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本編
50話 光柱は陽光よりも眩しくて その12
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ユーリは何もない空間を指しつつ、サビナから受け取った黒板に図示しながら構築した結界について簡単に説明し終えた、国王もそうであったがその従者達もまた、どこまで理解しているかは定かではなく、それなりに理解している者はロキュスとその従者、リンドとアフラ、それとクロノスくらいのものである、イフナースはそうそうに理解する事を諦め、ウルジュラはもう飽きているのであろう、ミナとレインの方を見てソワソワとしている、
「ふむ、そうなるとじゃ」
国王はユーリの講釈に礼を言いつつ、
「具体的にどうすれば良いのかな?」
「はい、陣の中心になる旗を目印にしております、あれの上部へ光の魔法を放っていただきます」
「なるほど・・・うん、しかし・・・すまんな、本当にそんな物があるのか?」
国王は根本的な疑問を口にした、ロキュスも存在を明言しているし、何よりユーリとソフィアが構築したと言っている以上それを信じざるを得ないが、何せ感じられないどころかどうやっても見えない代物なのである、疑ってかかるのは正しいとさえ言える、
「はい、そこで、どうでしょう、私とソフィア以外の・・・そうですね、失礼ながらリンドさんかアフラさんに実際に光の魔法を使って頂いて結界陣の反応を見て頂くのは?」
「ほう・・・可能か?」
「はい」
ユーリは小さく答える、ソフィアとも話し合って、イフナースが使う前にリンドかアフラに全力の光魔法を使って貰おうと打ち合わせしていたのである、学園長もそうであるがやはり見えない事には理解しようが無い、であれば、かの二人であれば全容を見せる程の威力は無くとも結界陣の主要部分を可視化する事は可能であろう、ユーリかソフィアがその役を担っても構わないのであるが、変な誤解を生まない為にも試用するのは国王側の人員である必要がある、
「その役・・・儂でもかまいませんかな?」
静かに拝聴していたロキュスが一歩踏み出した、
「ええ勿論です」
ユーリはニコリと微笑むが、正直難しいかもなとも思う、ロキュスに関しては王国における魔術と魔力の研究者として高名であり、その道における第一人者である事は事実である、しかし、実のところその魔力量はリンドとアフラにはまるで及ばない、自信満々で微笑んではいるが、昨日の学園長のようになりかねないし、なにより国王の前である、その権威に傷が付くかもしれない、
「そうか・・・であれば、儂の愛弟子に対応させよう、陛下、宜しいですか?」
「かまわんぞ」
「ゾーイ、聞いていたな?」
ロキュスが振り向き、取り巻きの中から女性が一人歩み出る、ユーリは正しい判断だわと舌を巻き、こういう老獪さが大事よねーと内心でほくそ笑む、
「はい」
「頼めるか?」
「勿論です」
短く言葉を交わしあうと、
「ユーリ先生、ゾーイと申します宜しくお願い致します」
ロキュスの隣りに立ち静かに頭を下げた、ユーリはあらっと小さく驚く、ユーリが見る限りリンドやアフラには及ばないまでもサビナやカトカよりも魔力は強いようである、まるで気付かなかったのは取り巻きの中にあって、クロノスやイフナースの魔力で隠されていた為であろうか、それとも単に自分が気にしていなかった為かしら、恐らくどちらもだわねと思いつつ、
「こちらこそ宜しく、中々できそうね」
ユーリはニコリと微笑み、ゾーイも笑顔で返した、年齢はサビナやカトカと変わらない程度であろうか、口元と目の輝きに知性が滲み、うなじで固く縛った長髪は女性らしさを感じさせつつもおしゃれには興味が無いと主張しているようである、実際身形も同様で、身に着けているローブは長年着古したもののようでところどころほつれが見えるが、修繕した様子は無い、どうやら研究にその身を捧げているのであろう、ユーリは磨けば光りそうな子ね、と節介な事を考えてしまった、
「では、中心部まで行きましょうか、皆さんはどうしましょう、もう少し近付いても良いですが・・・此処が丁度良いかもしれませんね」
「うむ、全体を見渡せるからな、遠目に見物しよう」
「はい、では、ゾーイさんこちらへ・・・」
ユーリが先に立って修練場の中央へと歩を進めた、
「・・・何とも仰々しい事だ・・・」
イフナースは思わず溜息を漏らす、今日のこれはイフナース一人の為に設えられた場である、当の本人としては先日の説明をしっかりと理解しこの二日間は自制に励んでいるが、どこか未だに他人事であった、日常生活には何の触りもない上に体調は順調に良くなっている実感もあった為である、どうにも過保護に過ぎる、それが事にあたってのイフナースの見解であった、
「そう言うな、無駄に終わればそれでよい、ユーリとソフィアの実力を知る良い機会と思え」
クロノスが片目を瞑ってイフナースを見下ろし、
「見えればな」
イフナースも結界を視認出来ていない、クロノスも勿論同様であり、
「心配するな、俺も見えてない」
「そうか」
「そうだ」
「何とも・・・まったく」
小声で二人は毒づき、荒野のような修練場の中心地へ向かう女性二人の背を国の重鎮達は静かに目で追う、やがて二人は棒の前で足を止め、ユーリが何事かをゾーイに指示し、ゾーイは頷いたようであった、そしてユーリが若干距離を取ったのを見計らいゾーイは棒へと片手を掲げる、そして、沈黙の後、強烈な光が一行を襲った、思わずそれぞれに目を覆い続いて大きな破裂音が届く、
「なっ、これで良いのか?」
突然の事に国王は大声を上げ、
「どういう事だ」
クロノスもこれは非難の声を上げるしかない、しかし、
「大丈夫ですよ」
一人冷静なのはソフィアである、ソフィアは片手で光を遮りながら、視線を逸らさず、
「お、凄い、ほら、2段目まで発動してる、大したもんだわー」
物見遊山の如き感想を口にした、
「そうなのか?」
一同は恐る恐ると顔を上げ、強烈な光を片手で遮りながら視線を向ける、そこには緑色に輝く逆三角の結界が屹立し、その根本には茸のような形状の闇がゾーイの頭上に浮かんでいた、やや離れた所に立つユーリは平気な顔で天を見上げ、ミナとレインも振り返ってキャッキャッとはしゃいでいた、
「先程ユーリが説明した通りですが、あの三角形が漏斗状の結界、その下で発動者の上にあるのが保護結界です、他の結界は動いておりません、拡散は上手くいっているようですね」
ソフィアが皆を安心させるように解説する、ユーリがいない為、下手に混乱されても困るとの判断からであった、
「上部を確認下さい、光の魔法が拡散しながら天空に向かっているのが分かると思います」
一同はソフィアに促されるまま天を仰いだ、緑色の漏斗から黄色の光が螺旋を描いて回転しつつ吸い込まれるように天に昇っているのが分かる、それも陽光の下でである、それ程強烈な光であったのだ、
「ほう、これは美しいな・・・」
「そうですね・・・素晴らしい」
「なんとまぁ・・・」
「これは成功なのか?」
「凄いねー」
口々に感想が零れ出す、そして、一同の感嘆の声が終わる前に、
「そろそろですね、根本の色が薄くなっています、最後はあっさりしたものですよ」
とソフィアの言葉が終わるか終わらないかで漏斗はその姿を無くすと同時に螺旋の光も掻き消えた、あっという間の出来事である、一同はその有様にポカンと呆けたように口を開き言葉もない、
「こんな感じです、如何でしょうか?」
ソフィアの緊張感の無い惚けたような口振りに、国王は、
「お、あぁ、そうだな・・・」
何とも答える事が出来ず、モゴモゴと口籠りつつ先程迄とまるで変わりのない修練場を見渡す、結界の姿は既に無くその痕跡も無い、一陣の風が土埃を上げて通り過ぎ、先程の光景が幻であったと訴えているようである、他の者も同様でまるで信じられない物を見たと目が点となっており、ウルジュラのみが喜色満面でウットリと両手を合わせていた、すると、ゾーイがガクリと膝を着くのが見えた、ユーリがすぐに駆け寄り、ミナとレインも駆け寄ってくる、
「何じゃ?」
ロキュスが心配そうに身を乗り出すが、ゾーイはユーリの手を借りてゆっくりと立ち上がり、ミナとレインも何事か話している様子である、やがて、ミナが一同に振り返り、
「あー、陛下だー、ユラ様だー」
甲高い大声を上げて大きく両手を振ると一目散に駆けて来るのであった。
「ふむ、そうなるとじゃ」
国王はユーリの講釈に礼を言いつつ、
「具体的にどうすれば良いのかな?」
「はい、陣の中心になる旗を目印にしております、あれの上部へ光の魔法を放っていただきます」
「なるほど・・・うん、しかし・・・すまんな、本当にそんな物があるのか?」
国王は根本的な疑問を口にした、ロキュスも存在を明言しているし、何よりユーリとソフィアが構築したと言っている以上それを信じざるを得ないが、何せ感じられないどころかどうやっても見えない代物なのである、疑ってかかるのは正しいとさえ言える、
「はい、そこで、どうでしょう、私とソフィア以外の・・・そうですね、失礼ながらリンドさんかアフラさんに実際に光の魔法を使って頂いて結界陣の反応を見て頂くのは?」
「ほう・・・可能か?」
「はい」
ユーリは小さく答える、ソフィアとも話し合って、イフナースが使う前にリンドかアフラに全力の光魔法を使って貰おうと打ち合わせしていたのである、学園長もそうであるがやはり見えない事には理解しようが無い、であれば、かの二人であれば全容を見せる程の威力は無くとも結界陣の主要部分を可視化する事は可能であろう、ユーリかソフィアがその役を担っても構わないのであるが、変な誤解を生まない為にも試用するのは国王側の人員である必要がある、
「その役・・・儂でもかまいませんかな?」
静かに拝聴していたロキュスが一歩踏み出した、
「ええ勿論です」
ユーリはニコリと微笑むが、正直難しいかもなとも思う、ロキュスに関しては王国における魔術と魔力の研究者として高名であり、その道における第一人者である事は事実である、しかし、実のところその魔力量はリンドとアフラにはまるで及ばない、自信満々で微笑んではいるが、昨日の学園長のようになりかねないし、なにより国王の前である、その権威に傷が付くかもしれない、
「そうか・・・であれば、儂の愛弟子に対応させよう、陛下、宜しいですか?」
「かまわんぞ」
「ゾーイ、聞いていたな?」
ロキュスが振り向き、取り巻きの中から女性が一人歩み出る、ユーリは正しい判断だわと舌を巻き、こういう老獪さが大事よねーと内心でほくそ笑む、
「はい」
「頼めるか?」
「勿論です」
短く言葉を交わしあうと、
「ユーリ先生、ゾーイと申します宜しくお願い致します」
ロキュスの隣りに立ち静かに頭を下げた、ユーリはあらっと小さく驚く、ユーリが見る限りリンドやアフラには及ばないまでもサビナやカトカよりも魔力は強いようである、まるで気付かなかったのは取り巻きの中にあって、クロノスやイフナースの魔力で隠されていた為であろうか、それとも単に自分が気にしていなかった為かしら、恐らくどちらもだわねと思いつつ、
「こちらこそ宜しく、中々できそうね」
ユーリはニコリと微笑み、ゾーイも笑顔で返した、年齢はサビナやカトカと変わらない程度であろうか、口元と目の輝きに知性が滲み、うなじで固く縛った長髪は女性らしさを感じさせつつもおしゃれには興味が無いと主張しているようである、実際身形も同様で、身に着けているローブは長年着古したもののようでところどころほつれが見えるが、修繕した様子は無い、どうやら研究にその身を捧げているのであろう、ユーリは磨けば光りそうな子ね、と節介な事を考えてしまった、
「では、中心部まで行きましょうか、皆さんはどうしましょう、もう少し近付いても良いですが・・・此処が丁度良いかもしれませんね」
「うむ、全体を見渡せるからな、遠目に見物しよう」
「はい、では、ゾーイさんこちらへ・・・」
ユーリが先に立って修練場の中央へと歩を進めた、
「・・・何とも仰々しい事だ・・・」
イフナースは思わず溜息を漏らす、今日のこれはイフナース一人の為に設えられた場である、当の本人としては先日の説明をしっかりと理解しこの二日間は自制に励んでいるが、どこか未だに他人事であった、日常生活には何の触りもない上に体調は順調に良くなっている実感もあった為である、どうにも過保護に過ぎる、それが事にあたってのイフナースの見解であった、
「そう言うな、無駄に終わればそれでよい、ユーリとソフィアの実力を知る良い機会と思え」
クロノスが片目を瞑ってイフナースを見下ろし、
「見えればな」
イフナースも結界を視認出来ていない、クロノスも勿論同様であり、
「心配するな、俺も見えてない」
「そうか」
「そうだ」
「何とも・・・まったく」
小声で二人は毒づき、荒野のような修練場の中心地へ向かう女性二人の背を国の重鎮達は静かに目で追う、やがて二人は棒の前で足を止め、ユーリが何事かをゾーイに指示し、ゾーイは頷いたようであった、そしてユーリが若干距離を取ったのを見計らいゾーイは棒へと片手を掲げる、そして、沈黙の後、強烈な光が一行を襲った、思わずそれぞれに目を覆い続いて大きな破裂音が届く、
「なっ、これで良いのか?」
突然の事に国王は大声を上げ、
「どういう事だ」
クロノスもこれは非難の声を上げるしかない、しかし、
「大丈夫ですよ」
一人冷静なのはソフィアである、ソフィアは片手で光を遮りながら、視線を逸らさず、
「お、凄い、ほら、2段目まで発動してる、大したもんだわー」
物見遊山の如き感想を口にした、
「そうなのか?」
一同は恐る恐ると顔を上げ、強烈な光を片手で遮りながら視線を向ける、そこには緑色に輝く逆三角の結界が屹立し、その根本には茸のような形状の闇がゾーイの頭上に浮かんでいた、やや離れた所に立つユーリは平気な顔で天を見上げ、ミナとレインも振り返ってキャッキャッとはしゃいでいた、
「先程ユーリが説明した通りですが、あの三角形が漏斗状の結界、その下で発動者の上にあるのが保護結界です、他の結界は動いておりません、拡散は上手くいっているようですね」
ソフィアが皆を安心させるように解説する、ユーリがいない為、下手に混乱されても困るとの判断からであった、
「上部を確認下さい、光の魔法が拡散しながら天空に向かっているのが分かると思います」
一同はソフィアに促されるまま天を仰いだ、緑色の漏斗から黄色の光が螺旋を描いて回転しつつ吸い込まれるように天に昇っているのが分かる、それも陽光の下でである、それ程強烈な光であったのだ、
「ほう、これは美しいな・・・」
「そうですね・・・素晴らしい」
「なんとまぁ・・・」
「これは成功なのか?」
「凄いねー」
口々に感想が零れ出す、そして、一同の感嘆の声が終わる前に、
「そろそろですね、根本の色が薄くなっています、最後はあっさりしたものですよ」
とソフィアの言葉が終わるか終わらないかで漏斗はその姿を無くすと同時に螺旋の光も掻き消えた、あっという間の出来事である、一同はその有様にポカンと呆けたように口を開き言葉もない、
「こんな感じです、如何でしょうか?」
ソフィアの緊張感の無い惚けたような口振りに、国王は、
「お、あぁ、そうだな・・・」
何とも答える事が出来ず、モゴモゴと口籠りつつ先程迄とまるで変わりのない修練場を見渡す、結界の姿は既に無くその痕跡も無い、一陣の風が土埃を上げて通り過ぎ、先程の光景が幻であったと訴えているようである、他の者も同様でまるで信じられない物を見たと目が点となっており、ウルジュラのみが喜色満面でウットリと両手を合わせていた、すると、ゾーイがガクリと膝を着くのが見えた、ユーリがすぐに駆け寄り、ミナとレインも駆け寄ってくる、
「何じゃ?」
ロキュスが心配そうに身を乗り出すが、ゾーイはユーリの手を借りてゆっくりと立ち上がり、ミナとレインも何事か話している様子である、やがて、ミナが一同に振り返り、
「あー、陛下だー、ユラ様だー」
甲高い大声を上げて大きく両手を振ると一目散に駆けて来るのであった。
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