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本編
23話 裏山にて その1
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「わー、なるほどねー、面白いねー」
「だしょー、エレイン様の発案だぜー、すごいっしょー」
鏡の前に座るアニタとその背後であわせ鏡を持つジャネット、
「背中とか始めて見たかも、こんな感じなんだー」
「ほらほら、アニタ嬢の魅惑のうなじー」
「ちょっと、やめてよ」
二人はキャッキャッと楽し気であるが、
「もう飽きたんですか二人共・・・」
パウラはその背に冷たい視線を送り、
「しようがないですよ、ジャネットさんだし」
ケイスは手元の黒板を睨み乍ら二人を見もせずに諦めた顔である、
「あー、酷いなー二人共ー、気分転換ってやつだよー」
ジャネットはクルリと振り返る、
「そうよねー、ミナちゃんでもこんなにお勉強してるのにねー」
パウラは借りた教科書を読みふけるミナの頭に手を置いた、その隣りではレインが別の教科書を熟読している、
「ん?」
とミナはパウラを見上げ、
「御本面白い?」
パウラが問うと、
「うん、面白い、あのね、お馬さんの爪は切らないと駄目なんだって、それとね、仲良くするにはね」
ミナが楽し気に話し出す、彼女の語彙で語られているが教科書の内容に沿った正しいものであった、
「すごいねミナちゃん、正しいわ」
ケイスは驚いて顔を上げる、
「うん、文字を読めるのも凄いけど、内容の把握も完璧ね」
パウラも驚いている、
「ふふーん、お勉強楽しいね」
二人に褒められてミナは満面の笑みである、
「それに比べてのー」
とレインはスッと顔を上げた、視線の先には鏡の前の二人がある、
「そうね、レイン先生何か言ってあげて下さい」
「そうよ、レイン先生とミナ先生に叱って貰わないと」
「先生?ミナとレインが先生?」
ミナがパッと立ち上がる、
「先生、お馬鹿な二人がお勉強しないんです、折角集まって勉強会してるのに」
「そうです先生、脳筋お馬鹿を注意して下さい」
パウラとケイスもどうやら勉強に飽きていたようである、ノリノリでミナを持ち上げた、
「脳筋?」
ミナが不思議そうに問うと、
「脳味噌筋肉って意味です、頭の中まで筋肉なんですよあの二人は」
パウラが笑って説明する、
「むー、それはいかんのー、どれ、かちわって見てやろうかの」
レインもニヤニヤと腰を上げた、
「そうね、先生お願いします」
ケイスがけしかけると、ミナとレインはテーブルの下を器用に潜ってジャネットとアニタに体当たりを食らわせて、
「わ、こら、鏡持ってるから危ないから」
「きゃっ、ミナさん脇腹は駄目、くすぐったいから、弱いから」
「早く鏡を置くのじゃ、頭の中の筋肉を見てやるからのー」
「そうだ、そうだ、筋肉見せろー」
何とかあわせ鏡をテーブルに置いたジャネットにレインは絡み付き、ミナはアニタに乗っかってその脇腹をまさぐり続ける、
「分かった、御免て、真面目に勉強するからー」
「ミナさん、そこ駄目、弱いから、駄目やって」
二人の嬌声は食堂内に響き渡るのであった。
「今日からミナちゃんとレインちゃんが先生なんですよ」
ねっとケイスがニコヤカに二人を見る、夕食時となり食堂にはエレインとオリビア、研究所組、ソフィアが合流して食卓を囲んでいる、
「ふふん、ミナ先生とレイン先生なのだ」
「そうじゃ、皆平伏すがいいわ」
二人はスプーンを片手に胸を張った、
「わー、厳しそー」
ユーリがニヤニヤと二人を見る、ジャネットは困った顔となり、アニタもまた渋い顔である、
「それはすごいですわ、ジャネットさんとアニタさんにしっかりと教えてあげてくださいね」
静かなジャネットとアニタを見てエレインも状況を理解した様子であった、
「任せるのじゃ、特にその二人はノーキンじゃからのう」
「うん、勉強しなかったら頭の中を見せて貰うの」
「それは怖いわね」
ユーリが笑い、
「また、変な言葉覚えてー」
ソフィアが困った笑い顔となる、
「あのね、頭の中まで筋肉なんだって、だからね、レインがかちわってやるわーって」
「そうじゃな、中々珍しい生き物らしいからの」
「私らは珍獣かよー」
ジャネットがか細い悲鳴を上げる、
「あら、違ったの?」
「わ、エレイン様酷い、こんなに可愛い二人を捕まえて・・・」
「可愛いかしら?」
「あー、もっと酷いー、断固抗議しますー」
アニタも悲鳴を上げる、
「抗議は幾らでもどうぞー、現実的に泣く羽目になっても知りませんからね、留年になったらお仕事は辞めて貰わないといけませんよ」
エレインは冷静に答える、
「えー、それはー、そう・・・えー」
「あー、厳しいー、社会って厳しー」
頭を抱えるジャネットとアニタ、
「そうね、厳しいわね、留年しちゃうような娘には学園からの就労許可は下りないでしょ、他の従業員にもその点言い含めなさいね、事務所で勉強してもいいから」
「そういえばそうよね、就労許可って成績もしっかりしてないと下りない筈ね、折角軌道に乗って面白くなりそうなのにね、ま、頑張って」
ユーリがエレインに同調する、
「あー、ユーリ先生ー、試験内容教えてくださいー」
「駄目よー、範囲は教えたでしょ」
「広すぎますよー、ほぼ半年分じゃないですかー」
「そりゃそうよ、進級試験なんだもの」
「そりゃそうでしょうけどー」
「細かく教えてあげたでしょ、言われた所を重点的にやっておきなさい、半分取れば留年は無いんだから、常識で答えられる所もちゃんと作ってあるし、あれで落ちたらよっぽどのお馬鹿よ」
「ユーリ先生、そのお馬鹿なんですよ、ジャネットさんって」
パウラが冷ややかに告げる、
「え、そうなの?」
「はい」
「パウラまで何だよー、友達だろー、親友だろー」
「そうですね、だから今日もしっかり勉強しようって言ったんですよ」
「そうだけどー」
「食事終えたらもう少しやりますか?あ、でも私とアニタは帰らないと・・・ミナちゃんは無理だから、ここはケイスさん、お願いできますか」
パウラは真剣な瞳でケイスを見る、
「いいですよー、ジャネットさん厳しく?優しく?それともねっとり?痛いの?苦しいの?気持ちいいの?どれがお好みですか?」
ケイスはニヤーと笑みを浮かべる、
「ひー、ケイスまでやだー、勉強怖いー」
「怖くない、怖くない、優しくじっくり、それから濃密にお勉強しましょうね」
「うわー、貞操の危機だよ、濃密に何するんだよ、大人の階段昇っちゃうよー」
「はいはい、遊んでないで真面目に取り組みなさい、アニタさんもよ、至極現実的な事なんですからね」
エレインの叱責にジャネットは黙り込み、アニタは俯いてしまうのであった。
「だしょー、エレイン様の発案だぜー、すごいっしょー」
鏡の前に座るアニタとその背後であわせ鏡を持つジャネット、
「背中とか始めて見たかも、こんな感じなんだー」
「ほらほら、アニタ嬢の魅惑のうなじー」
「ちょっと、やめてよ」
二人はキャッキャッと楽し気であるが、
「もう飽きたんですか二人共・・・」
パウラはその背に冷たい視線を送り、
「しようがないですよ、ジャネットさんだし」
ケイスは手元の黒板を睨み乍ら二人を見もせずに諦めた顔である、
「あー、酷いなー二人共ー、気分転換ってやつだよー」
ジャネットはクルリと振り返る、
「そうよねー、ミナちゃんでもこんなにお勉強してるのにねー」
パウラは借りた教科書を読みふけるミナの頭に手を置いた、その隣りではレインが別の教科書を熟読している、
「ん?」
とミナはパウラを見上げ、
「御本面白い?」
パウラが問うと、
「うん、面白い、あのね、お馬さんの爪は切らないと駄目なんだって、それとね、仲良くするにはね」
ミナが楽し気に話し出す、彼女の語彙で語られているが教科書の内容に沿った正しいものであった、
「すごいねミナちゃん、正しいわ」
ケイスは驚いて顔を上げる、
「うん、文字を読めるのも凄いけど、内容の把握も完璧ね」
パウラも驚いている、
「ふふーん、お勉強楽しいね」
二人に褒められてミナは満面の笑みである、
「それに比べてのー」
とレインはスッと顔を上げた、視線の先には鏡の前の二人がある、
「そうね、レイン先生何か言ってあげて下さい」
「そうよ、レイン先生とミナ先生に叱って貰わないと」
「先生?ミナとレインが先生?」
ミナがパッと立ち上がる、
「先生、お馬鹿な二人がお勉強しないんです、折角集まって勉強会してるのに」
「そうです先生、脳筋お馬鹿を注意して下さい」
パウラとケイスもどうやら勉強に飽きていたようである、ノリノリでミナを持ち上げた、
「脳筋?」
ミナが不思議そうに問うと、
「脳味噌筋肉って意味です、頭の中まで筋肉なんですよあの二人は」
パウラが笑って説明する、
「むー、それはいかんのー、どれ、かちわって見てやろうかの」
レインもニヤニヤと腰を上げた、
「そうね、先生お願いします」
ケイスがけしかけると、ミナとレインはテーブルの下を器用に潜ってジャネットとアニタに体当たりを食らわせて、
「わ、こら、鏡持ってるから危ないから」
「きゃっ、ミナさん脇腹は駄目、くすぐったいから、弱いから」
「早く鏡を置くのじゃ、頭の中の筋肉を見てやるからのー」
「そうだ、そうだ、筋肉見せろー」
何とかあわせ鏡をテーブルに置いたジャネットにレインは絡み付き、ミナはアニタに乗っかってその脇腹をまさぐり続ける、
「分かった、御免て、真面目に勉強するからー」
「ミナさん、そこ駄目、弱いから、駄目やって」
二人の嬌声は食堂内に響き渡るのであった。
「今日からミナちゃんとレインちゃんが先生なんですよ」
ねっとケイスがニコヤカに二人を見る、夕食時となり食堂にはエレインとオリビア、研究所組、ソフィアが合流して食卓を囲んでいる、
「ふふん、ミナ先生とレイン先生なのだ」
「そうじゃ、皆平伏すがいいわ」
二人はスプーンを片手に胸を張った、
「わー、厳しそー」
ユーリがニヤニヤと二人を見る、ジャネットは困った顔となり、アニタもまた渋い顔である、
「それはすごいですわ、ジャネットさんとアニタさんにしっかりと教えてあげてくださいね」
静かなジャネットとアニタを見てエレインも状況を理解した様子であった、
「任せるのじゃ、特にその二人はノーキンじゃからのう」
「うん、勉強しなかったら頭の中を見せて貰うの」
「それは怖いわね」
ユーリが笑い、
「また、変な言葉覚えてー」
ソフィアが困った笑い顔となる、
「あのね、頭の中まで筋肉なんだって、だからね、レインがかちわってやるわーって」
「そうじゃな、中々珍しい生き物らしいからの」
「私らは珍獣かよー」
ジャネットがか細い悲鳴を上げる、
「あら、違ったの?」
「わ、エレイン様酷い、こんなに可愛い二人を捕まえて・・・」
「可愛いかしら?」
「あー、もっと酷いー、断固抗議しますー」
アニタも悲鳴を上げる、
「抗議は幾らでもどうぞー、現実的に泣く羽目になっても知りませんからね、留年になったらお仕事は辞めて貰わないといけませんよ」
エレインは冷静に答える、
「えー、それはー、そう・・・えー」
「あー、厳しいー、社会って厳しー」
頭を抱えるジャネットとアニタ、
「そうね、厳しいわね、留年しちゃうような娘には学園からの就労許可は下りないでしょ、他の従業員にもその点言い含めなさいね、事務所で勉強してもいいから」
「そういえばそうよね、就労許可って成績もしっかりしてないと下りない筈ね、折角軌道に乗って面白くなりそうなのにね、ま、頑張って」
ユーリがエレインに同調する、
「あー、ユーリ先生ー、試験内容教えてくださいー」
「駄目よー、範囲は教えたでしょ」
「広すぎますよー、ほぼ半年分じゃないですかー」
「そりゃそうよ、進級試験なんだもの」
「そりゃそうでしょうけどー」
「細かく教えてあげたでしょ、言われた所を重点的にやっておきなさい、半分取れば留年は無いんだから、常識で答えられる所もちゃんと作ってあるし、あれで落ちたらよっぽどのお馬鹿よ」
「ユーリ先生、そのお馬鹿なんですよ、ジャネットさんって」
パウラが冷ややかに告げる、
「え、そうなの?」
「はい」
「パウラまで何だよー、友達だろー、親友だろー」
「そうですね、だから今日もしっかり勉強しようって言ったんですよ」
「そうだけどー」
「食事終えたらもう少しやりますか?あ、でも私とアニタは帰らないと・・・ミナちゃんは無理だから、ここはケイスさん、お願いできますか」
パウラは真剣な瞳でケイスを見る、
「いいですよー、ジャネットさん厳しく?優しく?それともねっとり?痛いの?苦しいの?気持ちいいの?どれがお好みですか?」
ケイスはニヤーと笑みを浮かべる、
「ひー、ケイスまでやだー、勉強怖いー」
「怖くない、怖くない、優しくじっくり、それから濃密にお勉強しましょうね」
「うわー、貞操の危機だよ、濃密に何するんだよ、大人の階段昇っちゃうよー」
「はいはい、遊んでないで真面目に取り組みなさい、アニタさんもよ、至極現実的な事なんですからね」
エレインの叱責にジャネットは黙り込み、アニタは俯いてしまうのであった。
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