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本編

65話 密談に向けて その5

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その後、

「取り急ぎお願いしたいのは以上かな・・・問題・・・しかないと思うけどどうだろう」

タロウがブラスとリノルト、さらにそれぞれの部下である職人達を最終確認とばかりに見渡した、

「そう・・・ですね、俺らはそうでもないですけど、そっちだな・・・」

ブラスが心配そうにリノルトを伺い、

「何とかするさ、お前ら、今日は残業だ、細かいから手間がかかるぞー」

リノルトが渋い顔で職人達を見渡し、職人達はしょうがないなと苦笑いを浮かべている、

「すまんね、金が足りなくなったら言ってくれ」

「あー、それは大丈夫です、逆に戻さないとですよ」

「それは必要無い、余ったとしてもそれはそちらの取り分だ」

何とも太っ腹な言葉である、タロウはブラスとリノルトに金貨にして二枚分の銀貨を手渡していた、無理を承知で頼むことであるとタロウは言い添えており、確かに少々無理をしないと納期的に難しい仕事内容ではある、

「それはそれで申し訳ない気がしますけど・・・」

ブラスとリノルトは顔を顰める、タロウからは急ぎの仕事であり、今日明日中に仕上げて欲しいと告げられ、寮とガラス鏡店の二階を数度往復する事になった、タロウからの依頼という事もあり気合の入った二人であったが、その依頼内容を聞くにつけ、実現可能なのかと首を捻らざるを得ず、しかし、タロウは以前から考えていた事であり、可能は可能であると強気であった、さらに完成した品も取り合えず一晩持たせられたらその後にゆっくりと改良していこうと、何とも不安な事を口にしている、

「気にするな、第一上手くいったら、それこそ、仕事が増えるだろ」

「そうなんですが・・・」

「確かに、しかしこうなるとうちはいよいよ何屋か分らなくなるな・・・」

リノルトとブラスは複雑な顔で首を捻る、職人達は仔細はまだ耳にしておらずどうしたのかと不安そうに二人を見つめていた、

「取り合えず頼むよ、俺もこっちの仕事が終わったら顔を出すから、リノルトさんの方の工場でいいよね」

「はい、そうして頂けると嬉しいです、では、早速」

「宜しく、あっ、ブラスさん蒸し器はどうなる?」

「はい、昨日の時点でほぼほぼ完成してました、俺は殆ど関与してなかったのであれなんですが、確認します」

「すまんね、そっちも宜しく頼むよ」

リノルトとブラスは軽く会釈をして職人達を引き連れ工場へ戻った、それぞれの荷車には毛布で保護された数脚の椅子と陶磁器の壺やら皿やらが乗せられており、それらはイフナースの屋敷から預かってきた代物であった、イフナースが王城で打合せ中であった為、ブレフトが立ち会って引き渡された品々となるが、ブレフトは何に使うのかと終始懐疑的で、しかし、イフナースからは全面的にタロウの指示に従うようにと言われている、実はイフナース自身もタロウがやろうとしている事をまるで理解していなかったが、タロウは時間は無いがやりたい事があるとイフナースを押し切り、クロノスも面白そうだと後押しした為にこの騒動であった、タロウは一息吐いて二つの集団を見送ると、さて次はと振り返る、すると、

「あー、何をバタバタやってるんだか・・・」

ユーリが勝手口から顔を覗かせていた、

「おう、どした?」

「どしたじゃないわよ、食事会の予定が向こうから来たらしいわよ、これ、エレインさんから」

ユーリはエレインから渡された通知文書をタロウへ差し出しつつ内庭へ入り、勝手口を後ろ手で締めた、一応中の人達に聞こえないようにとの配慮である、

「すまんな・・・あー・・・急いで正解みたいだなー・・・これは領主様も来るって事かな?」

タロウはざっと文書を眺め、その期日を確認し、出席者名に目を走らせる、

「そうね、奥様とお嬢様はあんたもさっき挨拶したでしょ、やたら機嫌が良いみたいだけど、ここにいるときは大概あんな感じよね」

「そうなのか、それは良かった・・・この、前日に下見っていうのは?」

「そりゃするでしょ、公爵様と伯爵様が来るのよ、会場の下見やら厨房の下見やら控えの人員を何処に置くやらって感じじゃないの?当然でしょ」

「あっ・・・そうだよな、普通・・・理解した、これは向こうには?」

「まだよ、ゾーイに頼もうかと思ったけど、あんたの方が確実かなと思ってね」

「了解した、ちょっと行ってくるよ、これは預かっても?」

「勿論よ、殿下に渡してくれってエレインさんが」

タロウは分かったと呟いて懐に書類をしまうと、

「で、さっきの騒ぎはなに?また変なもん作ってるの?」

ユーリが用は済んだとばかりに振り返り勝手口を開ける、内緒話は終わりとの意思表示でもあった、

「そだねー、画期的だと思うよ、お前さんも欲しがるはずだ」

「あら自身満々ね」

「まぁな、上手くいけばだけど、リノルトさんに任せれば大丈夫とは思うんだけどね、少し指導は必要かなと思うね、リノルトさんも良い腕してるし、職人さん達も真面目だしね、やっぱプロに任せるのが一番だよ」

「あんた、時々言うわねそれ」

「何のことだ?」

「プロって言葉、よく耳にしたけど、どういう意味だっけ?」

「あー・・・本職とか熟練者とか?」

「そういう意味だったっけ、忘れてたわ」

「そっかー」

二人は適当な会話をしながら厨房に入り、食堂に移る、すると、

「タロー、終わったー?」

ミナがパタパタと駆け寄り、他の面々も顔を上げた、一同は実験は一休みとばかりに茶とドーナッツを楽しんでいる様子で、その顔は柔らかく笑みが残るものである、一仕事終えた満足感に包まれているのであろう、

「終わったぞ、御免な、任せてしまって」

タロウはニヤリと微笑みミナの頭に手を置いた、

「むふふー、出来たのよー、見てー」

ミナは嬉しそうにその手を取って試料の並ぶテーブルにタロウを引っ張る、タロウは先程ブラスとリノルトを伴って食堂に姿を現したが、ユスティーナらに軽く挨拶をしてそのままバタバタと動き回っていた、その為実験結果については未検証であったのだ、

「はいはい、お、良い感じなんじゃない?」

「でしょー」

タロウは並べられた髪の房を一望し、大したもんだと笑みを浮かべる、

「うん、凄いね、良い色だと思うけど、皆さんはどんな感じ?」

タロウは誰にともなく問いかける、

「そうですね、良い色と思いますし、タロウさんの言うところの時間経過による色の変化も把握できたと思います」

サビナが茶を置いて腰を上げた、

「それとあれじゃな、地毛の色が大事だという点も大事じゃな」

レアンがフフンと得意気に口を挟む、

「そうですね、で、こちらにまとめてあります」

サビナが数枚の黒板を試料の隣に並べた、試料と染髪の経過時間をまとめた記録である、

「ん、でも、言った通りだね・・・うん、予想通りと言って良いかなと思うけど・・・」

「やっぱりそうだったんですね」

サビナがムスッとタロウを睨む、昨日のインディゴを使った染物も結果が出た後でやっとその知識があった事を口にしたタロウである、恐らくこの染髪に関しても何らかの知識はあったのであろうなとサビナとカトカは感づいていた、

「まぁね、言ったじゃない、知識はあったけどやった事は無いってさ・・・では・・・次だね」

とタロウは一通り黒板を眺めて腕を組む、

「次ですか?」

サビナが首を傾げ、他の面々も同様に不思議そうにタロウを見つめる、自席に戻ったユーリもそうであるが、ソフィアとレインはそりゃそうなるわよねとのほほんと茶を啜っていた、

「うん、実際に染髪してみたくなるでしょ?」

ニヤリと顔を上げるタロウである、アッと一同は声を上げた、それが主目的であったのだ、実験は取り合えず成功であるとサビナが認め、タロウもその成果を認めた為、達成感を感じたのであるがそれも一瞬の事であった、

「そう・・・ですよね・・・」

「うん、そりゃそうだ、その為の実験だもんね」

サビナはハタッと気づき、ユーリがうんうんと頷いている、

「でしょー、で・・・だ・・・ここは俺の意見よりもやっぱりソフィアかな、ソフィアさんとしてはどんなもんかいね?」

他人行儀にソフィアを伺うタロウである、

「何よそれ?」

「何って・・・ほら、俺の意見よりもさ、こういうのは女性の意見の方が大事でしょうよ、ソフィアさんとしては派手で好まんっていうのは重々理解しているのだが、実際に染髪するとなったらどうすればいいと思うかね?」

タロウのどこかふざけた胡乱な問いかけに、一同の視線はゆっくりとソフィアに集まる、

「なによその言い草」

「言い草はほら、ここでは問題ではないよ」

「そうだけど・・・そうね、私としては好きにすればいいんじゃないかなとしか言いようが無いかしら?でも・・・」

ソフィアはうーんと首を捻った、

「でも?」

やっと本気で考え始めたソフィアにエレインが問いかける、

「・・・あれね・・・なんというか・・・私が知っている限りだと・・・やっぱりその・・・髪を染めている人はその道の人か裕福な人だけだったように思うのよね」

「そうなりますよね」

とサビナはだろうなと頷いた、今日のこの実験も手間もかかったのであるが、それ以上に染料が高価であると思い知ったのであった、先日タロウから追加分を頼まれ、昨日の夕食前に件の塗料屋に確認の為に足を運んだのであるが、在庫している品はまだ数箱あるのは良いとして、それらはサビナが予想していた金額より遥かに高く、最初の一箱がどれほど安くされていたのかを実感した、

「だから・・・まぁ、あれね、フィロメナさんにお願いして試して貰うのも良いと思うし、その後で、貴族様に向けた方が良いと思うな・・・すいません、ユスティーナ様、こういう言い方は失礼かと思いますが」

「構いませんよ」

ソフィアの軽い謝罪に、ユスティーナは気を遣うなと理解を示す、

「確かに、その・・・職人さん的な経験も必要ですよね」

エレインもなるほどと頷いている、

「あー、でもそれはあれだろ?実際に広めていくにはって事だろ?」

タロウは染められた一房を木戸から入る陽光に翳して見ている、

「そうよ、それに、あれよ、例えばうちの寮生とか商会の奥様方でやってみても良いとは思うけど・・・正直どうかしら、目立ちすぎて何言われる分らないわよ、髪留めとかならまだほら、地味だからね、遠目には分らないけど、青色の髪よ、目立って仕方ないわよ」

「確かにね・・・そうなるとやっぱりフィロメナさんかな?」

「それが良いと思うけどね・・・」

「・・・その・・・フィロメナさんと言うのは?」

ユスティーナがエレインに問う、

「あっ、はい、えっと・・・そうですね、遊女さんです・・・はい」

エレインは言葉を選ぼうと少し考えるが、他に言いようがなく結局正直に答えざるを得なかった、

「まぁ・・・あの手合いとも付き合いがあったのですか?」

ユスティーナは見事に目を丸くして驚き、レアンとマルヘリートはどういう事なのかなとエレインを伺う、二人共に遊女という名称は聞き慣れないものであった、

「すいません、その・・・いろいろありまして・・・」

エレインは取り合えず言葉を濁した、マフダとリーニーはお茶会となった時点で事務所に戻っている、やはりいくら仲が良くなったとはいえ貴族と一緒にお茶をするのは気が休まらなかったのだ、

「そう・・・大丈夫なのかしら?」

ユスティーナは渋い顔でライニールを見上げる、ライニールとしても答えようが無い様子で若干困惑した顔であった、

「それは大丈夫ですよ」

ソフィアが朗らかに笑うと、

「その実験で使った髪を提供してくれたのも遊女さん達ですから」

エッとユスティーナがソフィアを見つめる、

「まぁ、一般的にはあまり良い印象は無いですが、私なんかほら、元々冒険者ですし、そっちの方がよっぽどダメ人間ですよ」

カンラカンラと笑うソフィアをユスティーナは何を言い出すのかと見つめたまま言葉も無い、

「あー、すいません、知らない名前を出した私も悪いですね、申し訳ない、ここは一つ御容赦下さい」

笑顔で謝罪するソフィアにそう言われてしまってはユスティーナは反論できず、ライニールとマルヘリートの従者も顔を見合わせるしかなかった、

「・・・まぁ・・・ソフィアさんがそう言うのであれば・・・」

と取り合えずユスティーナは理解した振りだけでもしておこうかと矛を収める、ユスティーナとしては遊女等とも付き合いがあるらしいエレインの身を心配してしまったのである、モニケンダムは比較的に治安の良い町ではあるが、あくまで比較的であり、裏社会がどうなっているかなどユスティーナは把握していなかった、それでも遊女がそちら側の職業である事は理解しており、あまり良い印象は持っていない、

「・・・あー、では、取り合えず、フィロメナさんと話してみようか、ある意味で人身御供的な扱いになるからあまり気乗りはしないんだけどさ・・・ほら、どうしてもこれって元に戻すのが難しいんだよね、っていうか無理なんだよ」

「あっ、そうですよね」

と瞬間的に冷えた雰囲気の中、タロウが話題を繋ぎ、サビナが何とか口を開く、

「うん、切るしかないんだな、失敗したとしたら」

「確かに」

「だから・・・うん、ソフィアの言う事は正しいよね、貴族様に提供するとなると失敗は許されないし、何より経験を積まないとね、それとやっぱりあれだ、染め方そのものも確立しないとだしね、今日のはほら漬けただけでしょ」

とタロウは実験道具を見渡す、

「はい、お湯で温めながら指示通りかと思いますが」

「それを実際に人の髪でやるんだよ、それはそれで難しいって想像できるでしょ?」

「確かに・・・それもありますね」

カトカもなるほどと頷く、

「そういう訳ですね、奥様、こちらはもう少しお時間を頂きたく思います、奥様の髪を染められるほどの実力を付けましたらエレイン会長からお誘いすると思います」

ニコリとタロウはまとめにかかった、

「・・・そうですか・・・それは確かに理に適ってますわね」

渋々と頷くユスティーナである、ユスティーナとしてはそのまま誰かの髪を染めるのかしらと期待もあったのだ、少々納得できない感もあるが、理屈は理解できるものであった、

「ありがとうございます、皆さんの協力があればきっと良いものになると思います」

さらに柔らかく自信に満ちた笑顔を見せるタロウに、ちゃんとすればちゃんとできるんだなこの男はと、女性達は素直に感心するのであった。
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