64 / 1,052
本編
10話 祭りの後、新しき友人達 その5
しおりを挟む
翌日、3階の研究室が本格稼働を始めた、助手の二人が常駐し、ユーリは転送室から学校と寮を行き来している、ソフィアにとっては通常業務としていた掃除の段取りについて、3階はどう対応しようかと思案しつつの新たな日々の始まりであった、
「すいません、ソフィアさん早速で申し訳ないのですが」
ソフィアが共用部分の掃除を終えてから、ミナとレインと共に寝藁を作成中にカトカが1階へ姿を現した、
「はいはい、なんでしょう?」
「作業中すいません、コンロの改良についてユーリ所長から打合せをするようにとの指示を受けまして、お時間がありましたらと思ったのですが・・・」
美しい眉が歪む、ソフィア達の作業に気付き、
「もしかして、私達の分ですか?」
とおずおずと訊ねた、
「そうねぇ、新しい住人さん達の分とついでに作り溜めしておこうと思って」
ソフィアは笑って作業を続ける、わかりましたとカトカは引っ込み、サビナを連れて戻ってきた、
「手伝います、なんか、申し訳なくて」
「そうね、寝藁なんて自分で作るもんでしょ」
二人は腕捲りをして作業場に入って来る、
「いいわよ、これは寮母の仕事なんだから」
ソフィアが遠慮するも、
「いけません、自分達の分は自分でやります」
そういってカトカは厳として譲らない、綺麗な顔の厳しい視線はそれだけで魅力的なのだな等とソフィアは詮無い事を考えるが、
「あぁ、こちらでしたか」
とさらに作業場の入り口にはダナが顔を出す、諸々の打合せに来ましたとソフィアに告げ、狭い土間に大人3人と子供2人の状態に、
「何をされているんです?」
と当然の質問をする、
「うーん、じゃ、カトカさん、サビナさん、申し訳ないけどお願いしますね、ミナ、レイン、ちゃんとお手伝いするのよ」
ソフィアは渋々とその場をカトカに任せた、
「任されたのじゃ」
「了解なのじゃ」
レインはソフィアのお願いに快く返答し、ミナはレインの真似をする、ソフィアが藁屑を部屋の角で落として食堂に入る頃には、作業室内は女の楽し気で愉快な声で溢れかえった、
「はい、ごめんなさいね」
ソフィアは一度厨房に入り、白湯を手にすると食堂に戻ってきた、
「いえ、こちらこそ、定期的にお邪魔する予定が全く来れなくてすいません」
食堂の席に座るダナの前に座り、白湯をダナと自分の前に置く、
「そうよね、でも、顔はちょくちょく見てたから、でも、本来の仕事での打合せってもしかして初めてかしら?」
「そうですね、申し訳ないです、他の寮の対応に追われまして、ほら、特に清掃に関する事で」
ダナはニヤリと口元だけで笑みを浮かべる、
「なによ、それ私のせいなの?」
「いえいえ、おかげで生活が改善されました、さらに各寮の予算も増やされたんですよ、どうしても人員が足りない事が発覚しまして」
「へぇー、でも、うん、分かる気がするわね、私の今の作業量だと寮生4人が丁度良い位だもの、ミナとレインに手伝ってもらってよ、これで人数が増えるとなると、手が回らない事が多くなりそうだわ」
「おっしゃる通りです、各寮の寮母さんに聞き取りしたら、殆どの寮母さんが手が回っていない状態でした、これでは、その、ゴミ屋敷になるのもしようがないかなという結果になりまして、ソフィアさんのお陰で業務改善できそうです」
「それは良かった」
「はい、それで本日の打合せなんですが」
とダナは足元の布袋から木簡を何枚か取り出して、ソフィアに見せる、食事の予算、ソフィアの給与、経費類の清算等である、
「良かった、そうよね、人が増えるから食費をどうしようかと思ってたのよ、先に予算が来ないと手出しする所だったわ」
「ですよね、すいません、ユーリ先生の件も急に決まったものですから、本来であればもっとゆっくりな対応なんでしょうけど、ぶっちゃけた話ですが、ソフィアさんなら大丈夫だろうとの学園長と事務長の判断です」
「それはまた、信頼されているのか、呆れられているのか・・・どっちもかしら?」
「どうでしょう、でも、失礼ながら悪い印象では無いと思いますよ」
「ならいいけど・・・」
ソフィアは真面目に数字を確認する、
「研究所の方々へのお酒代は含まれてないわよね」
「当然です、含まれていませんし、用意する必要もありません」
「ツマミ代も?」
「当然です」
「了解したわ、そのように対応します・・・まぁ当然よね」
ソフィアは笑顔を見せつつ、
「はい、確認しました、充分やっていけると思います」
「ありがとうございます、では、お金はこちらです、食糧費と経費類は一緒になってます、給与はこちら、確認の上各木簡にサインを下さい」
ダナは革袋を二つと石墨をソフィアの前に置く、ソフィアは二つを確認し、木簡にサインした、
「一番大事な所は以上ですね、で、何か相談事等ありましたらと思うんですが」
「色々あるんだけど、実際、どうなのかしら、学園で問題になってない?」
「何がですか?」
「私が来てからよね、その、下水道の件と屋台の件、掃除の件は上手く治まったようだからいいとしてもよ」
ダナはうーんと首を傾げつつ
「・・・そうですね、学園長と事務長の評価です、これは私も同意なのですが、少なくとも悪い影響では無いかなと、先程もいいました通り悪い印象ではないです、かといって・・・」
「手放しで喜べるものでもない?」
「そうですね、何と言うか、うーん、言って良いのか悪いのか、まぁ、言ってしまいますね、その気になれば王太子の権限で私物化できる人達という評価です、これはユーリ先生に対してもです」
「あら、はっきり言うわね」
「はい、私としてはユーリ先生もですがソフィアさんも単純に凄い人だなと思いました、なにせ屋台の商品はソフィアさんの発案と聞いています、何気に生徒達の間でも噂になってますし、下水道の件もありますし、そういった諸々を含めて、私個人はソフィアさんのファンというんでしょうか信奉者は・・・言い過ぎですかね、そういった感じです」
「それはまた、身に余る光栄だわ・・・ってこれも言い過ぎかしら」
「そうでしょうか、寮母になって一月経っていないのに、こんなに騒動を起こしているんですよ、これは凄い事ですよ」
「誉め言葉と受け取っておくわね」
ソフィアは柔らかく微笑んで白湯に手を伸ばす、
「まぁ、恐らくですがそういう評価なので、今回、上手い事ユーリ先生と一緒にしておこうという事になったのかなと」
ソフィアは口に含んだ白湯を吐き出しそうになり、何とか飲み込んだ、
「えっ、そういう事なの?」
軽くむせながら問い掛ける、
「そのようですね、これは・・・」
ダナは一際声を小さくする、
「イグレシア学部長の入れ知恵というか策謀があった様子です」
「イグレシア・・・あぁ、ユーリの上司?」
「はい、学園長も事務長も学園内の政治力は弱いようです、疎いと言った方が良いかしら、政治力が強いのは実はこの学部長でして、つまり、そういう事なのかなと・・・」
「ふーーん、でも・・・まぁいいか、なら逆に自由にやっていいのかしら・・・」
「へっ?」
「いや、実はね、やりたい事があるんだけど、予算を付けてもらえないかなって、前にユーリ経由で鉄パイプの予算回ったでしょ?」
「はい、確かに、何で処理したかな、雑費で計上したと思いますが」
「うん、あれを使ってね、さらなる生活向上を図ろうかと考えてるのよ」
ソフィアの眼がキラリと光った。
「すいません、ソフィアさん早速で申し訳ないのですが」
ソフィアが共用部分の掃除を終えてから、ミナとレインと共に寝藁を作成中にカトカが1階へ姿を現した、
「はいはい、なんでしょう?」
「作業中すいません、コンロの改良についてユーリ所長から打合せをするようにとの指示を受けまして、お時間がありましたらと思ったのですが・・・」
美しい眉が歪む、ソフィア達の作業に気付き、
「もしかして、私達の分ですか?」
とおずおずと訊ねた、
「そうねぇ、新しい住人さん達の分とついでに作り溜めしておこうと思って」
ソフィアは笑って作業を続ける、わかりましたとカトカは引っ込み、サビナを連れて戻ってきた、
「手伝います、なんか、申し訳なくて」
「そうね、寝藁なんて自分で作るもんでしょ」
二人は腕捲りをして作業場に入って来る、
「いいわよ、これは寮母の仕事なんだから」
ソフィアが遠慮するも、
「いけません、自分達の分は自分でやります」
そういってカトカは厳として譲らない、綺麗な顔の厳しい視線はそれだけで魅力的なのだな等とソフィアは詮無い事を考えるが、
「あぁ、こちらでしたか」
とさらに作業場の入り口にはダナが顔を出す、諸々の打合せに来ましたとソフィアに告げ、狭い土間に大人3人と子供2人の状態に、
「何をされているんです?」
と当然の質問をする、
「うーん、じゃ、カトカさん、サビナさん、申し訳ないけどお願いしますね、ミナ、レイン、ちゃんとお手伝いするのよ」
ソフィアは渋々とその場をカトカに任せた、
「任されたのじゃ」
「了解なのじゃ」
レインはソフィアのお願いに快く返答し、ミナはレインの真似をする、ソフィアが藁屑を部屋の角で落として食堂に入る頃には、作業室内は女の楽し気で愉快な声で溢れかえった、
「はい、ごめんなさいね」
ソフィアは一度厨房に入り、白湯を手にすると食堂に戻ってきた、
「いえ、こちらこそ、定期的にお邪魔する予定が全く来れなくてすいません」
食堂の席に座るダナの前に座り、白湯をダナと自分の前に置く、
「そうよね、でも、顔はちょくちょく見てたから、でも、本来の仕事での打合せってもしかして初めてかしら?」
「そうですね、申し訳ないです、他の寮の対応に追われまして、ほら、特に清掃に関する事で」
ダナはニヤリと口元だけで笑みを浮かべる、
「なによ、それ私のせいなの?」
「いえいえ、おかげで生活が改善されました、さらに各寮の予算も増やされたんですよ、どうしても人員が足りない事が発覚しまして」
「へぇー、でも、うん、分かる気がするわね、私の今の作業量だと寮生4人が丁度良い位だもの、ミナとレインに手伝ってもらってよ、これで人数が増えるとなると、手が回らない事が多くなりそうだわ」
「おっしゃる通りです、各寮の寮母さんに聞き取りしたら、殆どの寮母さんが手が回っていない状態でした、これでは、その、ゴミ屋敷になるのもしようがないかなという結果になりまして、ソフィアさんのお陰で業務改善できそうです」
「それは良かった」
「はい、それで本日の打合せなんですが」
とダナは足元の布袋から木簡を何枚か取り出して、ソフィアに見せる、食事の予算、ソフィアの給与、経費類の清算等である、
「良かった、そうよね、人が増えるから食費をどうしようかと思ってたのよ、先に予算が来ないと手出しする所だったわ」
「ですよね、すいません、ユーリ先生の件も急に決まったものですから、本来であればもっとゆっくりな対応なんでしょうけど、ぶっちゃけた話ですが、ソフィアさんなら大丈夫だろうとの学園長と事務長の判断です」
「それはまた、信頼されているのか、呆れられているのか・・・どっちもかしら?」
「どうでしょう、でも、失礼ながら悪い印象では無いと思いますよ」
「ならいいけど・・・」
ソフィアは真面目に数字を確認する、
「研究所の方々へのお酒代は含まれてないわよね」
「当然です、含まれていませんし、用意する必要もありません」
「ツマミ代も?」
「当然です」
「了解したわ、そのように対応します・・・まぁ当然よね」
ソフィアは笑顔を見せつつ、
「はい、確認しました、充分やっていけると思います」
「ありがとうございます、では、お金はこちらです、食糧費と経費類は一緒になってます、給与はこちら、確認の上各木簡にサインを下さい」
ダナは革袋を二つと石墨をソフィアの前に置く、ソフィアは二つを確認し、木簡にサインした、
「一番大事な所は以上ですね、で、何か相談事等ありましたらと思うんですが」
「色々あるんだけど、実際、どうなのかしら、学園で問題になってない?」
「何がですか?」
「私が来てからよね、その、下水道の件と屋台の件、掃除の件は上手く治まったようだからいいとしてもよ」
ダナはうーんと首を傾げつつ
「・・・そうですね、学園長と事務長の評価です、これは私も同意なのですが、少なくとも悪い影響では無いかなと、先程もいいました通り悪い印象ではないです、かといって・・・」
「手放しで喜べるものでもない?」
「そうですね、何と言うか、うーん、言って良いのか悪いのか、まぁ、言ってしまいますね、その気になれば王太子の権限で私物化できる人達という評価です、これはユーリ先生に対してもです」
「あら、はっきり言うわね」
「はい、私としてはユーリ先生もですがソフィアさんも単純に凄い人だなと思いました、なにせ屋台の商品はソフィアさんの発案と聞いています、何気に生徒達の間でも噂になってますし、下水道の件もありますし、そういった諸々を含めて、私個人はソフィアさんのファンというんでしょうか信奉者は・・・言い過ぎですかね、そういった感じです」
「それはまた、身に余る光栄だわ・・・ってこれも言い過ぎかしら」
「そうでしょうか、寮母になって一月経っていないのに、こんなに騒動を起こしているんですよ、これは凄い事ですよ」
「誉め言葉と受け取っておくわね」
ソフィアは柔らかく微笑んで白湯に手を伸ばす、
「まぁ、恐らくですがそういう評価なので、今回、上手い事ユーリ先生と一緒にしておこうという事になったのかなと」
ソフィアは口に含んだ白湯を吐き出しそうになり、何とか飲み込んだ、
「えっ、そういう事なの?」
軽くむせながら問い掛ける、
「そのようですね、これは・・・」
ダナは一際声を小さくする、
「イグレシア学部長の入れ知恵というか策謀があった様子です」
「イグレシア・・・あぁ、ユーリの上司?」
「はい、学園長も事務長も学園内の政治力は弱いようです、疎いと言った方が良いかしら、政治力が強いのは実はこの学部長でして、つまり、そういう事なのかなと・・・」
「ふーーん、でも・・・まぁいいか、なら逆に自由にやっていいのかしら・・・」
「へっ?」
「いや、実はね、やりたい事があるんだけど、予算を付けてもらえないかなって、前にユーリ経由で鉄パイプの予算回ったでしょ?」
「はい、確かに、何で処理したかな、雑費で計上したと思いますが」
「うん、あれを使ってね、さらなる生活向上を図ろうかと考えてるのよ」
ソフィアの眼がキラリと光った。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
異世界転移して5分で帰らされた帰宅部 帰宅魔法で現世と異世界を行ったり来たり
細波みずき
ファンタジー
異世界転移して5分で帰らされた男、赤羽。家に帰るとテレビから第4次世界大戦の発令のニュースが飛び込む。第3次すらまだですけど!?
チートスキル「帰宅」で現世と異世界を行ったり来たり!?
「帰宅」で世界を救え!
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした
せんせい
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
狂乱令嬢ニア・リストン
南野海風
ファンタジー
この時代において、最も新しき英雄の名は、これから記されることになります。
素手で魔獣を屠る、血雨を歩く者。
傷つき倒れる者を助ける、白き癒し手。
堅牢なる鎧さえ意味をなさない、騎士殺し。
ただただ死闘を求める、自殺願望者。
ほかにも暴走お嬢様、爆走天使、暴虐の姫君、破滅の舞踏、などなど。
様々な異名で呼ばれた彼女ですが、やはり一番有名なのは「狂乱令嬢」の名。
彼女の名は、これより歴史書の一ページに刻まれることになります。
英雄の名に相応しい狂乱令嬢の、華麗なる戦いの記録。
そして、望まないまでも拒む理由もなく歩を進めた、偶像の軌跡。
狂乱令嬢ニア・リストン。
彼女の物語は、とある夜から始まりました。
爆誕!異世界の歌姫~チートもヒロイン補正もないので、仕方がないから歌います~
ロゼーナ
ファンタジー
気づいたら異世界の森の中に転移していたアラサー会社員チヨリ。何かチートがあるかと期待したものの、装備はパジャマ、お金なし、自動翻訳機能なしでいきなり詰む。冷静かつ図太い性格(本人談)を存分に生かし、開き直って今日も楽しく歌をうたう。
*ほのぼの異世界生活、後にちょっと冒険。チートあり。血生臭い争いは起こりませんが、ケガや出血の描写は多少出てきます。ちびっ子や恋愛要素もあり。
*9/27追記:全編完結いたしました。応援ありがとうございました!
Cursed Heroes
コータ
ファンタジー
高校一年生の圭太は、たまにバイトに行くだけで勉強も部活もやらず一つのゲームにハマっていた。
ゲームの名前はCursed Heroes。リアルな3Dキャラクターを操作してモンスター達を倒すことにはまっていた時、アプリから一通のお知らせが届く。
「現実世界へのアップデートを開始しました!」
意味が解らないお知らせに困惑する圭太だったが、アプリ内で戦っていたモンスター達が現実の世界にも出現しなぜか命を狙われてしまう。そんな中彼を救ってくれたのは、ゲーム世界で憧れていた女ゲーマー『ルカ』だった。
突如始まってしまったリアルイベントに強引に巻き込まれ、自身も戦う羽目になってしまった圭太は、やがてゲーム内で使っていたキャラクター「アーチャー」となり、向かってくるモンスター達を倒す力を身につけていく。
彼はルカに振り回されながらも、徐々に惹かれていくが……。
学校通ってバイトに行って、ゲームをしつつモンスター退治、それとちょっとだけ恋をするかもしれない日常。圭太の不思議な新生活が始まった。
異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜
藤*鳳
ファンタジー
楽しく親子4人で生活していたある日、交通事故にあい命を落とした...はずなんだけど...??
神様の御好意により新たな世界で新たな人生を歩むことに!!!
冒険あり、魔法あり、魔物や獣人、エルフ、ドワーフなどの多種多様な人達がいる世界で親子4人とその親子を護り生活する世界最強のドラゴン達とのお話です。
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる