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本編
19話 スリッパとお掃除?魔法 その1
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夕刻、エレインはオリビアを伴って新居を訪れた、仔細を話すと、
「やはり、トーラー様は兄上で、その上、しっかりした人なのですね」
静かに語り、微笑んだ、
「そうね、少し、優しくしてあげてもいいかしら」
「少しだけですか?」
「少しだけです、次はいつ会えるかも分かりませんが」
マントルピースに積もった埃を指先で拭い、フッと息を吹き掛けて埃が舞い落ちるのを眺めながらエレインは呟いた、
「そうしますと、そうですね、1階を仕事場、2階を客室、3階を生活空間としましょう」
「あら、オリビアもそう思う?」
「はい、それとこの部屋は広いので、打合せにも商品開発にも使えます」
1階の用途不明の大広間に二人は立っている、
「そうね、食堂も楽しかったけど、やっぱり専用の部屋があるとまた違ってきますわね」
「はい、楽しくなってきました」
オリビアは珍しくその心情を口にする、それから二人は2階へ上がり各部屋を確認しつつ、3階へ、夕暮れの赤い陽射しが木戸の隙間から覗く箇所を見付けると、
「これは補修が必要ですね、やはり人が住んでいないと傷みが進むのですね」
「そうね、でもその程度は問題ではありませんでしょう?」
「はい、それに家具を使えるのは僥倖です、新しく揃えるとなると大事ですし」
「まったくその通りだわ、そうだ、あなたの部屋はどうする?」
エレインの口からでた不意の質問に、
「・・・私の部屋ですか?メイドの部屋は屋根裏と決まっていますでしょうに」
と怪訝そうな顔で答えると、
「そうかしら?こちらは郷里と違って冬は厳しいですよ、それに、あなたの身は次期ライダー家当主からお預かりしましたので、下手な部屋に押し込むような事は出来ませんよ」
エレインはニコニコしながら言い放つ、
「えっと、それはどういう事でしょうか?」
オリビアは不思議そうに問う、
「えぇ、だからね、トーラーにあなたの事は預けるぞと言われましたわ、それと良い娘だからしっかりあいつの幸せについても考えてやれと仰せつかりましたわ」
「えっ、そんな・・・」
とオリビアは絶句する、
「・・・そうね、オリビア、あなたの希望を聞いてなかったわね、こういう扱いが貴族っぽくて何とも不愉快なのを忘れていたわ」
とエレインは眉根に皺を寄せ視線を落とすと、
「えーと、オリビア、私の希望を伝えるわね」
とエレインは前置きしつつオリビアを見詰めると、
「私はあなたをメイドとしてではなく、友として有能な右腕として側に居て欲しいと考えております、あなたほど優秀で真面目な人を私は知りませんもの、そうね、時々辛辣だったり頑固な所もあるけれど・・・あぁ、こういう点があれね上から言ってるみたいで嫌ね・・・でも、そうね、うん、だから・・・」
とエレインは言葉を探し、
「あなたの事は必ず幸せにするから、私の元で一緒に仕事をしましょう」
と最も単純で分かりやすい言葉をオリビアへ贈った、オリビアはその言葉を受けて顔を真っ赤に染め、視線を逸らすとハンカチを取り出して顔を埋めた、
「あらあら、どうしたの?」
エレインが心配そうに問い掛けると、
「エレイン様、それは、あれです、プロポーズの言葉のようです」
やや鼻にかかった声で何とか答える、
「そうかしら?・・・でも、確かにそうかも」
エレインもみるみるとその頬を朱に染める、
「でも、嬉しいです、はい、そうですね」
と言葉を区切り何度か深呼吸をすると、
「では、エレイン様、幼少の頃よりお世話になってきましたが、改めてお仕えできることを嬉しく思います、不出来な私ですが、お役に立てるよう尽力致します」
ハンカチから顔を上げたオリビアはエレインにそう告げて、ゆっくりと頭を下げる、
「ありがとう、オリビア、私も嬉しいです」
はいはいと何度か頷きつつオリビアは再びハンカチで顔を隠す、
「ふふ、そうなると、あなたの肩書も考えないとね、でも、あれかしら、卒業してからの方が宜しいかしら?」
「・・・そうですね、学園で学ぶ事はまだあります」
「そう・・・そっか、学園かー、私はどうしようかしら、学生の身分は結構便利なのよね、それに、ソフィアさんからはまだまだ学べそうだし、ユーリ先生達も、勿論、ジャネットさん達も得難い人達なのよね」
「はい、私もそう思います」
グズっと鼻を鳴らしてオリビアは顔を上げた、
「なら、私もオリビアと一緒に卒業する算段にしましょうか、来年の春よね?」
「はい、来春の卒業予定です」
「うん、それまでは、学園と女子寮にお世話になりましょう、あ、勿論この屋敷は商会として、それと来賓宿泊用に有効活用しましょう、そうしましょう」
明るく笑みするエレインにオリビアはうんうんと頷いた、
「さ、そうなると掃除ね、それと生活できるように揃える物もあるわね」
「はい、あ、そこで思ったのですが」
とオリビアは2階か3階に貴族用の食堂を作る事を提案する、
「あ、なるほど、確かに・・・うん、面白そうね・・・」
「はい、前回、クレオノート家の皆様を迎えたような感じですね、食器等にも拘りたいと考えておりました、必要以上に豪奢にする必要は無いと思いますが、失礼の無いような形式を構築したいとも思っておりまして」
「うん、良いわね、流石オリビアよ、これはこれで楽しくなってきたわね」
「はい、でも、その前にまずは大掃除ですね、どうでしょうメイド科の友人達に声をかけても宜しいでしょうか?従業員の二人にも、但し無料では難しいと思いますが」
「そうね、そこは任せるわ、お給金は銀貨2枚で足りるかしら?」
「それは多過ぎます、作業量しだいで考えましょう、それと・・・」
と二人は楽し気に具体的な打合せを進めるのであった。
「やはり、トーラー様は兄上で、その上、しっかりした人なのですね」
静かに語り、微笑んだ、
「そうね、少し、優しくしてあげてもいいかしら」
「少しだけですか?」
「少しだけです、次はいつ会えるかも分かりませんが」
マントルピースに積もった埃を指先で拭い、フッと息を吹き掛けて埃が舞い落ちるのを眺めながらエレインは呟いた、
「そうしますと、そうですね、1階を仕事場、2階を客室、3階を生活空間としましょう」
「あら、オリビアもそう思う?」
「はい、それとこの部屋は広いので、打合せにも商品開発にも使えます」
1階の用途不明の大広間に二人は立っている、
「そうね、食堂も楽しかったけど、やっぱり専用の部屋があるとまた違ってきますわね」
「はい、楽しくなってきました」
オリビアは珍しくその心情を口にする、それから二人は2階へ上がり各部屋を確認しつつ、3階へ、夕暮れの赤い陽射しが木戸の隙間から覗く箇所を見付けると、
「これは補修が必要ですね、やはり人が住んでいないと傷みが進むのですね」
「そうね、でもその程度は問題ではありませんでしょう?」
「はい、それに家具を使えるのは僥倖です、新しく揃えるとなると大事ですし」
「まったくその通りだわ、そうだ、あなたの部屋はどうする?」
エレインの口からでた不意の質問に、
「・・・私の部屋ですか?メイドの部屋は屋根裏と決まっていますでしょうに」
と怪訝そうな顔で答えると、
「そうかしら?こちらは郷里と違って冬は厳しいですよ、それに、あなたの身は次期ライダー家当主からお預かりしましたので、下手な部屋に押し込むような事は出来ませんよ」
エレインはニコニコしながら言い放つ、
「えっと、それはどういう事でしょうか?」
オリビアは不思議そうに問う、
「えぇ、だからね、トーラーにあなたの事は預けるぞと言われましたわ、それと良い娘だからしっかりあいつの幸せについても考えてやれと仰せつかりましたわ」
「えっ、そんな・・・」
とオリビアは絶句する、
「・・・そうね、オリビア、あなたの希望を聞いてなかったわね、こういう扱いが貴族っぽくて何とも不愉快なのを忘れていたわ」
とエレインは眉根に皺を寄せ視線を落とすと、
「えーと、オリビア、私の希望を伝えるわね」
とエレインは前置きしつつオリビアを見詰めると、
「私はあなたをメイドとしてではなく、友として有能な右腕として側に居て欲しいと考えております、あなたほど優秀で真面目な人を私は知りませんもの、そうね、時々辛辣だったり頑固な所もあるけれど・・・あぁ、こういう点があれね上から言ってるみたいで嫌ね・・・でも、そうね、うん、だから・・・」
とエレインは言葉を探し、
「あなたの事は必ず幸せにするから、私の元で一緒に仕事をしましょう」
と最も単純で分かりやすい言葉をオリビアへ贈った、オリビアはその言葉を受けて顔を真っ赤に染め、視線を逸らすとハンカチを取り出して顔を埋めた、
「あらあら、どうしたの?」
エレインが心配そうに問い掛けると、
「エレイン様、それは、あれです、プロポーズの言葉のようです」
やや鼻にかかった声で何とか答える、
「そうかしら?・・・でも、確かにそうかも」
エレインもみるみるとその頬を朱に染める、
「でも、嬉しいです、はい、そうですね」
と言葉を区切り何度か深呼吸をすると、
「では、エレイン様、幼少の頃よりお世話になってきましたが、改めてお仕えできることを嬉しく思います、不出来な私ですが、お役に立てるよう尽力致します」
ハンカチから顔を上げたオリビアはエレインにそう告げて、ゆっくりと頭を下げる、
「ありがとう、オリビア、私も嬉しいです」
はいはいと何度か頷きつつオリビアは再びハンカチで顔を隠す、
「ふふ、そうなると、あなたの肩書も考えないとね、でも、あれかしら、卒業してからの方が宜しいかしら?」
「・・・そうですね、学園で学ぶ事はまだあります」
「そう・・・そっか、学園かー、私はどうしようかしら、学生の身分は結構便利なのよね、それに、ソフィアさんからはまだまだ学べそうだし、ユーリ先生達も、勿論、ジャネットさん達も得難い人達なのよね」
「はい、私もそう思います」
グズっと鼻を鳴らしてオリビアは顔を上げた、
「なら、私もオリビアと一緒に卒業する算段にしましょうか、来年の春よね?」
「はい、来春の卒業予定です」
「うん、それまでは、学園と女子寮にお世話になりましょう、あ、勿論この屋敷は商会として、それと来賓宿泊用に有効活用しましょう、そうしましょう」
明るく笑みするエレインにオリビアはうんうんと頷いた、
「さ、そうなると掃除ね、それと生活できるように揃える物もあるわね」
「はい、あ、そこで思ったのですが」
とオリビアは2階か3階に貴族用の食堂を作る事を提案する、
「あ、なるほど、確かに・・・うん、面白そうね・・・」
「はい、前回、クレオノート家の皆様を迎えたような感じですね、食器等にも拘りたいと考えておりました、必要以上に豪奢にする必要は無いと思いますが、失礼の無いような形式を構築したいとも思っておりまして」
「うん、良いわね、流石オリビアよ、これはこれで楽しくなってきたわね」
「はい、でも、その前にまずは大掃除ですね、どうでしょうメイド科の友人達に声をかけても宜しいでしょうか?従業員の二人にも、但し無料では難しいと思いますが」
「そうね、そこは任せるわ、お給金は銀貨2枚で足りるかしら?」
「それは多過ぎます、作業量しだいで考えましょう、それと・・・」
と二人は楽し気に具体的な打合せを進めるのであった。
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