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本編

72話 東雲の医療魔法 その4

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そしてその頃荒野の天幕である、タロウはさっさと帰りたいんだがなーとボケーっと考えつつ、いつもの天幕から荒野に出た、会議を終え、メインデルトとイフナース、クンラートらが連れ立って宿営地に向かい、クロノスとイザークを交え少しばかり立ち話を済ませた後となる、荒野もまたうっすらと雪化粧を施されたようで、しかし大人数が動き回っている為かその地面は黒色の焼け焦げと茶色の土の色が斑に広がり、雪は大袈裟に並び立つ各天幕の屋根にこびり付き、氷となっていた、さらに幾つかの天幕からは金属製の煙突がニョキリと生えており、そこから白い煙が揺るやかに立ち上り霞となって消えていた、その煙を見る限り風は無く、空はいつも通りの曇天で、そう言えば暫く陽光らしい陽光は見ていないかもなとタロウは空を見上げて溜息を吐き出す、そしてさてとタロウは歩き出し、

「こちらですか?」

と少しばかり迷って一つの天幕にそっと顔を差し入れた、

「おう、すまんな」

その天幕は普段会議の際に使用されるそれとは大きく異なり、狭く小さく、そして大変に暖かかった、ムワッとばかりの暖気がタロウの顔面を襲い、これはと思って見てみれば中央には見慣れた湯沸し器がドンと設置され、部屋の真ん中を太い煙突が貫いている、その奥には執務用の机であろうか、木簡やら書類やら黒板が乱雑に並んだテーブルが置かれ、蝋燭が室内を柔らかく照らしている、

「いえいえ、先程はお疲れ様でした」

タロウはスッと身体を滑り込ませる、その天幕内でタロウを持っていたのはカラミッドとレイナウト、リシャルトに事務官らしき人物が一人、そして恐らくレイナウトの従者なのであろう、厳つい見知らぬ従者も控えている、

「ほれ、こっちに来い、貴様もあたれ、しかしこれも貴様の発案と聞いた時には驚いたぞ」

レイナウトがガッハッハと笑い、確かにとカラミッドが隣りで頷いている、これとはその湯沸し器であろう、二人は湯沸し器に手を翳し実に寒そうに背中を丸めて暖をとっており、リシャルトが二人の為にと椅子を運んできたようで、二人はすまんなと一言置いて着座している、

「あー・・・でも、それはそれほどでもないですよ」

タロウはここは真実を伝えるべきと軽く微笑んだ、その湯沸し器はソフィアがリノルトに作らせたものであって、タロウはそれほど関与していない、またその改良もイフナースやらクロノスやらと現場の意見が反映されており、タロウとしてはこれはこれで面白いもんだと下手に口を挟むのを遠慮していたりする、

「そうなのか?」

「はい、うちの嫁さんの仕業です」

ニコリと微笑むタロウに、ほう?と二人は不思議そうにタロウを見上げ、すぐに、

「いや、どうせお前の入れ知恵じゃろう」

レイナウトがニヤリと微笑む、

「まぁ・・・そう言われればそうなのですが、あくまで基本的な部分ですよ、それにこれは暖をとる為ではなく、お湯を沸かす為の道具です、できればそう使って欲しいのですが」

タロウは苦笑いを浮かべるとリシャルトが持って来た椅子に腰掛けカラミッドとレイナウトと共に湯沸しき兼どうやらストーブとして利用される事になったそれを囲んだ、申し訳ないですと微笑むと、リシャルトは上品な笑みで会釈を返す、

「それは聞いておる、しかしこうして暖も取れれば煮炊きも出来るのだ、そう使っても文句はあるまい」

「はい、文句は無いです、お好きに御活用下さい」

「うむ、そのつもりじゃ」

レイナウトが満足そうに微笑み、湯沸し器兼ストーブに手を翳す、タロウとしてはここに薬缶を置くのが正しいだろうなと思いつつ、まぁいいかと思い直す、また昨日のように湿気だ蒸気だと話し出すと帰りが遅くなってしまう、今日はそれどころではないのである、

「でじゃ、早速ですまんがな」

レイナウトが顔を上げ椅子に背をもたせかけ、カラミッドもはいと小さく呟いて背筋を正した、リシャルトと事務官が黒板を持ち出し、レイナウトの従者も厳しい顔をさらに厳しくし黒板を構えている、

「実はな・・・金が無いのじゃ」

レイナウトがあっさりととてつもない大問題を口にした、カラミッドは苦虫を嚙み潰したように口をへの字に曲げ、ヘッとタロウは間の抜けた声を発し、

「・・・金ですか?お金でいいです?」

と問い直す、

「そうじゃ、金じゃよ、金貨に銀貨、銅貨もじゃな」

レイナウトがどこかふざけた様に答えるも、その顔は笑ってはいなかった、実に真面目な為政者の顔でもってタロウを見つめており、カラミッドもジッと厳しい視線でタロウを捉える、

「・・・あー、そういう事ですか・・・」

「そういう事じゃ、いやな、今回の件はあまりにも唐突でな、お主がどこまで把握しているかはわからんが、このモニケンダムはな、クレオノート家の家訓でな、平民が豊かであれば領主もまた豊かになると、その規範でもって成長してきた街でな、儂としてもそれができる内はそれが正しいと支援もしてきたつもりじゃが・・・」

「・・・それが難しくなった・・・のですね」

タロウが瞬時に理解したのを確認し、

「そうなる・・・」

カラミッドは湯沸し器を見つめて深く大きく溜息を衝いた、レイナウトもムフーと大きく鼻息を吐き出す、

「であれば、王国からの支援を受けるのが妥当と考えますが」

「いや、それはな・・・クンラートが許さんのだ・・・」

「公爵閣下ですか?」

「うむ、どうしてもな王族とは色々あるでな、軍を頼るのは致し方ないが、それ以外を頼るのは公爵家として恥であると頑なでな、クレオノート家はコーレイン家の直参にあたる、直系ではないが・・・うむ、その力関係故にどうしてもな・・・」

「ありゃ・・・という事はあれですか、公爵家でも金が無い?」

「恥ずかしいがな、いや、ある事はあるが・・・この戦争がいつまで続くのかが今の所見えんからな、いくらでも節制したいところでな、配下の貴族には糧食やら資材やらと拠出させてはいるが、それでもな、もって半年・・・だな、今のところは・・・」

とカラミッドが振り返ると、従者が大きく頷いたようである、タロウはハテと首を傾げてしまった、確か公爵家は対王族に向けて軍も資材も集めていた筈で、しかしそれがたかだか半年程度分とはまるで思いもしなかった、随分と見込みが甘いのか、もしくはあくまで戦端を切るのは自分達で襲われる事をまるで想定していなかったのか、いずれにしても少々甘い算段ではあったようである、そして、タロウはすぐに、

「・・・良いのですか、そのような事を私に話して」

と静かに二人を伺う、一応自分は王族側の人間である、その為の妙な肩書まで与えられており、公爵側の恥と反意とも問われかねない問題を、いや、明確な反意で、明確な敵対行為に属する事を相談する相手としてはそぐわないであろう、

「お主ならな、なんだ、そこまで王族に傾倒しておったのか?」

ニヤリとクンラートが微笑み、カラミッドは渋い顔であった、

「傾倒と申されては困りますが・・・まぁ、お二人にはお世話になっておりますから、あくまでここでの話しと黙する事は当然かと思います・・・ですが・・・」

タロウはムゥと視線を外して首を傾げる、

「なんじゃ?」

レイナウトがじっとりとタロウを睨みつけた、

「もし、皆様と王族とがそのような状況に陥れば・・・どうなるかはわかりません、私としては・・・友人であるクロノスを裏切る事は出来ませんし、私の周りの者達もそうなるでしょう、かと言って・・・お二人を敵にするのも寂しいと感じます、先代様には昔大変にお世話になりましたし、伯爵様は娘と妻の大事な御友人です・・・なので・・・そうですね、そのような状況にならないよう、お願いしたい、もしそうなれば私は家族を連れてこの国を離れるでしょう、友人達が相争う姿を見たくはありませんからね」

ニコリと笑顔で顔を上げるタロウを、フンッとレイナウトは鼻で笑いカラミッドはまったくと苦笑いである、この場、この状況にあって二人に与する事は無いと明言したも同然で、これがタロウ意外であれば即刻絶縁され叩き出されていた事であろう、もしくはそのまま首を跳ねられていたかもしれない、二人は帯剣していないが、従者の腰には長く重いものがぶら下がっていた、

「・・・まぁ、それならそれでよい、そうなったとしてもお主の責ではないし、お主一人がどうなろうが、そこにまで至っていては状況を覆す事は難しかろう」

「確かにその通りですね、で、なんですが・・・ここはまぁ、本題に戻りましょう、お金ですね」

「うむ金じゃ」

レイナウトとカラミッドはまぁよしとして頷き合う、リシャルトもまったくと目を細めてタロウを睨んでいた、リシャルトとしてもタロウの実力は認めざるを得ないし、その人柄にもだいぶ慣れたがやはりどうにも合わないと感じる、明言する必要が無い事を明言し、そうすべき事を口にしないのだ、これはそういう性格なのか癖なのか、ただのへそ曲がりか、いづれにしても扱いが難しい人物である事だけは確かである、

「・・・あー・・・すいません、少し考えます・・・」

とタロウは右目を閉じて腕を組む、パキリと薪の爆ぜる音が足元から響き、遠くから馬のいななきが聞こえてきた、そして、

「二つ・・・いや、三つありますが・・・どうでしょう、こちらでも似たような施策はあるかもしれません」

「なんじゃ?」

「単純に税金を上げましょう」

「それは駄目だ」

カラミッドが即座に遮った、

「ありゃ・・・やっぱり?」

「・・・まったく、これなのじゃ・・・」

レイナウトがムスッと口元を引き締めカラミッドを睨み、カラミッドはカラミッドで腕を組んで視線を落としている、絶対にそれは譲れんとの無言の抵抗である、

「先程も言ったがな、お主も理解しておろう、この街は異常に税金が安いのだ、それによって人を集め、生活が豊かになっておるのはその通りでな・・・」

「確かに・・・確か二割でしたか・・・」

「うむ、国に一割、領主に一割・・・本来であればな、国に一割、領主に二割が当然でな、ヘルデルでは領主に三割だ、どれだけ安いか理解できよう」

「・・・なるほど、それは安いですね、確かに・・・はい・・・」

タロウは大きく頷いて見せた、この一割二割は単純に言えば消費税である、王国の税はこの消費税のみとなり、店舗での取引金額に上乗せして徴集され、それが各ギルド経由、もしくは役所に直接納付されている、タロウとしては実に分かりやすくて良いなとその仕組みを聞いた時には驚いたもので、何より税そのものがその言わば消費税以外に無いというのが簡潔で簡便なのである、それで国家運営は勿論、大量の軍隊をも維持しているのは大したものだと思ったものだが、クロノス曰く、領主となる貴族は、領地の管理、荘園の運営、土地の貸し出し等々でしっかりと事業をなしており、税金で賄っているのは軍やら公務員やらだけだそうで、領地の運営費用に領主の財産を使用している事例は珍しくなく、逆にそれが貴族の手腕として評価されているらしい、それだけの権益を領主は確保し、そしてその支配下の街の発展はその領主の経営手腕にかかっているとの事で、なるほど、領主とはまさにその領地の支配者である事が理解できる行政運用となっていた、タロウは改めて爵位を貰わなくて正解だなと思ったものである、

「・・・まぁ、それはまず誰もが考える事でな・・・」

カラミッドが難しい顔のまま口を開いた、

「しかし、儂は皆の前で現状の生活を維持すると、宣言してしまったからな、嘘はつけんのだ」

ブフーと大きく鼻息を吐き出すカラミッド、あぁそれも聞いたかなとタロウは頬をかき、レイナウトはまったくと目を細める、行政に金が無いとなれば税金を上げるのが最も早く確実な手段なのである、特に今モニケンダムの置かれた状況を鑑みれば税を徴収される側の平民であっても簡単には否定出来ないことで、あくまで一時的なものと先に宣言すれば誰も文句は言わないであろうなとタロウは思う、しかしそれをカラミッドは良しとはしないようで、なるほど、それで俺に声がかかったのかとやっと二人の真意を理解した、

「頑固な事だ・・・まったく」

「そのようですね・・・しかし、あっ、昨日、街中を見て回りまして」

タロウがニコリと微笑む、

「ん?どうかしたのか?」

「いえ、市場の中で衛兵さん達と役人の方かな?巡回されてましてね・・・」

「・・・確かに、そのように指示したし、報告は受けているが・・・」

カラミッドがそれがどうしたとばかりに顔を上げた、

「いえ、あれこそ、平民としては嬉しい事でしょう、軍隊が集まって来て、いかにもきな臭くなっております、うちの寮の学生達ですら、表面上は変わらないですが、どこか浮ついてます・・・なので、ああしてね、しっかりと生活を維持、管理するって事を目に見せるのが何よりも安心に繋がります・・・と思いますよ、俺は・・・まぁ、確かにここでね税金を上げては市民はいよいよかと不安になるし、逃げ出したくなるでしょうしね・・・確かに、増税は駄目ですね」

タロウが優しく微笑み、

「・・・すまんな、御理解感謝する」

小さく礼を口にするカラミッド、その背後のリシャルトも柔らかい笑みを浮かべていた、

「では、残り二つになります、一つはですね、いや、もう一つあるな・・・なんだ、いろいろ出来そうかな・・・」

タロウは脳みそが動き出す感覚に捕らわれた、単純に身体が温まってきた為、血の巡りが良くなったのだろう、

「・・・うん、ではですが」

とタロウは両膝に手を置いてズイッと顔面を突き出した。
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