153 / 1,062
本編
20話 ガラス鏡はロールケーキとともに その9
しおりを挟む
暫くして、陽が完全に沈んだ頃、漸く鏡の前の人だかりは少なくなった、
「あははー、面白ーい、こうこう?」
鏡の前ではミナとレインの百面相が続いているが、自席に戻った面々は狐につままれたような面持ちである、
「私、もうちょっと、いけてると思ってた・・・」
完全に自信を亡くしたジャネットに、
「太ってきてるなって思ってはいたんですよね、それに黒子が思わぬ所にあって、なんか・・・なんかです」
項垂れるケイス、
「ジャネットの事笑えないな・・・」
アニタもポツリと呟き、
「現実って厳しいとは聞いていました」
とパウラも俯いている、
「・・・」
エレインは言葉も無く何やら考えている様子であった、そんな中で対照的に明るいのはカトカである、
「子供の頃から可愛い可愛いって言われてたんですけど、全然実感が無くてー、所長とか女の人ほど遠慮なくそう言うじゃないですかー、そういうもんなのかなーって思ってたんですけどー、銅鏡も水鏡も歪んで見えるしー、でも、やっと、理解できましたよー」
ニコニコと人が変わったような笑顔を振り撒いている、
「やー、なんか、世界が開けた感じですよー、あー、なんて明るいんでしょう」
止まらない能天気な言葉の渦に、
「カトカが嫌な女になってる・・・」
「そうですね、カトカの魅力の8割を失いましたね」
ボソボソと肩を落としたユーリとサビナの愚痴が聞こえた、
「なんですかー?二人共ー?学園の講師で研究所の所長に、イケメン彼氏を自慢していたお二人じゃないですかー、暗くなっちゃ駄目ですよー」
「あー、ウザ」
「全くです」
二人は毒づきながら、太陽のように明るいカトカの前で小さく背を丸めるのであった、
「はいはい、ほら、先に試食でしょ、それから少しゆっくりしましょう」
オリビアは完全に意気消沈している面々に声を掛けるが、何とも反応は薄い、
「あー、すこしばかり衝撃的でしたでしょうか?」
「気持ちは良く分かります」
食事を済ませた二人は大変に同情的である、
「えっと、準備は出来たのですが」
とオリビアが厨房から顔を出した、
「あ、食べる、食べる、えっと、ロールケーキよね」
ミナが即座に反応するも、それに続く声は無い、
「なんです、皆さん、元気ないですよー」
カトカがニヤニヤと笑みするが、状況はより悪化したようである、
「大丈夫よ、ほら持って来て」
ソフィアが困った顔でオリビアに告げると、
「はい、では」
とオリビアは一度引っ込んで大きな皿を持って食堂に入ってきた、
「で、今日のは、今日のは?」
楽し気なミナとレインの前に皿を置くと、
「えーと、ロールケーキの種類を増やしてみました、イチゴ入りとカスタード入り、それからイチゴソースとミカンソースを入れたものですね」
と説明しながら切り分けていくオリビア、
「量が多くなっちゃうので薄めに切ります、あ、コッキーさんとアニタさんとパウラさんは初めてですよね、少し厚めにしますね」
「わ、嬉しい」
コッキーは興味深々でオリビアの手元を見る、
「えー、ミナもー」
「食べ過ぎですよ、また、怒られても知りませんからねー」
「ぶー、ぶー」
ミナの可愛らしい不満顔を軽くいなすとオリビアは切り分けたケーキを各自へ配った、
「そうね、今日の大事なお仕事ね」
とエレインは皿に向かい、
「うん、ここは気持ちを入れ替えましょう」
とケイスも背筋を伸ばす、
「はい、美味しいもので気分を良くしましょう」
色気よりも食い気なのであろうか、ケーキを目にしたそれぞれは既にその魅惑の品に心を奪われている、三種のロールケーキはそれぞれに見栄えが良かった、細かく切ったイチゴが入ったそれはホイップクリームとの色彩のバランスが良く、イチゴの赤みと黄色いスポンジ部分とがお互いを引き立てて輝いているように見える、対してカスタード入りの品はスポンジの薄い黄色とカスタードの濃い黄色それと真っ白いクリームの三重構造となっており、じっと見ていると目が回りそうで楽し気でもある、二種のソースの入ったそれは、配置によるものなのか色の違うソースが動物の目のようでこちらは可愛らしく見えた、
「へー、すごーい、オリビアさんやるわねー」
アニタは素直に感心し、
「これは楽しいですねー、何かすんごい贅沢な気分になれます」
とパウラ、
「見た目はすごい良いですねー、あー、楽しみー」
コッキーがナイフに手を伸ばした、
「さ、どうぞ、お試しください」
オリビアがニコリと笑顔になると、皆の手が動き始める、
「うん、これは間違いないわ」
「そうですね、昨日のも良いですが、これはこれで全然違いますね」
「なるほど、細かいイチゴの食感が楽しいわね、そっか、食感も大事なんだなー」
「イチゴが美味しいよー、ふふ、甘酸っぱーい」
「うむ、スイーツとしての見栄えは良好じゃのう」
「ソース入りのもまた違った感じですね、あら、どれを食べてもそれぞれに違う魅力がありますね」
「そうね、ホイップクリームが良い感じに味を纏めているのよ、邪魔してないのだわ」
「それを言ったらスポンジケーキもですよ、やはり甘さが強くない所が魅力なんですね、それぞれの風味が生きてると感じます」
うんうんと皆が頷きながらも静かになった、そして、
「あー、美味しいわ、大満足よ」
「もうちょっと欲しいかも」
「それは分かるけど、そのもうちょっとが大事なのよ」
「いやー、学生が作ったものとは思えないわ、これは店を開けるわ・・・って開いてるか」
ブノワトの一言で笑いが起きた、
「良かった、どうでしょう」
とオリビアはエレインを見る、
「ええ、昨日出た案は概ね好評ですわね、そうしますとロールケーキとしては四種類になりますか、うーん、出来るだけ手間を掛けたくないとも思いますが、商品化の際に別途考えましょう、それと、従業員の皆さんの意見も入れないとですからね」
「はい、そうですね」
とオリビアは笑顔で受ける、
「うーん、あー、どうしよう、オリビアさんに水をあけられちゃったかなー、アニタ、パウラ、何か無い?」
「何か無いって、酷い聞き方ね」
「そうですよ、そんな簡単なもんじゃないってジャネットも良く知ってるでしょ」
「そうだけどさー」
とジャネットはその視界に鏡に映る自身の姿を見止めた、
「あー、駄目だ鏡を見ると自信亡くすわー」
途端に萎れるジャネット、再び食堂内は笑い声に溢れた。
「あははー、面白ーい、こうこう?」
鏡の前ではミナとレインの百面相が続いているが、自席に戻った面々は狐につままれたような面持ちである、
「私、もうちょっと、いけてると思ってた・・・」
完全に自信を亡くしたジャネットに、
「太ってきてるなって思ってはいたんですよね、それに黒子が思わぬ所にあって、なんか・・・なんかです」
項垂れるケイス、
「ジャネットの事笑えないな・・・」
アニタもポツリと呟き、
「現実って厳しいとは聞いていました」
とパウラも俯いている、
「・・・」
エレインは言葉も無く何やら考えている様子であった、そんな中で対照的に明るいのはカトカである、
「子供の頃から可愛い可愛いって言われてたんですけど、全然実感が無くてー、所長とか女の人ほど遠慮なくそう言うじゃないですかー、そういうもんなのかなーって思ってたんですけどー、銅鏡も水鏡も歪んで見えるしー、でも、やっと、理解できましたよー」
ニコニコと人が変わったような笑顔を振り撒いている、
「やー、なんか、世界が開けた感じですよー、あー、なんて明るいんでしょう」
止まらない能天気な言葉の渦に、
「カトカが嫌な女になってる・・・」
「そうですね、カトカの魅力の8割を失いましたね」
ボソボソと肩を落としたユーリとサビナの愚痴が聞こえた、
「なんですかー?二人共ー?学園の講師で研究所の所長に、イケメン彼氏を自慢していたお二人じゃないですかー、暗くなっちゃ駄目ですよー」
「あー、ウザ」
「全くです」
二人は毒づきながら、太陽のように明るいカトカの前で小さく背を丸めるのであった、
「はいはい、ほら、先に試食でしょ、それから少しゆっくりしましょう」
オリビアは完全に意気消沈している面々に声を掛けるが、何とも反応は薄い、
「あー、すこしばかり衝撃的でしたでしょうか?」
「気持ちは良く分かります」
食事を済ませた二人は大変に同情的である、
「えっと、準備は出来たのですが」
とオリビアが厨房から顔を出した、
「あ、食べる、食べる、えっと、ロールケーキよね」
ミナが即座に反応するも、それに続く声は無い、
「なんです、皆さん、元気ないですよー」
カトカがニヤニヤと笑みするが、状況はより悪化したようである、
「大丈夫よ、ほら持って来て」
ソフィアが困った顔でオリビアに告げると、
「はい、では」
とオリビアは一度引っ込んで大きな皿を持って食堂に入ってきた、
「で、今日のは、今日のは?」
楽し気なミナとレインの前に皿を置くと、
「えーと、ロールケーキの種類を増やしてみました、イチゴ入りとカスタード入り、それからイチゴソースとミカンソースを入れたものですね」
と説明しながら切り分けていくオリビア、
「量が多くなっちゃうので薄めに切ります、あ、コッキーさんとアニタさんとパウラさんは初めてですよね、少し厚めにしますね」
「わ、嬉しい」
コッキーは興味深々でオリビアの手元を見る、
「えー、ミナもー」
「食べ過ぎですよ、また、怒られても知りませんからねー」
「ぶー、ぶー」
ミナの可愛らしい不満顔を軽くいなすとオリビアは切り分けたケーキを各自へ配った、
「そうね、今日の大事なお仕事ね」
とエレインは皿に向かい、
「うん、ここは気持ちを入れ替えましょう」
とケイスも背筋を伸ばす、
「はい、美味しいもので気分を良くしましょう」
色気よりも食い気なのであろうか、ケーキを目にしたそれぞれは既にその魅惑の品に心を奪われている、三種のロールケーキはそれぞれに見栄えが良かった、細かく切ったイチゴが入ったそれはホイップクリームとの色彩のバランスが良く、イチゴの赤みと黄色いスポンジ部分とがお互いを引き立てて輝いているように見える、対してカスタード入りの品はスポンジの薄い黄色とカスタードの濃い黄色それと真っ白いクリームの三重構造となっており、じっと見ていると目が回りそうで楽し気でもある、二種のソースの入ったそれは、配置によるものなのか色の違うソースが動物の目のようでこちらは可愛らしく見えた、
「へー、すごーい、オリビアさんやるわねー」
アニタは素直に感心し、
「これは楽しいですねー、何かすんごい贅沢な気分になれます」
とパウラ、
「見た目はすごい良いですねー、あー、楽しみー」
コッキーがナイフに手を伸ばした、
「さ、どうぞ、お試しください」
オリビアがニコリと笑顔になると、皆の手が動き始める、
「うん、これは間違いないわ」
「そうですね、昨日のも良いですが、これはこれで全然違いますね」
「なるほど、細かいイチゴの食感が楽しいわね、そっか、食感も大事なんだなー」
「イチゴが美味しいよー、ふふ、甘酸っぱーい」
「うむ、スイーツとしての見栄えは良好じゃのう」
「ソース入りのもまた違った感じですね、あら、どれを食べてもそれぞれに違う魅力がありますね」
「そうね、ホイップクリームが良い感じに味を纏めているのよ、邪魔してないのだわ」
「それを言ったらスポンジケーキもですよ、やはり甘さが強くない所が魅力なんですね、それぞれの風味が生きてると感じます」
うんうんと皆が頷きながらも静かになった、そして、
「あー、美味しいわ、大満足よ」
「もうちょっと欲しいかも」
「それは分かるけど、そのもうちょっとが大事なのよ」
「いやー、学生が作ったものとは思えないわ、これは店を開けるわ・・・って開いてるか」
ブノワトの一言で笑いが起きた、
「良かった、どうでしょう」
とオリビアはエレインを見る、
「ええ、昨日出た案は概ね好評ですわね、そうしますとロールケーキとしては四種類になりますか、うーん、出来るだけ手間を掛けたくないとも思いますが、商品化の際に別途考えましょう、それと、従業員の皆さんの意見も入れないとですからね」
「はい、そうですね」
とオリビアは笑顔で受ける、
「うーん、あー、どうしよう、オリビアさんに水をあけられちゃったかなー、アニタ、パウラ、何か無い?」
「何か無いって、酷い聞き方ね」
「そうですよ、そんな簡単なもんじゃないってジャネットも良く知ってるでしょ」
「そうだけどさー」
とジャネットはその視界に鏡に映る自身の姿を見止めた、
「あー、駄目だ鏡を見ると自信亡くすわー」
途端に萎れるジャネット、再び食堂内は笑い声に溢れた。
0
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
悪行貴族のはずれ息子【第1部 魔法講師編】
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
★作者個人でAmazonにて自費出版中。Kindle電子書籍有料ランキング「SF・ホラー・ファンタジー」「児童書>読み物」1位にWランクイン!
★第2部はこちら↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/162178383/450916603
「お前みたいな無能は分家がお似合いだ」
幼い頃から魔法を使う事ができた本家の息子リーヴは、そうして魔法の才能がない分家の息子アシックをいつも笑っていた。
東にある小さな街を領地としている悪名高き貴族『ユーグ家』―古くからその街を統治している彼らの実態は酷いものだった。
本家の当主がまともに管理せず、領地は放置状態。にもかかわらず、税の徴収だけ行うことから人々から嫌悪され、さらに近年はその長男であるリーヴ・ユーグの悪名高さもそれに拍車をかけていた。
容姿端麗、文武両道…というのは他の貴族への印象を良くする為の表向きの顔。その実態は父親の権力を駆使して悪ガキを集め、街の人々を困らせて楽しむガキ大将のような人間だった。
悪知恵が働き、魔法も使え、取り巻き達と好き放題するリーヴを誰も止めることができず、人々は『ユーグ家』をやっかんでいた。
さらにリーヴ達は街の人間だけではなく、自分達の分家も馬鹿にしており、中でも分家の長男として生まれたアシック・ユーグを『無能』と呼んで嘲笑うのが日課だった。だが、努力することなく才能に溺れていたリーヴは気付いていなかった。
自分が無能と嘲笑っていたアシックが努力し続けた結果、書庫に眠っていた魔法を全て習得し終えていたことを。そして、本家よりも街の人間達から感心を向けられ、分家の力が強まっていることを。
やがて、リーヴがその事実に気付いた時にはもう遅かった。
アシックに追い抜かれた焦りから魔法を再び学び始めたが、今さら才能が実ることもなく二人の差は徐々に広まっていくばかり。
そんな中、リーヴの妹で『忌み子』として幽閉されていたユミィを助けたのを機に、アシックは本家を変えていってしまい…?
◇過去最高ランキング
・アルファポリス
男性HOTランキング:10位
・カクヨム
週間ランキング(総合):80位台
週間ランキング(異世界ファンタジー):43位
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる