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本章
逃避行 猫娘のサガ 6/6
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そうこうしているうちに二人はキーツの元に辿り着きハァハァと息を切らせながら倒れているオークとキーツの顔を交互に見ては、
「キーツ、無事、大丈夫」
「オーク、倒れてる、何で?」
とけたたましく騒ぎ出した、さてどうしたものかとキーツは思うも二人の表情を見て怒鳴りつける気は失せた、どうやら二人はキーツが心配で駆け付けたらしくその顔にはその情が溢れている、彼等なりに何かできるかと駆け付けてきたのであろう、その心情を汲むべきなのは分かるが、しかし此処はやはり大人としての対応を取るべきかとキーツは深く息を吸った、
「こら、言う通りにしなさい、危ないだろ」
怒声が川面に響いた、二人はビクリとその背を丸め怯えた瞳でキーツを見上げる、
「テインと一緒に逃げろと言った筈だ、どうして戻って来るんだ」
キーツは我が事ながら叱り方が下手だなと自覚する、どうにも言葉が続かない、恐らく彼等を叱る理由が自分の指示に従わなかったという点と危険である点の二つしか無いからである、しかしその2点は彼等の生存にとって大変重要な要点であり、その意味を理解してもらわなければこうして大声を上げる意味が無い、キーツはゆっくりと言葉を探しながら語り掛ける、
「いいか、二人とも、たかだか三日四日の付き合いだけれども、俺やテインは大人だ、それなりに経験も有るし一人でも何とかなる、しかし君達はまだ子供なんだ、俺やテインの言う事は素直に聞きなさい、そして自分の身の安全を第一に考えなさい、いいかい?」
キーツはしゃがんで二人と視線を合わせる、萎縮し俯く二人の手を取って、いいかい?ともう一度訊ねた、
「でも」
フリンダは呟いた、
「なに?」
キーツはフリンダの顔を下から覗く、
「キーツ、危ない、思った」
「俺が?確かに危なかったね」
「キーツ、助ける、思った、オーク、強い」
「・・・助けに来てくれたのか」
キーツは複雑な表情で訥々と話すフリンダをいよいよ愛おしく感じてしまう、
「俺、フリンダ、助ける、思った」
エルステは小さく呟いた、その眼はあらぬ方向の地面を見詰めてる、
「エルステ、うるさい、無理」
フリンダはエルステを見て言い放つ、
「無理、違う、出来る」
エルステはフリンダを睨み付けた、今朝の喧嘩はこれが原因かとキーツは気付くがキーツの手を振り払って睨み合い威嚇音を発する二人は徐々にその距離を広げていく、
「エルステ、男、弱い、黙る」
「フリンダ、駄目、女、偉い、違う」
それぞれに言いたい事があるのだろうが上手く伝えられないのも原因の一つのようであった、彼等同士は本来の言語での疎通は難しいようで、一旦エルステの使用する言語に変換しての罵り合いとなる、恐らく彼等が本来言いたい事を表現できていないのだ、それが彼等の感情をさらに逆撫でするのであろう。
「分かった、待て、ここで喧嘩はよそう、な」
キーツが仲裁に入ろうとするがすでにその声は届いていない様子である、
「男、生意気、殺す」
「無理、弱い、駄目」
言い争いは佳境を迎え二人の眼は完全に血走っていた、フリンダは返す言葉を探している様子であったが遂に両手を地に付け戦闘態勢を取る、大きく開いた口腔から絶え間なく威嚇音が発せられ愛らしい瞳が大きく凶暴に見開かれた、対するエルステも迎え撃とうと腰を低くし両手を左右に大きく広げゆっくりと舌なめずりをしつつ口を開けた、小さくも鋭い牙がヌラヌラとその輝きを露わにする。
「いい加減にしなさい」
キーツは大声を発し二人の首根っこを捕まえ掴み上げた、それぞれに間の抜けた叫声を上げるもキーツを一睨みしてから尚喧嘩を続けようとジタバタともがき始める、
「キーツ、離す、男、殺す」
「離す、教える、女」
二人の共通した意見は離せという事だけらしい、やれやれどうしたものかとキーツは思案するがその瞬間背後に巨大な影が走る、三人がその影に気付いたと同時に凄まじい力でフリンダを別の何かが連れ去った、
「まずい」
キーツが叫んで振り返ると最初に倒したオークが上半身を起こしフリンダをその手に掴んでいた、しかしその眼はフリンダもキーツ達も捕らえておらず状況を把握しようと周囲をキョロキョロと観察している、朦朧とした意識のまま反射行動を起こしただけのようにも見える、しかしオークがどのような状態であっても危険には変わりない。
「フリンダ」
キーツが叫ぶ、フリンダは巨大な手にほぼその全身を捕まれ辛うじて顔が見えていた、よほど強く圧迫されているのか声も出せずに苦しそうな表情だけが垣間見える。
オークはキーツの声に反応しゆっくりとこちらへ視線を合わせる、手にしたフリンダを今更ながらに気付いたようであった、キーツからフリンダへその視線を変え満足そうに眼を細めると大きくその口を開き始める、小さな頭部にジワリと唇の裂け目が広がり茶色く頑丈そうな歯列が外気に晒された、頭部はそのまま後方へ折曲がり口腔部が胴体の入り口としてぽっかりと天へその開口部を広げる、
「丸呑みにするのか」
キーツは異様な食事風景に動きが止まる、
「フリンダ、助ける」
エルステが叫びキーツの手を振り払った、その勢いのままオークの腕を駆け上がり折れ曲がった頭部へ噛み付く、声にならない叫びがオークから発せられ咆哮となって大気を揺るがした、同時にフリンダは投げ飛ばされオークの両手はエルステを捕らえようと振り回される。
「無事か?痛い所ある?」
キーツは走り込み投げ飛ばされたフリンダを地上すれすれで抱き止めるとその身を確認する、フリンダはやや憔悴しているようだが大きな怪我はない様子で、彼女の言葉で二言三言唸るように発した後に、
「無事」
とだけ答えた、
「よし、走れるか?エルステを回収して逃げるぞ」
キーツはフリンダをそっと立たせエルステへ走り寄る、エルステはオークの頭部に噛み付いたまま巨大な両腕を器用に躱し続けていた、キーツは警棒を懐から取り出すと、
「レベル10、麻痺、範囲0」
手探りで出力を調整し投げ出されたオークの大腿を足場にして跳躍した、
「エルステ離れろ」
警棒を振り上げたキーツの姿を見たエルステはその意を理解したのか瞬時に離れる、
「いい加減、眠ってろ」
キーツは気合一閃オークの頭部を警棒で殴り付けた、一瞬緑の閃光が警棒とオークを彩り正気を取り戻しつつあったオークの両目と涎に塗れた口腔が衝撃で圧し潰された、
「エルステ、走れるか」
オークの両肩に仁王立ちとなったキーツはエルステの姿を探す、その姿はすぐ側の地面に転がりキーツの声を聞いて立ち上がった、
「走る」
「よし、逃げるぞ、来い」
キーツはエルステを伴ってフリンダの元へ走るが、フリンダは腰が抜けたのかペタンと地面に腰を落し反応を見せない、
「来い、フリンダ」
すぐさまフリンダを小脇に抱え東へ走る、見るとジュウシがテインを乗せて近付いて来るのが見えた、
「ジルフェ、ジュウシと合流後この地から脱出する」
「コピー、ジュウシ移動停止、東へ向け脱出準備」
振り返るとオークは再び大地に倒れ伏していたが、他二体がもぞもぞと動き出していた、エルステはキーツのすぐ後ろを走るが若干息が上がっている様子である、
「エルステ、がんばれ」
励ましつつジュウシへ辿り着くと再びテインにフリンダを投げ渡す、今度は素直に従ってくれた、しかしテインがやや混乱している、
「キーツ一体何がどうなって」
「後で話す、今は逃げるぞ、しゃべるな舌を噛む、エルステ来い」
エルステはキーツの補助でジュウシの荷の上に駆け上がった、
「よし、行くぞジュウシ」
キーツはジュウシと共に走りだす、
「ジルフェ、オークを監視、こちらへ来るようなら警告頼む」
「コピー、オークを監視します、オークの調査結果作成済みです、別途確認下さい」
ジルフェの極めて事務的な報告に苦笑いを浮かべ、了解そのうちなと叫んだ。
「キーツ、無事、大丈夫」
「オーク、倒れてる、何で?」
とけたたましく騒ぎ出した、さてどうしたものかとキーツは思うも二人の表情を見て怒鳴りつける気は失せた、どうやら二人はキーツが心配で駆け付けたらしくその顔にはその情が溢れている、彼等なりに何かできるかと駆け付けてきたのであろう、その心情を汲むべきなのは分かるが、しかし此処はやはり大人としての対応を取るべきかとキーツは深く息を吸った、
「こら、言う通りにしなさい、危ないだろ」
怒声が川面に響いた、二人はビクリとその背を丸め怯えた瞳でキーツを見上げる、
「テインと一緒に逃げろと言った筈だ、どうして戻って来るんだ」
キーツは我が事ながら叱り方が下手だなと自覚する、どうにも言葉が続かない、恐らく彼等を叱る理由が自分の指示に従わなかったという点と危険である点の二つしか無いからである、しかしその2点は彼等の生存にとって大変重要な要点であり、その意味を理解してもらわなければこうして大声を上げる意味が無い、キーツはゆっくりと言葉を探しながら語り掛ける、
「いいか、二人とも、たかだか三日四日の付き合いだけれども、俺やテインは大人だ、それなりに経験も有るし一人でも何とかなる、しかし君達はまだ子供なんだ、俺やテインの言う事は素直に聞きなさい、そして自分の身の安全を第一に考えなさい、いいかい?」
キーツはしゃがんで二人と視線を合わせる、萎縮し俯く二人の手を取って、いいかい?ともう一度訊ねた、
「でも」
フリンダは呟いた、
「なに?」
キーツはフリンダの顔を下から覗く、
「キーツ、危ない、思った」
「俺が?確かに危なかったね」
「キーツ、助ける、思った、オーク、強い」
「・・・助けに来てくれたのか」
キーツは複雑な表情で訥々と話すフリンダをいよいよ愛おしく感じてしまう、
「俺、フリンダ、助ける、思った」
エルステは小さく呟いた、その眼はあらぬ方向の地面を見詰めてる、
「エルステ、うるさい、無理」
フリンダはエルステを見て言い放つ、
「無理、違う、出来る」
エルステはフリンダを睨み付けた、今朝の喧嘩はこれが原因かとキーツは気付くがキーツの手を振り払って睨み合い威嚇音を発する二人は徐々にその距離を広げていく、
「エルステ、男、弱い、黙る」
「フリンダ、駄目、女、偉い、違う」
それぞれに言いたい事があるのだろうが上手く伝えられないのも原因の一つのようであった、彼等同士は本来の言語での疎通は難しいようで、一旦エルステの使用する言語に変換しての罵り合いとなる、恐らく彼等が本来言いたい事を表現できていないのだ、それが彼等の感情をさらに逆撫でするのであろう。
「分かった、待て、ここで喧嘩はよそう、な」
キーツが仲裁に入ろうとするがすでにその声は届いていない様子である、
「男、生意気、殺す」
「無理、弱い、駄目」
言い争いは佳境を迎え二人の眼は完全に血走っていた、フリンダは返す言葉を探している様子であったが遂に両手を地に付け戦闘態勢を取る、大きく開いた口腔から絶え間なく威嚇音が発せられ愛らしい瞳が大きく凶暴に見開かれた、対するエルステも迎え撃とうと腰を低くし両手を左右に大きく広げゆっくりと舌なめずりをしつつ口を開けた、小さくも鋭い牙がヌラヌラとその輝きを露わにする。
「いい加減にしなさい」
キーツは大声を発し二人の首根っこを捕まえ掴み上げた、それぞれに間の抜けた叫声を上げるもキーツを一睨みしてから尚喧嘩を続けようとジタバタともがき始める、
「キーツ、離す、男、殺す」
「離す、教える、女」
二人の共通した意見は離せという事だけらしい、やれやれどうしたものかとキーツは思案するがその瞬間背後に巨大な影が走る、三人がその影に気付いたと同時に凄まじい力でフリンダを別の何かが連れ去った、
「まずい」
キーツが叫んで振り返ると最初に倒したオークが上半身を起こしフリンダをその手に掴んでいた、しかしその眼はフリンダもキーツ達も捕らえておらず状況を把握しようと周囲をキョロキョロと観察している、朦朧とした意識のまま反射行動を起こしただけのようにも見える、しかしオークがどのような状態であっても危険には変わりない。
「フリンダ」
キーツが叫ぶ、フリンダは巨大な手にほぼその全身を捕まれ辛うじて顔が見えていた、よほど強く圧迫されているのか声も出せずに苦しそうな表情だけが垣間見える。
オークはキーツの声に反応しゆっくりとこちらへ視線を合わせる、手にしたフリンダを今更ながらに気付いたようであった、キーツからフリンダへその視線を変え満足そうに眼を細めると大きくその口を開き始める、小さな頭部にジワリと唇の裂け目が広がり茶色く頑丈そうな歯列が外気に晒された、頭部はそのまま後方へ折曲がり口腔部が胴体の入り口としてぽっかりと天へその開口部を広げる、
「丸呑みにするのか」
キーツは異様な食事風景に動きが止まる、
「フリンダ、助ける」
エルステが叫びキーツの手を振り払った、その勢いのままオークの腕を駆け上がり折れ曲がった頭部へ噛み付く、声にならない叫びがオークから発せられ咆哮となって大気を揺るがした、同時にフリンダは投げ飛ばされオークの両手はエルステを捕らえようと振り回される。
「無事か?痛い所ある?」
キーツは走り込み投げ飛ばされたフリンダを地上すれすれで抱き止めるとその身を確認する、フリンダはやや憔悴しているようだが大きな怪我はない様子で、彼女の言葉で二言三言唸るように発した後に、
「無事」
とだけ答えた、
「よし、走れるか?エルステを回収して逃げるぞ」
キーツはフリンダをそっと立たせエルステへ走り寄る、エルステはオークの頭部に噛み付いたまま巨大な両腕を器用に躱し続けていた、キーツは警棒を懐から取り出すと、
「レベル10、麻痺、範囲0」
手探りで出力を調整し投げ出されたオークの大腿を足場にして跳躍した、
「エルステ離れろ」
警棒を振り上げたキーツの姿を見たエルステはその意を理解したのか瞬時に離れる、
「いい加減、眠ってろ」
キーツは気合一閃オークの頭部を警棒で殴り付けた、一瞬緑の閃光が警棒とオークを彩り正気を取り戻しつつあったオークの両目と涎に塗れた口腔が衝撃で圧し潰された、
「エルステ、走れるか」
オークの両肩に仁王立ちとなったキーツはエルステの姿を探す、その姿はすぐ側の地面に転がりキーツの声を聞いて立ち上がった、
「走る」
「よし、逃げるぞ、来い」
キーツはエルステを伴ってフリンダの元へ走るが、フリンダは腰が抜けたのかペタンと地面に腰を落し反応を見せない、
「来い、フリンダ」
すぐさまフリンダを小脇に抱え東へ走る、見るとジュウシがテインを乗せて近付いて来るのが見えた、
「ジルフェ、ジュウシと合流後この地から脱出する」
「コピー、ジュウシ移動停止、東へ向け脱出準備」
振り返るとオークは再び大地に倒れ伏していたが、他二体がもぞもぞと動き出していた、エルステはキーツのすぐ後ろを走るが若干息が上がっている様子である、
「エルステ、がんばれ」
励ましつつジュウシへ辿り着くと再びテインにフリンダを投げ渡す、今度は素直に従ってくれた、しかしテインがやや混乱している、
「キーツ一体何がどうなって」
「後で話す、今は逃げるぞ、しゃべるな舌を噛む、エルステ来い」
エルステはキーツの補助でジュウシの荷の上に駆け上がった、
「よし、行くぞジュウシ」
キーツはジュウシと共に走りだす、
「ジルフェ、オークを監視、こちらへ来るようなら警告頼む」
「コピー、オークを監視します、オークの調査結果作成済みです、別途確認下さい」
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