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本編
31話 スイカとメロンと干しブドウ その5
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食堂は既に食堂と呼べる空間では無かった、それは壁の黒板もそうであるが、一角を埋める書物と巻物の山、別の一角を占める鏡、マントルピースに置かれたミナとレインの勉強道具と遊び道具、さらに今、中央のテーブルには大人3人が大量の端切れ布と皮革を囲んであーだこーだと楽し気である、それなりに広い部屋ではあるがとても落ち着いて食事を摂る場所とは思えなかった、
「あのー、レインせ・・・、レインちゃんいます?」
パウラが木戸から顔を出す、男性であれば余裕で顔を出せる高さの木戸であるが、パウラは背伸びをして何とか鼻から上だけを食堂内に覗かせた、
「わ、あ、パウラさんか、びっくりしたー」
ソフィアが気付いて顔を上げ、ユーリとテラも釣られて顔を上げる、
「えへへ、すいません、レインちゃんにその用がありまして・・・」
どう言ったものかとパウラは考えつつ当たり障りの無い言葉を選んだ、
「あー、裏山に行ったわよー」
「そうですか、そうだ、あの、レインちゃんにお仕事手伝って貰っていいです?」
パウラは一応と保護者であるソフィアに確認する、
「ん-、良いわよー、あ、レインがいいっていったらねー、無理強いは無しね」
「はい、ありがとうございます」
ヒョイとパウラの顔が引っ込む、
「また、何かやってるの?」
ユーリがソフィアに問う、
「さぁねー、あ、そこはもう少し細くしたいかなー」
ソフィアがユーリの手元を覗き込んだ、
「んー、そう?あまり細いと食い込まない?」
「あー、それもあるかー」
「それに脆くなってもなーって思ったんだけど」
「そうねー、ま、見た目は後から試行錯誤しましょうか」
「そうですねー、あ、この部分ってどうします?大きさもですが、形も人それぞれですよ」
テラが三角形の布を手にした、
「うん、それでね、あくまであれなのよ、服を着た状態で綺麗に見せるのが大事だと思うのよ、だから、こう二つが並んで良い感じの丘を作りたいのよね」
「丘ねー、言わんとしている事は分かるけど・・・」
ユーリは立ち上がりキョロキョロと見渡して黒板を手にすると、
「えっと、服を着た状態で内側はこうなるわけでしょ」
黒板に何やら書き込み、ソフィアとテラはふんふんと覗き込む、
「そうなると、服はこうなるわけじゃない」
「そうなるわね」
「これだと、妙に大きく見えない?その奥行きが出るというか」
「あー、その時はね服のこの辺で絞りを入れればいいのよ」
「絞りですか?」
「うん、結局綺麗に見せるにはやっぱり服そのものもある程度変える必要があると思うわ、ま、これが出来てからかなって思ってたんだけどね」
「なるほど、でも、うん、そうするとだいぶあれですね、見た目にも大きく変わるって事ですよね」
「そうね、ま、こっちが先よ」
ソフィアはテラの持つ布に視線を戻し、
「だから、取り敢えず、あ、黒板貸して、えっと、横から見るとこう?で、前から見るとこうなるように形成したいのよ」
ソフィアが新たに描いた図を見て、テラがふんふんと頷き、
「そうなると、布だけで形成するのは難しくないです?」
「ん、だから、ほら、革紐で周りを固定してあげるのね、で、布で包む感じにして」
「あ、なるほど、はい、そうなると、この布をこう形成してみてですかね」
「あー、ならさ、こっちの革紐で外形を作って、それに合わせる感じにする?」
ユーリが作業中の革紐をスッと持ち上げた、
「そうですね、じゃ、一旦合わせてみますか」
「はい、じゃ、これ、あ、じゃ、こっちでもう一組作って置くから、それ使って貰って」
「なら、はい、こっちもこれで良いわよ、全体を合わせてみましょう、で、実際に着けてみる?それでどう納まるかも見てみたいしね」
「はい、じゃ、合わせましょう」
不思議な程に3人の作業は円滑である、針仕事に慣れている事もあるが、3人共にどうやら細かい作業を苦にしない性格のようであり、また、それを楽しむ気質も持ち合わせている様子であった、さらに、ソフィアが作成しようとしている物にユーリとテラが興味を引かれた事も大きい、そこから暫く3人は無言で手を動かし、
「えっと、こんな感じです、着けてみます?」
テラが出来上がった革紐の束を持ち上げて見せた、
「わ、早い、じゃ、お願い、えっと、向こうの個室で、あ、私も行ったほうが良いわね」
ソフィアが腰を上げると、
「やー、何か恥ずかしいですよー」
テラが大きく手を振った、
「何言ってるのよ、そっちの趣味は無いから、ほら、それに着け方分かる?後ろをベルトにしてあるから補助も必要よ」
「そうですかー」
テラは渋々と立ち上がり、二人は個室に消えた、一人残されたユーリは静かに作業を続けるが、ふと手を止めて、
「たまには針仕事もいいわねー」
フーと大きく吐息を吐いて天井を見上げる、
「でしょー」
ソフィアがニヤニヤと笑顔を浮かべ革紐を手に戻ってきた、
「うるさいわねー、で、どんな感じ?」
「良い感じね、やっぱりあれね、包む布の形次第かなー?ベルト部分はこれで十分と思うわ」
「そっか、じゃ、そっちを、でも柔らかいからなー、少し厚めの布がいいのかしら?」
「それと肌触りもね、汗も掻きやすいから、内側は綿がいいと思うのよね、外側を麻・・・いっそのこと薄い革にしちゃう?」
「硬すぎない?」
「テラさんの持ち物だと、革の方が良いと思うわ」
「そうですね、改めて考えると布で形を作るのは難しいかもです」
フラリとテラが戻ってきた、
「そっか、じゃ、革を切り出すから型を指定して欲しいかなー」
「はいはい、じゃ、さっきの布で良いと思います、形的にはそれでいけると思いますよ」
3人は席に着くと再び和気藹々としつつも真面目に手が動き始めた、ユーリが切り出した薄い皮革にソフィアが折り目を付け、テラが内側に布を縫い付ける、さらにユーリはソフィアの指示の下全く別の革紐を作り、ソフィアはそれを試行錯誤しながら見慣れない形の何かを形成した、
「それは何に使うの?」
ユーリの純粋な質問に、
「あー、これはなー、ちょっと引かれるかも」
「引くって?また怪しい物?」
「あやしいって、それは酷いかしら、でも、こっちこそ綿かシルクの方がいいかもなー」
ユーリがソフィアの手元を覗き込んでいると、
「うん、出来ましたね、これでいいんじゃないでしょうか?」
テラが満足そうに顔を上げた、手には大きな革で作られたボール状の物体が二つ付いた革紐がある、
「あら、じゃ、早速試着しましょう」
「そうですね」
テラが出来上がった何がしかから糸くずを取りつつ立ち上がり、ソフィアも腰を上げるが、
「あ、もう一人で大丈夫です」
「あら、ま、そうね」
ソフィアは座り直し、テラは奥へと嬉しそうに姿を消した、
「あー、でも、こんなの何処で知ったの?また、エルフの里?」
ユーリがソフィアに冷たい視線を送る、
「うんにゃ、あれ、これは別、ちゃんと平野人の集落よ、言葉は通じなかったけど」
「どこの集落よ」
「うーんとね、あっち」
ソフィアは適当な方向を指差した、
「ちょっと、それ、適当過ぎ」
「うん、そうね」
「そうねって、あなたねー」
「だって、あっちなんだもん」
「だもんって子供じゃないんだから」
「別にいいじゃない、面白いものが出来ればそれで、ほら、私もね、私には必要ないかなーって思ってたんだけどさ、ま、あったら面白いかなって思ってね、丁度いいしね」
「何が丁度いいのよ」
「ほら、テラさんと仲良くなる為?」
「別に特別な事は必要無いでしょうに」
「そう?」
ソフィアはどこまでも恍けているように見える、
「まったく、アンタはもー、いつからこんな娘になっちゃたのかしら」
「昔からよ、知ってるくせに」
「はいはい、気分屋で頑固な事は知ってるわよ、昔からね」
「何よ、あんただって人の事言えないでしょうに」
「あんですって」
ユーリが眉を顰めソフィアを睨みつけた頃合いでテラがパタパタと戻ってくる、
「これいいです、すんごい楽ですよ、ソフィアさんありがとうございます」
とても朗らかで明るい声が食堂内に響いた、
「それは良かった」
ソフィアとユーリが振り向く、
「わ、カッコイイ」
ユーリは素直な感想を口にして、
「ね、うん、いいでしょー」
ソフィアはニヤリと勝ち誇ったように笑顔を見せた。
「あのー、レインせ・・・、レインちゃんいます?」
パウラが木戸から顔を出す、男性であれば余裕で顔を出せる高さの木戸であるが、パウラは背伸びをして何とか鼻から上だけを食堂内に覗かせた、
「わ、あ、パウラさんか、びっくりしたー」
ソフィアが気付いて顔を上げ、ユーリとテラも釣られて顔を上げる、
「えへへ、すいません、レインちゃんにその用がありまして・・・」
どう言ったものかとパウラは考えつつ当たり障りの無い言葉を選んだ、
「あー、裏山に行ったわよー」
「そうですか、そうだ、あの、レインちゃんにお仕事手伝って貰っていいです?」
パウラは一応と保護者であるソフィアに確認する、
「ん-、良いわよー、あ、レインがいいっていったらねー、無理強いは無しね」
「はい、ありがとうございます」
ヒョイとパウラの顔が引っ込む、
「また、何かやってるの?」
ユーリがソフィアに問う、
「さぁねー、あ、そこはもう少し細くしたいかなー」
ソフィアがユーリの手元を覗き込んだ、
「んー、そう?あまり細いと食い込まない?」
「あー、それもあるかー」
「それに脆くなってもなーって思ったんだけど」
「そうねー、ま、見た目は後から試行錯誤しましょうか」
「そうですねー、あ、この部分ってどうします?大きさもですが、形も人それぞれですよ」
テラが三角形の布を手にした、
「うん、それでね、あくまであれなのよ、服を着た状態で綺麗に見せるのが大事だと思うのよ、だから、こう二つが並んで良い感じの丘を作りたいのよね」
「丘ねー、言わんとしている事は分かるけど・・・」
ユーリは立ち上がりキョロキョロと見渡して黒板を手にすると、
「えっと、服を着た状態で内側はこうなるわけでしょ」
黒板に何やら書き込み、ソフィアとテラはふんふんと覗き込む、
「そうなると、服はこうなるわけじゃない」
「そうなるわね」
「これだと、妙に大きく見えない?その奥行きが出るというか」
「あー、その時はね服のこの辺で絞りを入れればいいのよ」
「絞りですか?」
「うん、結局綺麗に見せるにはやっぱり服そのものもある程度変える必要があると思うわ、ま、これが出来てからかなって思ってたんだけどね」
「なるほど、でも、うん、そうするとだいぶあれですね、見た目にも大きく変わるって事ですよね」
「そうね、ま、こっちが先よ」
ソフィアはテラの持つ布に視線を戻し、
「だから、取り敢えず、あ、黒板貸して、えっと、横から見るとこう?で、前から見るとこうなるように形成したいのよ」
ソフィアが新たに描いた図を見て、テラがふんふんと頷き、
「そうなると、布だけで形成するのは難しくないです?」
「ん、だから、ほら、革紐で周りを固定してあげるのね、で、布で包む感じにして」
「あ、なるほど、はい、そうなると、この布をこう形成してみてですかね」
「あー、ならさ、こっちの革紐で外形を作って、それに合わせる感じにする?」
ユーリが作業中の革紐をスッと持ち上げた、
「そうですね、じゃ、一旦合わせてみますか」
「はい、じゃ、これ、あ、じゃ、こっちでもう一組作って置くから、それ使って貰って」
「なら、はい、こっちもこれで良いわよ、全体を合わせてみましょう、で、実際に着けてみる?それでどう納まるかも見てみたいしね」
「はい、じゃ、合わせましょう」
不思議な程に3人の作業は円滑である、針仕事に慣れている事もあるが、3人共にどうやら細かい作業を苦にしない性格のようであり、また、それを楽しむ気質も持ち合わせている様子であった、さらに、ソフィアが作成しようとしている物にユーリとテラが興味を引かれた事も大きい、そこから暫く3人は無言で手を動かし、
「えっと、こんな感じです、着けてみます?」
テラが出来上がった革紐の束を持ち上げて見せた、
「わ、早い、じゃ、お願い、えっと、向こうの個室で、あ、私も行ったほうが良いわね」
ソフィアが腰を上げると、
「やー、何か恥ずかしいですよー」
テラが大きく手を振った、
「何言ってるのよ、そっちの趣味は無いから、ほら、それに着け方分かる?後ろをベルトにしてあるから補助も必要よ」
「そうですかー」
テラは渋々と立ち上がり、二人は個室に消えた、一人残されたユーリは静かに作業を続けるが、ふと手を止めて、
「たまには針仕事もいいわねー」
フーと大きく吐息を吐いて天井を見上げる、
「でしょー」
ソフィアがニヤニヤと笑顔を浮かべ革紐を手に戻ってきた、
「うるさいわねー、で、どんな感じ?」
「良い感じね、やっぱりあれね、包む布の形次第かなー?ベルト部分はこれで十分と思うわ」
「そっか、じゃ、そっちを、でも柔らかいからなー、少し厚めの布がいいのかしら?」
「それと肌触りもね、汗も掻きやすいから、内側は綿がいいと思うのよね、外側を麻・・・いっそのこと薄い革にしちゃう?」
「硬すぎない?」
「テラさんの持ち物だと、革の方が良いと思うわ」
「そうですね、改めて考えると布で形を作るのは難しいかもです」
フラリとテラが戻ってきた、
「そっか、じゃ、革を切り出すから型を指定して欲しいかなー」
「はいはい、じゃ、さっきの布で良いと思います、形的にはそれでいけると思いますよ」
3人は席に着くと再び和気藹々としつつも真面目に手が動き始めた、ユーリが切り出した薄い皮革にソフィアが折り目を付け、テラが内側に布を縫い付ける、さらにユーリはソフィアの指示の下全く別の革紐を作り、ソフィアはそれを試行錯誤しながら見慣れない形の何かを形成した、
「それは何に使うの?」
ユーリの純粋な質問に、
「あー、これはなー、ちょっと引かれるかも」
「引くって?また怪しい物?」
「あやしいって、それは酷いかしら、でも、こっちこそ綿かシルクの方がいいかもなー」
ユーリがソフィアの手元を覗き込んでいると、
「うん、出来ましたね、これでいいんじゃないでしょうか?」
テラが満足そうに顔を上げた、手には大きな革で作られたボール状の物体が二つ付いた革紐がある、
「あら、じゃ、早速試着しましょう」
「そうですね」
テラが出来上がった何がしかから糸くずを取りつつ立ち上がり、ソフィアも腰を上げるが、
「あ、もう一人で大丈夫です」
「あら、ま、そうね」
ソフィアは座り直し、テラは奥へと嬉しそうに姿を消した、
「あー、でも、こんなの何処で知ったの?また、エルフの里?」
ユーリがソフィアに冷たい視線を送る、
「うんにゃ、あれ、これは別、ちゃんと平野人の集落よ、言葉は通じなかったけど」
「どこの集落よ」
「うーんとね、あっち」
ソフィアは適当な方向を指差した、
「ちょっと、それ、適当過ぎ」
「うん、そうね」
「そうねって、あなたねー」
「だって、あっちなんだもん」
「だもんって子供じゃないんだから」
「別にいいじゃない、面白いものが出来ればそれで、ほら、私もね、私には必要ないかなーって思ってたんだけどさ、ま、あったら面白いかなって思ってね、丁度いいしね」
「何が丁度いいのよ」
「ほら、テラさんと仲良くなる為?」
「別に特別な事は必要無いでしょうに」
「そう?」
ソフィアはどこまでも恍けているように見える、
「まったく、アンタはもー、いつからこんな娘になっちゃたのかしら」
「昔からよ、知ってるくせに」
「はいはい、気分屋で頑固な事は知ってるわよ、昔からね」
「何よ、あんただって人の事言えないでしょうに」
「あんですって」
ユーリが眉を顰めソフィアを睨みつけた頃合いでテラがパタパタと戻ってくる、
「これいいです、すんごい楽ですよ、ソフィアさんありがとうございます」
とても朗らかで明るい声が食堂内に響いた、
「それは良かった」
ソフィアとユーリが振り向く、
「わ、カッコイイ」
ユーリは素直な感想を口にして、
「ね、うん、いいでしょー」
ソフィアはニヤリと勝ち誇ったように笑顔を見せた。
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