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本編
47話 沈黙の巨漢 その15
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夕食時となり、1階の食堂ではルルを中心にしてワイワイと楽しそうな声が響き、2階のホールでは大人達が酒盛りを始めた、食堂ではルルの簡単な歓迎会、2階ではゲインを中心にしての飲み会である、
「えっと、皆さんその、胸ってどうなってるんですか?」
一通り自己紹介を済ませ、料理を待つ間にルルはケイスやテラの胸へ視線を取られつつ聞き難そうに質問する、
「あー、そうだよねー、ルルさんは初めて見るよね」
「そうですよね、これはですねー」
ジャネットとケイスが得意そうに下着の詳細を説明する、
「えぇ、そんな、便利な物が・・・凄いなー、やっぱり都会だなー」
「んー、でもつい先日に出来たものなのですわよ」
エレインがさらに補足事項として開発の経緯を掻い摘んで話す、こちらも実に得意そうである、
「えっ、ここで作ったんですか?寮母さんが・・・?」
さらに驚き目を丸くするルルである、
「そうなの、それにこのスリッパとか、あのオテダマとか?」
エレインはスリッパをブラブラさせ、暖炉の前でお手玉に興じるミナとレインを示す、
「あ、それとあのガラス鏡もソフィアさんだよ」
ジャネットがさらに補足し、
「それ言ったら、その冷凍箱もでしょ」
ケイスが食堂の端に置かれた木箱を指す、
「・・・えっと・・・どういう事なんですか?」
ルルはいよいよ理解が及ばず目を回した、
「あー、そうなるよねー、そのうち慣れると思うよー」
「そうですね、少なくともルルさんの伯父さんのお友達はすんごい人なんです」
ジャネットとパウラがそう締め括るが、ルルはそう言われてもなと言葉を無くした、2階では、
「はい、カンパーイ」
ユーリが食糧庫から失敬してきた干し肉を前に、上機嫌で杯をぶつけ合う、相手はクロノスとゲインである、
「うん、旨い、エールも美味しいわねー」
ユーリは満足そうに微笑み、クロノスは鼻で笑いつつ、
「あぁ、ワインばかりでは飽きるだろう?」
「そう?私は飽きないわよ」
「そうかい、お前さんは酔えればなんでもいいんじゃないのか?」
「そういう事言うー?」
今日の酒の提供者はクロノスである、それはいつもの事であり、さらに夕食の材料もリンドの手により持ち込まれていた、ゲインが顔を出しユーリとソフィアがいるとなれば旧交を温める事もあるだろうと執事のように気を利かせたのである、イフナースの姿は無い、一通り修練に励んだ後は店舗でソーダ水とブロンパンで一休みし、屋敷に戻った、完治と言うにはまだまだ遠い状態である、
「変わらんな、お前も」
ボソリとゲインが呟く、
「あんたもねー、田舎では上手くやってるの?」
「まあな、それなりだ」
「なによ、子供も生まれたんでしょ、連れてきなさいよ」
「あっ、俺も見てない」
「お前が来いよ」
「いいの?」
「ふん、歓迎しないが、泊める程度は許してやる」
「なにおー、偉そうにー」
「なんだよ、お前こそいい歳こいて独り身か?」
「うわっ、偶に口開いたらこれだもんね」
「そうだな・・・ふふっ、ゲインらしいよ」
まったくだと2人は懐かしそうに大口を開けて笑い合い、ゲインも笑顔を浮かべて優しい顔となった、ゲインという男は限度を越した人見知りである、初見の人間の前で口を開く事は無く、表情も変える事が無い、また、話したと思っても一言二言が関の山であった、寡黙な男は珍しくはないが、ゲインのそれは正に度を越していると言って良い、ユーリもクロノスも会話が出来るようになるまでに数か月を要した、レインが特異な男だと呆れていたが全くもってその通りなのである、故にこの場もゲインの事を慮ってユーリが上で呑みましょうと誘ったのであった、食堂で呑み始めたとしても教育上は宜しく無いという問題点以外には何の支障もないのであるが、ゲインは一切口を開く事はなかったであろう、
「そうだ、サトナ村でしょ、あんたの村?」
「あぁ、そうだが」
「近くに水道橋ってある?」
ユーリが思い出したように問う、
「水道橋?」
「うん、ほらあっちこっちにあるじゃない、でっかい門みたいな石造りの遺跡」
「・・・あれか・・・あれが水道橋?」
「そうよ、あれの上の方を水が通ってたんだって、知ってた?」
「いや、初耳だ・・・そうなのか?」
ゲインがクロノスへ問いかける、
「らしいな、俺も最近教わった」
「ほう・・・で、それがどうした?」
「あんたの村の近くにあるんじゃないかって聞いてるの」
「はて?・・・あ・・・近くはないが・・・うん、あるな」
「どんな感じ?」
「どんなと言われてもな・・・俺も一度見かけた事しかない、俺の村と隣りの村の中間地点の奥の方だな」
ゲインが杯を煽りながら答える、
「ある事はあるのね?」
「あるな、で、山の中の石造りの何かに繋がっているぞ」
「それよそれ、その何かってどうなっているか分かる?」
「・・・どうだろう、覗いた事はないからなんとも・・・」
ゲインは分かりやすく首を傾げた、こうして話している限りは実に普通なのである、表情も仕草もその辺の男性と変わらない、
「そっか・・・クロノスあんた、そこの調査をお願いできない?」
「調査?何を考えている?」
「えっとね・・・」
ユーリは干し肉を摘まみながら詳細を説明した、
「なるほど・・・つまりは水の確保というわけか・・・」
クロノスは理解したらしい、
「そうよ、下水道の利用もそうだけど、次は上水道に関しても利用できないかなって思って、で、水道橋を作り直すのは無理だと思うんだけど、その水源に関してはどうなっているのか興味があってね」
「あわよくば利用できないかという事だな」
「ご名答」
ユーリはニヤリと微笑む、
「だって、この大きい街の生活用水の元になっていた施設なのよ、上手い事使えないかと思ってね、その構造にも興味あるし、飲み水として利用していたのだから綺麗な水な筈なのよね、それと無色の魔法石研究にも必要になるかもだし」
「なるほど・・・そこまで考えているのであれば必要だな」
「でしょー」
「うん、冒険者に依頼するか・・・それとも誰だったか、学園の講師で元気なのがいたな」
「ストラウク先生?」
「そんな名であったか?」
「うん、遺跡研究主体の歴史の先生よ、あ、任せちゃいましょうか・・・それもいいわね」
ユーリはフムと考え込む、
「お前さんが動けばいいのじゃないか?」
ゲインがどうでもいいと言った感じで口を挟む、
「そうだけど、講師としての仕事もあるのよ、研究所もあるし、だから、ゲインに見てもらいたかったんだけど・・・」
「別に見るだけなら見てくるぞ」
「そう?」
「見るだけだがな」
「だからそれじゃ足りないのよ」
「そうは言われても・・・」
ゲインが困った顔になった瞬間、階下で大きな歓声が起こった、そして、ソフィアが湯気の立つ大皿を盆に乗せて階段を上がって来る、
「はい、お待たせー」
ソフィアはニコニコと大皿をテーブルに置いた、山盛りの唐揚げと茹でた野菜にマヨソースである、
「わ、カツだ、嬉しいー」
ユーリが歓声を上げるが、
「違いますー、カラアゲですー」
「どっちでもいいでしょー」
「良くないわよー、ほら、温かいうちに頂きなさい、美味しいわよー」
「初めて見る料理だな・・・」
ゲインは身を乗り出し、クロノスも、
「これ美味いんだよ」
嬉しそうに手を伸ばす、しかし、
「こりゃ、揚げ物だからね、手掴みは駄目よ」
ソフィアはクロノスの手を叩き落として、4本フォークをそれぞれの前に置いた、
「なんだよ叩くなよ」
「いいでしょ別に、熱いから気をつけてね、それと、これ、これも美味しいわよ」
さらに小さめの皿に盛られた漬物を添えた、
「カブか?」
「カブよ、私も初めて食べたけど、絶品だったわ」
「ほう・・・何か違うのか?」
「甘酢漬けって言うらしいわ、レインに教えてもらったの」
嬉しそうに答えるソフィアに、クロノスは目を丸くしつつ、
「それは凄いな、どれ」
早速と4本フォークを漬物に伸ばし、数切れをまとめて口に放り込むと、
「む、美味い、これは美味いぞ」
笑顔となるクロノスである、
「ありゃ、あんた漬物好きだっけ?」
「いや、さして好きではないが、これは美味い」
絶賛するクロノスに、じゃ私も俺もとユーリとゲインが手を伸ばし、
「ホントだ・・・」
「うん、なんだこれ、美味いな」
「うん、甘くて酸っぱくて、でも何だろ、塩気もあるし、一味違うわね、何だろ?」
ユーリが不思議そうに漬物を注視する、
「隠し味ね」
「隠し味?」
「ふふん、刻んだ干し肉と一緒に漬けたのよ、全然違うでしょ」
「確かに・・・」
「ほう、それは面白い・・・なるほど、塩気と野菜とは思えない旨さはそれか・・・大したものだ・・・」
「でしょー、じゃ、後はそば団子持って来るわね」
「おう」
唐揚げそっちのけで漬物に手を伸ばす3人である、ソフィアは満足そうに階下へ向かった。
「えっと、皆さんその、胸ってどうなってるんですか?」
一通り自己紹介を済ませ、料理を待つ間にルルはケイスやテラの胸へ視線を取られつつ聞き難そうに質問する、
「あー、そうだよねー、ルルさんは初めて見るよね」
「そうですよね、これはですねー」
ジャネットとケイスが得意そうに下着の詳細を説明する、
「えぇ、そんな、便利な物が・・・凄いなー、やっぱり都会だなー」
「んー、でもつい先日に出来たものなのですわよ」
エレインがさらに補足事項として開発の経緯を掻い摘んで話す、こちらも実に得意そうである、
「えっ、ここで作ったんですか?寮母さんが・・・?」
さらに驚き目を丸くするルルである、
「そうなの、それにこのスリッパとか、あのオテダマとか?」
エレインはスリッパをブラブラさせ、暖炉の前でお手玉に興じるミナとレインを示す、
「あ、それとあのガラス鏡もソフィアさんだよ」
ジャネットがさらに補足し、
「それ言ったら、その冷凍箱もでしょ」
ケイスが食堂の端に置かれた木箱を指す、
「・・・えっと・・・どういう事なんですか?」
ルルはいよいよ理解が及ばず目を回した、
「あー、そうなるよねー、そのうち慣れると思うよー」
「そうですね、少なくともルルさんの伯父さんのお友達はすんごい人なんです」
ジャネットとパウラがそう締め括るが、ルルはそう言われてもなと言葉を無くした、2階では、
「はい、カンパーイ」
ユーリが食糧庫から失敬してきた干し肉を前に、上機嫌で杯をぶつけ合う、相手はクロノスとゲインである、
「うん、旨い、エールも美味しいわねー」
ユーリは満足そうに微笑み、クロノスは鼻で笑いつつ、
「あぁ、ワインばかりでは飽きるだろう?」
「そう?私は飽きないわよ」
「そうかい、お前さんは酔えればなんでもいいんじゃないのか?」
「そういう事言うー?」
今日の酒の提供者はクロノスである、それはいつもの事であり、さらに夕食の材料もリンドの手により持ち込まれていた、ゲインが顔を出しユーリとソフィアがいるとなれば旧交を温める事もあるだろうと執事のように気を利かせたのである、イフナースの姿は無い、一通り修練に励んだ後は店舗でソーダ水とブロンパンで一休みし、屋敷に戻った、完治と言うにはまだまだ遠い状態である、
「変わらんな、お前も」
ボソリとゲインが呟く、
「あんたもねー、田舎では上手くやってるの?」
「まあな、それなりだ」
「なによ、子供も生まれたんでしょ、連れてきなさいよ」
「あっ、俺も見てない」
「お前が来いよ」
「いいの?」
「ふん、歓迎しないが、泊める程度は許してやる」
「なにおー、偉そうにー」
「なんだよ、お前こそいい歳こいて独り身か?」
「うわっ、偶に口開いたらこれだもんね」
「そうだな・・・ふふっ、ゲインらしいよ」
まったくだと2人は懐かしそうに大口を開けて笑い合い、ゲインも笑顔を浮かべて優しい顔となった、ゲインという男は限度を越した人見知りである、初見の人間の前で口を開く事は無く、表情も変える事が無い、また、話したと思っても一言二言が関の山であった、寡黙な男は珍しくはないが、ゲインのそれは正に度を越していると言って良い、ユーリもクロノスも会話が出来るようになるまでに数か月を要した、レインが特異な男だと呆れていたが全くもってその通りなのである、故にこの場もゲインの事を慮ってユーリが上で呑みましょうと誘ったのであった、食堂で呑み始めたとしても教育上は宜しく無いという問題点以外には何の支障もないのであるが、ゲインは一切口を開く事はなかったであろう、
「そうだ、サトナ村でしょ、あんたの村?」
「あぁ、そうだが」
「近くに水道橋ってある?」
ユーリが思い出したように問う、
「水道橋?」
「うん、ほらあっちこっちにあるじゃない、でっかい門みたいな石造りの遺跡」
「・・・あれか・・・あれが水道橋?」
「そうよ、あれの上の方を水が通ってたんだって、知ってた?」
「いや、初耳だ・・・そうなのか?」
ゲインがクロノスへ問いかける、
「らしいな、俺も最近教わった」
「ほう・・・で、それがどうした?」
「あんたの村の近くにあるんじゃないかって聞いてるの」
「はて?・・・あ・・・近くはないが・・・うん、あるな」
「どんな感じ?」
「どんなと言われてもな・・・俺も一度見かけた事しかない、俺の村と隣りの村の中間地点の奥の方だな」
ゲインが杯を煽りながら答える、
「ある事はあるのね?」
「あるな、で、山の中の石造りの何かに繋がっているぞ」
「それよそれ、その何かってどうなっているか分かる?」
「・・・どうだろう、覗いた事はないからなんとも・・・」
ゲインは分かりやすく首を傾げた、こうして話している限りは実に普通なのである、表情も仕草もその辺の男性と変わらない、
「そっか・・・クロノスあんた、そこの調査をお願いできない?」
「調査?何を考えている?」
「えっとね・・・」
ユーリは干し肉を摘まみながら詳細を説明した、
「なるほど・・・つまりは水の確保というわけか・・・」
クロノスは理解したらしい、
「そうよ、下水道の利用もそうだけど、次は上水道に関しても利用できないかなって思って、で、水道橋を作り直すのは無理だと思うんだけど、その水源に関してはどうなっているのか興味があってね」
「あわよくば利用できないかという事だな」
「ご名答」
ユーリはニヤリと微笑む、
「だって、この大きい街の生活用水の元になっていた施設なのよ、上手い事使えないかと思ってね、その構造にも興味あるし、飲み水として利用していたのだから綺麗な水な筈なのよね、それと無色の魔法石研究にも必要になるかもだし」
「なるほど・・・そこまで考えているのであれば必要だな」
「でしょー」
「うん、冒険者に依頼するか・・・それとも誰だったか、学園の講師で元気なのがいたな」
「ストラウク先生?」
「そんな名であったか?」
「うん、遺跡研究主体の歴史の先生よ、あ、任せちゃいましょうか・・・それもいいわね」
ユーリはフムと考え込む、
「お前さんが動けばいいのじゃないか?」
ゲインがどうでもいいと言った感じで口を挟む、
「そうだけど、講師としての仕事もあるのよ、研究所もあるし、だから、ゲインに見てもらいたかったんだけど・・・」
「別に見るだけなら見てくるぞ」
「そう?」
「見るだけだがな」
「だからそれじゃ足りないのよ」
「そうは言われても・・・」
ゲインが困った顔になった瞬間、階下で大きな歓声が起こった、そして、ソフィアが湯気の立つ大皿を盆に乗せて階段を上がって来る、
「はい、お待たせー」
ソフィアはニコニコと大皿をテーブルに置いた、山盛りの唐揚げと茹でた野菜にマヨソースである、
「わ、カツだ、嬉しいー」
ユーリが歓声を上げるが、
「違いますー、カラアゲですー」
「どっちでもいいでしょー」
「良くないわよー、ほら、温かいうちに頂きなさい、美味しいわよー」
「初めて見る料理だな・・・」
ゲインは身を乗り出し、クロノスも、
「これ美味いんだよ」
嬉しそうに手を伸ばす、しかし、
「こりゃ、揚げ物だからね、手掴みは駄目よ」
ソフィアはクロノスの手を叩き落として、4本フォークをそれぞれの前に置いた、
「なんだよ叩くなよ」
「いいでしょ別に、熱いから気をつけてね、それと、これ、これも美味しいわよ」
さらに小さめの皿に盛られた漬物を添えた、
「カブか?」
「カブよ、私も初めて食べたけど、絶品だったわ」
「ほう・・・何か違うのか?」
「甘酢漬けって言うらしいわ、レインに教えてもらったの」
嬉しそうに答えるソフィアに、クロノスは目を丸くしつつ、
「それは凄いな、どれ」
早速と4本フォークを漬物に伸ばし、数切れをまとめて口に放り込むと、
「む、美味い、これは美味いぞ」
笑顔となるクロノスである、
「ありゃ、あんた漬物好きだっけ?」
「いや、さして好きではないが、これは美味い」
絶賛するクロノスに、じゃ私も俺もとユーリとゲインが手を伸ばし、
「ホントだ・・・」
「うん、なんだこれ、美味いな」
「うん、甘くて酸っぱくて、でも何だろ、塩気もあるし、一味違うわね、何だろ?」
ユーリが不思議そうに漬物を注視する、
「隠し味ね」
「隠し味?」
「ふふん、刻んだ干し肉と一緒に漬けたのよ、全然違うでしょ」
「確かに・・・」
「ほう、それは面白い・・・なるほど、塩気と野菜とは思えない旨さはそれか・・・大したものだ・・・」
「でしょー、じゃ、後はそば団子持って来るわね」
「おう」
唐揚げそっちのけで漬物に手を伸ばす3人である、ソフィアは満足そうに階下へ向かった。
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