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本編
27話 トイレと楽しいキャンプ その4
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「わ、クロノスじゃない、どうしたの」
ソフィアが食堂へ入ると、先程迄ソフィアの座っていた場所にクロノスが座っており、黒板の前にはカトカが立ち、さらにその二人を監視するようにリンドが隅に立っていた、
「じゃない、じゃ、ないわ」
クロノスはジロリとソフィアを睨む、
「まったく、少し来ない間になんだこれは」
足先でスリッパを弄び、
「それと今度は何を企んでいる?ん?便所の設計なんぞまで手を出しおって」
「あん?必要なのよどっちも、好きでやってるんだからほっときなさいよ」
「好きでやってるのは知っとるわ、お前は気が向かないと動かんだろ昔から」
「いつの昔よ、そっちこそ急に来るなんて貴族様としてはどうなのよ」
「それだけ大事なんだよ、精霊の木の件だ、どういう事だ」
クロノスの口から用向きが伝えられた、
「あー、それかー、なに?そんなに大事?」
ソフィアは理解を示して声音を落とした、
「大事だよ、昨日ユーリに聞いてな、忙しい中来たんだよ、で、どういう事だ?」
「どうもなにも、その通りよ、ほら裏の土地買って貰ったでしょ、で、安いからって裏山も買ったのよ、ユーリが」
「それは聞いている」
「そ、で、その裏山の天辺に良い感じの広場があって、そこに生えてたの、それだけよ」
適当に答えるソフィアをクロノスは胡散臭そうに見つめ、
「ホントか?」
と短く問い、
「ホントよ」
とソフィアは短く答える、
「そうか、まぁ、そう言われては信じる他ない、この便所の設計も面白そうだが、今日はまずそっちだ、案内しろ」
「はいはい、じゃ、行きますか、あ、カトカさん御免ね、迷惑かけて」
カトカは二人の遣り取りを呆然と見ており、ソフィアの問い掛けに、
「はい、大丈夫です・・・よ」
小さくか細い返答を絞りだす、ソフィアはカトカの表情を伺い、大丈夫そうだと結論付けると、クロノスとリンドを連れて勝手口へ向かった、
「ほう、これは便利だな」
クロノスは履き替えたつっかけを気に入ったようである、内庭へ出ると楽しそうにカラカラと音を立てつつ、
「リンド、スリッパとやらも良いがこれも良いな、城で使えんかな?」
「そうですね、確かに便利ですし、足が楽です、ふむ、城で使うとなると、公共以外の、私用部分であれば使えるのではないでしょうか、ですが、それはスリッパのみですね、つっかけは、あ、城から出ない事が確定していれば公共部分でも使えるのかな?」
「そうだな、それに城から出るとなればいちいち外出着を着るだろう、その時にサンダルを締めればいいのだ、城内はこれで十分と思うぞ」
「確かに、しかし、接客でこれでは失礼になりますぞ、特にこのカラカラとした音があまり宜しくないかもしれません」
「そうか?なら底に皮でも貼るか、いや、この軽さが良いのだな、見た目を少しばかり良くしてだな、うん、そうだな薄い皮で覆って、消音と足ざわりを良くしても良いのではないか?」
「はいはい、それは後でゆっくりと相談下さい」
ソフィアはこっちよと橋を指差し先導する、
「ほう、橋も新築したのか、うわ、汚い川だな、王都も酷かったがやはり都会は川が汚れるもんだな」
「そうなのよ、今朝カトカさんとも話したんだけどね」
世間話のようにソフィアはカトカに話した衛生観念について語り出す、
「あっはっは、それは全くもってその通りだな、確かに焦土の時には井戸に糞便を投げ入れる癖に普段から似たような事をしているな、うん、その通りだ」
「でしょー、田舎だと井戸掘るのも大変だから川は大事な水源なのよね、都会のこの汚さはありえないわよ、それに、田舎なら糞便は肥料に野菜の皮は家畜の餌にで、ゴミの活用方法はいくらでもあるけど、都会だと全部纏めてゴミだからね、で、捨てる先が川か穴かでしょ、どうなんだろう、集めて処理する方策ってとれないのかしら」
「そうだなぁ、出来ない事は無いが、やや難しいな、糞を貯めた樽が街中を走るのか?生ごみも?それを集めてどう処理する?人もだ、高給にしたとしてやる人間がいるのか?」
「だから、田舎じゃ、どっちも大事な肥料に大事な餌よ、問題もあるけどあれよ、現状で良しとするならそれでいいけど、現状に問題がある以上どう解決するかが必要でしょうに」
「それは分かるが」
山道を登りながらクロノスは口をへの字に曲げる、リンドは静かに二人の遣り取りを聞いて、
「下水道が一つの答えなのでしょうな」
ポツリと口にした、
「そう、そうなの、流石、リンドさん、どっかの直進番長とは違うわね、そうなのよ」
嬉しそうにソフィアが振り向いた、
「なんだ、そこに繋がるのか?あれに関しては十分に助力してるだろ?」
「そうね、でもそれはこの街だからでしょ、他の街はどうなるの?王都もそうだし、あんたん所も、それに」
とソフィアは幾つかの都市の名を口にする、どれも地方を代表する街であり、有名公爵、有力貴族達の本拠地でもある、
「うむ、まぁ、そうだな」
クロノスは難しそうに首を傾げた、
「ま、私としては時間はかかるけど下水道そのものも含めた、清潔な住環境を作って見せて、それをあんたらがどうするかって事だと思うわよ、カトカさんにも言ったけど、200年も前の人達に負けてるのよ、ムカつかない?」
「いや、そうは言うがさ」
「いくらでも言うわよ、いい?200年前よ、爺さんも婆さんも、その爺さんも婆さんも生まれてない頃よ、その200年の間に私達何やってたの?恥ずかしいでしょ」
恥ずかしいって誰にだよとクロノスは思いつつ、
「わかったわかった、簡単には言えないが少しはこっちも考えを改めるよ、お前の言う事はまったくもって間違ってはいないが、なんともしようのない事だぞ」
「それは分ってるわよ、だから、地道にやってるんでしょ、スリッパだってその一部よ、中々に良いもんでしょ?」
「そうだな、うん、確かにな」
クロノスは困ったように笑う、
「いえ、クロノス様、ソフィア様の意見は慧眼と呼んで宜しいかと、疫病や流行り病の対策にもなります、どうでしょう、研究所の一部をそちらの方へ注力させては」
リンドの冷静な意見が出る、
「む、リンドも同じ意見か、そうなるとやはり必要な事なのか・・・」
クロノスはフムと考え込んだ、
「わ、なにこの人、リンドさんの意見は真面目に聞くの?」
「いや、そうではない、が、あれだ、あまりにキンキンと喚かれたら良い考えも伝わらないものだぞ、女性の良くない点だな」
「あー、性別を持ち出すの?あんたそんな人だったっけ?」
「いや、男でもだよ、相手を納得させたいのであれば、理路整然と染みるように話すべきだ」
「そりゃ、そうだけど」
ソフィアはムスっと黙り込む、
「いや、うん、かなり大事な内容ではあるな、どうだろう改めて会合の場を作るか、ユーリの意見も欲しいし、こっちにいる連中で興味のある奴にも聞かせてみたい」
「そうですな、声をかけてみましょう、帝国期の遺跡に興味がある者と、衛生関係に興味がある者、さらに先程の話しからいくと農業関連も関わってきます、様々な関係者を集めた上に長大な計画になると思いますが、取り組む必要は十分にあるかと思います」
リンドは実に冷静である、一歩引いて俯瞰した意見を出せるのが良き従者というものなのであろうか、
「うむ、そういう事でどうだソフィア、少しばかりこちらにも助力してくれ」
「・・・ま、いいけど、少しだけよ、私はあくまで寮母なんだから」
「なんだよ、言い出しっぺが、急に腰が引けてるぞ、そこまで熱意があるんだ、やらないわけにはいかんだろ?ん?」
攻守交替とばかりにクロノスがニヤリと微笑む、
「面倒なのは嫌なの、ほら、着いたわよ」
3人は天辺広場に着いた、ソフィアは場所を空け精霊の木を指差す、
「あれよ、ごゆっくりどうぞ」
クロノスとリンドは広場の中央に聳え立つ精霊の木を眼前にした。
ソフィアが食堂へ入ると、先程迄ソフィアの座っていた場所にクロノスが座っており、黒板の前にはカトカが立ち、さらにその二人を監視するようにリンドが隅に立っていた、
「じゃない、じゃ、ないわ」
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「まったく、少し来ない間になんだこれは」
足先でスリッパを弄び、
「それと今度は何を企んでいる?ん?便所の設計なんぞまで手を出しおって」
「あん?必要なのよどっちも、好きでやってるんだからほっときなさいよ」
「好きでやってるのは知っとるわ、お前は気が向かないと動かんだろ昔から」
「いつの昔よ、そっちこそ急に来るなんて貴族様としてはどうなのよ」
「それだけ大事なんだよ、精霊の木の件だ、どういう事だ」
クロノスの口から用向きが伝えられた、
「あー、それかー、なに?そんなに大事?」
ソフィアは理解を示して声音を落とした、
「大事だよ、昨日ユーリに聞いてな、忙しい中来たんだよ、で、どういう事だ?」
「どうもなにも、その通りよ、ほら裏の土地買って貰ったでしょ、で、安いからって裏山も買ったのよ、ユーリが」
「それは聞いている」
「そ、で、その裏山の天辺に良い感じの広場があって、そこに生えてたの、それだけよ」
適当に答えるソフィアをクロノスは胡散臭そうに見つめ、
「ホントか?」
と短く問い、
「ホントよ」
とソフィアは短く答える、
「そうか、まぁ、そう言われては信じる他ない、この便所の設計も面白そうだが、今日はまずそっちだ、案内しろ」
「はいはい、じゃ、行きますか、あ、カトカさん御免ね、迷惑かけて」
カトカは二人の遣り取りを呆然と見ており、ソフィアの問い掛けに、
「はい、大丈夫です・・・よ」
小さくか細い返答を絞りだす、ソフィアはカトカの表情を伺い、大丈夫そうだと結論付けると、クロノスとリンドを連れて勝手口へ向かった、
「ほう、これは便利だな」
クロノスは履き替えたつっかけを気に入ったようである、内庭へ出ると楽しそうにカラカラと音を立てつつ、
「リンド、スリッパとやらも良いがこれも良いな、城で使えんかな?」
「そうですね、確かに便利ですし、足が楽です、ふむ、城で使うとなると、公共以外の、私用部分であれば使えるのではないでしょうか、ですが、それはスリッパのみですね、つっかけは、あ、城から出ない事が確定していれば公共部分でも使えるのかな?」
「そうだな、それに城から出るとなればいちいち外出着を着るだろう、その時にサンダルを締めればいいのだ、城内はこれで十分と思うぞ」
「確かに、しかし、接客でこれでは失礼になりますぞ、特にこのカラカラとした音があまり宜しくないかもしれません」
「そうか?なら底に皮でも貼るか、いや、この軽さが良いのだな、見た目を少しばかり良くしてだな、うん、そうだな薄い皮で覆って、消音と足ざわりを良くしても良いのではないか?」
「はいはい、それは後でゆっくりと相談下さい」
ソフィアはこっちよと橋を指差し先導する、
「ほう、橋も新築したのか、うわ、汚い川だな、王都も酷かったがやはり都会は川が汚れるもんだな」
「そうなのよ、今朝カトカさんとも話したんだけどね」
世間話のようにソフィアはカトカに話した衛生観念について語り出す、
「あっはっは、それは全くもってその通りだな、確かに焦土の時には井戸に糞便を投げ入れる癖に普段から似たような事をしているな、うん、その通りだ」
「でしょー、田舎だと井戸掘るのも大変だから川は大事な水源なのよね、都会のこの汚さはありえないわよ、それに、田舎なら糞便は肥料に野菜の皮は家畜の餌にで、ゴミの活用方法はいくらでもあるけど、都会だと全部纏めてゴミだからね、で、捨てる先が川か穴かでしょ、どうなんだろう、集めて処理する方策ってとれないのかしら」
「そうだなぁ、出来ない事は無いが、やや難しいな、糞を貯めた樽が街中を走るのか?生ごみも?それを集めてどう処理する?人もだ、高給にしたとしてやる人間がいるのか?」
「だから、田舎じゃ、どっちも大事な肥料に大事な餌よ、問題もあるけどあれよ、現状で良しとするならそれでいいけど、現状に問題がある以上どう解決するかが必要でしょうに」
「それは分かるが」
山道を登りながらクロノスは口をへの字に曲げる、リンドは静かに二人の遣り取りを聞いて、
「下水道が一つの答えなのでしょうな」
ポツリと口にした、
「そう、そうなの、流石、リンドさん、どっかの直進番長とは違うわね、そうなのよ」
嬉しそうにソフィアが振り向いた、
「なんだ、そこに繋がるのか?あれに関しては十分に助力してるだろ?」
「そうね、でもそれはこの街だからでしょ、他の街はどうなるの?王都もそうだし、あんたん所も、それに」
とソフィアは幾つかの都市の名を口にする、どれも地方を代表する街であり、有名公爵、有力貴族達の本拠地でもある、
「うむ、まぁ、そうだな」
クロノスは難しそうに首を傾げた、
「ま、私としては時間はかかるけど下水道そのものも含めた、清潔な住環境を作って見せて、それをあんたらがどうするかって事だと思うわよ、カトカさんにも言ったけど、200年も前の人達に負けてるのよ、ムカつかない?」
「いや、そうは言うがさ」
「いくらでも言うわよ、いい?200年前よ、爺さんも婆さんも、その爺さんも婆さんも生まれてない頃よ、その200年の間に私達何やってたの?恥ずかしいでしょ」
恥ずかしいって誰にだよとクロノスは思いつつ、
「わかったわかった、簡単には言えないが少しはこっちも考えを改めるよ、お前の言う事はまったくもって間違ってはいないが、なんともしようのない事だぞ」
「それは分ってるわよ、だから、地道にやってるんでしょ、スリッパだってその一部よ、中々に良いもんでしょ?」
「そうだな、うん、確かにな」
クロノスは困ったように笑う、
「いえ、クロノス様、ソフィア様の意見は慧眼と呼んで宜しいかと、疫病や流行り病の対策にもなります、どうでしょう、研究所の一部をそちらの方へ注力させては」
リンドの冷静な意見が出る、
「む、リンドも同じ意見か、そうなるとやはり必要な事なのか・・・」
クロノスはフムと考え込んだ、
「わ、なにこの人、リンドさんの意見は真面目に聞くの?」
「いや、そうではない、が、あれだ、あまりにキンキンと喚かれたら良い考えも伝わらないものだぞ、女性の良くない点だな」
「あー、性別を持ち出すの?あんたそんな人だったっけ?」
「いや、男でもだよ、相手を納得させたいのであれば、理路整然と染みるように話すべきだ」
「そりゃ、そうだけど」
ソフィアはムスっと黙り込む、
「いや、うん、かなり大事な内容ではあるな、どうだろう改めて会合の場を作るか、ユーリの意見も欲しいし、こっちにいる連中で興味のある奴にも聞かせてみたい」
「そうですな、声をかけてみましょう、帝国期の遺跡に興味がある者と、衛生関係に興味がある者、さらに先程の話しからいくと農業関連も関わってきます、様々な関係者を集めた上に長大な計画になると思いますが、取り組む必要は十分にあるかと思います」
リンドは実に冷静である、一歩引いて俯瞰した意見を出せるのが良き従者というものなのであろうか、
「うむ、そういう事でどうだソフィア、少しばかりこちらにも助力してくれ」
「・・・ま、いいけど、少しだけよ、私はあくまで寮母なんだから」
「なんだよ、言い出しっぺが、急に腰が引けてるぞ、そこまで熱意があるんだ、やらないわけにはいかんだろ?ん?」
攻守交替とばかりにクロノスがニヤリと微笑む、
「面倒なのは嫌なの、ほら、着いたわよ」
3人は天辺広場に着いた、ソフィアは場所を空け精霊の木を指差す、
「あれよ、ごゆっくりどうぞ」
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