なのかかん
小学五年生の陽色まひるは、帰り道に紙飛行機を拾った。開くと単純な模様が描いてあるだけでただの落書き程度にしか思っていなかったが、地面にその模様を描くと光を放ちまひるを包み込んだ。目を開けると知らない場所に飛ばされていた。動揺を隠しきれないまひるに背後から声がかけられる。「こちらの声に応えてくれてありがとうございます。」そこに居たのは角の生えた少女だった。
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