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本編
59話 お披露目会 その8
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そして玄関ホールでブラスから事情を聞いたエレインは、
「取り敢えず、大丈夫かと思いますが・・・」
と不安そうに2階へ続く階段へ視線を向ける、ブラスの説明により状況は理解したのであるが、従業員の夫達とクロノスの関係は正直な所理解していない、以前に教導団という何やら特別な職にあるとは聞いているのであるがそれが何を意味するのかをエレインは結局良く分からないままでいた、
「はい、ま、一応耳に入れておこうかと、ほら、クロノス様もイフナース様もあれがなになので」
ブラスも心配そうに階段を見つめた、エレインもそうであるがブラスにしてもクロノスのその心中はまるで理解できていない、貴族であり、王太子であり、英雄である人物の考えなど逆立ちしようが側転しようがバク転しようが理解できるものでは無いし、想像すら難しい、クロノスはブラスや今日は顔を見せていないバーレントに対してはやたら気さくなのであるが、先程の冷めた瞳と白けた表情を思い出すに自分達とのそれとはまた別の考えで男達を2階へ誘ったように思える、いずれにしろブラスが出来る事は無く、こうして何かあれば対応できる可能性があるエレインと状況を共有するくらいしかブラスには為す術が無かった、
「あれがなに・・・は、あまりにも大雑把と思いますが、気持ちは分かりますわ」
「ですよね・・・」
エレインは苦笑いを浮かべ、ブラスも苦笑いで答えとする、すると階段を下りてくる者があった、イフナースの従者であるブレフトである、
「あっ、ブレフトさん、上はどのような感じですか」
エレインとブラスが階段の上がり口まで近付いて問い質すと、ブレフトは二人の心配そうな顔に何かあったのかと不思議そうな表情となって、
「どのような感じと言われましても・・・」
と何を聞かれているのかを理解していない風で、しかし、
「ああ、心配されておるのですね、大丈夫です」
すぐにその質問の意図を理解して柔和な笑みを浮かべる、
「そうなんですか?」
「はい、皆さん驚かれているようでしたが、問題はありません」
「であれば良いのですが・・・」
「はい、お二人が心配するような事は何も」
ニコリと微笑むブレフトに、エレインとブラスはブレフトがそう言うのであればと顔を見合わせて納得するしかない、
「で、すいません、お店の方にエフモントさんも来ていると伺ったのですが」
「あっ、はい、いらっしゃってます」
エレインが慌てて答えると、
「では、2階へお越し願いますでしょうか、エフモントさんも同席頂ければ話しは早いかと思いますので」
「分かりました、では、2階へお連れ致します」
「お願いします」
ブレフトは恭しく頭を垂れ、エレインは返礼しつつ足早に店舗へ戻る、ブラスはどうしたものかと取り敢えずエレインの後を追い、ブレフトは任せて良いであろうと2階へ戻った、
「すいません、エフモントさん」
エレインは店舗に入るとワキャワキャとはしゃいでいるリズモンド一家の側でニコニコとその様子を眺めているエフモントに歩み寄る、
「はい、ん?どうかされましたか」
エフモントはエレインの見事なまでに血相を変えたと言えるその表情に何かあったかと瞬時に顔を強張らせた、
「申し訳ありません、少々別の問題が発生したようで、至急2階へお願いできますでしょうか」
「別の問題・・・ですか」
エフモントはさらに小首を傾げるが、エレインの後ろに立つ時折見かけていたブラスの緊張した顔と相まって、これは確かに何らかの問題が発生したのであろうと理解し、
「わかりました、では、うちの娘達はお願いします・・・あー、ほっといて大丈夫そうですな」
エフモントは店内を見渡し、姿見の前でクルクル回って笑っている二人の孫と、全身鏡を見知らぬ遊女と共に楽しんでいる娘の様子を確認し、
「では行きましょう」
「はい、こちらです」
エレインはそのままエフモントと共に2階へ向かった、ブラスは自分が入れる世界では無いなと改めて思いその場で待つことして店舗内を見渡す、するとどう見てもまた世界の違う集団があった、リズモンド一家である、店内には目に馴染んだ平民の姿もあるが、その女性達だけはやたらキラキラと輝いて見えた、上等な生地とヒラヒラとしたレースを多用した訪問着だろうと思われる服装を着崩して胸元を露わにし、さらにその顔には赤やら黒やら青やらの化粧が施されている、その髪もまた長く伸ばされ綺麗に編み込まれていた、実に人目を集める事このうえなく、ある程度の耐性を身に着けていると自負するブラスでさえ、この場、この状況で目にすると本能をくすぐる違和感が強烈で、さらに一度目にしてしまったら最後、視界から外すことも難しい、
「・・・えっと・・・あっ・・・」
ブラスはそんな女性達を無遠慮に眺めまわしてしまい、これはいかんと目を閉じて軽く頭を振ると、壁鏡の前で楽しそうにその女性達の一人と談笑しているブノワトを見つけ、どこかホッとしつつ足を向けた、
「あっ、お疲れー」
ブノワトは鏡越しにブラスに気付いて明るい言葉のままに微笑む、
「あらっ、お知り合い?」
「うん、あたしの旦那」
「へー、なになに、立派じゃない」
「あー、そう思う?」
「まぁねー、これでも男を見る目はあるのよー」
「そんな事言って、それ以上におだてるのが上手なんでしょー」
「あー、わかるー?」
「わからいでか」
「ばれたかー」
キャッキャッと笑い合うブノワトと派手な女性に、ブラスはなんじゃこりゃ、どういう事かと口をへの字に曲げつつ、
「あー、ちょっといいか?」
とブノワトを鏡の前から引き離すと、
「このおねーさんがたは?」
と自分の嫁に正直な疑問をぶつける始末である、ブノワトはまったくと鼻で笑い、
「マフダさんのお姉さん達よ、あんたなんか相手にされないし、されたとしてもけつの毛まで抜かれるんだから止めときなさい」
普段であれば他の女の話しをしようものならキーキーとうるさく喚くブノワトである、ブラスは想定外のブノワトの反応に、はっ?と小首を傾げ、そのままマフダってあのちっこい娘さんだったよなとそのまま店内を見渡す、見ればマフダは数人の派手な女性に囲まれキャーキャー喚いており、それを長身の中年男が楽しそうに見守っている様子であった、
「えっと・・・あれ?何か・・・まぁ・・・いいのか?・・・」
「いいと思うわよ、エレイン会長も知ってたみたいだしね、話せば普通のおねーさんだし、マフダさんを見ればね、うん、ま、そういう事」
ブノワトはポンとブラスの腹を小突いて、
「あんたじゃどうやっても行けないお店みたいだしね、精々鼻の下を伸ばしなさい、今日は許してあげるわよ」
妙に自信たっぷりで機嫌の良いブノワトであった、そのままブノワトは壁鏡に向かうと、先程までの女性と再び談笑を始め、一人残されたブラスはまぁそういう事ならと一息吐くと肩からストンと力が抜けた、さらに店内を見ればその派手な女性達は鏡の前において普通の女性達を相手に会話を楽しんでいる様子で、コッキーやテラまでもがニコニコと笑顔を浮かべて笑い合い、さらにオリビアは何やら真剣な瞳で話し込んでいる、
「あー、そういう事なのか・・・な?」
そこでブラスは昔誰かに聞いた遊女の楽しみ方なる知見を思い出す、一流の遊女とは一流の接客術を身に着けたその道の熟練者なのだという、その対象とする顧客は男性女性を問うてはならず、女にモテない女は男にもモテない、それが遊女達の信念なのだとか、故に彼女達はまず女性を口説くことから学ぶ、それは相手を通して自身の欲求と自身の魅力を再確認する事になり、やがてその己の内面と外見を武器にして男性を口説き篭絡する術を学ぶ、しかしそれもまた一線を超えてはならない、遊女とは酒と暗がりと遊女屋という日常とは異なる空間、それに加えて自分の身一つでもって疑似恋愛を楽しませる高度な遊興なのだ、男はその手管を受け身になり攻め手になりつつ、手の上で転がされる事を純粋に楽しむのが粋なのだという、当時の若かったブラスにとっては何とも中途半端な上にめんどくさい事だと鼻白むしかなかったが、この場にあってその遊女独特の高等技術を目の当たりにしている事にハタッと気が付いた、ブノワトやコッキーはまだまだ子供なのであるが、あの、世の中の酸いも甘いも知り尽くしているであろうテラまでもが仕事を忘れているかのように談笑しており、オリビアはどうやらその手管に完全に落ちてしまっている様子で、つまりそうと認識する事も無く手玉に取られているのである、
「いや・・・凄いな・・・でも・・・いいのか・・・な?」
ブラスとしては何とも不思議な光景であり、まず見ることのできない状況であった、先程のエレインを見る限りは今日はこれで良いらしいし、女性同士であるならば家庭不和等の原因にはならないであろう、ブラスとしては蚊帳の外に置かれている感は否めないのであるが、ここは取り敢えず、変に関わらないほうが良さそうだなと静かにその身を廊下に向かわせ、突如巻き込まれた異空間から逃げ出すしかないのであった。
「取り敢えず、大丈夫かと思いますが・・・」
と不安そうに2階へ続く階段へ視線を向ける、ブラスの説明により状況は理解したのであるが、従業員の夫達とクロノスの関係は正直な所理解していない、以前に教導団という何やら特別な職にあるとは聞いているのであるがそれが何を意味するのかをエレインは結局良く分からないままでいた、
「はい、ま、一応耳に入れておこうかと、ほら、クロノス様もイフナース様もあれがなになので」
ブラスも心配そうに階段を見つめた、エレインもそうであるがブラスにしてもクロノスのその心中はまるで理解できていない、貴族であり、王太子であり、英雄である人物の考えなど逆立ちしようが側転しようがバク転しようが理解できるものでは無いし、想像すら難しい、クロノスはブラスや今日は顔を見せていないバーレントに対してはやたら気さくなのであるが、先程の冷めた瞳と白けた表情を思い出すに自分達とのそれとはまた別の考えで男達を2階へ誘ったように思える、いずれにしろブラスが出来る事は無く、こうして何かあれば対応できる可能性があるエレインと状況を共有するくらいしかブラスには為す術が無かった、
「あれがなに・・・は、あまりにも大雑把と思いますが、気持ちは分かりますわ」
「ですよね・・・」
エレインは苦笑いを浮かべ、ブラスも苦笑いで答えとする、すると階段を下りてくる者があった、イフナースの従者であるブレフトである、
「あっ、ブレフトさん、上はどのような感じですか」
エレインとブラスが階段の上がり口まで近付いて問い質すと、ブレフトは二人の心配そうな顔に何かあったのかと不思議そうな表情となって、
「どのような感じと言われましても・・・」
と何を聞かれているのかを理解していない風で、しかし、
「ああ、心配されておるのですね、大丈夫です」
すぐにその質問の意図を理解して柔和な笑みを浮かべる、
「そうなんですか?」
「はい、皆さん驚かれているようでしたが、問題はありません」
「であれば良いのですが・・・」
「はい、お二人が心配するような事は何も」
ニコリと微笑むブレフトに、エレインとブラスはブレフトがそう言うのであればと顔を見合わせて納得するしかない、
「で、すいません、お店の方にエフモントさんも来ていると伺ったのですが」
「あっ、はい、いらっしゃってます」
エレインが慌てて答えると、
「では、2階へお越し願いますでしょうか、エフモントさんも同席頂ければ話しは早いかと思いますので」
「分かりました、では、2階へお連れ致します」
「お願いします」
ブレフトは恭しく頭を垂れ、エレインは返礼しつつ足早に店舗へ戻る、ブラスはどうしたものかと取り敢えずエレインの後を追い、ブレフトは任せて良いであろうと2階へ戻った、
「すいません、エフモントさん」
エレインは店舗に入るとワキャワキャとはしゃいでいるリズモンド一家の側でニコニコとその様子を眺めているエフモントに歩み寄る、
「はい、ん?どうかされましたか」
エフモントはエレインの見事なまでに血相を変えたと言えるその表情に何かあったかと瞬時に顔を強張らせた、
「申し訳ありません、少々別の問題が発生したようで、至急2階へお願いできますでしょうか」
「別の問題・・・ですか」
エフモントはさらに小首を傾げるが、エレインの後ろに立つ時折見かけていたブラスの緊張した顔と相まって、これは確かに何らかの問題が発生したのであろうと理解し、
「わかりました、では、うちの娘達はお願いします・・・あー、ほっといて大丈夫そうですな」
エフモントは店内を見渡し、姿見の前でクルクル回って笑っている二人の孫と、全身鏡を見知らぬ遊女と共に楽しんでいる娘の様子を確認し、
「では行きましょう」
「はい、こちらです」
エレインはそのままエフモントと共に2階へ向かった、ブラスは自分が入れる世界では無いなと改めて思いその場で待つことして店舗内を見渡す、するとどう見てもまた世界の違う集団があった、リズモンド一家である、店内には目に馴染んだ平民の姿もあるが、その女性達だけはやたらキラキラと輝いて見えた、上等な生地とヒラヒラとしたレースを多用した訪問着だろうと思われる服装を着崩して胸元を露わにし、さらにその顔には赤やら黒やら青やらの化粧が施されている、その髪もまた長く伸ばされ綺麗に編み込まれていた、実に人目を集める事このうえなく、ある程度の耐性を身に着けていると自負するブラスでさえ、この場、この状況で目にすると本能をくすぐる違和感が強烈で、さらに一度目にしてしまったら最後、視界から外すことも難しい、
「・・・えっと・・・あっ・・・」
ブラスはそんな女性達を無遠慮に眺めまわしてしまい、これはいかんと目を閉じて軽く頭を振ると、壁鏡の前で楽しそうにその女性達の一人と談笑しているブノワトを見つけ、どこかホッとしつつ足を向けた、
「あっ、お疲れー」
ブノワトは鏡越しにブラスに気付いて明るい言葉のままに微笑む、
「あらっ、お知り合い?」
「うん、あたしの旦那」
「へー、なになに、立派じゃない」
「あー、そう思う?」
「まぁねー、これでも男を見る目はあるのよー」
「そんな事言って、それ以上におだてるのが上手なんでしょー」
「あー、わかるー?」
「わからいでか」
「ばれたかー」
キャッキャッと笑い合うブノワトと派手な女性に、ブラスはなんじゃこりゃ、どういう事かと口をへの字に曲げつつ、
「あー、ちょっといいか?」
とブノワトを鏡の前から引き離すと、
「このおねーさんがたは?」
と自分の嫁に正直な疑問をぶつける始末である、ブノワトはまったくと鼻で笑い、
「マフダさんのお姉さん達よ、あんたなんか相手にされないし、されたとしてもけつの毛まで抜かれるんだから止めときなさい」
普段であれば他の女の話しをしようものならキーキーとうるさく喚くブノワトである、ブラスは想定外のブノワトの反応に、はっ?と小首を傾げ、そのままマフダってあのちっこい娘さんだったよなとそのまま店内を見渡す、見ればマフダは数人の派手な女性に囲まれキャーキャー喚いており、それを長身の中年男が楽しそうに見守っている様子であった、
「えっと・・・あれ?何か・・・まぁ・・・いいのか?・・・」
「いいと思うわよ、エレイン会長も知ってたみたいだしね、話せば普通のおねーさんだし、マフダさんを見ればね、うん、ま、そういう事」
ブノワトはポンとブラスの腹を小突いて、
「あんたじゃどうやっても行けないお店みたいだしね、精々鼻の下を伸ばしなさい、今日は許してあげるわよ」
妙に自信たっぷりで機嫌の良いブノワトであった、そのままブノワトは壁鏡に向かうと、先程までの女性と再び談笑を始め、一人残されたブラスはまぁそういう事ならと一息吐くと肩からストンと力が抜けた、さらに店内を見ればその派手な女性達は鏡の前において普通の女性達を相手に会話を楽しんでいる様子で、コッキーやテラまでもがニコニコと笑顔を浮かべて笑い合い、さらにオリビアは何やら真剣な瞳で話し込んでいる、
「あー、そういう事なのか・・・な?」
そこでブラスは昔誰かに聞いた遊女の楽しみ方なる知見を思い出す、一流の遊女とは一流の接客術を身に着けたその道の熟練者なのだという、その対象とする顧客は男性女性を問うてはならず、女にモテない女は男にもモテない、それが遊女達の信念なのだとか、故に彼女達はまず女性を口説くことから学ぶ、それは相手を通して自身の欲求と自身の魅力を再確認する事になり、やがてその己の内面と外見を武器にして男性を口説き篭絡する術を学ぶ、しかしそれもまた一線を超えてはならない、遊女とは酒と暗がりと遊女屋という日常とは異なる空間、それに加えて自分の身一つでもって疑似恋愛を楽しませる高度な遊興なのだ、男はその手管を受け身になり攻め手になりつつ、手の上で転がされる事を純粋に楽しむのが粋なのだという、当時の若かったブラスにとっては何とも中途半端な上にめんどくさい事だと鼻白むしかなかったが、この場にあってその遊女独特の高等技術を目の当たりにしている事にハタッと気が付いた、ブノワトやコッキーはまだまだ子供なのであるが、あの、世の中の酸いも甘いも知り尽くしているであろうテラまでもが仕事を忘れているかのように談笑しており、オリビアはどうやらその手管に完全に落ちてしまっている様子で、つまりそうと認識する事も無く手玉に取られているのである、
「いや・・・凄いな・・・でも・・・いいのか・・・な?」
ブラスとしては何とも不思議な光景であり、まず見ることのできない状況であった、先程のエレインを見る限りは今日はこれで良いらしいし、女性同士であるならば家庭不和等の原因にはならないであろう、ブラスとしては蚊帳の外に置かれている感は否めないのであるが、ここは取り敢えず、変に関わらないほうが良さそうだなと静かにその身を廊下に向かわせ、突如巻き込まれた異空間から逃げ出すしかないのであった。
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