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王立アルカディア魔法学園編

27.実力テスト②

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「お待たせ致しました。では、次。そうですね…。貴方は如何ですか?フェリクス・クリスティアン。」


「……分かりました。お願いします。先生」

「よろしい。では何に致しますか?」

「魔法で。召喚魔法は使用可能なんですか?」

「え⁉︎君もう召喚魔法使えるんですか⁉︎勿論良いに決まってるじゃない!へー、今回は当たり多いなぁ」


当たりって、、。ホント、クセが強いよ先生。。


「ありがとうございます。」

「楽しみですね。では始めましょうか。」




その先生の声と同時にフィリクス様が呪文を唱え始めた。この世界には何種もの召喚魔法があるけど、上級召喚になる程、呪文も何を言っているのか聞き取れなくなる。それでも召喚魔法が潰えてないのは、召喚される側、精霊が人間を選ぶからだ。

フェリクス様の呪文は理解できない言葉。つまり、最低でも中級精霊を呼び出している。
先生は興味深げに眺めていた。余裕ありすぎでしょ。確かに先生と生徒だから実力差はあると思うけど、13歳で既に召喚魔法が使えるだけじゃなく、呼び出してるのは中級以上だよ?本当に大丈夫かな…。



パァーーーッッ
すると、いきなりフェリクスを中心に辺り一面強烈な光で包まれたかと思うと赤と金色に輝く、「フェニックス(不死鳥)」が現れた。アレ、、どう見ても中級どころか上級だよっ……


「ほう…。中々どうして、。凄いですね。貴方、本当に13歳ですか?でも不死鳥なら納得です。貴方の家系、火の精霊王に愛されてましたね。」


「はい。特に私は本家、クリスティアン公爵家の嫡子ですから、小さい頃からバカみたいに特訓しましたよ((クスッ。それで?先生はどんな精霊を呼び出すんですか?」


特訓って、、。才能が無いと、そもそも召喚成功しないでしょうよ……。

「ふふっ。そんな焦らないで下さい。今呼び出しますから。」


すると、先生も意味分からん呪文を唱え始めた。僕のクラスメイト&担任、チート過ぎでしょ。。


パァーーーッッ
先生の周りにも光だし、見た目は前世でいう人魚、だけど、恐ろしい力を持つという事で有名、だけど、召喚できる者は限られている「セイレーン」が召喚された。こっちも上級ですよ。ハイ


「へー。火には水をって事ですか。相性最悪ですね…。でも其方にも不死鳥は天敵の筈、寧ろ同等の上級精霊だと尚更じゃないですか?」

「ふふ。そうですか?」

おぉぅ。先生、腹黒そう…(すんません)


「チッ。フェニックスよ、行け。」

『ハー…。まぁた、荒れてんなぁ。てか、向こうのセイレーンじゃねぇか!えーやだよ。メンドい…』


うっわ、喋った。ホント、ファンタジーな世界だな。ココ。


『ちょっと気持ち良く歌を歌ってたんだから邪魔しないでくれる?エドガー。ふぁあぁ…。うっわ、不死鳥のクソジジイじゃない。もうちゃっちゃと終わらせましょう。てか、私より、ウンディーネ呼び出した方が早かったでしょ。。((ボソッ』

「いや、俺、一様先生だかさ。手加減はしてやらないとww ま、宜しく!セイレーン。」
 

はい、もうコレ落ちこぼれ確定じゃん。お疲れ様でしたっ.°(ಗдಗ。)°.僕っっ!!



『誰がクソジジィだよ!』

『アンタだよ!』

そう御二方?が叫んだ後、パッと姿が消えたと思ったら上空でバチバチ殺り合ってた_:(´ཀ`」 ∠):
結局、熾烈を極めた戦いはフェリクス様の魔力切れで幕を閉じた。

でも僕、申し訳なくも暫くぼーっとしていた。何故ならとてつもなく綺麗だったから。セイレーンは泳ぐ様に、フェニックスは舞う様に戦っていた。どちも召喚主とお似合いだった。僕も自分だけの精霊を召喚してみたいな……。

「皆さんも召喚の授業があるので楽しみにしてて下さいね♪運が良ければ精霊と契約・加護ゲット出来るかもしれませんよ!」



僕の思いに回答する様に先生が口にした言葉。
この世界、やりたい事が多すぎるっ!!













koko
お久しぶりです!更新が遅くなってしまい大変申し訳ありませんm(__)m
実は私、学生の身でありまして、中間考査近くでバタバタしてしまいました(~_~;)
すみませんっっ
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感想 46

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