。
言われなくとも、三食おやつ付きで満腹だ。
アシル用の甘いものだって、僕が食べてやったんだからな。
ヘルツァーさんが全部食べていいってさ。ざまあみろ!
その後も、報告にだけ数回戻ったらしいが、食堂で働く僕が、彼に会うことはなかった。
「逆です。アシルが、弟離れの訓練中なんです」
「まあ、そうかもしれんが。
このまま、アシル隊長が近衛騎士になっちまったら、どうするんだ?」
「まさか。アイツは、次期騎士団長ですよ?」
「う~ん、それはそうなんだがな。
今回の出向は、他国の要人警護なんだろ? わざわざ騎士団から、人員を借りる必要があるとは思えん」
確かに、料理長の言う通りだ。なんなら、他国の要人の段階ですでに怪しい。
何処の国なのか、どんな地位の人なのか。これらの情報が、騎士団に一切下りてこないなんて、あり得ない。
城の滞在を許可される程の要人だったら、尚更だ。
なのに、入国の情報さえない。お忍びで帝国あたりの王族が、密談しに来た……とか?
「アシルが、近衛騎士になったら、誰が継ぐんですか。
ラジート家が断絶しますよ」
「別に代々騎士団長だから伯爵、ってわけでもないだろ」
「まあ、そうかもしれませんけど」
「その要人なぁ、女かもしれんぞ」
「何で、そんなこと分かるんですか」
「昨日、アシル隊長が来てたんだよ。食堂に」
は? 僕、知らないんですけど。
昨日は、1日食堂にいたのに。
「飯は、食って行かなかったけどな。5分くらい、厨房のお前さんをじっと見てた」
「え、こわ」
「ああ、アレはびびった。ストーカーかと思ったぜ。
そんで声かけたらよ、戻らなきゃいけねーからって行っちまった」
5分あるなら、顔見せてくれたっていいのに。
「それで、さっきの話と関係あるんですか?」
「女物の匂いがした。香水とは違う、化粧品の匂いだ」
「へ、へえ」
香水でもないのに、香りが移る程、近くにいたってこと?
もしくは、それくらい長時間、一緒にいたってことだよな。
「アシル隊長、ひょっとしてひょっとするんじゃないのか」
「ままままさか、アイツに春が」
「きたかもしんねーなぁ」
抜け駆けだ。酷い裏切りではないか。
こうなったら、他国の要人の、その友人の友人を紹介してもらおう。でないと、許さん。
「料理長、誰か紹介してください」
「女のことは、副料理長に頼め。無理だ」
副料理長か。あの人の女性遍歴、すごいからな。
話に出てくる女性の名前も、毎回変わるし。
「仮に紹介してもらったとして、どうなると思います?」
「お前さんのことだ。半日でフラれるな」
「そんなに?!」
「純粋すぎるんだ。初心な女じゃねーと、お前さんにはハードルが高すぎる」
そんなに、僕の魅力はないのか。
ここ数年で1番傷ついたかもしれない。まさか、料理長に言われるとは。
「僕が一生独身になったら、どうするつもりですか。
可哀想だと思いませんか」
「それは困る。俺が料理長やってるうちに、子供を作れ。
そして、おじいちゃまと呼ばせるんだ」
「いつから料理長は、僕の父親になったんですか」
孫を欲しがる父親のセリフに、呆れてしまう。
確か、料理長には娘さんがいたはずだ。
「似たようなもんだろ! ハッハッハ!
女でも男でもいいぞ。そうだな、女の子ならドレスをいっぱい買ってやって、男の子なら料理の技術を叩き込んでやる」
「勘弁してくださいよ。ってか、何で男だけなんですか。
女の子だって料理できた方がいいでしょう」
「はー、やれやれ。いいか、料理ができる娘ってのはな、あっという間に嫁に行っちまうんだ」
「料理長って、お子さんいらっしゃいましたよね」
「ああ。珠のように可愛い娘だ。料理が上手な子で、ありったけの技術を教えてやったんだ」
なるほど。それで、あっという間に結婚して出てったわけだな。
「ご結婚されたんですか」
「ああ。18の時に結婚して、27の時に離縁を言い渡された」
「え?」
思っていた話の流れと違うぞ。話題を変えなければ。
「旦那は、料理屋の息子だった。だが、娘の料理が上手すぎたせいで……」
「まさか」
「娘は、その店で1番技術もあり、味も良かった。
その結果、嫉妬した旦那と、店の存続を心配した義父母によって、追い出されちまったのさ」
「それは……何というか、悲劇ですね」
「そうだろう。だから子供ができたら気をつけろ」
いや、料理長の娘さんの嫁ぎ先が問題だっただけで、料理に関係ない家であれば、むしろ歓迎されると思います。
遠い未来、もしかしたら子供を授かるかもしれない。
だけどとりあえず、子供が生まれても料理長には、黙っておこう。
─────────
─────
───
アシルが近衛騎士隊に出向して、1ヶ月が過ぎようとしていた。
早朝、いつものように食堂へ向かう途中、訓練場へ向かう大勢の団員とすれ違う。
月2回の全体朝礼とはズレている。
また何かあったんだろうか。
正直、この数週間は団員の出入りが激しすぎる。
アシルだけじゃない。他の部隊長達も、ほとんど外勤務が多くなった。
理由は、謎の要人だと思うんだけど……料理長が言ってた一大イベントって、これのことなのかな。
7時を過ぎる頃には、朝食を食べに大勢の団員達で食堂はごった返した。
「ええ~っ!? 本当ですか!
すご~い!!」
何だろ。コリンさんの驚きの声が厨房まで聞こえる。
珍しい。彼女は、いつも団員達を軽くあしらっているのに。
「ちょっと、皆さん! 聞いてくださいよ!」
そうこう思っていたら、コリンさんの方から来てくれた。
テンションが上がりっぱなしの様子で、やや乱暴に下げた食器をトレーごとカウンターに置いた。
「どうした? 騒いでたみたいだが」
チーフが聞き返すと、コリンさんは頬を紅潮させて言う。
「聖女様が召喚されたんですよっ!!」
「「「は?」」」
「聖女様が現れたんです!
3日後に、国民に発表するんですって!」
「じゃあ、今朝皆んなが集まってたのって……」
「当日は、盛大なパレードを行うそうですよ!
その警備の話だったらしいです」
「「「へぇ~」」」
聖女って、物語の存在じゃなかったんだ。
まさか実在するとは。
あ。ってことは、他国の要人ってまさか聖女のこと?
それはつまり、アシルの春の相手は聖女──────!?
「おうおう。何、しみったれた面してんだ」
仕込み中の僕の背中を、料理長がバシッと叩く。
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「すまんすまん。あんまり辛気臭い顔だから、食材が腐りそうでな」
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これも兄離れだと思って、頑張ったらどうだ?」
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それでは、まるで僕がアシルに甘えてるみたいじゃないか!
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あの後、アシルは1週間も宿舎に戻らなかった。
そして、アシル達部隊長が呼び出された翌日、全部隊が集められ、アシルの出向が伝えられた。
部隊長不在の第二部隊は、一時的に副団長の直属になるらしい。
そんな混乱する最中、アイツは一度も顔を見せに来なかった。
1週間後にやっと戻った時も、団長への報告と、着替えや私物を取りに30分程滞在しただけだった。
当然、僕への説明はない。久しぶりに会った僕に対して、メシをちゃんと食え、と言っただけだ。
言われなくとも、三食おやつ付きで満腹だ。
アシル用の甘いものだって、僕が食べてやったんだからな。
ヘルツァーさんが全部食べていいってさ。ざまあみろ!
その後も、報告にだけ数回戻ったらしいが、食堂で働く僕が、彼に会うことはなかった。
「逆です。アシルが、弟離れの訓練中なんです」
「まあ、そうかもしれんが。
このまま、アシル隊長が近衛騎士になっちまったら、どうするんだ?」
「まさか。アイツは、次期騎士団長ですよ?」
「う~ん、それはそうなんだがな。
今回の出向は、他国の要人警護なんだろ? わざわざ騎士団から、人員を借りる必要があるとは思えん」
確かに、料理長の言う通りだ。なんなら、他国の要人の段階ですでに怪しい。
何処の国なのか、どんな地位の人なのか。これらの情報が、騎士団に一切下りてこないなんて、あり得ない。
城の滞在を許可される程の要人だったら、尚更だ。
なのに、入国の情報さえない。お忍びで帝国あたりの王族が、密談しに来た……とか?
「アシルが、近衛騎士になったら、誰が継ぐんですか。
ラジート家が断絶しますよ」
「別に代々騎士団長だから伯爵、ってわけでもないだろ」
「まあ、そうかもしれませんけど」
「その要人なぁ、女かもしれんぞ」
「何で、そんなこと分かるんですか」
「昨日、アシル隊長が来てたんだよ。食堂に」
は? 僕、知らないんですけど。
昨日は、1日食堂にいたのに。
「飯は、食って行かなかったけどな。5分くらい、厨房のお前さんをじっと見てた」
「え、こわ」
「ああ、アレはびびった。ストーカーかと思ったぜ。
そんで声かけたらよ、戻らなきゃいけねーからって行っちまった」
5分あるなら、顔見せてくれたっていいのに。
「それで、さっきの話と関係あるんですか?」
「女物の匂いがした。香水とは違う、化粧品の匂いだ」
「へ、へえ」
香水でもないのに、香りが移る程、近くにいたってこと?
もしくは、それくらい長時間、一緒にいたってことだよな。
「アシル隊長、ひょっとしてひょっとするんじゃないのか」
「ままままさか、アイツに春が」
「きたかもしんねーなぁ」
抜け駆けだ。酷い裏切りではないか。
こうなったら、他国の要人の、その友人の友人を紹介してもらおう。でないと、許さん。
「料理長、誰か紹介してください」
「女のことは、副料理長に頼め。無理だ」
副料理長か。あの人の女性遍歴、すごいからな。
話に出てくる女性の名前も、毎回変わるし。
「仮に紹介してもらったとして、どうなると思います?」
「お前さんのことだ。半日でフラれるな」
「そんなに?!」
「純粋すぎるんだ。初心な女じゃねーと、お前さんにはハードルが高すぎる」
そんなに、僕の魅力はないのか。
ここ数年で1番傷ついたかもしれない。まさか、料理長に言われるとは。
「僕が一生独身になったら、どうするつもりですか。
可哀想だと思いませんか」
「それは困る。俺が料理長やってるうちに、子供を作れ。
そして、おじいちゃまと呼ばせるんだ」
「いつから料理長は、僕の父親になったんですか」
孫を欲しがる父親のセリフに、呆れてしまう。
確か、料理長には娘さんがいたはずだ。
「似たようなもんだろ! ハッハッハ!
女でも男でもいいぞ。そうだな、女の子ならドレスをいっぱい買ってやって、男の子なら料理の技術を叩き込んでやる」
「勘弁してくださいよ。ってか、何で男だけなんですか。
女の子だって料理できた方がいいでしょう」
「はー、やれやれ。いいか、料理ができる娘ってのはな、あっという間に嫁に行っちまうんだ」
「料理長って、お子さんいらっしゃいましたよね」
「ああ。珠のように可愛い娘だ。料理が上手な子で、ありったけの技術を教えてやったんだ」
なるほど。それで、あっという間に結婚して出てったわけだな。
「ご結婚されたんですか」
「ああ。18の時に結婚して、27の時に離縁を言い渡された」
「え?」
思っていた話の流れと違うぞ。話題を変えなければ。
「旦那は、料理屋の息子だった。だが、娘の料理が上手すぎたせいで……」
「まさか」
「娘は、その店で1番技術もあり、味も良かった。
その結果、嫉妬した旦那と、店の存続を心配した義父母によって、追い出されちまったのさ」
「それは……何というか、悲劇ですね」
「そうだろう。だから子供ができたら気をつけろ」
いや、料理長の娘さんの嫁ぎ先が問題だっただけで、料理に関係ない家であれば、むしろ歓迎されると思います。
遠い未来、もしかしたら子供を授かるかもしれない。
だけどとりあえず、子供が生まれても料理長には、黙っておこう。
─────────
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早朝、いつものように食堂へ向かう途中、訓練場へ向かう大勢の団員とすれ違う。
月2回の全体朝礼とはズレている。
また何かあったんだろうか。
正直、この数週間は団員の出入りが激しすぎる。
アシルだけじゃない。他の部隊長達も、ほとんど外勤務が多くなった。
理由は、謎の要人だと思うんだけど……料理長が言ってた一大イベントって、これのことなのかな。
7時を過ぎる頃には、朝食を食べに大勢の団員達で食堂はごった返した。
「ええ~っ!? 本当ですか!
すご~い!!」
何だろ。コリンさんの驚きの声が厨房まで聞こえる。
珍しい。彼女は、いつも団員達を軽くあしらっているのに。
「ちょっと、皆さん! 聞いてくださいよ!」
そうこう思っていたら、コリンさんの方から来てくれた。
テンションが上がりっぱなしの様子で、やや乱暴に下げた食器をトレーごとカウンターに置いた。
「どうした? 騒いでたみたいだが」
チーフが聞き返すと、コリンさんは頬を紅潮させて言う。
「聖女様が召喚されたんですよっ!!」
「「「は?」」」
「聖女様が現れたんです!
3日後に、国民に発表するんですって!」
「じゃあ、今朝皆んなが集まってたのって……」
「当日は、盛大なパレードを行うそうですよ!
その警備の話だったらしいです」
「「「へぇ~」」」
聖女って、物語の存在じゃなかったんだ。
まさか実在するとは。
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