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本編
55話 5本の光柱 その3
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その後ユーリの姿は学園に移った、先程のブラスを交えた打ち合わせは突発的なものであり、ソフィアと一緒でミナも隣りに居た為に殆どふざけて気楽な感じに終わった、ようは面白半分である、大人としては宜しくないのであろうがユーリが発注者側であった事も要因としてあるのだろう、言いたい放題注文できる立場と考えれば心労等ありようもない、しかし、今日予定されているこれから取り掛かる会議は全く逆の立場となる、ユーリは受ける側で先方は依頼者となる、それだけでもユーリとしては陰鬱となり、何とも足が重かった、
「おう、ユーリ先生、調子はどうじゃ?」
会議室への道すがら学園長とバッタリと行き当たる、
「おはようございます、学園長」
ユーリは取り敢えずと朝の挨拶を口にした、
「なんじゃ、精彩が無いのう、いつもの傍若無人なユーリ先生はどこにいったのじゃ、ん?」
学園長は大変に機嫌が良い、何かあったかしらとユーリは考え、
「あっ、もしかして掲示されました?」
と昨日のカトカからの報告を思い出した、オリビアの書簡の書き直しが終わり、学園長に一式提出したとの事であった、
「そうじゃよ、むふふ、大盛況じゃ」
学園長は心底嬉しそうな満面の笑みである、件の書簡は昨日の内に一階の玄関ホールに掲示された、連絡事項が記入される黒板の隣りに、その黒板とほぼ同じ面積でもって上質紙が貼りだされ生徒達はなんだこれはと大騒ぎになり、注釈として付記された学園長の添え書きを目にしてその意図を理解したらしい、そしてその内容には女子生徒は勿論であるが男子生徒も夢中になったようで、さらに事務員どころか教員達からも絶賛の声が上がった、
「での、こういう感じでいいのなら自分も書きたいとか書けるとかな、まったく現金なものじゃろ」
正にしてやったりといった笑顔を浮かべ、
「あれじゃな、乞食の呼び銭みたいなものじゃな、悪い例えじゃが他に言いようがないのう」
ガハハと大笑いする始末である、
「それは良かったですね、あれは確かに面白いですし、読みやすいです」
ユーリは苦笑いを浮かべるしかなく、さらにある意味で見世物になってしまったエレインに同情の思いも込み上げた、それは何とも今更な感じではある、学園長に問題の書簡の事を伝えたのはユーリであり、さらにこうしたらどうかと提案したのもユーリであった、学園長への点数稼ぎという適当な方便を餌として寮の生徒達の眼前にぶら下げたのもユーリである、冷静になって考えると少々やり過ぎたかもなと自責の念がほんの微かであるが芽生えてもいた、
「そうじゃのう、内容もさる事ながら、カトカさんの文章は良いな、どうじゃろうカトカさんも参加して貰えんかな、彼女の筆勢は美しいのう、それだけでなく力強い、うん、女性の繊細さがありつつ男性のような暴力的な部分もある、儂なんかでは到底書けない文章だ」
「そう思われます?」
「当然じゃ、嫉妬してしまうわ、儂なんぞ論文しか書けんからな、物語やら詩やら演劇台本なぞとてもとても手が出せん、一度は表してみたいと思ってな手を付けるんじゃがまるで進まぬ、あれは一種の才能じゃな」
随分な誉め言葉である、確かにカトカの書く文章は流麗で分かりやすく読みやすい、それは恐らく彼女が本の虫であり、書と呼ばれるもので手が届くものは手当たり次第に読み耽った事が下地になっている、図書館の華の異名は伊達では無いのであった、ユーリはそんな彼女に研究もそうであるが、事務的な部分でも大変に助けられており、サビナは一目どころか場合によっては天の助けと頼っている、
「そうですね、彼女の本気で書いた作品を読んでみたいと思いますね・・・」
ユーリは以前カトカに何らかの書を書いてみないかと勧めた事がある、しかし彼女の反応は今一つであった、曰く自分の中にはまだ表現したい物は無く、そのような者が書いた文章など誰も楽しめないであろうとの事であった、短くあっさりとした言葉であったが否定の意思が強く、ユーリとしてはそうなんだとそれ以降この話題を口にする事は無かった、
「じゃろう、クロノス様にも申し上げたのだがな、女子の書く女子の書を読んでみたいとな、今心底そう思っているのじゃよ」
学園長はグフフと嫌らしい笑みを浮かべ、
「そうですか・・・そうですね、少しばかりそっちの事も頭に置いておきましょう、私も興味がありますし」
「じゃろう?」
さらにニヤリと微笑む学園長と変に焚き付けても拗れそうだなと考えるユーリである、さらにユーリとしてはサビナが離れるのは確定である為、カトカも独り立ちとなると便利な手下がいなくなるなと考えてしまい、そっちの方が重大事である事に気が付いた、サビナにしろカトカにしろしっかりとした実力を持つ若者である、彼女達が第一線で活躍するようになるのはユーリとしては嬉しい事なのであるが、それはそのままユーリの手元から離れる事を意味していた、もう暫く手伝って欲しいのだがと思いつつ、彼女達の事を考えればと悶々とし始める、
「おはようございます」
学園長とユーリが会議室に至ると、その扉の前にゾーイが立っていた、二人を待っていたのであろうか、
「あっ、おはようゾーイさん」
三人は挨拶を交わし合い、すぐさま、
「皆さんお揃いです」
とゾーイは事務的に告げた、
「えっ、早くない?」
「うむ、少しばかり作戦会議をしたかったのじゃが」
ユーリと学園長が目を剥いた、会議の開始時刻は午前の中程からの予定である、厳密な時刻の無いこの社会にあって午前の中程となると公務時間開始の鐘と正午に至る迄の中間程度を意味している、今は公務時間開始の鐘からそれほど経っていない頃合いで、授業の一コマ目も終わっていない、故に学園長は実にのんびりとした風情であったのである、
「そう言われましても、お客様は揃っておいでのようです」
ゾーイは困った顔で答える、
「そうか・・・ロキュスは?」
「はい、入られてます」
「そうか」
先程迄の上機嫌は何処にやったのか学園長はうんざりとした顔になり、
「では、ユーリ先生、どうしたものかの」
「・・・そうですね、まずは・・・」
とユーリもうんざりとした顔に戻ると、
「先方の要望を伺いまして、そこからこちら側の提案を出す形が良いかなと思います」
「それしかない・・・か・・・」
「はい、私としては出来る出来ないもありますしね、ま、向こうの望む形を伺わないことには何とも・・・」
「そうだな、では、まいるか」
学園長はフンと鼻息を荒くして表情を引き締めると扉を開けた、会議室は長テーブルと椅子が置かれているだけの簡素な部屋である、貴族の屋敷や商会のそれと違って控えの間も無い、質実剛健と言えば聞こえよく質素と言われればその通りの部屋であった、
「お待たせしたようですな、申し訳ない」
学園長はそれでも愛想よく笑顔を湛えて入室し、ユーリとゾーイも続いた、室内の視線が一斉に三人に集まる、室内にはロキュスの他に如何にも神殿から来たと言わんばかりに輝かしい衣装に身を包んだ神官が8名、ギルド関係者が2名、そしてライニールの姿があり、打ち合わせ用に並べ替えられたテーブルにそれぞれが固まりとなって席を占めていた、
「あら、ライニールじゃない」
ユーリが思わずその名を呼んだ、
「おはようございます、ユーリ先生」
ライニールは若干慌てて腰を上げる、すると来訪者の視線が一斉にライニールに向かう、
「どうしたの?珍しい」
ユーリはそのまま馴れ馴れしく話しかける、
「いや、その・・・本日は領主の代理です、発言は必要無いが内容を報告せよと」
ライニールはどうしたものかと困りつつも正直に答えた、すると、どういうわけか神殿関係者がエッと驚いた顔である、どうやらライニールの素性を知らなかったらしい、それはギルド関係者も同様のようでポカンと口を開けている、
「あら、重大任務じゃない」
さらにユーリが笑いかけると、
「はい・・・そうなんですよ、こういう場にはリシャルト伯父さん・・・いや、筆頭従者が適任かと思いますが、学園である事とユーリ先生が来るであろうとの事で私が・・・はい」
ライニールは話しづらそうにしつつも明け透けに事情を説明する、若さゆえかもしくは単にこういう仕事に慣れていない為か、恐らくどちらもであろう、少なくともこのような打ち合わせの場で列席者全てに公言する内容では無い、学園側はそういうものかと納得したのであるが、来客側にはどうやらちょっとした衝撃が走ったようであった、ライニールの言葉通りこのような場に立ち会うのは普段であればリシャルトの仕事であり、都合が付かない場合にはその副官が代理となっていた筈である、その為神殿側もギルド側もリシャルトとその副官とは面識もあり関係もある、故にハッキリと言えばライニールが何者なのかを誰も知らなかったのだ、さらに見ず知らずの若者がいつの間にやら混ざっておりどこかで見た顔程度の認識であった為、学園側の人間であろうと決めつけて完全に無視していたのである、それが発言権は無いが領主の代理であり、リシャルトを伯父とまで呼んでいる、不意打ちと呼ぶにもあまりに趣味の悪い事であった、
「そういう事かー、あんたも大変ねー」
ユーリはあっはっはと軽く笑いつつ席に着き、学園長が中心に、ゾーイはロキュスの背後に座を占めた、
「では、お揃いのようですし、皆さんお忙しい身でしょうからな、遅れて来ておいて申し訳ないが打ち合わせを始めさせて頂きます」
学園長が開会を宣言し、次回の祭りで設置される光柱を主題とした第一回目の会議が始まった。
「おう、ユーリ先生、調子はどうじゃ?」
会議室への道すがら学園長とバッタリと行き当たる、
「おはようございます、学園長」
ユーリは取り敢えずと朝の挨拶を口にした、
「なんじゃ、精彩が無いのう、いつもの傍若無人なユーリ先生はどこにいったのじゃ、ん?」
学園長は大変に機嫌が良い、何かあったかしらとユーリは考え、
「あっ、もしかして掲示されました?」
と昨日のカトカからの報告を思い出した、オリビアの書簡の書き直しが終わり、学園長に一式提出したとの事であった、
「そうじゃよ、むふふ、大盛況じゃ」
学園長は心底嬉しそうな満面の笑みである、件の書簡は昨日の内に一階の玄関ホールに掲示された、連絡事項が記入される黒板の隣りに、その黒板とほぼ同じ面積でもって上質紙が貼りだされ生徒達はなんだこれはと大騒ぎになり、注釈として付記された学園長の添え書きを目にしてその意図を理解したらしい、そしてその内容には女子生徒は勿論であるが男子生徒も夢中になったようで、さらに事務員どころか教員達からも絶賛の声が上がった、
「での、こういう感じでいいのなら自分も書きたいとか書けるとかな、まったく現金なものじゃろ」
正にしてやったりといった笑顔を浮かべ、
「あれじゃな、乞食の呼び銭みたいなものじゃな、悪い例えじゃが他に言いようがないのう」
ガハハと大笑いする始末である、
「それは良かったですね、あれは確かに面白いですし、読みやすいです」
ユーリは苦笑いを浮かべるしかなく、さらにある意味で見世物になってしまったエレインに同情の思いも込み上げた、それは何とも今更な感じではある、学園長に問題の書簡の事を伝えたのはユーリであり、さらにこうしたらどうかと提案したのもユーリであった、学園長への点数稼ぎという適当な方便を餌として寮の生徒達の眼前にぶら下げたのもユーリである、冷静になって考えると少々やり過ぎたかもなと自責の念がほんの微かであるが芽生えてもいた、
「そうじゃのう、内容もさる事ながら、カトカさんの文章は良いな、どうじゃろうカトカさんも参加して貰えんかな、彼女の筆勢は美しいのう、それだけでなく力強い、うん、女性の繊細さがありつつ男性のような暴力的な部分もある、儂なんかでは到底書けない文章だ」
「そう思われます?」
「当然じゃ、嫉妬してしまうわ、儂なんぞ論文しか書けんからな、物語やら詩やら演劇台本なぞとてもとても手が出せん、一度は表してみたいと思ってな手を付けるんじゃがまるで進まぬ、あれは一種の才能じゃな」
随分な誉め言葉である、確かにカトカの書く文章は流麗で分かりやすく読みやすい、それは恐らく彼女が本の虫であり、書と呼ばれるもので手が届くものは手当たり次第に読み耽った事が下地になっている、図書館の華の異名は伊達では無いのであった、ユーリはそんな彼女に研究もそうであるが、事務的な部分でも大変に助けられており、サビナは一目どころか場合によっては天の助けと頼っている、
「そうですね、彼女の本気で書いた作品を読んでみたいと思いますね・・・」
ユーリは以前カトカに何らかの書を書いてみないかと勧めた事がある、しかし彼女の反応は今一つであった、曰く自分の中にはまだ表現したい物は無く、そのような者が書いた文章など誰も楽しめないであろうとの事であった、短くあっさりとした言葉であったが否定の意思が強く、ユーリとしてはそうなんだとそれ以降この話題を口にする事は無かった、
「じゃろう、クロノス様にも申し上げたのだがな、女子の書く女子の書を読んでみたいとな、今心底そう思っているのじゃよ」
学園長はグフフと嫌らしい笑みを浮かべ、
「そうですか・・・そうですね、少しばかりそっちの事も頭に置いておきましょう、私も興味がありますし」
「じゃろう?」
さらにニヤリと微笑む学園長と変に焚き付けても拗れそうだなと考えるユーリである、さらにユーリとしてはサビナが離れるのは確定である為、カトカも独り立ちとなると便利な手下がいなくなるなと考えてしまい、そっちの方が重大事である事に気が付いた、サビナにしろカトカにしろしっかりとした実力を持つ若者である、彼女達が第一線で活躍するようになるのはユーリとしては嬉しい事なのであるが、それはそのままユーリの手元から離れる事を意味していた、もう暫く手伝って欲しいのだがと思いつつ、彼女達の事を考えればと悶々とし始める、
「おはようございます」
学園長とユーリが会議室に至ると、その扉の前にゾーイが立っていた、二人を待っていたのであろうか、
「あっ、おはようゾーイさん」
三人は挨拶を交わし合い、すぐさま、
「皆さんお揃いです」
とゾーイは事務的に告げた、
「えっ、早くない?」
「うむ、少しばかり作戦会議をしたかったのじゃが」
ユーリと学園長が目を剥いた、会議の開始時刻は午前の中程からの予定である、厳密な時刻の無いこの社会にあって午前の中程となると公務時間開始の鐘と正午に至る迄の中間程度を意味している、今は公務時間開始の鐘からそれほど経っていない頃合いで、授業の一コマ目も終わっていない、故に学園長は実にのんびりとした風情であったのである、
「そう言われましても、お客様は揃っておいでのようです」
ゾーイは困った顔で答える、
「そうか・・・ロキュスは?」
「はい、入られてます」
「そうか」
先程迄の上機嫌は何処にやったのか学園長はうんざりとした顔になり、
「では、ユーリ先生、どうしたものかの」
「・・・そうですね、まずは・・・」
とユーリもうんざりとした顔に戻ると、
「先方の要望を伺いまして、そこからこちら側の提案を出す形が良いかなと思います」
「それしかない・・・か・・・」
「はい、私としては出来る出来ないもありますしね、ま、向こうの望む形を伺わないことには何とも・・・」
「そうだな、では、まいるか」
学園長はフンと鼻息を荒くして表情を引き締めると扉を開けた、会議室は長テーブルと椅子が置かれているだけの簡素な部屋である、貴族の屋敷や商会のそれと違って控えの間も無い、質実剛健と言えば聞こえよく質素と言われればその通りの部屋であった、
「お待たせしたようですな、申し訳ない」
学園長はそれでも愛想よく笑顔を湛えて入室し、ユーリとゾーイも続いた、室内の視線が一斉に三人に集まる、室内にはロキュスの他に如何にも神殿から来たと言わんばかりに輝かしい衣装に身を包んだ神官が8名、ギルド関係者が2名、そしてライニールの姿があり、打ち合わせ用に並べ替えられたテーブルにそれぞれが固まりとなって席を占めていた、
「あら、ライニールじゃない」
ユーリが思わずその名を呼んだ、
「おはようございます、ユーリ先生」
ライニールは若干慌てて腰を上げる、すると来訪者の視線が一斉にライニールに向かう、
「どうしたの?珍しい」
ユーリはそのまま馴れ馴れしく話しかける、
「いや、その・・・本日は領主の代理です、発言は必要無いが内容を報告せよと」
ライニールはどうしたものかと困りつつも正直に答えた、すると、どういうわけか神殿関係者がエッと驚いた顔である、どうやらライニールの素性を知らなかったらしい、それはギルド関係者も同様のようでポカンと口を開けている、
「あら、重大任務じゃない」
さらにユーリが笑いかけると、
「はい・・・そうなんですよ、こういう場にはリシャルト伯父さん・・・いや、筆頭従者が適任かと思いますが、学園である事とユーリ先生が来るであろうとの事で私が・・・はい」
ライニールは話しづらそうにしつつも明け透けに事情を説明する、若さゆえかもしくは単にこういう仕事に慣れていない為か、恐らくどちらもであろう、少なくともこのような打ち合わせの場で列席者全てに公言する内容では無い、学園側はそういうものかと納得したのであるが、来客側にはどうやらちょっとした衝撃が走ったようであった、ライニールの言葉通りこのような場に立ち会うのは普段であればリシャルトの仕事であり、都合が付かない場合にはその副官が代理となっていた筈である、その為神殿側もギルド側もリシャルトとその副官とは面識もあり関係もある、故にハッキリと言えばライニールが何者なのかを誰も知らなかったのだ、さらに見ず知らずの若者がいつの間にやら混ざっておりどこかで見た顔程度の認識であった為、学園側の人間であろうと決めつけて完全に無視していたのである、それが発言権は無いが領主の代理であり、リシャルトを伯父とまで呼んでいる、不意打ちと呼ぶにもあまりに趣味の悪い事であった、
「そういう事かー、あんたも大変ねー」
ユーリはあっはっはと軽く笑いつつ席に着き、学園長が中心に、ゾーイはロキュスの背後に座を占めた、
「では、お揃いのようですし、皆さんお忙しい身でしょうからな、遅れて来ておいて申し訳ないが打ち合わせを始めさせて頂きます」
学園長が開会を宣言し、次回の祭りで設置される光柱を主題とした第一回目の会議が始まった。
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