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本編
27話 トイレと楽しいキャンプ その6
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クロノス達3名はつっかけをカラカラ鳴らしながらエレイン邸に上がりこみ、さらに地下室の新設された箱を前にした、
「ほう、報告では聞いていたが、実物はでかいな、それに思った以上に冷えるな大したもんだ」
クロノスは箱に首を突っ込んで楽し気である、
「はい、えっと」
とサビナが言葉を選びながら説明を始める、突然現れたクロノスのその場違い感に驚きつつ、さらに言葉遣いを考えながらの説明であった為、らしくもなくしどろもどろとなる、普段であればユーリを交えてギャアギャアと会話をしているが、その緩衝材たるユーリが不在の為、何ともぎこちなくなっている様子である、
「ふむ、確かこの側面におが屑を入れていると聞いたが」
「はい、パンパンに詰めてあります、見た目の大きさに対して内容量はそれほどでも無いのが問題ですね、あ、で、今回はさらに改良として内側に青銅版を貼ってあります」
ブラスがサビナに変わって答えていく、こちらは若干慣れている為か丁寧ではあるが流麗な答えであった、以前、大人数の場であるとはいえ共に酒を酌み交わした仲でもある、こういったちょっとした所で酒を間にした交流の重要性が垣間見えるようである、
「ほうほう、エレイン嬢、これはどのように活用するつもりだ?」
若干離れて見守っていたエレインにクロノスは問い、
「はい、主にイチゴの保存ですね、そろそろ季節が終わりますので、今の内に買いだめして、出来れば冬の間もイチゴの商品を提供したいと考えておりました」
「なるほど、確かにな、イチゴは長期保存が難しいからな、あれはすぐに腐ってしまう、よく考えているな」
クロノスはうんうんと頷き、
「なるほど、サビナ、設計図等があれば一式くれるか?こっちの研究所でもやらせてみたいな、勿論、結果はそっちにも流すからな、陶器板の工夫も面白いなこれはあれか、冷気以外にも使えるものかな?」
サビナが答えようと口を開いた瞬間、
「あ、そうだ、陶器板の熱くなる方ってあるの?」
不意にソフィアが割って入った、
「熱くなるというと、溶岩板を使ったものですね、お店で使って貰っている」
サビナがキョロキョロしながら答える、
「そうそう」
「はい、3階に、試作で作ったのが幾つかあります」
「借りていい?」
「え、いいですよ、あー、そっちはあれです、カトカの担当なので」
「うん、じゃ、カトカさんに聞いてみるわ」
ソフィアはサッときびすを返して階段を登ると、ふと足を止めて、
「あ、クロノス、あんまり邪魔しちゃ悪いわよ、あまり引っ掻き回すとエレインさんに嫌われるからね」
忠告とばかりにそう言った、
「おい、ミナと同じ扱いか、俺は」
クロノスの非難の声が上がる、リンドは遠慮なく笑い、他の者は苦しそうに笑いを堪えた、ソフィアはニヤリと微笑み寮へと戻る、食堂内はガランとしており、そのまま3階へ、そこではカトカが一人書棚の前でなにやら悩んでいる様子である、
「あ、カトカさん、御免ね、ほっぽちゃって」
「いえいえ、クロノス様に学園長ですからね、所長がいないとどう対応したもんだかめんどくさい人達ですから」
カトカは不意に話しかけられ本心が口をつく、
「あら、カトカさんも言うわね、でも、その通りよね」
ソフィアは笑って答え、カトカはしまったと誤魔化すように頭を掻いた、
「あ、でね、溶岩板のあれって借りれる?」
「溶岩板ですか、はい、試作品で良ければ、何に使うんです?」
「ふふーん、あのね」
ソフィアはニヤニヤしながら計画を打ち明けた、
「へー、それは面白そうですね、はい、そういう事であれば、私も実際に使いたかったので嬉しいです」
「そ、でも汚れるかもだけどいい?」
「はい、それも含めてですね、実際に使用してみないと分からない点が多いですし、お店の方はどうしても綺麗に使っているみたいで、それはそれで有難いんですが、やはり雑に使ってみるのも必要なのかなとも思っておりました」
「雑には使わないけど、そうね、いろいろ焼いてみないとね」
「はい、じゃ、下にお持ちしますね」
「うん、お願い、あ、カトカさんの好きな物って何?」
「好きって?えっと」
カトカは急に何のことかと首を傾げる、
「食べ物で」
「あー、鳥肉です、それと、先日のシロメンでしたか、あれは美味しかったです」
「なるほど、うん、シロメンも良いわね、よし」
とソフィアは何やら一人納得して階段を降りた、それから厨房へ入ると手を洗いつつ、段取りを考える、食糧庫に入って食材を抱えて来ると、
「さて、まずは」
とボールを手にして小麦粉を振いにかけるのであった。
「おう、ソフィア、俺は戻るぞ、学園長に宜しくな」
クロノスが厨房へ顔を突っ込むと中ではソフィアとカトカが何やら作業中である、
「あら、帰るの?どう、あんたも野営していかない?」
なにやら機嫌の良いソフィアは軽い口調である、
「野営って、あの山でか?ミナが言ってたやつか?」
「そうよ、あ、ついでにパトリシア様とアフラさんも呼んできなさい、あ、ついでに酒と美味しい肉があれば持って来て」
遠慮無く言い放つソフィア、
「おいおい、何を考えている」
「楽しい事よ、野営のね、楽しい事だけを抽出してみようかなと思ってね、そう考えたらいろいろと浮かんできたもんだからね」
ニコニコと話しつつその手は止まらずに野菜を切っている、
「ソフィアさん、シロメンはこんな感じですか?」
カトカがボールの中身をソフィアに見せる、
「そうそう、流石カトカさんね、やっぱりあれよ、美人は何やらせても上手なのねー」
ソフィアの機嫌の良い誉め言葉にカトカは恥ずかしそうに俯いた、
「あ、それと、簡易天幕ある?」
「あると思うが」
「じゃ、それも」
「何をするんだ?」
「だから野営よ、大丈夫あんたにとっても楽しい事だから、ほら、参加する?しない?」
「あー、分かった、分かった、えっと、肉と天幕だな、酒はあれか俺達が呑む分か?」
「そんな感じ」
「あー、リンド、どうだ?」
困った顔でクロノスは後ろを向く、
「はい、どれも用意できますよ、天幕は持てる大きさの物で良ければ」
「簡易でいいらしいからそれで十分だろ、あー、今日はこの後の予定はあったか?」
「本日分は全て後日に回しております」
リンドの冷静な答えに、
「なんだ、妙に手際が良いな、まったく」
「おい、ソフィア、じゃ、持って来るぞ」
「お願いね、あ、リシア様もちゃんと呼ぶのよ、酔ってカトカさんを口説いたりしないようにね、私とユーリの大事な人なんだから」
どこまでも調子の良いソフィアに、カトカは驚いて顔を上げ、
「おいおい、カトカに手を出すならもう出してるよ」
クロノスは呆れたようにそう言うが、カトカはさらに驚いてクロノスを見つめてしまう、
「あー、カトカ、熱い視線で見ないでくれよ、勘違いしてしまう」
カトカは顔を赤くして俯いた、そしてどうやらソフィア達から良いように揶揄われているんだなと気付き、ややムッとした顔になる、
「ふん、じゃ、また来るぞ」
スッとクロノスは顔を引っ込め、スリッパ履きにも係わらずドタドタとした音が領内に響く、
「さて、では、こっちね、シロメンは軽く茹でてしまって、それと、肉は来てからでいいかな?後は、あ、エレインさんにソーダ水を用意して貰っておこうかしら、それと大事なタレね、胡麻は使えるから、それと、あ、果物と・・・あ、男共はいいけどリシア様には前掛けがあった方がいいわね、うん」
ブツブツと呟きながら作業は進んでいるようである。
「ほう、報告では聞いていたが、実物はでかいな、それに思った以上に冷えるな大したもんだ」
クロノスは箱に首を突っ込んで楽し気である、
「はい、えっと」
とサビナが言葉を選びながら説明を始める、突然現れたクロノスのその場違い感に驚きつつ、さらに言葉遣いを考えながらの説明であった為、らしくもなくしどろもどろとなる、普段であればユーリを交えてギャアギャアと会話をしているが、その緩衝材たるユーリが不在の為、何ともぎこちなくなっている様子である、
「ふむ、確かこの側面におが屑を入れていると聞いたが」
「はい、パンパンに詰めてあります、見た目の大きさに対して内容量はそれほどでも無いのが問題ですね、あ、で、今回はさらに改良として内側に青銅版を貼ってあります」
ブラスがサビナに変わって答えていく、こちらは若干慣れている為か丁寧ではあるが流麗な答えであった、以前、大人数の場であるとはいえ共に酒を酌み交わした仲でもある、こういったちょっとした所で酒を間にした交流の重要性が垣間見えるようである、
「ほうほう、エレイン嬢、これはどのように活用するつもりだ?」
若干離れて見守っていたエレインにクロノスは問い、
「はい、主にイチゴの保存ですね、そろそろ季節が終わりますので、今の内に買いだめして、出来れば冬の間もイチゴの商品を提供したいと考えておりました」
「なるほど、確かにな、イチゴは長期保存が難しいからな、あれはすぐに腐ってしまう、よく考えているな」
クロノスはうんうんと頷き、
「なるほど、サビナ、設計図等があれば一式くれるか?こっちの研究所でもやらせてみたいな、勿論、結果はそっちにも流すからな、陶器板の工夫も面白いなこれはあれか、冷気以外にも使えるものかな?」
サビナが答えようと口を開いた瞬間、
「あ、そうだ、陶器板の熱くなる方ってあるの?」
不意にソフィアが割って入った、
「熱くなるというと、溶岩板を使ったものですね、お店で使って貰っている」
サビナがキョロキョロしながら答える、
「そうそう」
「はい、3階に、試作で作ったのが幾つかあります」
「借りていい?」
「え、いいですよ、あー、そっちはあれです、カトカの担当なので」
「うん、じゃ、カトカさんに聞いてみるわ」
ソフィアはサッときびすを返して階段を登ると、ふと足を止めて、
「あ、クロノス、あんまり邪魔しちゃ悪いわよ、あまり引っ掻き回すとエレインさんに嫌われるからね」
忠告とばかりにそう言った、
「おい、ミナと同じ扱いか、俺は」
クロノスの非難の声が上がる、リンドは遠慮なく笑い、他の者は苦しそうに笑いを堪えた、ソフィアはニヤリと微笑み寮へと戻る、食堂内はガランとしており、そのまま3階へ、そこではカトカが一人書棚の前でなにやら悩んでいる様子である、
「あ、カトカさん、御免ね、ほっぽちゃって」
「いえいえ、クロノス様に学園長ですからね、所長がいないとどう対応したもんだかめんどくさい人達ですから」
カトカは不意に話しかけられ本心が口をつく、
「あら、カトカさんも言うわね、でも、その通りよね」
ソフィアは笑って答え、カトカはしまったと誤魔化すように頭を掻いた、
「あ、でね、溶岩板のあれって借りれる?」
「溶岩板ですか、はい、試作品で良ければ、何に使うんです?」
「ふふーん、あのね」
ソフィアはニヤニヤしながら計画を打ち明けた、
「へー、それは面白そうですね、はい、そういう事であれば、私も実際に使いたかったので嬉しいです」
「そ、でも汚れるかもだけどいい?」
「はい、それも含めてですね、実際に使用してみないと分からない点が多いですし、お店の方はどうしても綺麗に使っているみたいで、それはそれで有難いんですが、やはり雑に使ってみるのも必要なのかなとも思っておりました」
「雑には使わないけど、そうね、いろいろ焼いてみないとね」
「はい、じゃ、下にお持ちしますね」
「うん、お願い、あ、カトカさんの好きな物って何?」
「好きって?えっと」
カトカは急に何のことかと首を傾げる、
「食べ物で」
「あー、鳥肉です、それと、先日のシロメンでしたか、あれは美味しかったです」
「なるほど、うん、シロメンも良いわね、よし」
とソフィアは何やら一人納得して階段を降りた、それから厨房へ入ると手を洗いつつ、段取りを考える、食糧庫に入って食材を抱えて来ると、
「さて、まずは」
とボールを手にして小麦粉を振いにかけるのであった。
「おう、ソフィア、俺は戻るぞ、学園長に宜しくな」
クロノスが厨房へ顔を突っ込むと中ではソフィアとカトカが何やら作業中である、
「あら、帰るの?どう、あんたも野営していかない?」
なにやら機嫌の良いソフィアは軽い口調である、
「野営って、あの山でか?ミナが言ってたやつか?」
「そうよ、あ、ついでにパトリシア様とアフラさんも呼んできなさい、あ、ついでに酒と美味しい肉があれば持って来て」
遠慮無く言い放つソフィア、
「おいおい、何を考えている」
「楽しい事よ、野営のね、楽しい事だけを抽出してみようかなと思ってね、そう考えたらいろいろと浮かんできたもんだからね」
ニコニコと話しつつその手は止まらずに野菜を切っている、
「ソフィアさん、シロメンはこんな感じですか?」
カトカがボールの中身をソフィアに見せる、
「そうそう、流石カトカさんね、やっぱりあれよ、美人は何やらせても上手なのねー」
ソフィアの機嫌の良い誉め言葉にカトカは恥ずかしそうに俯いた、
「あ、それと、簡易天幕ある?」
「あると思うが」
「じゃ、それも」
「何をするんだ?」
「だから野営よ、大丈夫あんたにとっても楽しい事だから、ほら、参加する?しない?」
「あー、分かった、分かった、えっと、肉と天幕だな、酒はあれか俺達が呑む分か?」
「そんな感じ」
「あー、リンド、どうだ?」
困った顔でクロノスは後ろを向く、
「はい、どれも用意できますよ、天幕は持てる大きさの物で良ければ」
「簡易でいいらしいからそれで十分だろ、あー、今日はこの後の予定はあったか?」
「本日分は全て後日に回しております」
リンドの冷静な答えに、
「なんだ、妙に手際が良いな、まったく」
「おい、ソフィア、じゃ、持って来るぞ」
「お願いね、あ、リシア様もちゃんと呼ぶのよ、酔ってカトカさんを口説いたりしないようにね、私とユーリの大事な人なんだから」
どこまでも調子の良いソフィアに、カトカは驚いて顔を上げ、
「おいおい、カトカに手を出すならもう出してるよ」
クロノスは呆れたようにそう言うが、カトカはさらに驚いてクロノスを見つめてしまう、
「あー、カトカ、熱い視線で見ないでくれよ、勘違いしてしまう」
カトカは顔を赤くして俯いた、そしてどうやらソフィア達から良いように揶揄われているんだなと気付き、ややムッとした顔になる、
「ふん、じゃ、また来るぞ」
スッとクロノスは顔を引っ込め、スリッパ履きにも係わらずドタドタとした音が領内に響く、
「さて、では、こっちね、シロメンは軽く茹でてしまって、それと、肉は来てからでいいかな?後は、あ、エレインさんにソーダ水を用意して貰っておこうかしら、それと大事なタレね、胡麻は使えるから、それと、あ、果物と・・・あ、男共はいいけどリシア様には前掛けがあった方がいいわね、うん」
ブツブツと呟きながら作業は進んでいるようである。
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