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本編
48話 モニケンダムお土産探訪 その10
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ソフィアが夕食の支度の前に洗濯かしらと1階へ下りると、
「ソフィアー」
今度はユーリの声が響いて来た、今日はまた忙しいわねと思いつつ、
「ハイハイ、なにー?」
食堂を見ると、誰も居らず玄関へ顔を出すと、
「あ、ソフィア、暇?」
戸口を開けてユーリが顔を出している、
「暇って・・・洗濯しようかなって思ってた所よ」
「急ぎ?」
「急ぎではないけど」
「じゃ、ちょっと来なさい」
なんとも強引なユーリである、
「もう・・・あ、でもあれよ留守番いないと駄目よ」
「ミナは?」
「おつかい」
「早くない?」
「ルルさんと一緒、毛糸欲しいって」
「そっか、じゃ、ケイスさんに頼もうかな・・・」
「何よ、そんな大事?」
「いいから来なさい」
ユーリはソフィアを連れ出すと事務所へ向かう、事務所ではジャネット達が木簡を並べてあーだこーだと忙しく、全身鏡の前ではサビナとカトカが服の上から下着を着けて艶めかしく科を作っては笑い合っていた、
「ん?どういう状況」
「あっ、ソフィアさん、お疲れっす」
ジャネットが二人に気付いて顔を上げ、アニタ達も明るく簡単な挨拶で二人を出迎えた、
「はいはい、お疲れ様・・・って、なんじゃこりゃ?」
ソフィアはテーブル上の下着を見つめて足が止まる、
「ねー、すごいよねー、あ、ケイスさんかな、ジャネットさんでもいいけど寮の留守番頼める?」
ユーリが二人に声をかけると、
「あっ、はい、じゃ、私行きます、お客様が来たら呼びに来ますねー」
ケイスがさっと立ち上がり、手にしていた木簡をマフダに渡しつつ何事かを告げて寮へとむかう、
「あ、御免ねー、終わったらすぐ戻るからー」
ソフィアは慌ててその背に謝罪し、
「平気です、ゆっくりでいいですよー」
ケイスは笑顔で答えた、
「それでさ、あんたの意見も欲しくてね」
ユーリは早速とばかりにソフィアへ向き直る、
「何の?」
「これの、説明するとね」
ユーリは下着を手にして事の次第を語ると、
「で、あんたとしてはどう思うのかなって気になってね、なにせ首謀者はあんたなんだから」
「首謀者って・・・悪い事しているみたいな言い方ね、調査の件は聞いてたけど、私は別に・・・」
ソフィアは口を尖らせつつ煩わしそうに眉根を寄せるがユーリから渡された下着を受け取って、
「あら・・・ふーん、なるほどねー、こうなるのかー」
下着の表裏をじっくりと確認し、
「他のは?」
「どうぞ、ごゆっくり、あ、あった場所に戻してね」
「はいはい、ん?これいいわね・・・あら?」
見事にユーリの術中に嵌った様子である、ブツブツ呟きながら次々と下着を手にしていった、
「どうなんでしょうね・・・」
その背をマフダは不安そうに見つめ、
「そうだねー」
アニタも手を止めてその背を伺う、
「厳しそうだなー」
ジャネットはニヤニヤと微笑んでいる、やがて、サビナとカトカが鏡の前からジャネット達の元へ合流し、ユーリは木簡をじっくりと読み込んでいると、一通り見て回ったソフィアがなるほどと呟いて、下着の一つを手にして一同の元へ近寄った、
「どんなもん?」
ユーリが終わったかしらと問いかけると、
「そうね、いいんじゃない?面白いわね、どうでもいいかなって思ってたけど実際に見ると興味深いわね」
「でしょー」
「なによ、ニヤついて、ムカツクわねー」
「どうぞ、お好きにムカツキなさい」
「なんですって」
「まぁ取り敢えず、感想は?」
「そうね・・・多分だけどこれが一番近い・・・というか、うん、私の知ってる下着はこんな感じで、ついでに言えば改良点が素晴らしいかしら・・・」
手にした下着を拡げて見せる、それは皮革と綿で出来た簡素なものである、確かにソフィアの指導の下で作られたそれと酷似しており、丈夫そうな外観と柔らかさを併せ持っていた、
「あっ、やっぱりそれですか?」
ジャネットが嬉しそうに席を立つ、
「そうね、縫製もしっかりしてるし、で、ここね」
裏返して皮革のベルト部分を指し、
「ここに綿が巻かれているでしょ、これは見事ね、良い工夫だと思うわよ、他の下着には無かったけど、これだけかしらね、このちょっとした工夫が使い易さと動きやすさに繋がると思うわね」
「なるほどー」
マフダが納得して頷いた、
「それとこの膨らみ部分も形が良いわよ、他のはどうも不自然に見えるけど、こんな感じで下が婉曲して柔らかく形成して支える感じね、これ大事だと思うわ」
「そうですよね、私もそう思います」
アニタも同意の笑顔を浮かべる、
「うん、だから、質と実を取るならこれかなって思うなー・・・そうね、理想とするならば、これを基本にして装飾を加えるのがいいかもね、でもあれか、テーラだっけ、それと、エーレか、それとはまた別になるのかな・・・外形は一緒かしら?」
そして、喧々諤々と意見交換が行われ、カトカがそれを黒板に書き連ね、ユーリが上手い事まとめていく、マフダが技術的な部分を補佐しつつ取り敢えず一段落ついた頃、
「ソフィアさーん」
ケイスが事務所に顔をだした、
「はいはい、お客さん?」
「はい、ダナさんが新入生連れて来てますよー」
「あ、ホント?じゃ行くわ、えっと、エレインさんいる?」
「いないです」
「オリビアさんも?」
「はい、あ、説明ならやります」
ジャネットが手を上げて、
「じゃ、お願い、ユーリはどうする?」
「あー、一応顔出すか、うん、じゃ、サビナ後宜しくー」
サビナへ後事を託すと3人はそそくさと寮へと向かい、
「御免ね、待たせた?」
玄関先で佇んでいるダナに声をかける、
「いえいえ、なんです?またなんかやってるんですか?」
ダナが微笑み、
「そうね、そうだ、あんたも覗いていきなさい、面白いわよ」
ユーリがニヤリと微笑む、
「良いんですか?」
「忙しいんじゃない?」
「あー、はい、でも、ちょっとだけなら」
「じゃ、好きにしなさい」
「えへへ、有難うございます、あっ、ごめんね」
急に馴れ馴れしい言葉遣いになったダナを不思議そうに見上げている二人に視線を落とし、
「紹介しますね、こちら、サレバ・ミットさん、で、こちらが、コミン・リーズさん」
サレバとコミンは、慌てて頭を下げ、
「で、こちらが寮母さんと先生と先輩ね」
3人を引き合わせる、ソフィア達もそれぞれに名乗りながら頭を下げ、
「じゃ、中へどうぞ、まずは玄関の使い方から」
ソフィアがにこやかに2人を寮へと招き入れた、そして、2人は足の清拭とスリッパに驚きつつ食堂へ入り、
「じゃ、先に部屋割りしちゃいます?」
重そうな荷物を見てジャネットが気を利かせたようである、
「そうね、うーん、二人は姉妹ではないわよね?」
一応とソフィアが確認する、家名が異なる為明白なのであるが、会話の糸口としては最も楽でかつ差し障りが少ないと判断した問いである、
「はい、あれです幼馴染って感じです」
サレバが元気よく答えた、二人は共に小柄であり、年齢を考えれば相応と言える、サレバは快活で物怖じしない性格のようで、食堂に入ってからもキョロキョロと忙しく、鏡を見つけてギョットとした顔を見せた、恐らく考えが表に出やすいのであろう、対して、
「はい、そんな感じです」
コミンも慌てて答える、コミンは対照的に物静かな性格のようである、警戒しているのであろうかややおどおどした感じでサレバの背後に隠れているように見える、
「あらあら、仲良いのねー、じゃ、並びの部屋がいいかしら?1階になるんだけど」
「そうだねー、えっと、部屋割りは早い者勝ちだから、荷物は一旦置いて決めちゃおうぜ」
ジャネットが二人を引き連れて奥へ向かい、
「大丈夫そうですね」
3人の背を見てダナが一息吐いた、
「そうね、お疲れ様」
「先生は今日から休みでした?」
「そうよー、学園はどう?問題無い?」
「昨日の今日ではないですよー」
「それもそうか、あっ、学園長出てる?」
「出てると思いますよ、姿は見てないですけど事務長が学園長室で打ち合わせしてましたので」
「そっか、じゃ、ちょっと顔出すか」
「例の件?」
ソフィアが口を挟む、
「そうよー」
「まだ行ってなかったの?」
「うん、事務所で捕まちゃった」
「あら、ま、何とでもなるわよね」
「そうそう」
二人が納得し合っているのを確認し、ダナは何かあるのかなと勘繰りつつも、
「では、私はこれで、向こう覗いてから戻ります」
ここは商会の方が面白そうだと判断する、
「どうぞー、サビナとカトカもいるから遠慮はいらないと思うけど・・・あっ、あれだ、他言は駄目よ」
「えっ、そんなに大事なんですか?」
「まぁね、そろそろお店も出すって言ってるからそれまでは黙っている事、いい?」
「分かりました」
ユーリの忠告を心に刻み込んでダナは事務所へ向かい、ユーリは、
「じゃ、学園行って来る」
一言置いて2階へ上がった、すると、ゲインを見つけたユーリの大声が響き、ソフィアは笑いつつ部屋割りを終えた2人と共に部屋の支度に取り掛かるのであった。
「ソフィアー」
今度はユーリの声が響いて来た、今日はまた忙しいわねと思いつつ、
「ハイハイ、なにー?」
食堂を見ると、誰も居らず玄関へ顔を出すと、
「あ、ソフィア、暇?」
戸口を開けてユーリが顔を出している、
「暇って・・・洗濯しようかなって思ってた所よ」
「急ぎ?」
「急ぎではないけど」
「じゃ、ちょっと来なさい」
なんとも強引なユーリである、
「もう・・・あ、でもあれよ留守番いないと駄目よ」
「ミナは?」
「おつかい」
「早くない?」
「ルルさんと一緒、毛糸欲しいって」
「そっか、じゃ、ケイスさんに頼もうかな・・・」
「何よ、そんな大事?」
「いいから来なさい」
ユーリはソフィアを連れ出すと事務所へ向かう、事務所ではジャネット達が木簡を並べてあーだこーだと忙しく、全身鏡の前ではサビナとカトカが服の上から下着を着けて艶めかしく科を作っては笑い合っていた、
「ん?どういう状況」
「あっ、ソフィアさん、お疲れっす」
ジャネットが二人に気付いて顔を上げ、アニタ達も明るく簡単な挨拶で二人を出迎えた、
「はいはい、お疲れ様・・・って、なんじゃこりゃ?」
ソフィアはテーブル上の下着を見つめて足が止まる、
「ねー、すごいよねー、あ、ケイスさんかな、ジャネットさんでもいいけど寮の留守番頼める?」
ユーリが二人に声をかけると、
「あっ、はい、じゃ、私行きます、お客様が来たら呼びに来ますねー」
ケイスがさっと立ち上がり、手にしていた木簡をマフダに渡しつつ何事かを告げて寮へとむかう、
「あ、御免ねー、終わったらすぐ戻るからー」
ソフィアは慌ててその背に謝罪し、
「平気です、ゆっくりでいいですよー」
ケイスは笑顔で答えた、
「それでさ、あんたの意見も欲しくてね」
ユーリは早速とばかりにソフィアへ向き直る、
「何の?」
「これの、説明するとね」
ユーリは下着を手にして事の次第を語ると、
「で、あんたとしてはどう思うのかなって気になってね、なにせ首謀者はあんたなんだから」
「首謀者って・・・悪い事しているみたいな言い方ね、調査の件は聞いてたけど、私は別に・・・」
ソフィアは口を尖らせつつ煩わしそうに眉根を寄せるがユーリから渡された下着を受け取って、
「あら・・・ふーん、なるほどねー、こうなるのかー」
下着の表裏をじっくりと確認し、
「他のは?」
「どうぞ、ごゆっくり、あ、あった場所に戻してね」
「はいはい、ん?これいいわね・・・あら?」
見事にユーリの術中に嵌った様子である、ブツブツ呟きながら次々と下着を手にしていった、
「どうなんでしょうね・・・」
その背をマフダは不安そうに見つめ、
「そうだねー」
アニタも手を止めてその背を伺う、
「厳しそうだなー」
ジャネットはニヤニヤと微笑んでいる、やがて、サビナとカトカが鏡の前からジャネット達の元へ合流し、ユーリは木簡をじっくりと読み込んでいると、一通り見て回ったソフィアがなるほどと呟いて、下着の一つを手にして一同の元へ近寄った、
「どんなもん?」
ユーリが終わったかしらと問いかけると、
「そうね、いいんじゃない?面白いわね、どうでもいいかなって思ってたけど実際に見ると興味深いわね」
「でしょー」
「なによ、ニヤついて、ムカツクわねー」
「どうぞ、お好きにムカツキなさい」
「なんですって」
「まぁ取り敢えず、感想は?」
「そうね・・・多分だけどこれが一番近い・・・というか、うん、私の知ってる下着はこんな感じで、ついでに言えば改良点が素晴らしいかしら・・・」
手にした下着を拡げて見せる、それは皮革と綿で出来た簡素なものである、確かにソフィアの指導の下で作られたそれと酷似しており、丈夫そうな外観と柔らかさを併せ持っていた、
「あっ、やっぱりそれですか?」
ジャネットが嬉しそうに席を立つ、
「そうね、縫製もしっかりしてるし、で、ここね」
裏返して皮革のベルト部分を指し、
「ここに綿が巻かれているでしょ、これは見事ね、良い工夫だと思うわよ、他の下着には無かったけど、これだけかしらね、このちょっとした工夫が使い易さと動きやすさに繋がると思うわね」
「なるほどー」
マフダが納得して頷いた、
「それとこの膨らみ部分も形が良いわよ、他のはどうも不自然に見えるけど、こんな感じで下が婉曲して柔らかく形成して支える感じね、これ大事だと思うわ」
「そうですよね、私もそう思います」
アニタも同意の笑顔を浮かべる、
「うん、だから、質と実を取るならこれかなって思うなー・・・そうね、理想とするならば、これを基本にして装飾を加えるのがいいかもね、でもあれか、テーラだっけ、それと、エーレか、それとはまた別になるのかな・・・外形は一緒かしら?」
そして、喧々諤々と意見交換が行われ、カトカがそれを黒板に書き連ね、ユーリが上手い事まとめていく、マフダが技術的な部分を補佐しつつ取り敢えず一段落ついた頃、
「ソフィアさーん」
ケイスが事務所に顔をだした、
「はいはい、お客さん?」
「はい、ダナさんが新入生連れて来てますよー」
「あ、ホント?じゃ行くわ、えっと、エレインさんいる?」
「いないです」
「オリビアさんも?」
「はい、あ、説明ならやります」
ジャネットが手を上げて、
「じゃ、お願い、ユーリはどうする?」
「あー、一応顔出すか、うん、じゃ、サビナ後宜しくー」
サビナへ後事を託すと3人はそそくさと寮へと向かい、
「御免ね、待たせた?」
玄関先で佇んでいるダナに声をかける、
「いえいえ、なんです?またなんかやってるんですか?」
ダナが微笑み、
「そうね、そうだ、あんたも覗いていきなさい、面白いわよ」
ユーリがニヤリと微笑む、
「良いんですか?」
「忙しいんじゃない?」
「あー、はい、でも、ちょっとだけなら」
「じゃ、好きにしなさい」
「えへへ、有難うございます、あっ、ごめんね」
急に馴れ馴れしい言葉遣いになったダナを不思議そうに見上げている二人に視線を落とし、
「紹介しますね、こちら、サレバ・ミットさん、で、こちらが、コミン・リーズさん」
サレバとコミンは、慌てて頭を下げ、
「で、こちらが寮母さんと先生と先輩ね」
3人を引き合わせる、ソフィア達もそれぞれに名乗りながら頭を下げ、
「じゃ、中へどうぞ、まずは玄関の使い方から」
ソフィアがにこやかに2人を寮へと招き入れた、そして、2人は足の清拭とスリッパに驚きつつ食堂へ入り、
「じゃ、先に部屋割りしちゃいます?」
重そうな荷物を見てジャネットが気を利かせたようである、
「そうね、うーん、二人は姉妹ではないわよね?」
一応とソフィアが確認する、家名が異なる為明白なのであるが、会話の糸口としては最も楽でかつ差し障りが少ないと判断した問いである、
「はい、あれです幼馴染って感じです」
サレバが元気よく答えた、二人は共に小柄であり、年齢を考えれば相応と言える、サレバは快活で物怖じしない性格のようで、食堂に入ってからもキョロキョロと忙しく、鏡を見つけてギョットとした顔を見せた、恐らく考えが表に出やすいのであろう、対して、
「はい、そんな感じです」
コミンも慌てて答える、コミンは対照的に物静かな性格のようである、警戒しているのであろうかややおどおどした感じでサレバの背後に隠れているように見える、
「あらあら、仲良いのねー、じゃ、並びの部屋がいいかしら?1階になるんだけど」
「そうだねー、えっと、部屋割りは早い者勝ちだから、荷物は一旦置いて決めちゃおうぜ」
ジャネットが二人を引き連れて奥へ向かい、
「大丈夫そうですね」
3人の背を見てダナが一息吐いた、
「そうね、お疲れ様」
「先生は今日から休みでした?」
「そうよー、学園はどう?問題無い?」
「昨日の今日ではないですよー」
「それもそうか、あっ、学園長出てる?」
「出てると思いますよ、姿は見てないですけど事務長が学園長室で打ち合わせしてましたので」
「そっか、じゃ、ちょっと顔出すか」
「例の件?」
ソフィアが口を挟む、
「そうよー」
「まだ行ってなかったの?」
「うん、事務所で捕まちゃった」
「あら、ま、何とでもなるわよね」
「そうそう」
二人が納得し合っているのを確認し、ダナは何かあるのかなと勘繰りつつも、
「では、私はこれで、向こう覗いてから戻ります」
ここは商会の方が面白そうだと判断する、
「どうぞー、サビナとカトカもいるから遠慮はいらないと思うけど・・・あっ、あれだ、他言は駄目よ」
「えっ、そんなに大事なんですか?」
「まぁね、そろそろお店も出すって言ってるからそれまでは黙っている事、いい?」
「分かりました」
ユーリの忠告を心に刻み込んでダナは事務所へ向かい、ユーリは、
「じゃ、学園行って来る」
一言置いて2階へ上がった、すると、ゲインを見つけたユーリの大声が響き、ソフィアは笑いつつ部屋割りを終えた2人と共に部屋の支度に取り掛かるのであった。
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