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本編
34話 研究会と講習会 その5
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食堂での打合せを終え、寮の戸締りを終えるとソフィアはミナとレインの寝室に顔を出した、
「レイン、起きてる?」
蚊の鳴くような声で呼びかける、暗闇の中、モソリと影が動いて、レインがのそのそと廊下に出てくる、
「なんじゃ、何かあったか?」
「んー、王子様の件、ちゃんと聞いておこうかなって思って」
「あれか・・・下に行くか?」
「そうね」
二人は階下に降りると、殆ど使った事のない宿舎の一階のテーブルを囲む、灯りの無い静かな部屋でそれぞれが椅子を小さく軋ませた、
「あー、この部屋掃除してないから汚いわねー」
ソフィアは暗闇にも係わらず、テーブルに積もった埃を指で拭い嫌そうに顔を顰めた、
「そうじゃのう、ここは通路でしか使ってないからのう」
「そうね、何か有効活用考えようかしら?」
「好きにすれば良いじゃろ」
二人は他愛もない会話を交わし、
「それで、王子様の件、詳しく聞いていい?呪いがどうのと言っていたけど・・・」
ソフィアは静かに切り出した、
「そうじゃのう、少しばかり話した通りじゃ、あれは、精霊付きと呼ばれる状態じゃな、闇の精霊使いがよく使う呪法じゃ」
レインは短く静かに返す、
「それは、もしかして魔族から?」
「恐らくの、どういう状況下でそうなったかは分からんが十中八九当たりだと思うぞ」
「・・・あなたがそう言うならそうなんでしょうね」
「うむ、精霊の木の絵を見て少しばかり元気になっておったしな、確定じゃな」
「そうなると・・・」
ソフィアは腕を組んで沈思する、
「どうだろう、治療?若しくは祓う事ってできるの?」
「可能じゃな、腕の良い精霊使いであれば簡単じゃろう」
「あー、こっち側には精霊使いって少ないのよ、いないといってもいいくらいかしら」
「そうなのか?」
「あなた、知ってるでしょ、少なくとも私が知る限りではまともな精霊使いっていないわね、いたとしても隠遁してるわよ、どうしてかは分からないけど」
「ふむ・・・それは恐らく、使いではなく憑かれているだけじゃな、平野人では精霊は御せないという事か・・・ま、仕方のない事かな」
「そうなると、治療は出来ない?」
「そうでもないぞ、エレインか、あれが光の精霊を良く使っているだろう?」
「あれは疑似精霊よ、こっちで一般的に出回ってる精霊魔法って言われてる分野は、疑似精霊だからね、精霊と聞いて想像する形用に則して魔力を発現させているだけよ、それはそれで大したものだと思うけど、あれを精霊魔法と表現するのはどうかなとは思うかしら」
「であれば、その疑似精霊で誘因・・・無理じゃな、闇の精霊を呪いとして使う技術だ、見てくれだけ真似た何かには何の興味も示さんかもな」
「そうなると、他に方法ってあるの?出来るだけ安全な方法で」
「なんじゃ、随分慎重じゃのう」
「そりゃそうでしょ、相手は王子様なんだから、クロノスの手前もあるし、やってみたけど出来ませんでしたでは、王国に居場所が無くなるわよ」
「それもそうか」
レインは薄く笑った様子である、
「そうじゃのう、少し試してみる必要があるかもな・・・うん、どうしたものか・・・」
「何?」
「うむ、精霊の木の葉か枝・・・葉で良いじゃろう、それを身につけさせて・・・それで調子が良くなるようであれば、精霊の木の側で暫く暮らさせるのが良いじゃろう、呪主の腕にもよるが闇の精霊は小さく数が多い、あの様子だとかなりの数が体内で増殖しているであろうから、それが一切抜け出るまで精霊の木に押し付けるのが・・・治療と言えば治療になるのかもしれんな」
「なるほど・・・それは信じるしか無いわね」
「そうじゃの」
「では、どうするか・・・」
レインがニヤリと笑い、ソフィアは再び沈思する、虫の鳴き声が遠くで響いており、秋の到来を寂しく布告している、
「ふん、あの木工細工に仕込んで身に着けさせれば良い、理由は適当に考えろ」
レインはぶっきらぼうに言い放つ、
「あら、なるほど、その手があるか」
「ついでに、ミナの花びらを入れてやれ、豊穣の神の祝福付きだ、少しは良い星回りになるじゃろう」
「それ自分で言う?」
「ふん」
レインは鼻で笑ったようである、
「そうなると、その後は?精霊の木の葉を身に付けさせて、様子を見ながらこっちに呼ぶ?」
「うむ、それが良かろう、日に一度程度精霊の木に触れればやがて精霊は抜け出る筈じゃ、完全に抜けるのにどれ程の期間が必要かは分からぬが・・・それもやってみないと分からんの」
「あら、あなたでも?」
「そら、そうじゃ、分からない事の方が多いぞ」
「はいはい、故に世界は面白いんでしょ」
「うむ、その通りじゃ」
レインは朗らかに破顔したようである、
「そうなると、ま、やってみようかしら、クロノスとリシア様に話して・・・か・・・どういう理屈にしようかしら」
「いつものようにエルフのせいにすれば良かろう」
「それもそうね、じゃ、後は、あ、王様はあなたの事知ってるの?」
ソフィアが小さな疑問を思い出した、
「何年か前に会うたな、他の連中もそうだがそういう役目じゃ、いらん事を言い出したやつがいてな、それで向こうも覚えていたのであろう」
「ほっといていいの?」
「なんじゃ、王様を始末するのか?」
レインが意地悪そうににやける、
「そうじゃないわよ、場合によっては顔を合わせる機会が増えるのよ、あなたと王様に関してよ」
「うむ、それはほっとけ、向こうとしても必要以上に関わらんじゃろ、あやつはそれほど愚かではなかろうしの」
「・・・ならいいけど、不都合があったら言いなさいよ、あ、話変わるけど、今日の事もだけど、どういうつもり」
ソフィアはやや語気を強める、
「何のことじゃ?」
「カトカさんとの事よ、調子に乗ったら叱れといったのはあなたよ、私としてはそれを真面目に履行しているつもりなんだけど」
「あー」
とレインは天を仰いだ、
「うむ、少しは良いじゃろう、純粋な創作や探求心には弱いのじゃ、面白そうでのう、つい口を出してしまう」
「あなたが良ければそれでいいけど、それで痛い目見たのはあなたなんでしょ」
「そうじゃの、うむ、気を付ける」
「そうは言うけど、相手がカトカさんだから誤魔化せるけど、ユーリやクロノスは騙せないわよ」
「あー、それも言っておったな・・・しかし、話した所で理解はされんじゃろ」
「そうかもだけど」
「ソフィア、勘違いしてはならんぞ、ミナとタロウがいるからここにいるんじゃ、そういう意味ではお前さんもオマケに過ぎないのだぞ」
レインは急に凶暴な言葉遣いになる、
「理解してるわよ、でも、私のお陰で平穏な生活を送れていることを忘れないでよね」
ソフィアは売り言葉に買い言葉とジロリとレインを睨み付けた、
「そうじゃの、それは感謝しておる、うむ、そうじゃの」
それもそうだとレインはうんうんと頷いた、
「久しぶりに楽しめておる、静かな生活は良いものじゃな」
「森の中の方がいいんじゃない?無理してない?」
「あそこも良かったが、刺激は無かったのう、ここは・・・ミナもそうだが、ガキンチョ共を見ているのは楽しいのう」
「それは良かったわ」
「む、ガキンチョにはお前さんも入っておるぞ」
レインがニヤリと口角を上げる、
「それは、結構、恐悦至極ですわ、この歳で子ども扱いされるのは嬉しいものよ」
「ふん、言っておれ」
「そうね、そうなると、どうする?私としてはあなたの行動を殊更に縛るつもりは毛頭ないんだけど、これまで通りでいいのかしら?」
「そうだの、こちらも気を付けよう、特にユーリとクロノスじゃな、それと会った事はないが、ルーツとゲインであったか?」
「そうね、タロウから祝福を分けて貰ったのは私が知る限りはそれくらいだと思うわよ、ユーリとクロノスに勘付かれるのだから、ルーツとゲインも距離を置く・・・必要もないか、変な事言わない限りは大丈夫だと思うし、何か言っちゃったらタロウか私のせいにすればいいわよ」
「そうか、そうだの、そうしよう、感謝する」
「あら、殊勝ね」
「うむ、居心地が良いからの、協力者には感謝せねばな」
「こちらこそだわ、ミナの事・・・宜しくね」
「勿論じゃ、分かっておる、今の所は順調じゃ、あと・・・10年はかかるかのう」
「そうよね、でも、元気に大きくなって、それだけでも嬉しいわ、あ、あなたもあれよ年相応に大きくならなきゃ駄目よ」
「む、そうだの、しかし・・・加減が難しいのじゃが・・・」
「泣き言言わないの、どうとでもなるでしょ、それくらい」
「そうじゃがのう」
「もう、どうしてそう変なところで頼りないのかしら?」
「ふふ、そういうものなのじゃ」
「あー、そう言っておけばいいって思ってるでしょ」
「・・・バレたか・・・」
「まったくもう」
暗闇の中、二人は薄く笑い合った。
「レイン、起きてる?」
蚊の鳴くような声で呼びかける、暗闇の中、モソリと影が動いて、レインがのそのそと廊下に出てくる、
「なんじゃ、何かあったか?」
「んー、王子様の件、ちゃんと聞いておこうかなって思って」
「あれか・・・下に行くか?」
「そうね」
二人は階下に降りると、殆ど使った事のない宿舎の一階のテーブルを囲む、灯りの無い静かな部屋でそれぞれが椅子を小さく軋ませた、
「あー、この部屋掃除してないから汚いわねー」
ソフィアは暗闇にも係わらず、テーブルに積もった埃を指で拭い嫌そうに顔を顰めた、
「そうじゃのう、ここは通路でしか使ってないからのう」
「そうね、何か有効活用考えようかしら?」
「好きにすれば良いじゃろ」
二人は他愛もない会話を交わし、
「それで、王子様の件、詳しく聞いていい?呪いがどうのと言っていたけど・・・」
ソフィアは静かに切り出した、
「そうじゃのう、少しばかり話した通りじゃ、あれは、精霊付きと呼ばれる状態じゃな、闇の精霊使いがよく使う呪法じゃ」
レインは短く静かに返す、
「それは、もしかして魔族から?」
「恐らくの、どういう状況下でそうなったかは分からんが十中八九当たりだと思うぞ」
「・・・あなたがそう言うならそうなんでしょうね」
「うむ、精霊の木の絵を見て少しばかり元気になっておったしな、確定じゃな」
「そうなると・・・」
ソフィアは腕を組んで沈思する、
「どうだろう、治療?若しくは祓う事ってできるの?」
「可能じゃな、腕の良い精霊使いであれば簡単じゃろう」
「あー、こっち側には精霊使いって少ないのよ、いないといってもいいくらいかしら」
「そうなのか?」
「あなた、知ってるでしょ、少なくとも私が知る限りではまともな精霊使いっていないわね、いたとしても隠遁してるわよ、どうしてかは分からないけど」
「ふむ・・・それは恐らく、使いではなく憑かれているだけじゃな、平野人では精霊は御せないという事か・・・ま、仕方のない事かな」
「そうなると、治療は出来ない?」
「そうでもないぞ、エレインか、あれが光の精霊を良く使っているだろう?」
「あれは疑似精霊よ、こっちで一般的に出回ってる精霊魔法って言われてる分野は、疑似精霊だからね、精霊と聞いて想像する形用に則して魔力を発現させているだけよ、それはそれで大したものだと思うけど、あれを精霊魔法と表現するのはどうかなとは思うかしら」
「であれば、その疑似精霊で誘因・・・無理じゃな、闇の精霊を呪いとして使う技術だ、見てくれだけ真似た何かには何の興味も示さんかもな」
「そうなると、他に方法ってあるの?出来るだけ安全な方法で」
「なんじゃ、随分慎重じゃのう」
「そりゃそうでしょ、相手は王子様なんだから、クロノスの手前もあるし、やってみたけど出来ませんでしたでは、王国に居場所が無くなるわよ」
「それもそうか」
レインは薄く笑った様子である、
「そうじゃのう、少し試してみる必要があるかもな・・・うん、どうしたものか・・・」
「何?」
「うむ、精霊の木の葉か枝・・・葉で良いじゃろう、それを身につけさせて・・・それで調子が良くなるようであれば、精霊の木の側で暫く暮らさせるのが良いじゃろう、呪主の腕にもよるが闇の精霊は小さく数が多い、あの様子だとかなりの数が体内で増殖しているであろうから、それが一切抜け出るまで精霊の木に押し付けるのが・・・治療と言えば治療になるのかもしれんな」
「なるほど・・・それは信じるしか無いわね」
「そうじゃの」
「では、どうするか・・・」
レインがニヤリと笑い、ソフィアは再び沈思する、虫の鳴き声が遠くで響いており、秋の到来を寂しく布告している、
「ふん、あの木工細工に仕込んで身に着けさせれば良い、理由は適当に考えろ」
レインはぶっきらぼうに言い放つ、
「あら、なるほど、その手があるか」
「ついでに、ミナの花びらを入れてやれ、豊穣の神の祝福付きだ、少しは良い星回りになるじゃろう」
「それ自分で言う?」
「ふん」
レインは鼻で笑ったようである、
「そうなると、その後は?精霊の木の葉を身に付けさせて、様子を見ながらこっちに呼ぶ?」
「うむ、それが良かろう、日に一度程度精霊の木に触れればやがて精霊は抜け出る筈じゃ、完全に抜けるのにどれ程の期間が必要かは分からぬが・・・それもやってみないと分からんの」
「あら、あなたでも?」
「そら、そうじゃ、分からない事の方が多いぞ」
「はいはい、故に世界は面白いんでしょ」
「うむ、その通りじゃ」
レインは朗らかに破顔したようである、
「そうなると、ま、やってみようかしら、クロノスとリシア様に話して・・・か・・・どういう理屈にしようかしら」
「いつものようにエルフのせいにすれば良かろう」
「それもそうね、じゃ、後は、あ、王様はあなたの事知ってるの?」
ソフィアが小さな疑問を思い出した、
「何年か前に会うたな、他の連中もそうだがそういう役目じゃ、いらん事を言い出したやつがいてな、それで向こうも覚えていたのであろう」
「ほっといていいの?」
「なんじゃ、王様を始末するのか?」
レインが意地悪そうににやける、
「そうじゃないわよ、場合によっては顔を合わせる機会が増えるのよ、あなたと王様に関してよ」
「うむ、それはほっとけ、向こうとしても必要以上に関わらんじゃろ、あやつはそれほど愚かではなかろうしの」
「・・・ならいいけど、不都合があったら言いなさいよ、あ、話変わるけど、今日の事もだけど、どういうつもり」
ソフィアはやや語気を強める、
「何のことじゃ?」
「カトカさんとの事よ、調子に乗ったら叱れといったのはあなたよ、私としてはそれを真面目に履行しているつもりなんだけど」
「あー」
とレインは天を仰いだ、
「うむ、少しは良いじゃろう、純粋な創作や探求心には弱いのじゃ、面白そうでのう、つい口を出してしまう」
「あなたが良ければそれでいいけど、それで痛い目見たのはあなたなんでしょ」
「そうじゃの、うむ、気を付ける」
「そうは言うけど、相手がカトカさんだから誤魔化せるけど、ユーリやクロノスは騙せないわよ」
「あー、それも言っておったな・・・しかし、話した所で理解はされんじゃろ」
「そうかもだけど」
「ソフィア、勘違いしてはならんぞ、ミナとタロウがいるからここにいるんじゃ、そういう意味ではお前さんもオマケに過ぎないのだぞ」
レインは急に凶暴な言葉遣いになる、
「理解してるわよ、でも、私のお陰で平穏な生活を送れていることを忘れないでよね」
ソフィアは売り言葉に買い言葉とジロリとレインを睨み付けた、
「そうじゃの、それは感謝しておる、うむ、そうじゃの」
それもそうだとレインはうんうんと頷いた、
「久しぶりに楽しめておる、静かな生活は良いものじゃな」
「森の中の方がいいんじゃない?無理してない?」
「あそこも良かったが、刺激は無かったのう、ここは・・・ミナもそうだが、ガキンチョ共を見ているのは楽しいのう」
「それは良かったわ」
「む、ガキンチョにはお前さんも入っておるぞ」
レインがニヤリと口角を上げる、
「それは、結構、恐悦至極ですわ、この歳で子ども扱いされるのは嬉しいものよ」
「ふん、言っておれ」
「そうね、そうなると、どうする?私としてはあなたの行動を殊更に縛るつもりは毛頭ないんだけど、これまで通りでいいのかしら?」
「そうだの、こちらも気を付けよう、特にユーリとクロノスじゃな、それと会った事はないが、ルーツとゲインであったか?」
「そうね、タロウから祝福を分けて貰ったのは私が知る限りはそれくらいだと思うわよ、ユーリとクロノスに勘付かれるのだから、ルーツとゲインも距離を置く・・・必要もないか、変な事言わない限りは大丈夫だと思うし、何か言っちゃったらタロウか私のせいにすればいいわよ」
「そうか、そうだの、そうしよう、感謝する」
「あら、殊勝ね」
「うむ、居心地が良いからの、協力者には感謝せねばな」
「こちらこそだわ、ミナの事・・・宜しくね」
「勿論じゃ、分かっておる、今の所は順調じゃ、あと・・・10年はかかるかのう」
「そうよね、でも、元気に大きくなって、それだけでも嬉しいわ、あ、あなたもあれよ年相応に大きくならなきゃ駄目よ」
「む、そうだの、しかし・・・加減が難しいのじゃが・・・」
「泣き言言わないの、どうとでもなるでしょ、それくらい」
「そうじゃがのう」
「もう、どうしてそう変なところで頼りないのかしら?」
「ふふ、そういうものなのじゃ」
「あー、そう言っておけばいいって思ってるでしょ」
「・・・バレたか・・・」
「まったくもう」
暗闇の中、二人は薄く笑い合った。
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