53 / 62
本章
逃避行 漁村とオーガ 6
しおりを挟む
「そうかい、なら、これも引き取っておくれよ」
女将は小さい巾着袋が並んだ底の浅い箱を取り出す、
「それは?」
「獣人用のノミ・シラミ除去剤、こいつも売れ残ってね」
キーツは興味深げに一つを取り上げ開けてみる、確かに薬剤と思われる白い粉が詰まっていた、
「どうやって使うの?」
「毛繕いの時に一緒に使うって聞いたかな?直接毛に振り掛けてブラシで梳いてあげるのよ」
多分ねと女将は笑う、
「適当だねぇ、安くしてくれれば貰っていくよ」
キーツはニヤリと笑う、女将はしょうがないねそいつは半額でいいよと分かりやすく溜息を吐いた。
「これは?」
商品棚の手前、最も手が届きやすい所に乾燥させた長く大きな葉を束にしたものが積まれている、
「トウキビの葉だよ、南では使わないのかい?」
南の話題を振られると大変困るなぁと思いながら沈黙で答えとすると、
「便利だよ、食材を包んでよし、加工して籠を作ってもよし、用を足した後にもね」
あぁ、とキーツは納得して、
「そうだよね、いや、俺の故郷では家で作るもので、売っているのを見たのは始めてだと思うよ、まるで印象が変わるもんだね、なるほど、なるほど」
さも見当違いをしていた風を装った、確かに便利だと続け数束を手に取る。
「ちょっとあんた、買ってくれるのは嬉しいけどさ、どうやって持っていくの?」
女将の一言にハタと手を止める、
「・・・考えてなかった」
キーツは何とも間抜けな事を言う、だろうねぇと女将は呆れて言った、どうしようかとキーツは考え、
「荷車は・・・売ってないよね」
何とも情けない言葉で伺うと、
「馬はあるんだろう?荷馬車なら譲ってもいいものがあるけどどうする?」
是非見せてくれとキーツは嬉々として答え、女将に食堂側の出入口から裏の納屋へ通された、かなり広い納屋でその横には鳥が飼われておりその臭気は酷くまた鳴き声もなかなかの騒音である、女将はそれらを意に介さずに納屋の戸を開けた、その中もまた雑然としているが入り口付近はまだ整頓されており奥の方に件の荷馬車が置かれていた、
「一頭立ての荷馬車だからね、それほど荷は詰めないが今のあんたには丁度良かろう」
女将は言いながら荷馬車に乗せられた箱をどかし全体像をキーツに見せる、こじんまりとした木製の荷馬車で所々に傷が有り見た目はかなりみすぼらしいものであった、
「見た目は気にしないでよ、頑丈だしまだまだ現役さ」
女将は荷台を何度か叩いて見せる、その度に埃が舞ったが確かに頑丈そうではあった、
「まぁ、背に腹は代えられないよ、いくら?」
キーツは見た目だけで判断し値段を確認する、正直な所キーツにこの類の目利き等出来はしないのだが、精一杯の強がりを言葉に乗せたつもりであった、
「銀貨5枚かな、7か10は欲しいけど」
女将は前掛けに付いた埃を払いつつキーツの顔を伺う、ここが勝負所かとキーツは渋い顔をしつつ、あらためて荷馬車を観察する、商売人の振りをする事が今の自分には必要で、商売人とは相手の足元を探り合うものだと大いに偏見を含んだ持論をキーツは持っている、当たらずとも遠からずの持論であるがこの文化社会においてはその偏見はより冗長させた方が商売人らしかろうと考えた。
たっぷりと時間をかけて吟味すると、ではとキーツは口を開く、
「そこの木箱は何?それだけ綺麗だよね」
「目ざといね、見るかい去年取れた果物だ」
女将は口元を歪ませつつ入り口のすぐ隣に積まれた箱の一つを床に下ろし蓋を外す、やや埃っぽいが確かに果物で拳二つ分程度の赤い実がギッシリと詰まっていた、林檎に似た果物である、
「ここらへんの特産なの?」
「まぁね、エルフの里の果物らしいよ、これも婆様からの伝統だね、美味いよ」
「女将の美味いよは本当だからな、こうしよう、これを2箱付けて5枚でどうだ?」
その来歴を聞いてキーツは僥倖であると自分を褒めたくなった、テインへの手土産に丁度よさそうである。
「うーん、銀5、銅20、これ以上は勘弁してくれよ、言っただろう誠実さがうちの伝統だって」
女将は演技臭い困った顔をしてみせる、下手な交渉を続けて御破算になるよりもとキーツは手を打つこととする、
「よしそれで、あまり女将を困らせちゃぁな、助けてくれているんだし、荷馬車出せる?」
と素直に言って、荷馬車に手を掛ける、
「あぁ待っとき、商品は綺麗にして渡すもんだ、うちの小僧にやらせるよ、あんたは店で待ちな、他にも買ってくれるんだろう、荷馬車も手に入ったし」
と柔和に笑うと納屋から出て店に一声かける、キーツはそうえいばと硬貨の入った革袋を開け中を確認する、大量に複製したはいいが彼女の言うキオ貨幣がどれ程入っているのかまでは把握しておらず少々不安になったのだ、中の硬貨をザラザラと掻きまわしつつ硬貨に関する情報を再確認した。
この社会では3種類の貨幣が流通している、キオ貨幣、ボルジア貨幣、ボルド貨幣である、その他にテインの社会で流通しているベルグ貨幣というものもあるらしいがそちらはギャエルは所持していなかった。
キオ貨幣は現帝国が発行している貨幣であり最も流通量が多く一般的に使用されている貨幣となる、硬貨の裏表共に皇帝とされる人物の横顔が鋳造されておりその鋳造技術は最も高いとされるが、各貨幣の主金属の含有量は最も低いらしい、その為貨幣価値としては他2種に及ばないとされている。
ボルジア貨幣は南方連合国家発行の貨幣となっておりボルジア公国が鋳造している為その名で呼ばれている、本来であれば連合国家貨幣とでも呼ぶべきなのであろうか、こちらは表に鉱山裏には鋳造所が表されている、キオ貨幣より価値は高く現在のレートだと1:1.25だそうである、これはギャエルから得た情報でこのレートはここ10年は変動していないそうである。
ボルド貨幣は最も価値の高い貨幣とされている、前帝国が発行した貨幣となり表に歴代皇帝の顔、裏面は鋳造施設が表されている、細かく査定した場合歴代皇帝毎にその価値は変動するそうで、これは主金属の含有率が変動している為であるが、現在はその多くが回収されキオ貨幣に鋳造し直されているそうである、その為含有率の問題もあるがその希少性もあいまって最も価値が高くキオ貨幣に対し1:2と同じ硬貨でも2倍の価値を有していた。
硬貨も3種類、単純に金貨、銀貨、銅貨である、金貨1枚辺りの価値はキオ貨幣を例にとると銀貨150枚銅貨7500枚である、こちらは発行量等から価値が変動するらしくギャエルは2度改定を経験しているらしい。
各硬貨の市場価値のおおよその目安として、銀貨1枚で兵士又は書記官の最低等級の1日分の給与、これは前帝国時代から変わらない、他に金貨2枚で奴隷が1人、こちらは奴隷によって大幅に値段は変わるが金貨1枚以上4枚迄と上下限が決められている、また銅貨一枚で大型のパン1本である。
恐らくであるがこのパンの市場価格を軸に硬貨の流通量を制御していると思われ、金融政策の指標はパンと銅貨と言ってもよさそうであった。
これらはギャエルから引き出した情報である、彼はそれなりに勉強家であり為政者の感覚をしっかりと持った貴族らしい貴族と言って良い人物であった。
女将は小さい巾着袋が並んだ底の浅い箱を取り出す、
「それは?」
「獣人用のノミ・シラミ除去剤、こいつも売れ残ってね」
キーツは興味深げに一つを取り上げ開けてみる、確かに薬剤と思われる白い粉が詰まっていた、
「どうやって使うの?」
「毛繕いの時に一緒に使うって聞いたかな?直接毛に振り掛けてブラシで梳いてあげるのよ」
多分ねと女将は笑う、
「適当だねぇ、安くしてくれれば貰っていくよ」
キーツはニヤリと笑う、女将はしょうがないねそいつは半額でいいよと分かりやすく溜息を吐いた。
「これは?」
商品棚の手前、最も手が届きやすい所に乾燥させた長く大きな葉を束にしたものが積まれている、
「トウキビの葉だよ、南では使わないのかい?」
南の話題を振られると大変困るなぁと思いながら沈黙で答えとすると、
「便利だよ、食材を包んでよし、加工して籠を作ってもよし、用を足した後にもね」
あぁ、とキーツは納得して、
「そうだよね、いや、俺の故郷では家で作るもので、売っているのを見たのは始めてだと思うよ、まるで印象が変わるもんだね、なるほど、なるほど」
さも見当違いをしていた風を装った、確かに便利だと続け数束を手に取る。
「ちょっとあんた、買ってくれるのは嬉しいけどさ、どうやって持っていくの?」
女将の一言にハタと手を止める、
「・・・考えてなかった」
キーツは何とも間抜けな事を言う、だろうねぇと女将は呆れて言った、どうしようかとキーツは考え、
「荷車は・・・売ってないよね」
何とも情けない言葉で伺うと、
「馬はあるんだろう?荷馬車なら譲ってもいいものがあるけどどうする?」
是非見せてくれとキーツは嬉々として答え、女将に食堂側の出入口から裏の納屋へ通された、かなり広い納屋でその横には鳥が飼われておりその臭気は酷くまた鳴き声もなかなかの騒音である、女将はそれらを意に介さずに納屋の戸を開けた、その中もまた雑然としているが入り口付近はまだ整頓されており奥の方に件の荷馬車が置かれていた、
「一頭立ての荷馬車だからね、それほど荷は詰めないが今のあんたには丁度良かろう」
女将は言いながら荷馬車に乗せられた箱をどかし全体像をキーツに見せる、こじんまりとした木製の荷馬車で所々に傷が有り見た目はかなりみすぼらしいものであった、
「見た目は気にしないでよ、頑丈だしまだまだ現役さ」
女将は荷台を何度か叩いて見せる、その度に埃が舞ったが確かに頑丈そうではあった、
「まぁ、背に腹は代えられないよ、いくら?」
キーツは見た目だけで判断し値段を確認する、正直な所キーツにこの類の目利き等出来はしないのだが、精一杯の強がりを言葉に乗せたつもりであった、
「銀貨5枚かな、7か10は欲しいけど」
女将は前掛けに付いた埃を払いつつキーツの顔を伺う、ここが勝負所かとキーツは渋い顔をしつつ、あらためて荷馬車を観察する、商売人の振りをする事が今の自分には必要で、商売人とは相手の足元を探り合うものだと大いに偏見を含んだ持論をキーツは持っている、当たらずとも遠からずの持論であるがこの文化社会においてはその偏見はより冗長させた方が商売人らしかろうと考えた。
たっぷりと時間をかけて吟味すると、ではとキーツは口を開く、
「そこの木箱は何?それだけ綺麗だよね」
「目ざといね、見るかい去年取れた果物だ」
女将は口元を歪ませつつ入り口のすぐ隣に積まれた箱の一つを床に下ろし蓋を外す、やや埃っぽいが確かに果物で拳二つ分程度の赤い実がギッシリと詰まっていた、林檎に似た果物である、
「ここらへんの特産なの?」
「まぁね、エルフの里の果物らしいよ、これも婆様からの伝統だね、美味いよ」
「女将の美味いよは本当だからな、こうしよう、これを2箱付けて5枚でどうだ?」
その来歴を聞いてキーツは僥倖であると自分を褒めたくなった、テインへの手土産に丁度よさそうである。
「うーん、銀5、銅20、これ以上は勘弁してくれよ、言っただろう誠実さがうちの伝統だって」
女将は演技臭い困った顔をしてみせる、下手な交渉を続けて御破算になるよりもとキーツは手を打つこととする、
「よしそれで、あまり女将を困らせちゃぁな、助けてくれているんだし、荷馬車出せる?」
と素直に言って、荷馬車に手を掛ける、
「あぁ待っとき、商品は綺麗にして渡すもんだ、うちの小僧にやらせるよ、あんたは店で待ちな、他にも買ってくれるんだろう、荷馬車も手に入ったし」
と柔和に笑うと納屋から出て店に一声かける、キーツはそうえいばと硬貨の入った革袋を開け中を確認する、大量に複製したはいいが彼女の言うキオ貨幣がどれ程入っているのかまでは把握しておらず少々不安になったのだ、中の硬貨をザラザラと掻きまわしつつ硬貨に関する情報を再確認した。
この社会では3種類の貨幣が流通している、キオ貨幣、ボルジア貨幣、ボルド貨幣である、その他にテインの社会で流通しているベルグ貨幣というものもあるらしいがそちらはギャエルは所持していなかった。
キオ貨幣は現帝国が発行している貨幣であり最も流通量が多く一般的に使用されている貨幣となる、硬貨の裏表共に皇帝とされる人物の横顔が鋳造されておりその鋳造技術は最も高いとされるが、各貨幣の主金属の含有量は最も低いらしい、その為貨幣価値としては他2種に及ばないとされている。
ボルジア貨幣は南方連合国家発行の貨幣となっておりボルジア公国が鋳造している為その名で呼ばれている、本来であれば連合国家貨幣とでも呼ぶべきなのであろうか、こちらは表に鉱山裏には鋳造所が表されている、キオ貨幣より価値は高く現在のレートだと1:1.25だそうである、これはギャエルから得た情報でこのレートはここ10年は変動していないそうである。
ボルド貨幣は最も価値の高い貨幣とされている、前帝国が発行した貨幣となり表に歴代皇帝の顔、裏面は鋳造施設が表されている、細かく査定した場合歴代皇帝毎にその価値は変動するそうで、これは主金属の含有率が変動している為であるが、現在はその多くが回収されキオ貨幣に鋳造し直されているそうである、その為含有率の問題もあるがその希少性もあいまって最も価値が高くキオ貨幣に対し1:2と同じ硬貨でも2倍の価値を有していた。
硬貨も3種類、単純に金貨、銀貨、銅貨である、金貨1枚辺りの価値はキオ貨幣を例にとると銀貨150枚銅貨7500枚である、こちらは発行量等から価値が変動するらしくギャエルは2度改定を経験しているらしい。
各硬貨の市場価値のおおよその目安として、銀貨1枚で兵士又は書記官の最低等級の1日分の給与、これは前帝国時代から変わらない、他に金貨2枚で奴隷が1人、こちらは奴隷によって大幅に値段は変わるが金貨1枚以上4枚迄と上下限が決められている、また銅貨一枚で大型のパン1本である。
恐らくであるがこのパンの市場価格を軸に硬貨の流通量を制御していると思われ、金融政策の指標はパンと銅貨と言ってもよさそうであった。
これらはギャエルから引き出した情報である、彼はそれなりに勉強家であり為政者の感覚をしっかりと持った貴族らしい貴族と言って良い人物であった。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
強制フラグは、いりません! ~今いる世界が、誰かの二次小説の中だなんて思うかよ! JKと禁断の恋愛するなら、自力でやらせてもらうからっ!~
ハル*
ファンタジー
高校教師の俺。
いつもと同じように過ごしていたはずなのに、ある日を境にちょっとずつ何かが変わっていく。
テスト準備期間のある放課後。行き慣れた部室に向かった俺の目の前に、ぐっすり眠っているマネージャーのあの娘。
そのシチュエーションの最中、頭ん中で変な音と共に、俺の日常を変えていく声が聞こえた。
『強制フラグを、立てますか?』
その言葉自体を知らないわけじゃない。
だがしかし、そのフラグって、何に対してなんだ?
聞いたことがない声。聞こえてくる場所も、ハッキリしない。
混乱する俺に、さっきの声が繰り返された。
しかも、ちょっとだけ違うセリフで。
『強制フラグを立てますよ? いいですね?』
その変化は、目の前の彼女の名前を呼んだ瞬間に訪れた。
「今日って、そんなに疲れるようなことあったか?」
今まで感じたことがない違和感に、さっさと目の前のことを終わらせようとした俺。
結論づけた瞬間、俺の体が勝手に動いた。
『強制フラグを立てました』
その声と、ほぼ同時に。
高校教師の俺が、自分の気持ちに反する行動を勝手に決めつけられながら、
女子高生と禁断の恋愛?
しかも、勝手に決めつけているのが、どこぞの誰かが書いている某アプリの二次小説の作者って……。
いやいや。俺、そんなセリフ言わないし!
甘い言葉だなんて、吐いたことないのに、勝手に言わせないでくれって!
俺のイメージが崩れる一方なんだけど!
……でも、この娘、いい子なんだよな。
っていうか、この娘を嫌うようなやつなんて、いるのか?
「ごめんなさい。……センセイは、先生なのに。好きに…なっちゃ、だめなのに」
このセリフは、彼女の本心か? それともこれも俺と彼女の恋愛フラグが立たせられているせい?
誰かの二次小説の中で振り回される高校教師と女子高生の恋愛物語が、今、はじまる。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる