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本編
20話 ガラス鏡はロールケーキとともに その8
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その日の夕食時、新商品の試食もあってアニタとパウラが参加していた、夕食はいつも通り賑やかで楽しく終わり試作品のお披露目が始まる、
「ふふ、オリビアさんがあんなに積極的なんて珍しいんじゃないですか?」
「そうですね、なんか、ここ数日、人あたりが良くなったというか優しくなったというか」
アニタとパウラが颯爽と厨房に入ったオリビアの背を見てそう評した、
「男か、男ができたのか」
「所長、それはいいですって」
カトカがはいはいとユーリを押さえた所に、
「ごめんください、遅くにすいません」
玄関口に来客のようである、
「あら、珍しい、何かしら?」
とソフィアがパタパタと玄関へ走った、
「あら、ブノワトさん、あら、コッキーさんもどうしたの?」
そこには暗くなりつつある街路を背にして汗を掻いた馴染みの顔が立っていた、ブノワトはなんとも表情が硬く、コッキーはブノワトに比べれば幾分か柔らかい顔であるが、やや表情を無くした顔であった、そしてコッキーは大きな板のような物を布に包んで抱えている、
「どうしたのもこうしたのも無いですよ、どういう事ですかソフィアさん」
ブノワトが何とも複雑な表情でソフィアに詰め寄る、
「だから、何のこと?」
とソフィアは首を傾けた、
「先日の依頼の件です、だから、コッキーも連れてきました、とんでもないですよ」
ブノワトの興奮は治まらず、その後ろに控えるコッキーもブノワトを押さえる気配さえ無い、
「あー、出来たの?」
「出来たの?って知っていたんですか?」
「そりゃ、そうでしょ、ふふん、そっか、なら、ほら入って、皆いるから」
と来客用スリッパをすのこの上に並べた、
「えっと」
とブノワトとコッキーは顔を見合わせる、
「ほら、何もそんなに力まないで」
とソフィアはニコヤカに食堂へ戻ると、
「ブノワトさんとコッキーさんよ、新発明のお披露目ですって」
と食堂に居並ぶ面々に告げる、へーとなんとも気の抜けた声が響く、ややあって、ブノワトとコッキーが申し訳なさそうに入ってきた、
「あ、すいません、夕食時に」
とコッキーは恐縮し、
「お騒がせしたようで、ごめんね」
とブノワトも小さくなっている、
「ブノワトねーさん、コッキーねーさん、いらっしゃーい」
人が増えた事でミナは単純に笑顔を見せた、
「何よ、二人共、さっきの勢いは何処にやったのよ」
ソフィアが意地悪く笑みするが、
「いや、それは、それでしょ、じゃ、見て下さいよ」
ブノワトはコッキーの手にした板をテーブルに立てかけると、
「これですよ、皆さん、絶対に驚きます、あ、灯りがあるとなお良いと思いますが」
とソフィアを見る、
「あー、そうねー、エレインさんお願いできる?」
「へ、あ、宜しいですわよ」
「あ、オリビアさんも呼びましょうか、ちょっと待ってね」
ソフィアは厨房に声をかけると、すぐにオリビアが姿を表す、
「なんでしょう?あら、ブノワトさん?コッキーさん?どうしたのです?」
当然の疑問を口にする、
「まぁまぁ見ててね」
ソフィアがほくそ笑む、
「なになに、楽しいことー?」
ミナがソフィアの笑みに何かあると察して問い掛けた、
「はいはい、では皆さん、あちらの板にご注目」
ソフィアの芝居じみた言葉に、ブノワトとコッキーはいいのかなと首を捻りつつ、エレインの妖精が照らし出す光の下で布を静かに取り外した、一瞬それが妖精の光を大きく照り返し、ポカンとした目でその板を見詰める一同の姿を映し出す、それは大きな一枚鏡であった、
「おおー、良い感じじゃない、本邦初公開なのかしら?ガラス鏡です」
ソフィアのみがニコニコと笑みしているが、生徒達も研究所組も状況を理解できないまま固まっている、
「ほう、これは大したもんじゃの、見事見事、作れる職人が平野人にもおったとは知らなんだな」
「あら、レインは知ってたの?流石ねー」
「当然じゃろ」
とレインが胸を張るが、誰もその遣り取りを聞いてない様子である、
「えっと、御免ね、ソフィア、これって?」
ポカンとした自身の顔を見つめながらユーリがやっと声を出す、
「そう、鏡よ、何よ、あんたら銅鏡くらい持ってるでしょ、これはガラス鏡、どう?全然違うでしょ」
「違うどころか・・・」
「えっと、え、私の顔って、こんな色でしたっけ?」
「私よね、これ、こんなに薄汚れてるの?」
「誰よこれ、私なのかしら・・・?」
口々に自身の姿に対して懐疑的な言葉が出てくる、
「わー、ミナだー、ミナだよねー、わー、おっきー綺麗な鏡ー、すごいすごい」
ミナが立ち上がって鏡の前に陣取った、
「ほらほら、へちゃむくれー」
頬を膨らし鼻を上向けにして遊びだしたミナに、
「ちょっと、ミナ、邪魔よ」
とユーリが立ち上がり、
「そうです、ミナさん、独り占めは駄目です」
と鏡の前に一挙に人だかりができるのであった。
「うん、こういう状況になるとはびっくりだわ」
カンラカンラとソフィアは笑った、
「もう、そうなりますよ、私だってコッキーが持って来た時には・・・」
「それを言ったら、出来た瞬間の工場の人達なんか、皆して集まってきましたよ、これはやばいって思って、ブノワトさんに走ったんですから」
「そっかー、そうよねー、びっくりするよねー」
尚も笑うソフィアに、
「で、どうされるんですか?これ、一大事ですよ」
ブノワトは真面目な顔でソフィアを見る、
「どうされると言われてもねー、パッと見た感じまだまだよー」
「えっ、そうですか?」
「うん、ガラス面をより磨いて、所々に曇りがあるでしょ、それから下地とガラスの接合かしら、そこに歪みがあるように見えるのよね、下地をもっと平らで均一に仕上げなければ駄目ね」
「うわ、厳しいー、でも、仰る通りですね」
コッキーは神妙な顔で頷いた、
「だから、所々綺麗に映っている所とそうでない所があるでしょ、下地とガラスがしっかりと密着してその上でガラスが均一で、って感じなのかしら?たぶんだけど、いきなり大きいのを作ったのがいけないのかしらね、銅鏡のように手で持てるくらいから始めるべきだったわね」
「あ、そうですね、でも、大きい鏡の有用性は実証できました」
ブノワトの視線の先には鏡の前から動けなくなってしまった女性達の重なり合った背中があった、
「そうね、私も初めてガラス鏡を見たときはぶったまげたわ」
「どこで見たんです?」
「うーん、それは秘密、エルフ以上に言えない所・・・」
とソフィアは視線を逸らした、
「あー、まー、いいです、でも凄い人達もいたもんですね」
「そうですねー」
とブノワトとコッキーは驚き疲れたのか焦り疲れかすっかり脱力してしまった、
「二人共夕飯まだなんでしょ、今、用意するからちょっと待ちなさい」
「え、いや、悪いですよ」
「そうです、突然お邪魔した上に騒がせてしまって」
二人は遠慮するが、
「いいからいいから、あっちが落ち着けばスイーツの試食もあるから、ゆっくりしていきなさい」
そう言い残してソフィアはパタパタと厨房へ向かった。
「ふふ、オリビアさんがあんなに積極的なんて珍しいんじゃないですか?」
「そうですね、なんか、ここ数日、人あたりが良くなったというか優しくなったというか」
アニタとパウラが颯爽と厨房に入ったオリビアの背を見てそう評した、
「男か、男ができたのか」
「所長、それはいいですって」
カトカがはいはいとユーリを押さえた所に、
「ごめんください、遅くにすいません」
玄関口に来客のようである、
「あら、珍しい、何かしら?」
とソフィアがパタパタと玄関へ走った、
「あら、ブノワトさん、あら、コッキーさんもどうしたの?」
そこには暗くなりつつある街路を背にして汗を掻いた馴染みの顔が立っていた、ブノワトはなんとも表情が硬く、コッキーはブノワトに比べれば幾分か柔らかい顔であるが、やや表情を無くした顔であった、そしてコッキーは大きな板のような物を布に包んで抱えている、
「どうしたのもこうしたのも無いですよ、どういう事ですかソフィアさん」
ブノワトが何とも複雑な表情でソフィアに詰め寄る、
「だから、何のこと?」
とソフィアは首を傾けた、
「先日の依頼の件です、だから、コッキーも連れてきました、とんでもないですよ」
ブノワトの興奮は治まらず、その後ろに控えるコッキーもブノワトを押さえる気配さえ無い、
「あー、出来たの?」
「出来たの?って知っていたんですか?」
「そりゃ、そうでしょ、ふふん、そっか、なら、ほら入って、皆いるから」
と来客用スリッパをすのこの上に並べた、
「えっと」
とブノワトとコッキーは顔を見合わせる、
「ほら、何もそんなに力まないで」
とソフィアはニコヤカに食堂へ戻ると、
「ブノワトさんとコッキーさんよ、新発明のお披露目ですって」
と食堂に居並ぶ面々に告げる、へーとなんとも気の抜けた声が響く、ややあって、ブノワトとコッキーが申し訳なさそうに入ってきた、
「あ、すいません、夕食時に」
とコッキーは恐縮し、
「お騒がせしたようで、ごめんね」
とブノワトも小さくなっている、
「ブノワトねーさん、コッキーねーさん、いらっしゃーい」
人が増えた事でミナは単純に笑顔を見せた、
「何よ、二人共、さっきの勢いは何処にやったのよ」
ソフィアが意地悪く笑みするが、
「いや、それは、それでしょ、じゃ、見て下さいよ」
ブノワトはコッキーの手にした板をテーブルに立てかけると、
「これですよ、皆さん、絶対に驚きます、あ、灯りがあるとなお良いと思いますが」
とソフィアを見る、
「あー、そうねー、エレインさんお願いできる?」
「へ、あ、宜しいですわよ」
「あ、オリビアさんも呼びましょうか、ちょっと待ってね」
ソフィアは厨房に声をかけると、すぐにオリビアが姿を表す、
「なんでしょう?あら、ブノワトさん?コッキーさん?どうしたのです?」
当然の疑問を口にする、
「まぁまぁ見ててね」
ソフィアがほくそ笑む、
「なになに、楽しいことー?」
ミナがソフィアの笑みに何かあると察して問い掛けた、
「はいはい、では皆さん、あちらの板にご注目」
ソフィアの芝居じみた言葉に、ブノワトとコッキーはいいのかなと首を捻りつつ、エレインの妖精が照らし出す光の下で布を静かに取り外した、一瞬それが妖精の光を大きく照り返し、ポカンとした目でその板を見詰める一同の姿を映し出す、それは大きな一枚鏡であった、
「おおー、良い感じじゃない、本邦初公開なのかしら?ガラス鏡です」
ソフィアのみがニコニコと笑みしているが、生徒達も研究所組も状況を理解できないまま固まっている、
「ほう、これは大したもんじゃの、見事見事、作れる職人が平野人にもおったとは知らなんだな」
「あら、レインは知ってたの?流石ねー」
「当然じゃろ」
とレインが胸を張るが、誰もその遣り取りを聞いてない様子である、
「えっと、御免ね、ソフィア、これって?」
ポカンとした自身の顔を見つめながらユーリがやっと声を出す、
「そう、鏡よ、何よ、あんたら銅鏡くらい持ってるでしょ、これはガラス鏡、どう?全然違うでしょ」
「違うどころか・・・」
「えっと、え、私の顔って、こんな色でしたっけ?」
「私よね、これ、こんなに薄汚れてるの?」
「誰よこれ、私なのかしら・・・?」
口々に自身の姿に対して懐疑的な言葉が出てくる、
「わー、ミナだー、ミナだよねー、わー、おっきー綺麗な鏡ー、すごいすごい」
ミナが立ち上がって鏡の前に陣取った、
「ほらほら、へちゃむくれー」
頬を膨らし鼻を上向けにして遊びだしたミナに、
「ちょっと、ミナ、邪魔よ」
とユーリが立ち上がり、
「そうです、ミナさん、独り占めは駄目です」
と鏡の前に一挙に人だかりができるのであった。
「うん、こういう状況になるとはびっくりだわ」
カンラカンラとソフィアは笑った、
「もう、そうなりますよ、私だってコッキーが持って来た時には・・・」
「それを言ったら、出来た瞬間の工場の人達なんか、皆して集まってきましたよ、これはやばいって思って、ブノワトさんに走ったんですから」
「そっかー、そうよねー、びっくりするよねー」
尚も笑うソフィアに、
「で、どうされるんですか?これ、一大事ですよ」
ブノワトは真面目な顔でソフィアを見る、
「どうされると言われてもねー、パッと見た感じまだまだよー」
「えっ、そうですか?」
「うん、ガラス面をより磨いて、所々に曇りがあるでしょ、それから下地とガラスの接合かしら、そこに歪みがあるように見えるのよね、下地をもっと平らで均一に仕上げなければ駄目ね」
「うわ、厳しいー、でも、仰る通りですね」
コッキーは神妙な顔で頷いた、
「だから、所々綺麗に映っている所とそうでない所があるでしょ、下地とガラスがしっかりと密着してその上でガラスが均一で、って感じなのかしら?たぶんだけど、いきなり大きいのを作ったのがいけないのかしらね、銅鏡のように手で持てるくらいから始めるべきだったわね」
「あ、そうですね、でも、大きい鏡の有用性は実証できました」
ブノワトの視線の先には鏡の前から動けなくなってしまった女性達の重なり合った背中があった、
「そうね、私も初めてガラス鏡を見たときはぶったまげたわ」
「どこで見たんです?」
「うーん、それは秘密、エルフ以上に言えない所・・・」
とソフィアは視線を逸らした、
「あー、まー、いいです、でも凄い人達もいたもんですね」
「そうですねー」
とブノワトとコッキーは驚き疲れたのか焦り疲れかすっかり脱力してしまった、
「二人共夕飯まだなんでしょ、今、用意するからちょっと待ちなさい」
「え、いや、悪いですよ」
「そうです、突然お邪魔した上に騒がせてしまって」
二人は遠慮するが、
「いいからいいから、あっちが落ち着けばスイーツの試食もあるから、ゆっくりしていきなさい」
そう言い残してソフィアはパタパタと厨房へ向かった。
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