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本編
53話 新学期 その3
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エレインとオリビアが事務所に戻ると、いつも以上に喧しい、姦しいならば微笑ましいのであるが、何とも騒々しくかつうるさいほどであった、
「なんの騒ぎです?」
エレインは流石に眉を顰めて咎めると、
「あっ、会長、お疲れ様です」
コーバが楽しそうに下着を手にして振り返り、つられて皆顔を上げ一瞬静かになるが、簡単な挨拶を口にして再び騒ぎ出す、
「こらこら」
エレインは苦笑いを浮かべて状況を理解した、騒ぎの中心ではマフダが困った顔で走り回っており、奥様達は勿論学生達も下着の物色に集中している、木簡を片手に品定めをしている者や、下着を手にして話し込む者、鏡の前で胸に当てている者もおり、なるほどこうなるのかと感心せざるを得ない、従業員達には下着を大量に購入した事や、マフダが何やらシコシコと作業に集中していた事もバレバレであった、しかし、エレインやテラの手前それを大っぴらに何をやっているのかと問い質す事は出来なかったのである、それが今日解禁されたようなものなのだ、騒ぎになるのも無理はない、まして、ギルドマスターの耳にも入るほどに街中でも好評な品となれば、下着の要点を既に理解し、自分達で制作して実際に身に着けているとしても興味を惹かれない訳が無い、
「お嬢様、止めますか?」
オリビアが静かに進言するが、
「いいわよ、テラさんが戻るまでは好きにさせましょう、気持ちは分かりますからね」
やれやれと二人は踵を返して厨房へ入った、そこもまた似たようなものである、アニタとパウラが加わって、大量のドーナッツを前にしてあーだこーだと姦しい、事務所よりかは遥かにマシと言える状況であるが、事務所の声が大きい為こちらも必然的に大声となっている、
「あっ、お帰りなさい」
ケイスが二人に気付いて振り返る、
「どんな感じ?」
「はい、基本的な試作品はできました、今、打ち合わせ中です」
楽しそうに答えるケイスに、エレインはこっちは大丈夫そうねと柔らかい笑みを浮かべる、
「あっ、エレイン会長、すいません、事務所の方騒がしくなっちゃって」
ジャネットが珍しく殊勝な事を言う、
「構いませんよ、木簡を見せれば実物も見たくなるものよね」
「そうなんですよー、マフダっちが木簡を見せたら、実物もーってなっちゃって、ほら、みんな買い込んでるのに気付いているから、止めようがなくて・・・すいません」
「いいわよ、でも、昨日も片付けたのに、また出すことになったわね、広げておけば良かったかしら」
昨日もユスティーナとレアンの為に事務所で下着を並べたのであるが、並べる事自体はさして難しく無い、その片付けが面倒なのである、標本として扱いたいが為に分類して保管している為、その収納に若干の手間が係るのであった、
「・・・そうね・・・いっその事空いてる部屋を下着部屋にしようかしら、入りきるかしら?」
エレインは冗談めかして微笑むが、自分で口にしてそれもありかな等と考えてしまう、最も重要な人物であるパトリシアや王妃達にはまだ見せていないのである、下着部屋を作って暫くはそれを活用するのも悪く無さそうだと思い始めた、
「それいいですね」
「うん、カッコイイかも」
「うーん、壁一面に下着ですか?」
「壁一面どころか目に入る全部が下着?」
「うわっ、それはどうなんだろう?」
「面白そー」
「そうかな?」
「えー、何か専門店っぽくて良くない?」
「専門店か・・・いいねそれ」
どうやら経営陣の印象は悪くなさそうである、確かに想像する限り少々難がありそうではあるが、それもまた醍醐味と言えなくはない、
「そうね、後でテラさんとマフダさんと相談しましょう、で、こっちはどう?」
エレインがそれはそれとして話題を変える、
「はい、黒糖と蜂蜜で基本的なのを、それと、真ん中に穴の無いのも作ってみました」
「あら、どうなるの?」
「今一つですね、あれです、中まで火が通らないみたいです」
ジャネットが試しに揚げた穴の無いドーナッツを半分に切ったものをエレインに差し出した、
「あら、ほんとだ、穴が空いてるのって意味があったのね」
エレインがマジマジとその断面を見つめ、オリビアも横から覗き込んでいる、ジャネットの言う通りその中央部分はまだ生の生地に近くそれが目で見ても分かる程度に色が違っていた、
「そうみたいですねー、で、中まで火を通そうと思ったら」
「はい、時間がかかるし、なにより周りが先に焦げちゃうみたいです」
ケイスの手元にあるのはこれも真っ二つになった真っ黒い丸い物体である、それが中まで火を通せた成れの果てなのであろう、
「へー、へー、面白いわねー」
「ですね、なので、やはりこの形で正解なんでしょうね」
とジャネットが腕を組む、すると、
「・・・もしかしたら何ですけど・・・」
リーニーがおずおずと口を開いた、
「なに?」
エレインが促す、
「はい、あの、そこの火が通ってないところなんですが・・・カスタードとか入れたら美味しいんじゃないかなって、火を通す必要はないですし、生地を若干薄くすればどうかなって・・・カリカリとフワフワと甘々になって・・・」
リーニーが悩みながら進言する、
「えっ」
「あっ、それいいかも」
「うん、そっか、それ面白いね」
「美味しそう・・・」
「なら、ホイップでもいいんじゃない?」
「イチゴソースでもミカンでもアンズでも」
「甘すぎない?」
「生地を変えればいいさ、黒糖も蜂蜜も入れなければいいんだよ」
「そうだね、うん、良いと思う」
経営陣は口々に驚きつつも賛同のようである、リーニーは嬉しそうにホッと溜息を吐いた、リーニーとしては商会で働くようになって10日程度の新参者である、さらに言えば今日が初めての給料日であったりする、学園卒業生としては先輩で年上なのであるが、この場に於いては何の意味もない、そんな自分の意見を受け入れて貰えるものなのか不安であったのだ、
「じゃぁさ、うーん、どうしようか、ホイップとカスタードで作ってみるか」
「あっ、冷凍箱に入ってますよ、持って来ますね」
「生地は・・・」
「取り敢えず甘く無いのを作りましょう、それと少し固めにしないとだね、柔いと包み込めないんじゃないかな?」
「そだねー、では・・・」
とジャネットが小麦粉の詰まった藁袋に手を伸ばす、すると、
「何を騒いでいるの!!」
事務所にテラの怒声が響き渡り、屋敷全体を唐突な静寂が包み込んだ、厨房の面々はオッと驚き、そりゃ怒られるわと自分達の事は棚に上げて呆れ顔で微笑み合う、
「テラさんも戻ったわね、じゃ、打ち合わせが先だわね」
「あー、そうですねー、どうします、試食しながら打ち合わせにします?」
ケイスがそういう事ならとドーナッツが盛られた皿へ視線を移した、
「そうね、一人一個ずつ?」
「そんな感じです。黒糖と蜂蜜とで2個ですね」
「ん、なら十分ね、じゃ、そういう事で、オリビア一旦上に」
「はい」
エレインとオリビアは2階へ上がり、ジャネット達はドーナッツを持って事務所へ入った、事務所ではテラが仁王立ちでお怒り状態であり、カチャーがどうしたものかとオロオロとしている、気持ちよく騒いでいた奥様達や生徒達はどうしたものかと顔を見合わせて消沈していた、
「あー、テラさんそんなに怒んないで」
ジャネットがテラを宥めつつ、
「ほら、テラさんも戻ったから打ち合わせだよ、試食品もあるからね、片付けてしまいましょう」
ケイスが一同をまとめ始める、従業員達はどこかホッとしたような顔でゆるゆるとではあるが片付けを始め、
「あっ、マフダさんの指示に従ってねー、大事な標本だからねー」
ジャネットが注意を促した、
「まったく」
テラがフンと鼻息を荒くし、カチャーも安心したように笑顔を浮かべる、
「テラさん、エレイン会長戻られてますから、何かあれば今のうちに」
「そうね、じゃ、すぐ戻るから」
テラとカチャーが2階へ上がると、
「あー、ビックリしたー」
「うん、久しぶりに叱られたわね」
「そうね、はしゃぎ過ぎたわ」
「楽しいんだもん」
「そりゃあね」
「反省、反省」
「あら、殊勝ね」
「まぁねー」
奥様達は何とも気楽なものであり、生徒達も、
「テラさん怖いねー」
「そりゃ、だって、そういう人もいなきゃでしょ」
「そうだよ、エレイン会長も優しい感じだからねー」
「ジャネット達もあーだしねー」
「あーって何よあーって」
ジャネットが耳聡く聞きつけ睨みつける、
「あーでしょ、あー」
「ほう・・・そういう事言う子には試食品あげないぞー、折角美味しいのになー、残念だなー」
「えっ、そりゃないよジャネットー」
「べつにー、どうせ、私はあーよ、あー」
「へそ曲げないでよー」
逞しいものである、それはそれで結構な事なのであるが、一人忙しいマフダはそれどころではなく、
「あっ、テーブルのあった所に戻してください、それ違うー、勝手に木箱に入れないでー」
マフダのか細い悲鳴が従業員の間に響くのであった。
「なんの騒ぎです?」
エレインは流石に眉を顰めて咎めると、
「あっ、会長、お疲れ様です」
コーバが楽しそうに下着を手にして振り返り、つられて皆顔を上げ一瞬静かになるが、簡単な挨拶を口にして再び騒ぎ出す、
「こらこら」
エレインは苦笑いを浮かべて状況を理解した、騒ぎの中心ではマフダが困った顔で走り回っており、奥様達は勿論学生達も下着の物色に集中している、木簡を片手に品定めをしている者や、下着を手にして話し込む者、鏡の前で胸に当てている者もおり、なるほどこうなるのかと感心せざるを得ない、従業員達には下着を大量に購入した事や、マフダが何やらシコシコと作業に集中していた事もバレバレであった、しかし、エレインやテラの手前それを大っぴらに何をやっているのかと問い質す事は出来なかったのである、それが今日解禁されたようなものなのだ、騒ぎになるのも無理はない、まして、ギルドマスターの耳にも入るほどに街中でも好評な品となれば、下着の要点を既に理解し、自分達で制作して実際に身に着けているとしても興味を惹かれない訳が無い、
「お嬢様、止めますか?」
オリビアが静かに進言するが、
「いいわよ、テラさんが戻るまでは好きにさせましょう、気持ちは分かりますからね」
やれやれと二人は踵を返して厨房へ入った、そこもまた似たようなものである、アニタとパウラが加わって、大量のドーナッツを前にしてあーだこーだと姦しい、事務所よりかは遥かにマシと言える状況であるが、事務所の声が大きい為こちらも必然的に大声となっている、
「あっ、お帰りなさい」
ケイスが二人に気付いて振り返る、
「どんな感じ?」
「はい、基本的な試作品はできました、今、打ち合わせ中です」
楽しそうに答えるケイスに、エレインはこっちは大丈夫そうねと柔らかい笑みを浮かべる、
「あっ、エレイン会長、すいません、事務所の方騒がしくなっちゃって」
ジャネットが珍しく殊勝な事を言う、
「構いませんよ、木簡を見せれば実物も見たくなるものよね」
「そうなんですよー、マフダっちが木簡を見せたら、実物もーってなっちゃって、ほら、みんな買い込んでるのに気付いているから、止めようがなくて・・・すいません」
「いいわよ、でも、昨日も片付けたのに、また出すことになったわね、広げておけば良かったかしら」
昨日もユスティーナとレアンの為に事務所で下着を並べたのであるが、並べる事自体はさして難しく無い、その片付けが面倒なのである、標本として扱いたいが為に分類して保管している為、その収納に若干の手間が係るのであった、
「・・・そうね・・・いっその事空いてる部屋を下着部屋にしようかしら、入りきるかしら?」
エレインは冗談めかして微笑むが、自分で口にしてそれもありかな等と考えてしまう、最も重要な人物であるパトリシアや王妃達にはまだ見せていないのである、下着部屋を作って暫くはそれを活用するのも悪く無さそうだと思い始めた、
「それいいですね」
「うん、カッコイイかも」
「うーん、壁一面に下着ですか?」
「壁一面どころか目に入る全部が下着?」
「うわっ、それはどうなんだろう?」
「面白そー」
「そうかな?」
「えー、何か専門店っぽくて良くない?」
「専門店か・・・いいねそれ」
どうやら経営陣の印象は悪くなさそうである、確かに想像する限り少々難がありそうではあるが、それもまた醍醐味と言えなくはない、
「そうね、後でテラさんとマフダさんと相談しましょう、で、こっちはどう?」
エレインがそれはそれとして話題を変える、
「はい、黒糖と蜂蜜で基本的なのを、それと、真ん中に穴の無いのも作ってみました」
「あら、どうなるの?」
「今一つですね、あれです、中まで火が通らないみたいです」
ジャネットが試しに揚げた穴の無いドーナッツを半分に切ったものをエレインに差し出した、
「あら、ほんとだ、穴が空いてるのって意味があったのね」
エレインがマジマジとその断面を見つめ、オリビアも横から覗き込んでいる、ジャネットの言う通りその中央部分はまだ生の生地に近くそれが目で見ても分かる程度に色が違っていた、
「そうみたいですねー、で、中まで火を通そうと思ったら」
「はい、時間がかかるし、なにより周りが先に焦げちゃうみたいです」
ケイスの手元にあるのはこれも真っ二つになった真っ黒い丸い物体である、それが中まで火を通せた成れの果てなのであろう、
「へー、へー、面白いわねー」
「ですね、なので、やはりこの形で正解なんでしょうね」
とジャネットが腕を組む、すると、
「・・・もしかしたら何ですけど・・・」
リーニーがおずおずと口を開いた、
「なに?」
エレインが促す、
「はい、あの、そこの火が通ってないところなんですが・・・カスタードとか入れたら美味しいんじゃないかなって、火を通す必要はないですし、生地を若干薄くすればどうかなって・・・カリカリとフワフワと甘々になって・・・」
リーニーが悩みながら進言する、
「えっ」
「あっ、それいいかも」
「うん、そっか、それ面白いね」
「美味しそう・・・」
「なら、ホイップでもいいんじゃない?」
「イチゴソースでもミカンでもアンズでも」
「甘すぎない?」
「生地を変えればいいさ、黒糖も蜂蜜も入れなければいいんだよ」
「そうだね、うん、良いと思う」
経営陣は口々に驚きつつも賛同のようである、リーニーは嬉しそうにホッと溜息を吐いた、リーニーとしては商会で働くようになって10日程度の新参者である、さらに言えば今日が初めての給料日であったりする、学園卒業生としては先輩で年上なのであるが、この場に於いては何の意味もない、そんな自分の意見を受け入れて貰えるものなのか不安であったのだ、
「じゃぁさ、うーん、どうしようか、ホイップとカスタードで作ってみるか」
「あっ、冷凍箱に入ってますよ、持って来ますね」
「生地は・・・」
「取り敢えず甘く無いのを作りましょう、それと少し固めにしないとだね、柔いと包み込めないんじゃないかな?」
「そだねー、では・・・」
とジャネットが小麦粉の詰まった藁袋に手を伸ばす、すると、
「何を騒いでいるの!!」
事務所にテラの怒声が響き渡り、屋敷全体を唐突な静寂が包み込んだ、厨房の面々はオッと驚き、そりゃ怒られるわと自分達の事は棚に上げて呆れ顔で微笑み合う、
「テラさんも戻ったわね、じゃ、打ち合わせが先だわね」
「あー、そうですねー、どうします、試食しながら打ち合わせにします?」
ケイスがそういう事ならとドーナッツが盛られた皿へ視線を移した、
「そうね、一人一個ずつ?」
「そんな感じです。黒糖と蜂蜜とで2個ですね」
「ん、なら十分ね、じゃ、そういう事で、オリビア一旦上に」
「はい」
エレインとオリビアは2階へ上がり、ジャネット達はドーナッツを持って事務所へ入った、事務所ではテラが仁王立ちでお怒り状態であり、カチャーがどうしたものかとオロオロとしている、気持ちよく騒いでいた奥様達や生徒達はどうしたものかと顔を見合わせて消沈していた、
「あー、テラさんそんなに怒んないで」
ジャネットがテラを宥めつつ、
「ほら、テラさんも戻ったから打ち合わせだよ、試食品もあるからね、片付けてしまいましょう」
ケイスが一同をまとめ始める、従業員達はどこかホッとしたような顔でゆるゆるとではあるが片付けを始め、
「あっ、マフダさんの指示に従ってねー、大事な標本だからねー」
ジャネットが注意を促した、
「まったく」
テラがフンと鼻息を荒くし、カチャーも安心したように笑顔を浮かべる、
「テラさん、エレイン会長戻られてますから、何かあれば今のうちに」
「そうね、じゃ、すぐ戻るから」
テラとカチャーが2階へ上がると、
「あー、ビックリしたー」
「うん、久しぶりに叱られたわね」
「そうね、はしゃぎ過ぎたわ」
「楽しいんだもん」
「そりゃあね」
「反省、反省」
「あら、殊勝ね」
「まぁねー」
奥様達は何とも気楽なものであり、生徒達も、
「テラさん怖いねー」
「そりゃ、だって、そういう人もいなきゃでしょ」
「そうだよ、エレイン会長も優しい感じだからねー」
「ジャネット達もあーだしねー」
「あーって何よあーって」
ジャネットが耳聡く聞きつけ睨みつける、
「あーでしょ、あー」
「ほう・・・そういう事言う子には試食品あげないぞー、折角美味しいのになー、残念だなー」
「えっ、そりゃないよジャネットー」
「べつにー、どうせ、私はあーよ、あー」
「へそ曲げないでよー」
逞しいものである、それはそれで結構な事なのであるが、一人忙しいマフダはそれどころではなく、
「あっ、テーブルのあった所に戻してください、それ違うー、勝手に木箱に入れないでー」
マフダのか細い悲鳴が従業員の間に響くのであった。
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