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本編
36話 講習会と髪飾り その7
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翌日朝、その日の朝食は若干豪華である、昨日の夕食の残り物が一皿余分にトレーに鎮座していた、原因は何のことは無い、試作品を食べ過ぎた面々が夕食を食べきれなかった為である、食いしん坊のミナでさえ苦しそうにしていた程であった、
「あー、夕飯前には食べ過ぎない事、いい?」
ソフィアは怒るべきか否かに悩みつつ注意に留めたようである、ミナとレインを含め生徒達は幼児のように窘められバツが悪そうに反省したのであった、
「カボチャ美味しいねー」
ミナは昨晩の叱責をすっかりと忘れ嬉しそうにカボチャの煮物を頬張り、
「そうですね、麦粥に混ぜても美味しいですよ」
テラは優しく微笑みかける、
「どうやるのー」
「潰して混ぜるんですよ、こうやって」
「んー、ホントだー、美味しいー」
「でしょー」
親子の様に笑いあう二人である、
「あ、テラさん、今日、仕事したいって連中連れてきていい?」
ジャネットが不意に顔を上げた、
「勿論ですよ、資料の複写の方ですよね」
「うん、女ばっかりだし、なんだっけ、成功報酬だっけ?」
「そうですね、出来上がった資料に対して報酬を払いますのでそれでよければ」
「わかったー、誘ってみるよ、でも、字の綺麗なの限定だよなー、ケイスは誰か心当たりある?」
「・・・私、友達いないので・・・」
「えー、流石にもういるんじゃないの?何?嫌われてる?」
「いや、そういう事はない・・・と思うんですけど、ほら、仲良い人どうしで集まっちゃっているから・・・中々その・・・」
「そっかー、あれだ、いじめられてたら言ってよ、成敗しに行くからー」
「・・・ありがとうございます」
ケイスは随分物騒な話しだな、等と思いつつもその心意気に苦笑いで答える、
「お嬢様はまだですか、まったく・・・」
オリビアがトレーを持って食堂へ入ってくる、主の姿が無い事を確認し小さく溜息を吐いた、
「そだねー」
「いつもの事じゃろ」
「お塩とってー」
「んー」
ユーリが塩の壺を言葉少なくミナに押しやった、
「オリビアはー、何人声掛けるー?」
「なんの事です?」
オリビアが席に着いて問い返す、
「資料の複写ー、3人くらいに声掛けようって思うんだけどさー」
「あ、私もそれくらいですね、字が上手な人がいるので」
「そっか、多すぎても困るよね」
「そうですね、10人は多すぎるかな・・・作業場所が限られますからね、人が多いに越したことはないですが、あまり声を掛け過ぎるのも・・・騒ぎになってもあれなので」
「わかったー、静かに誘うー」
「はい、私もそうします」
オリビアがさてとスプーンを手に取り、少し悩んで手を止めると腰を上げる、そのまま静かに階段へ向かった、
「あ、そうだ、センセー、研究会っていつですかー」
ジャネットが今度はユーリに問いかける、
「え、なんだっけ」
ユーリも朝は強くない、ボウッとしたまま振り返る、
「美容服飾研究会ですよー、皆心待ちにしてますよー、私に聞かれても困るって言っても、隠すなーって言われちゃうんですよー」
「あー、いつだっけ?13日だっけかな?ギルドの講習会が12日?」
「はい、明日です、講習会」
テラがジャネットに代わって答えた、
「え、明日?あ、そっか、そうだよね、早いなー」
ユーリはボーっとしたままのんびりと答える、
「え、じゃ、明後日?」
ジャネットが驚いている、
「うん、その予定よ、あら、告知してなかったかしら?」
「聞いてないですよー」
「そっか、ごめん・・・って私か?ん?事務員の仕事じゃん、確か13日で決定した筈よね、事務屋に確認しとくわ、掲示板にも載ってなかった?」
ユーリはあっという間に覚醒して早口で捲し立てた、
「なかったと思います、見た記憶が無いですね」
ケイスが首を傾げて答えた、
「あー、分かった、何とかするー、予定では13日ね、場所は何処だったかな、生活科の実習室だったかな?」
「へー、そんな部屋あったんですか?」
「あるのよ、便利そうな部屋が、実際便利なのよ、テーブル広くて、ほら、メイドさん達の実習用だから」
「なるほどー」
「さてとー、と、あら、エレインさんとオリビアさんは?」
ソフィアがトレーを持って入ってくる、食堂を見渡して不在の二人に気が付いた、
「オリビアさんは上行ったわよ、エレインさんが起きてこないから見に行ったんじゃない?」
ユーリがシレッと答える、
「あら、御寝坊かしら?」
ソフィアがいつもの席に座り、
「ソフィー、カボチャ美味しいよー」
「でしょう、もう、自信作だったのに、昨日食べれなかったのはどこの娘かしらねー」
「むー、ベールパン美味しかったのよー、フワフワでモチモチでアマアマだったのー」
ベールパンとは、ブロンパンを改良した商品の商品名である、昨日髪留めの騒動の後に命名された、ベールのように薄いパンを使用する為、その名が授けられたようである、大量のホイップクリームを薄パンで包みカスタードクリームと各種フルーツのソースで頂く品である、見た目と食べやすさに反しかなり腹に溜まる品のようで、試作品を調子に乗って遠慮無く食べたミナと生徒達はソフィアに呆れられる事態となった原因でもある、
「ベールパンか、良い名前ね、なんか、優雅だわー」
「うふ、美味しかったよー」
ミナがニパーと微笑んだ、
「そうなんだよー、なのにさー、みんなして髪留めに夢中なんだもんさー」
「それはしょうがないよー、なら、それ頂戴よー」
「やだよー、これはちゃんと勝負に勝って手に入れたものなんですー」
髪留めに文句を言っているジャネットであるが、その側頭部には件の髪留めがしっかりと鎮座している、昨日、試食が終わって再び髪留めが話題の中心となった際に、数本しかない髪留めをめぐってクジ引きでその所有権が争われた、変に公平さを重んじるエレインの鶴の一声でそうなったのであるが、ジャネットは見事に当たりを引き当て、エレインとケイスとオリビアは敗者に甘んじたのである、
「いいなー、私も欲しかったなー」
ケイスが羨ましそうにジャネットの髪留めを見つめ、
「まぁまぁ、すぐ作れるってブノワトさんも笑ってたじゃないですか、今日か明日にも届けてくれますよ」
テラが柔らかくケイスを諫める、
「そうですけどー」
「うふふー、ミナはもう貰ったもんねー」
ミナが嫌らしい微笑みをケイスに向けた、
「むー、ミナちゃんはいいんですー、ジャネットが文句言ってるのが嫌なのー」
「別にー、文句は言ってないよー、ねー、ミナっちー」
「そうだよー、ケイス、変なのー」
ジャネットとミナは結託したようである、二人揃ってニヤニヤとケイスをからかい、
「言ってたでしょー、もー、レインちゃん助けてー、いじめっ子がいるー」
ケイスはキョロキョロと助けを乞う相手を探して、静かに食を進めるレインに縋りついた、
「ふむ、助けてやらんことも無いが、所詮髪留めじゃろ、のう?」
レインは心底どうでもいいといった風情で関心が無い様子である、
「それに・・・持っとるしの」
しかし一転、レインはボソリと呟いてニヤリと微笑む、
「うん、ミナとレインはオソロなのよー」
「あ、そうだった」
ケイスはハッと気付いた、
「ふふん、助けを求める相手を間違えたようだのぅ、ケイスさーん」
ジャネットはいよいよ居丈高に微笑み、
「えーん、敵ばかりだよー、オリビアもエレインさんもいないしー」
ケイスはわざとらしい悲鳴を上げる、
「ふっふっふ、これが持てる者の優位というものか、心地良いわ、のう、ミナッち」
「うふふ、そうだねー、ジャネットー」
「そうだのう、もしかして・・・ケイスは持っておらんのか?遅れておるのう、まったく」
「えー、何だよー、三人してー」
「朝から元気ねー」
ユーリが背後の騒ぎにぼやいた所で、オリビアがパタパタと走り込んできた、
「すいません、ソフィアさん、お嬢様が体調不良のようで」
悲鳴に似た声である、オリビアの慌てた様子に食堂は一気に静寂に包まれた、
「あら、風邪?」
しかしソフィアは慌てる様子は無く、冷静な声音である、
「わかりません、熱があるようで、寝台から起き上がれない感じです」
「分かったわ、診てみましょう」
ソフィアは朝食を放って腰を上げるとオリビアと共に階段へ向かう、
「風邪かしら?」
「どうでしょう、昨日は元気でしたから・・・でも、ちょっと調子悪そうでしたね、何て言うか心ここにあらずって感じで・・・」
「そうね、そろそろ寒くなる季節だしね、ま、そういう事もあるわね」
ユーリとテラも冷静である、テラはエレインを案じつつも今日の仕事の予定はなんだったかしら等と考え始める、
「あー、大丈夫かな?」
「うん、ちょっと心配ですねー」
「エレインさま、ビョウキー?」
「どうだろう、オリビアとソフィアさんに任せるしかないかな?」
「うん、でも、忙しかったからなー、ここ数日」
「あー、そうだよねー、夜も遅かったしね」
「そだね」
ジャネットとケイスも落ち着きを見せつつも心配そうに頷きあった、
「大丈夫よー、ソフィーが元気にしてくれるからー」
そんな二人をミナが優しく慰める、
「そーだねー」
「うん、ソフィアさんがいれば安心だよね」
ジャネットとケイスがニコリと微笑み、
「そうなのよー、ソフィーはなんでも出来るんだからー」
ミナは笑顔で答えるのであった。
「あー、夕飯前には食べ過ぎない事、いい?」
ソフィアは怒るべきか否かに悩みつつ注意に留めたようである、ミナとレインを含め生徒達は幼児のように窘められバツが悪そうに反省したのであった、
「カボチャ美味しいねー」
ミナは昨晩の叱責をすっかりと忘れ嬉しそうにカボチャの煮物を頬張り、
「そうですね、麦粥に混ぜても美味しいですよ」
テラは優しく微笑みかける、
「どうやるのー」
「潰して混ぜるんですよ、こうやって」
「んー、ホントだー、美味しいー」
「でしょー」
親子の様に笑いあう二人である、
「あ、テラさん、今日、仕事したいって連中連れてきていい?」
ジャネットが不意に顔を上げた、
「勿論ですよ、資料の複写の方ですよね」
「うん、女ばっかりだし、なんだっけ、成功報酬だっけ?」
「そうですね、出来上がった資料に対して報酬を払いますのでそれでよければ」
「わかったー、誘ってみるよ、でも、字の綺麗なの限定だよなー、ケイスは誰か心当たりある?」
「・・・私、友達いないので・・・」
「えー、流石にもういるんじゃないの?何?嫌われてる?」
「いや、そういう事はない・・・と思うんですけど、ほら、仲良い人どうしで集まっちゃっているから・・・中々その・・・」
「そっかー、あれだ、いじめられてたら言ってよ、成敗しに行くからー」
「・・・ありがとうございます」
ケイスは随分物騒な話しだな、等と思いつつもその心意気に苦笑いで答える、
「お嬢様はまだですか、まったく・・・」
オリビアがトレーを持って食堂へ入ってくる、主の姿が無い事を確認し小さく溜息を吐いた、
「そだねー」
「いつもの事じゃろ」
「お塩とってー」
「んー」
ユーリが塩の壺を言葉少なくミナに押しやった、
「オリビアはー、何人声掛けるー?」
「なんの事です?」
オリビアが席に着いて問い返す、
「資料の複写ー、3人くらいに声掛けようって思うんだけどさー」
「あ、私もそれくらいですね、字が上手な人がいるので」
「そっか、多すぎても困るよね」
「そうですね、10人は多すぎるかな・・・作業場所が限られますからね、人が多いに越したことはないですが、あまり声を掛け過ぎるのも・・・騒ぎになってもあれなので」
「わかったー、静かに誘うー」
「はい、私もそうします」
オリビアがさてとスプーンを手に取り、少し悩んで手を止めると腰を上げる、そのまま静かに階段へ向かった、
「あ、そうだ、センセー、研究会っていつですかー」
ジャネットが今度はユーリに問いかける、
「え、なんだっけ」
ユーリも朝は強くない、ボウッとしたまま振り返る、
「美容服飾研究会ですよー、皆心待ちにしてますよー、私に聞かれても困るって言っても、隠すなーって言われちゃうんですよー」
「あー、いつだっけ?13日だっけかな?ギルドの講習会が12日?」
「はい、明日です、講習会」
テラがジャネットに代わって答えた、
「え、明日?あ、そっか、そうだよね、早いなー」
ユーリはボーっとしたままのんびりと答える、
「え、じゃ、明後日?」
ジャネットが驚いている、
「うん、その予定よ、あら、告知してなかったかしら?」
「聞いてないですよー」
「そっか、ごめん・・・って私か?ん?事務員の仕事じゃん、確か13日で決定した筈よね、事務屋に確認しとくわ、掲示板にも載ってなかった?」
ユーリはあっという間に覚醒して早口で捲し立てた、
「なかったと思います、見た記憶が無いですね」
ケイスが首を傾げて答えた、
「あー、分かった、何とかするー、予定では13日ね、場所は何処だったかな、生活科の実習室だったかな?」
「へー、そんな部屋あったんですか?」
「あるのよ、便利そうな部屋が、実際便利なのよ、テーブル広くて、ほら、メイドさん達の実習用だから」
「なるほどー」
「さてとー、と、あら、エレインさんとオリビアさんは?」
ソフィアがトレーを持って入ってくる、食堂を見渡して不在の二人に気が付いた、
「オリビアさんは上行ったわよ、エレインさんが起きてこないから見に行ったんじゃない?」
ユーリがシレッと答える、
「あら、御寝坊かしら?」
ソフィアがいつもの席に座り、
「ソフィー、カボチャ美味しいよー」
「でしょう、もう、自信作だったのに、昨日食べれなかったのはどこの娘かしらねー」
「むー、ベールパン美味しかったのよー、フワフワでモチモチでアマアマだったのー」
ベールパンとは、ブロンパンを改良した商品の商品名である、昨日髪留めの騒動の後に命名された、ベールのように薄いパンを使用する為、その名が授けられたようである、大量のホイップクリームを薄パンで包みカスタードクリームと各種フルーツのソースで頂く品である、見た目と食べやすさに反しかなり腹に溜まる品のようで、試作品を調子に乗って遠慮無く食べたミナと生徒達はソフィアに呆れられる事態となった原因でもある、
「ベールパンか、良い名前ね、なんか、優雅だわー」
「うふ、美味しかったよー」
ミナがニパーと微笑んだ、
「そうなんだよー、なのにさー、みんなして髪留めに夢中なんだもんさー」
「それはしょうがないよー、なら、それ頂戴よー」
「やだよー、これはちゃんと勝負に勝って手に入れたものなんですー」
髪留めに文句を言っているジャネットであるが、その側頭部には件の髪留めがしっかりと鎮座している、昨日、試食が終わって再び髪留めが話題の中心となった際に、数本しかない髪留めをめぐってクジ引きでその所有権が争われた、変に公平さを重んじるエレインの鶴の一声でそうなったのであるが、ジャネットは見事に当たりを引き当て、エレインとケイスとオリビアは敗者に甘んじたのである、
「いいなー、私も欲しかったなー」
ケイスが羨ましそうにジャネットの髪留めを見つめ、
「まぁまぁ、すぐ作れるってブノワトさんも笑ってたじゃないですか、今日か明日にも届けてくれますよ」
テラが柔らかくケイスを諫める、
「そうですけどー」
「うふふー、ミナはもう貰ったもんねー」
ミナが嫌らしい微笑みをケイスに向けた、
「むー、ミナちゃんはいいんですー、ジャネットが文句言ってるのが嫌なのー」
「別にー、文句は言ってないよー、ねー、ミナっちー」
「そうだよー、ケイス、変なのー」
ジャネットとミナは結託したようである、二人揃ってニヤニヤとケイスをからかい、
「言ってたでしょー、もー、レインちゃん助けてー、いじめっ子がいるー」
ケイスはキョロキョロと助けを乞う相手を探して、静かに食を進めるレインに縋りついた、
「ふむ、助けてやらんことも無いが、所詮髪留めじゃろ、のう?」
レインは心底どうでもいいといった風情で関心が無い様子である、
「それに・・・持っとるしの」
しかし一転、レインはボソリと呟いてニヤリと微笑む、
「うん、ミナとレインはオソロなのよー」
「あ、そうだった」
ケイスはハッと気付いた、
「ふふん、助けを求める相手を間違えたようだのぅ、ケイスさーん」
ジャネットはいよいよ居丈高に微笑み、
「えーん、敵ばかりだよー、オリビアもエレインさんもいないしー」
ケイスはわざとらしい悲鳴を上げる、
「ふっふっふ、これが持てる者の優位というものか、心地良いわ、のう、ミナッち」
「うふふ、そうだねー、ジャネットー」
「そうだのう、もしかして・・・ケイスは持っておらんのか?遅れておるのう、まったく」
「えー、何だよー、三人してー」
「朝から元気ねー」
ユーリが背後の騒ぎにぼやいた所で、オリビアがパタパタと走り込んできた、
「すいません、ソフィアさん、お嬢様が体調不良のようで」
悲鳴に似た声である、オリビアの慌てた様子に食堂は一気に静寂に包まれた、
「あら、風邪?」
しかしソフィアは慌てる様子は無く、冷静な声音である、
「わかりません、熱があるようで、寝台から起き上がれない感じです」
「分かったわ、診てみましょう」
ソフィアは朝食を放って腰を上げるとオリビアと共に階段へ向かう、
「風邪かしら?」
「どうでしょう、昨日は元気でしたから・・・でも、ちょっと調子悪そうでしたね、何て言うか心ここにあらずって感じで・・・」
「そうね、そろそろ寒くなる季節だしね、ま、そういう事もあるわね」
ユーリとテラも冷静である、テラはエレインを案じつつも今日の仕事の予定はなんだったかしら等と考え始める、
「あー、大丈夫かな?」
「うん、ちょっと心配ですねー」
「エレインさま、ビョウキー?」
「どうだろう、オリビアとソフィアさんに任せるしかないかな?」
「うん、でも、忙しかったからなー、ここ数日」
「あー、そうだよねー、夜も遅かったしね」
「そだね」
ジャネットとケイスも落ち着きを見せつつも心配そうに頷きあった、
「大丈夫よー、ソフィーが元気にしてくれるからー」
そんな二人をミナが優しく慰める、
「そーだねー」
「うん、ソフィアさんがいれば安心だよね」
ジャネットとケイスがニコリと微笑み、
「そうなのよー、ソフィーはなんでも出来るんだからー」
ミナは笑顔で答えるのであった。
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