上 下
903 / 1,062
本編

70話 公爵様を迎えて その33

しおりを挟む
「気持ち良かったです・・・」

フィロメナが若干ふらつきながら食堂に入って来ると、女性達の視線が一斉に集まる、

「でしょー」

ソフィアがニヤリと微笑んだ、

「はい、あれですね、ゴソリと毛が抜けるのが分って、それになんかこう・・・正に一皮むけた感覚です」

フィロメナがフラフラと近場の椅子を引いて腰掛けた、洗体を手伝ったレネイが慌ててその肩に大振りの手拭いを掛ける、フィロメナはあられもない姿であった、恐らく施術後の状態を見せる為だと思われるが、その身に纏っているのは胴体に巻いた手拭いだけで、とてもではないが男性に見せられる状況ではなく、また、事情を知っているが故に視線を集めているが、事情を知らなければ女性達でも注視するのは気恥ずかしさゆえに躊躇われるような艶姿である、

「そうなのよ、で、どう?」

とソフィアはフィロメナに近寄りその腕を取った、見る限り異常は無い、それどころかその肌は艶々と輝き、またムダ毛は綺麗に無くなっている、

「如何でしょう?そのあまりにも抜けるものですから・・・汚してしまって・・・」

フィロメナは申し訳なさそうにソフィアを見上げる、

「お風呂場?大丈夫よ、流せばいいんだからあんなのは・・・うん、こっちはいい感じね、で、一番大事な所はどう?」

「はい、どうぞ、すいません、少々はしたないですが・・・」

フィロメナはゆっくりと腕を上げて脇の下を晒し、自分でも覗き込む、姉妹達が腰を上げ吸い寄せられるように近付き、ユーリやエレイン達も静かに集まった、

「うん・・・いい感じだわね、ほら、まったく毛がなくなって、綺麗になってるわ」

ソフィアが一目見て満足そうに微笑んだ、自身は腕だけであったが、フィロメナは肩から脇の下、腕全体と、両脚、さらには首元から胸元にかけて施術している、全身を一度に済ませたのは洗体の手間を考えた為で、ソフィアのように片腕だけであれば流し落すのは難しく無いが、脇の下や胸元を施術するとなると一気に両脚までやってしまった方がその後の洗い流しに手間が無いであろうと判断した為である、顔はまだ怖いとの事で後回しになっていた、ソフィアはそれはわかるわねーとフィロメナの意向を尊重している、

「ですよね、でも、なんか・・・どうだろう、若返ったというよりも・・・子供に戻った感じです・・・かね・・・」

フィロメナが恥ずかしそうに微笑む、

「そうねー・・・それは分かるわ、子供っぽく感じるのよね、でも、どう?見た感じ全然違うでしょ?」

とソフィアが女性達を見渡した、皆、ジッとフィロメナの脇の下を見つめている、そして、

「悪くは・・・ないですね」

「うん、なんか・・・うん、綺麗は綺麗?」

「そうだね・・・っていうかそんな他人に見せるところじゃないからかな・・・気にしなければ確かに気にしないでいいのかなって感じもする・・・」

「だねー、でも、いいな、私はこっちのが好きかも・・・」

「艶めかしいですよね」

「あー、それはだって、殆ど裸だもん」

「それとは別でさ」

「子供っぽいってのはその通りかも」

「なんか無防備にも感じるなー」

「わかるわそれ・・・」

「ねー」

と正直な感想が飛び交い、

「ちょっと見せてよ」

ヒセラがグイッと顔を寄せた、

「もう、別にいいけど、そんなまじまじ見られると恥ずいわよ」

「今さら何よ、わっ、ホントにあれね、一本もないのね、凄い、見事にスベスベだ・・・腕もだし・・・脚は?」

「見ての通りよ」

「どれ?」

とヒセラは遠慮無くフィロメナの太腿に手を伸ばす、

「あっ、私も」

「私もー」

と姉妹達がヒセラに続くが、ユーリやエレイン達は自分達が触れるのは違うかなとこちらは遠慮している様子である、

「もう、触るだけよ」

「触ってるだけよ」

「見れば分かるでしょ」

「そりゃ分かるけど、ちょっと、揉まないで」

「なによ、気持ちいいんでしょ」

「あっ、内腿はやめて」

「あらー、フィロメナ義姉さんはこっちが好み?」

「そういう問題じゃないでしょ」

「そうかなー」

「凄いね、どこもスベスベだ・・・」

「うん、それは確実だね・・・何だろ、私の腕・・・ガサガサなんだな・・・」

「あっ、それ分かる、私のも・・・」

「そだね・・・ガサガサだね」

と妹達にたかられたフィロメナは流石に不愉快そうであるが黄色い声を発してしまい、姉妹達はフィロメナの脚と自分の腕を比べてしまう、そしてその違いを実感し、これは確かにまるで違うと理解した、

「はい、そこまで」

と突然ソフィアが姉妹達を窘める、

「時間も無いしね、次々やりたいところなんだけど、どうする?やる?やらない?何度も言うけど私としてはお勧めはするけど無理強いはしないから・・・そうだ、レネイさんは補助に回る?」

「そうですね・・・やるとしても最後かなって感じです、ほら、あんたらはどうするの?やるの?やるならどこまでやるか決めたの?」

レネイが手を腰に当て姉妹達を睨みつけた、中心となるフィロメナが脱力してしまっている為、誰かがその役を担わなければ回るものも回らなくなる、

「えー、それはだって、フィロメナ姉のを見てからかなーって思ってたしー」

「私もー」

「私もだよー」

「なら見たでしょ、危険は無いのはわかったし、効果も見ての通りなんだから、やるならやってしまいなさい」

レネイがフンスと声を荒げる、ハーイと素直に応じる姉妹達である、しかし、

「じゃ、私からでいい?」

「えっ、先に私でしょ」

「なんでよ?」

「なんでもなにもないでしょ」

「だからなんでよ」

「いや、私でしょ」

と今度は順番争いであった、ソフィアはあー、まさに姉妹だなーと微笑むが、そこへ、

「すいません」

とカチャーがヒョイと玄関口から顔を出す、

「はいはい、なに?」

「あっ、こっちの準備も出来たので、試着の方もお願いしたいかなって・・・」

カチャーが恐る恐ると食堂内を覗き込む、

「あっ、そっちもあったわね、そういう事だから、そっち組とこっち組に別れましょうか、カチャーさん、そっちは何人ぐらいいける?」

「あー、結構出来てますので、全員でも何とかですよ」

「あら、そうなの?」

「はい、マフダさんが早く連れて来てーって」

「あら、じゃ、あれか、半分半分でいいのかな?」

「こっちはいけると思います、奥様方も準備万端って感じなので」

「そっか、そういう事らしいけど、どうする?」

ソフィアが姉妹達を見渡した、すると静かにそのやり取りを聞いていた姉妹達は顔を見合わせ、

「その服も早く着てみたいのよね」

「そだよね、じゃ、私はそっちから」

「じゃ、私も」

「うん、そうなると上はそっちで、下はこっちでいい?」

「それがいいわね、そう言う事で」

とどうやら年長者が試着に、年少者がこちらに決まったようである、ソフィアはなんだ話が早いわねと微笑むが、

「あー、また、勝手に決めてー」

「そうだよー、勝手に決めるなー」

と年少者がブー垂れ始めた、あー、これもまた姉妹らしいなぁと苦笑いを浮かべるユーリにエレイン、カトカにゾーイである、しかし、

「こら、迷惑かけるな、ヒセラ、あんた達から試着を済ませて、レネイ、他のは脱毛、決定よ」

フィロメナがピシャリと場を治めた、ここは流石の長姉である、先程のレネイとはやはり威厳が違っている、

「そだね、ほれ、半分は試着だよ、カチャーさんについていけばいい?」

とヒセラが先に立った、

「はい、こちらです」

カチャーがこの人も綺麗な人だなーと見つめつつ、スッと後退る、

「ん、行くわよ」

ヒセラの号令一下、どうやら年長者がヒセラに続き、

「ほれ、あんたらは脱毛の方よ、レネイ、宜しく」

フィロメナがレネイを見上げ、

「はいはい、じゃ、何でしたっけ、試験からですよね」

とレネイがソフィアに確認する、

「そうね、じゃ、やる人は手を出してねー、さっきフィロメナさんにやったように、手の甲にちょっとだけ薬液を乗せます、そのまま置いて、痒くなったり赤くなったりした人は正直に言う事、薬液の量を調整する必要があるから、嘘ついちゃ駄目よ、嘘ついたら痛い目見るのは自分だからね」

ソフィアが改めて口にした注意事項に、ハーイと素直な言葉が返ってきた。



そして脱毛の処理は一人二人と確実に進んでいき、フィロメナも顔の脱毛に挑戦すると、そのあまりの効果に歓声を上げてしまう、これは凄いとユーリとエレインも目を丸くした、やはり普段から目にする顔の変化は大きいもので、特に顔の産毛は顔色さえ左右していたのであるなと明確に確認できた、さらに勿論であるが肌艶も良くなっている、その効果は蜂蜜パックの比ではなく、これは毎日でもやりたいとフィロメナは感激していたが、ソフィアは強い薬だから最低でも20日は使っちゃ駄目だと厳に戒めた、そして午前も遅い時間になる、

「失礼します」

と階段からゆっくりと顔を出したのはアフラであった、ニコニコといつもの笑顔を浮かべている、

「あら、いらっしゃい」

ソフィアが笑顔で向かえ、

「アフラだー、どうしたのー」

とミナが飛び付く、

「あら、ミナちゃん、こんにちわ」

「こんにちわー、あのね、あのね、皆で綺麗になってたのー、でもね、ミナは駄目なんだってー、子供だからー」

「あら、そうなの?」

「そうなのー、ソフィアがケチなのー、エレイン様もー、ユーリは意地悪なのー」

「こら、何言いだすの」

ソフィアが慌ててミナを取り押さえる、

「えー、そーでしょー」

「だから、大人しか駄目なの」

「ぶー、ミナもやりたいー、グニュグニュでスベスベしたいー」

「ダーメ、ミナには早い」

「早くないー、レインがちょっとだけやってたー」

「ちょっとだけでしょ」

「でも、やってたー」

「それでも駄目」

「駄目じゃないー」

「もう、駄目は駄目、言う事聞かないと怒るわよ」

「えー・・・ブー、だってー」

「もう、あっ、アフラさん御免なさいね」

ミナの頭を脚に押し付けソフィアは苦笑いでアフラを伺う、

「いえいえ、それがあれですか?タロウさんが言ってた事のようですね・・・」

アフラは笑顔のままに食堂内を見渡す、食堂内では半裸の女性達が思い思いに脱力しており、エレインや研究所組は壁のテーブルに向かって何やら作業をしていた、

「あら、聞いたの?」

「はい、面白い事やってるから見ておけばーって、すんごい適当に言われました」

「あら・・・あれらしいわね」

「ふふっ、そうですね」

アフラが微笑むも、その大雑把な誘い方はソフィアさんに似ているなーと思った事は口に出さないアフラである、

「で・・・どういう事なんでしょう?」

アフラの瞳がキラリと光る、この食堂で行われるあらゆる事が奇異で貴重で珍しい事は理解しているが、今日のこれは殊更異常である、そして先日来の染髪やら調髪やら服飾やらの研究にも成果が表れているらしく、タロウはちゃんと時間を取らないと王妃様が怒るかもなーとあらぬ方向を見つめてブツクサ言っていた、そこまで言われたら顔を出さない訳にはいかないアフラである、なによりパトリシアの事を考えると後が怖い、非常に怖かった、

「あー・・・ユーリ、カトカさん、お相手お願い」

ソフィアは説明し直すのもめんどくさいと研究所組にぶん投げた、丁度薬液の精製を確認している所である、

「ん?あっ、アフラさん、来たの?」

とユーリが振り返る、

「はい、お邪魔していました、その何をされているのでしょう?」

「あー、じゃ、ゾーイ、さっきまとめたのを説明してあげて、振り返りに丁度良いわね」

「そうですね、アフラさんこちらへ、レインちゃんゴメン、場所空けて」

「しょうがないのう」

とレインがどいた場所にアフラがスッと割り込む、そして詳細な解説が始まったようで、アフラはフンフンと頷いていた、

「さて、こんなもんかしら・・・後は・・・」

とソフィアが黒板を見つめる、もう一つ課題があったのであるが、それは明言していない、どうにも自分では説明しかねる内容であったからで、

「そっちはタロウが来てからかな・・・アフラさんも来たし、少し待ちますか・・・」

「ウー・・・わがったー、あぎらめるー」

ミナがソフィアの脚に埋もれたままジタバタと動き出す、

「あっ、ごめん、忘れてた」

ソフィアは慌ててミナを解放した、どうやらずっと拘束していたらしい、

「うー、ソフィーのバガー」

今にも泣きだしそうな顔をソフィアに向けるミナである、

「こら、そんな事言うんじゃありません」

「えー、でも、忘れてたって言ったー」

「あー、だからそれはゴメンて、謝ったでしょー」

「えー、やだー、許さないー」

「・・・もー、じゃ、さっきの甘いの作るから、それで許して」

「・・・ホント?」

ミナはピョンと飛び跳ねた、

「ホントよ、でもあれよ、ミルクに蜂蜜とリンゴ絞っただけよ、前のなんだっけ?フルーツミルクだっけか?あれと同じようなもんよ」

「それがいいー、ミナあれ好きー」

「あー・・・そっか、そうよね、はいはい、じゃ作りますか、手伝う?」

「手伝うー」

「ありがと」

ソフィアがニコリと微笑むと、ミナは顔を真っ赤にしつつも満面の笑みでピョンピョン飛び跳ねる、その大きな双眸に溜まった涙が頬を伝う事は無かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

悪行貴族のはずれ息子【第1部 魔法講師編】

白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
★作者個人でAmazonにて自費出版中。Kindle電子書籍有料ランキング「SF・ホラー・ファンタジー」「児童書>読み物」1位にWランクイン! ★第2部はこちら↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/162178383/450916603 「お前みたいな無能は分家がお似合いだ」 幼い頃から魔法を使う事ができた本家の息子リーヴは、そうして魔法の才能がない分家の息子アシックをいつも笑っていた。 東にある小さな街を領地としている悪名高き貴族『ユーグ家』―古くからその街を統治している彼らの実態は酷いものだった。 本家の当主がまともに管理せず、領地は放置状態。にもかかわらず、税の徴収だけ行うことから人々から嫌悪され、さらに近年はその長男であるリーヴ・ユーグの悪名高さもそれに拍車をかけていた。 容姿端麗、文武両道…というのは他の貴族への印象を良くする為の表向きの顔。その実態は父親の権力を駆使して悪ガキを集め、街の人々を困らせて楽しむガキ大将のような人間だった。 悪知恵が働き、魔法も使え、取り巻き達と好き放題するリーヴを誰も止めることができず、人々は『ユーグ家』をやっかんでいた。 さらにリーヴ達は街の人間だけではなく、自分達の分家も馬鹿にしており、中でも分家の長男として生まれたアシック・ユーグを『無能』と呼んで嘲笑うのが日課だった。だが、努力することなく才能に溺れていたリーヴは気付いていなかった。 自分が無能と嘲笑っていたアシックが努力し続けた結果、書庫に眠っていた魔法を全て習得し終えていたことを。そして、本家よりも街の人間達から感心を向けられ、分家の力が強まっていることを。 やがて、リーヴがその事実に気付いた時にはもう遅かった。 アシックに追い抜かれた焦りから魔法を再び学び始めたが、今さら才能が実ることもなく二人の差は徐々に広まっていくばかり。 そんな中、リーヴの妹で『忌み子』として幽閉されていたユミィを助けたのを機に、アシックは本家を変えていってしまい…? ◇過去最高ランキング ・アルファポリス 男性HOTランキング:10位 ・カクヨム 週間ランキング(総合):80位台 週間ランキング(異世界ファンタジー):43位

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...