セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

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72話 初雪 その29

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翌朝、木箱を抱えたタロウが荒野の天幕に入ると、会合場所となるその天幕は見事に空であった、机が並び席が雑然と乱れているだけの閑散とした有様で、ありゃとタロウは首を傾げる、先程ルーツから大将がお呼びだぞと声を掛けられており、だろうなーと適当に微笑んで転送陣を潜ったのだ、タロウは木箱を手近なテーブルに置き、はてなにかあったのかなとキョロキョロと天幕内を見渡す、外から男達の歓声が響いてきて、ん?とタロウはそのまま殆ど使った事の無い出入口に向かう、すると、

「これはいいな」

「だろう、力の入り加減が全然違うのだ、大した発想だ」

「確かに、おう、立ち上がれるのか」

「うおっ、あれも良いな、動きやすそうだ」

いい歳をしたおっさん共がワイワイと騒がしく、その一団が目にしているのは馬を乗り回しているイフナースであった、見ればイフナースは白い息をまき散らしながら右に左にと駆けており、馬もまた太く大きな白い吐息にまみれている、さらに目を引くのはその手に握られた槍であった、騎士や一般兵が常備する投げ槍ではなく、構えて扱う長槍を携えており、その状態でも大変に軽快な様子で、そして大変に楽しそうであった、

「おう、来たか」

天幕の脇、男達から少し離れた所にクロノスが立っており、腕を組んでムスッとタロウを睨み下ろした、実に不機嫌そうである、

「おう、おはようさん」

「うむ・・・まずだ、文句を言わせてもらおう」

「聞かねぇよ」

「そう言うな、聞け」

「嫌だ」

「貴様なー」

「はいはい、わかってるよ、はやく教えろってんだろ?」

「わかっているならよい、昨晩陛下に呼び出されてな、俺とイフナース相手に大はしゃぎだ、挙句になんだおまえらは知らなかったのかと自慢げにからかわれる始末だよ、夜中の王城で松明を掲げて馬を駆ったのだ、陛下自らな、危なっかしくて仕方がなかったよ」

ギロリとクロノスはタロウを睨みつけ、タロウはあーそうなったのかー想像しやすい光景だなーとのんびりと微笑み、

「それは俺のせいじゃねぇよ」

「いや、お前のせいだ」

「関係ねぇよ、で、どんな塩梅だ?リンドさんは気に入ってたみたいだし、他の偉いさん達にも好評だったけど」

「ふん・・・なら言わずとも分かるだろ、あれこそ文明だな、戦術どころか戦略の見直しも必要だ、騎馬兵の戦闘力が格段に上がるぞ」

「だろうな、陛下も似たようなことを言っていたけど・・・まぁ、俺もそう思う・・・実際そうだしな」

「フンッ、まったく・・・故にだ、もっと早く教えろ、今日明日にも敵が来ようかと言うこの時期に急になんだ、忙しないったらないぞ」

「知らねぇよ、俺は馬には興味無いんだ、乗れないしな、陛下にも散々からかわれたてしまったよ」

「・・・この田舎者が」

「はいはい、ついでに平民だからな、そう扱え、大事な田舎の平民・・・労働者様だぞ」

「言ってろ、まったく・・・」

「好きに言うさー」

タロウはイフナースを眺めながらフフンと鼻で笑い、クロノスはタロウを睨みつけながらフンッと鼻息を荒くする、そこへ、

「おう、あれも貴様か」

さらに渋い顔をしたクンラートとカラミッドが二人の元へ近寄ってきた、その背後の従者達はどこか羨ましそうにイフナースを見つめている、その従者達も恐らく騎士なのであろう、大抵の騎士は馬に強いこだわりがあり、我こそはとの矜持がある、タロウから見るに車よりも単車を好む連中と共通した独特の愛着がその自尊心の元になっているように感じる、

「おはようございます、公爵様、伯爵様」

タロウは恭しく一礼し、クロノスがフンッと再び鼻息を荒くした、

「畏まるな、相談役、で、あれはどういう事なのだ、より正確に教えて欲しい」

カラミッドがここはと一歩タロウに近寄った、タロウの個性的な態度はクンラートとは合わないであろうとの配慮である、実際二人は直接会話する機会が少なかった、カラミッドはもうだいぶタロウの傍若無人ぶりには慣れている、最近ではそれで良いのだなと納得もしていたりする、

「はい、見ての通りですね、あー・・・説明とかしてないの?」

とタロウはクロノスを見上げ、クロノスはこれからだと短く答える、

「そっか、じゃ、どうしましょうか、昨日も馬具職人と陛下達には解説しているのですが、他の軍団長にも説明が必要であれば一緒にと思います・・・どだ?」

カラミッドには丁寧に、クロノスには乱暴にタロウはキョロキョロと忙しく顔を向け、

「おう、それでいい、俺もお前の口から詳しく聞きたかったのだ」

フンと三度鼻息を荒げるクロノスと、

「ありがたい、技術的にはどんなものなのだ?」

と笑顔で受けるも、すぐに質問してしまうカラミッド、ジッとタロウを睨みつけるクンラートである、

「あー・・・どうでしょう、昨日馬具職人に話しながら作らせましたところ、あの程度のものであれば数刻でそれなりのものになっていました、ただ昨日の時点ではまだまだ粗削り・・・より強度を増して、馬の負担にならないようにとも思います、もう少し改良の余地があるかな・・・と」

「どこをだ」

「なにをだ」

クロノスとクンラートが同時に叫び、ムッと睨み合う二人である、

「まぁ・・・ほら、強度は分かるでしょ、昨日のあれだとどうしても急造品でして、数回の使用には耐えるでしょうけどね、革の質とか縫製とか・・・人一人それも筋骨貯えた上に鎧に武器を装着した男を支えるのですよ、それなりの強度が必要なのは当然、さらに言えばそれをね、あの細帯一本で馬の身体で支えるのですから・・・うん、馬の方も慣れが必要でしょうし、今までのそれとは力の入り加減が馬の側でも変わるでしょう・・・殿下は器用に乗っておりますが、殿下は細いし鎧も着てはいらっしゃらない、なので・・・はい、その点をもう少し補強する必要があるだろうなと、何らかの工夫が必要かなと思います・・・鞍全体に荷重がかかるように?さすれば馬も楽に感じるでしょう・・・といっても馬に直接聞くことは難しいですがね・・・その辺は馬の扱いに慣れた人の知恵しだい・・・昨日そのように、陛下にも話しております」

ムゥと騎上のイフナースに視線を向けるクロノスとクンラート、なるほどと頷きカラミッドもイフナースを見つめる、

「あっ、でさ、パスタ、出来たぞ」

サッとクロノスを見上げるタロウに、ナニッとクロノスは再び強い視線を向ける、

「それから、例のアルコールはどうなった?」

とタロウが続けると、

「おう、それだがな・・・中で話すか、あー、イザーク」

クロノスはすぐ側でタロウと同じく鐙を未見であった軍団長や騎士達の質問攻めに合っていたイザークを呼びつけた、イザークから変に情報を聞き出すよりもここはまとめて対応した方が良かろうとの配慮もある、

「会議の折に改めてしっかりとタロウから説明させる、やつらにはそう言っておけ、イフナースにもな、先に入っている、伯爵、公爵もそれでいいな」

ギンとクロノスは二人を睨み、クンラートは無言で睨み返して答えとし、カラミッドは確かにと頭を垂れた、そのままクロノスとタロウは天幕に入ると、

「悪くないと思うがな、やはりあれかエールではそのアルコールとやらの成分は少ないのか?」

「ん、そう言ったろ?ほら、エールではそんなに酔わない奴でもワインだとさ、そんなに量を飲めない、酔いが早くて潰れてしまうだろ、まぁ微々たる差なんだが、寮が増えれば差も顕著になるもんだ」

早速と話題を変えるクロノスにタロウが明るく答えた、先日クロノスと学園長と共にフィロメナの案内で向かった酒造農家でタロウは蒸留器とその使い方、さらには醸造酒の製法を指導している、学園長はこれは凄いと目を輝かせ、相手の農家とフィロメナはこれほどに手間がかかるのかと驚いていた、クロノスは北ヘルデルでもやらせると息巻いてしまい、そういう事ならとタロウは小型の蒸留器をそのままクロノスに預けている、使い方も注意点もその場で実践しつつ教え込み、クロノスは意気揚々と北ヘルデルへ戻った、そしてタロウが思うに昨日早速と動いたのであろう、陛下の招集に応えられなかったのはこれが原因である、クロノスも来るのかなとタロウは愚痴を言う相手を求めていたのだが、結局現れず、なんとも素直に真面目に言葉に気を遣って作業に当たるしかなったのだ、しかし先程の言を聞くに夕方以降再度呼び出されたのだろう、それもイフナースと共に、イフナースはイフナースで第六軍団の掌握に忙しい中であったろうにとタロウは気の毒に思うも、まぁ、それが仕事だしなと完全に他人事であったりもする、

「むー、そういうものか、ほれ、こっちで見たときと違って量が少なくてな、あの変な容器の使い方が悪いのかと思ったが」

「そういうもんだろうな、逆に言えば正しく使っていると思うぞ、実際に見てみないと分らないが、酒自体は濃くなったのだろう?」

「それはな、確かにウィスキー程度には濃くなったと思う、しかし、確かにあれだなあのままでは不味いな」

「それもそう言っただろうが」

「まったくだ、でだ、あの農家に置いたようなデカイ奴も欲しくなってな」

「だろうな、場所はあるのか?」

「手配した」

「じゃ、設置に行くよ」

「頼む、それと樽だがな、ナラ材で良かったよな」

「うん、無いか?」

「あるにはあるんだが少々小汚くてな、新しい樽でもいいものなのか?」

「いいと思うよ、ただ・・・不安であればあれだ、中を焦がしてしまえ」

「焦がす?」

「うん、火のついた炭か、魔法を使えるならその炎でさ、樽の中を黒く焼くんだよ」

「待て、耐久性が落ちるだろ」

「かもしれんが、そこは上手く調整しろ、そうすれば黴やらには強くなる、樽自体がな、まぁ、酒自体は黴ることも腐る事もないんだが、樽は黴ることがあるだろうし、それにな」

タロウはニヤリと微笑む、

「なんだよ」

「酒が美味くなるぞ、なんと言うか・・・うん、喉が焼けるような、火を飲むような酒になる、香りも良くなる、俺は好きだ」

「・・・マジか・・・」

「マジだ、あれこそ酒って味になる、前に飲ませたウィスキーなんぞガキに飲ませとけってくらいにな、ヒリつく男の酒だなあれこそ・・・グフフ」

タロウの厭らしい笑みに、

「そうか・・・分かった、樽の内側を焼く、焦がすのだな?」

クロノスも厭らしい笑みを浮かべた、

「うん、で、そうだな・・・三年は寝かせろ」

「待て、三年?」

「おう、寝かせれば寝かせる程美味くなるぞ、舌触りが柔らかく、香りはより強く・・・ふふっ、それこそな何十年も寝かした酒は・・・芸術品だ・・・まさにな、だから今の内から大量に仕込むんだ、何十も何百もな、自然と減ってしまうのは話したろ?」

「あぁ、聞いた」

「それだけさらに濃縮されて、さらには木の深い香りと焦げた風味が染みつくんだ・・・堪らねぇぞあれは・・・」

「・・・それほどか・・・」

「それほどだ・・・」

ニヤリと子供のように微笑み合う二人である、

「あっ、でだ、これがパスタだ、見るか?」

タロウが持ち込んだ木箱に手を添えた、

「おう、出来たのか、それも美味いんだろうな」

「勿論だ・・・と言いたいが、まだ試してなくてな、ある意味で出来立て・・・これもあれだ、スヒーダムで作るのが良さそうかなと思っているんだが・・・」

「なんだ、それもか?」

「仕方ないよ、乾燥の手間がある、乾燥させなくても美味いんだがやっぱりな乾燥の為には暖かい気候と自然の換気が欲しいと思う・・・だから、こっちでは冬場は無理かな、夏場であれば適していると思う、北ヘルデルとか王都でもそうだな・・・まぁ、難しい事はしてないからさ、あっちこっちでやってみればいいよ、それぞれの土地の小麦の味ってやつもあるからな、でだ、こんな感じでしっかりと乾燥させれば一年は余裕でもつぞ」

タロウはそう言いながら蓋を開け、ザラリと一掴みをクロノスに手渡す、商会の地下で二晩乾燥させたそれはタロウが見るにまぁこんなもんだろうと満足は出来かねるが初めての試みの割には上々の出来栄えであると思われ、そのうちの半分を持って来ていた、残りは今日の夕食にとソフィアに渡している、ソフィアは目を細めどう調理するのよと今一つのようで、タロウはサッサと戻るよと答えるしかなかった、

「フーン・・・これがパスタ?」

「あー・・・どちらかというと、ファルファッレ・・・かな?」

「どこの国の言葉だそれは」

「お前の知らない国だよ、蝶って意味だ」

「蝶?あぁ形がそうなのか?」

「そうだな、だからこれも好きに呼べ、ミナは蝶だ花だと喚いていたがな」

「なら蝶でよかろう」

「そうか?でこっちがパスタ」

「ん?・・・随分細長いな・・・あれかソフィアの作っていたシロメンってやつか?あののたくったやつに似てるか?」

「正解だ、あれを細くして乾燥させた感じだ、これにも太さで名前があるんだが・・・まぁ、好きに呼べばいい」

「めんどくさい、パスタで良かろう」

「ならそれで」

「・・・ふむ・・・で、どう食べる?このままか?」

「それは無理、火を通してない小麦の塊だ」

「そうか・・・あぁ、思い出した、ティルの報告書にあったな、小麦粉に玉子を落として練ったのであったか?」

「その通り、話が早くて助かるよ、じゃ、そういう事でだ・・・今日の会議はこれからだろ?」

「おう、そうだ」

「うん、じゃ、先に鐙と馬具について説明するから、それが終わってから本題に入れ、その間に調理するから、従者を数人貸せ」

「それは構わん、イザーク・・・いや、誰かいるか」

クロノスが叫ぶとスッと従者が一人奥から進み出た、

「おう、お前、こいつを厨房に案内しろ、で、指示に従え」

ハッと畏まって背筋を伸ばす従者、

「済まんね、じゃ、皆さんが戻る前にそっち覗いておく」

「おう、すぐに戻れ」

と言った瞬間にドヤドヤと男達が入ってくる、ありゃと結局そのまま会議に入ったタロウとクロノスであった。
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