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本編
4話 お忍び貴族は下水道と魔法石より団子です その3
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「うーん、無理して使わないで、状況によって使いやすい道具を使うようにしましょう、それだけでも見栄えと手際が良くなるわ」
ソフィアはオリビアの前に小型のナイフを置く、オリビアが手にしているのは大振りの包丁で危なっかしい手付きで芋の皮剥きに難儀していた、
「それで、皮剥きはナイフはしっかり持って、動かさない、芋の方を廻していく、そうそう良い感じ」
オリビアは無言でソフィアの指導に従う、やはり慣れない手付きなものだから身体の節々、指先に至るまで必要以上に力が入っている様子である。
「ミナもお手伝いするー、ミナもー」
「こらこら危ないから包丁持った人の足に纏わりつかないの」
ソフィアはそう言ってオリビアの足に縋り付いたミナをそっと誘導して作業台へ導くと、
「はい、ミナはこっちね小麦粉をふるいにかけてね、硬いのが入ってると嫌でしょう?」
「うん、台持ってくる」
ミナは自分専用の足台を素早く設置し作業台のふるいを手にした、
「ソフィアこっちは終わったぞ、一応確認しておくか?」
「ありがとうレイン、今、いくわ、ミナお願いね、オリビア、ミナの方も見てやって」
ミナはやる気満々に快活な返答をするが、オリビアはまるで人形のように小首を傾げただけであった。
ソフィアはレインと共に内庭の井戸の側に掘られた大きな穴の前に立った、レインの手によって作られた下水道への新設の通路である、以前の崩落穴は畑として利用する為にそうそうに埋め戻され昨日のユーリとの打合せの上で下水道へ降りる必要性がある為穴を新設する事となったのである、
「どうじゃ、どうせ埋めるんじゃろうし、こんなもんで充分じゃろう」
レインは胸を張る、
「そうね、梯子は2つ?」
「うむ、下水道の上部までとそこから下水道の下部までじゃな」
ソフィアは端から中を伺った、
「まぁ、降りてしまえば危険は無いし、こんなもんで充分と思うけどね、アウグスタ先生も降りるのかしら、・・・お年だし・・・でもこういうの好きそうよねあの先生」
アウグスタ学園長の若い頃を思い出す、
「結界はまだ生きてるみたいだけど、どうなってるかわかる?」
ソフィアはレインの作業中殆ど無音であった事に勘付いた、
「うむ、生きとるぞ、正常に稼働中じゃ、さすがソフィアじゃな」
「ならまぁいいかしら、松明用意しておいて、うん、明日でも準備できるわね、支度に戻りましょう、レイン、面倒かけたわねありがとう、お疲れ様」
「うむ、感謝せい」
レインは満面の笑みでソフィアを見上げ二人は厨房へと引き上げた。
「ソフィアさん、すいません」
厨房の中は小麦粉の粉塵にまみれ真っ白に染まっている、その中を二つの影が蠢いておりその一つが心底すまなそうにそう言った、
「あっはっは、どうしたミナ坊、真っ白じゃのう」
「うぬー、レインうるさい」
原因は想像できるが何故こうなったかはまるで理解できずソフィアは怒りに怒れず曖昧な笑顔を浮かべてしまった、
「えぇと、そのミナさんを手伝おうとですね・・・」
「ミナが袋からー」
「はいはい、言い訳は宜しい、二人共外で落としてらっしゃい、一体どうすればこうなるの、まったくもぅ」
ソフィアは勝手口を全開に開け二つある木戸も開け放すと、
「レイン、入り口付近から風を送れる?小麦の袋を閉じてから外に掃き出しちゃって」
「ほいほい、仰せのままにじゃ」
「それで、二人して反省中なの」
「そうじゃ、間違いや失敗はしょうがないが反省は必要じゃろ」
そりゃそうねとジャネットは厨房を覗く、ミナとオリビアが神妙な顔で床掃除に励んでいる、それを背後にソフィアが忙しそうに調理を続けていた、レインは二人の監視役といった所か戸口で踏ん反りかえっている、
「あぁ、ごめんね、いろいろあってちょっと遅れるわ、エレインさんとケイスさんにも言っておいて」
ジャネットに気付いたソフィアにそう言われ、二つ返事で了承の返答を送るも、エレインとケイスは既に1階へ降りて来ていた、それぞれに厨房を覗き楽し気に食堂に引っ込んでいく。
「お茶でも・・・・って、オリビアは作業中ね、じゃ久しぶりに私が」
エレインがオリビアのティーセットに歩み寄る、その背を見てジャネットとケイスは顔を見合わせた、
「・・・エレインさん、大丈夫ですか?」
「・・・エレイン、出来るの?」
二人共に酷い内容で心配している、
「何を舐めてますの?オリビアに茶のたて方を教えたのはわたくしですのよ」
「マジで?」
「勿論ですわ、みてなさい・・・、お湯が無いわね、オリビアお湯・・・」
つい自然にオリビアを呼ぶ自身の言葉に気付いて、何やらムッとするエレイン、掃除中のオリビアがひょいっと食堂に首を出し、
「お嬢様、もう暫くお待ちください、お茶は夕食の後でお願い致します」
そう言ってひょいっと厨房へ戻った、
「まったく、調子が狂うったらありゃしない」
憮然とした表情を隠さずにいつものテーブルの定席にドカッと腰を下ろした、
「ありゃ、お茶は?」
すかさず先に席についているジャネットにからかわれる、
「だから、みてなさい、私のいれる茶は極上ですのよ」
キッと睨まれたジャネットは尚追及の手を緩めずに、
「本当ー?、ケイスどうする、茶比べしようか?」
「茶比べってなんですか?」
ケイスは素直に質問する、
「茶を同時に点ててどちらがより良いかを比べる遊びというか競技ですわ」
エレインは若干イライラしながら厨房に視線を向けて答える、
「やる?エレイン対オリビアで」
ジャネットはいよいよ楽しそうにニヤついている、
「うーん、それだと不公平というか勝負にならないような?」
「なんで?」
「だって、オリビアさんエレインさんに勝ちを譲りそうですよ」
「む、それもそうかも、ならさ、ならさ・・・」
「はい、ごめんなさいね遅れちゃって、支度できたから持っていって」
若干焦った感じのソフィアの声が食堂に響き3人はほぼ同時に腰を上げた。
ソフィアはオリビアの前に小型のナイフを置く、オリビアが手にしているのは大振りの包丁で危なっかしい手付きで芋の皮剥きに難儀していた、
「それで、皮剥きはナイフはしっかり持って、動かさない、芋の方を廻していく、そうそう良い感じ」
オリビアは無言でソフィアの指導に従う、やはり慣れない手付きなものだから身体の節々、指先に至るまで必要以上に力が入っている様子である。
「ミナもお手伝いするー、ミナもー」
「こらこら危ないから包丁持った人の足に纏わりつかないの」
ソフィアはそう言ってオリビアの足に縋り付いたミナをそっと誘導して作業台へ導くと、
「はい、ミナはこっちね小麦粉をふるいにかけてね、硬いのが入ってると嫌でしょう?」
「うん、台持ってくる」
ミナは自分専用の足台を素早く設置し作業台のふるいを手にした、
「ソフィアこっちは終わったぞ、一応確認しておくか?」
「ありがとうレイン、今、いくわ、ミナお願いね、オリビア、ミナの方も見てやって」
ミナはやる気満々に快活な返答をするが、オリビアはまるで人形のように小首を傾げただけであった。
ソフィアはレインと共に内庭の井戸の側に掘られた大きな穴の前に立った、レインの手によって作られた下水道への新設の通路である、以前の崩落穴は畑として利用する為にそうそうに埋め戻され昨日のユーリとの打合せの上で下水道へ降りる必要性がある為穴を新設する事となったのである、
「どうじゃ、どうせ埋めるんじゃろうし、こんなもんで充分じゃろう」
レインは胸を張る、
「そうね、梯子は2つ?」
「うむ、下水道の上部までとそこから下水道の下部までじゃな」
ソフィアは端から中を伺った、
「まぁ、降りてしまえば危険は無いし、こんなもんで充分と思うけどね、アウグスタ先生も降りるのかしら、・・・お年だし・・・でもこういうの好きそうよねあの先生」
アウグスタ学園長の若い頃を思い出す、
「結界はまだ生きてるみたいだけど、どうなってるかわかる?」
ソフィアはレインの作業中殆ど無音であった事に勘付いた、
「うむ、生きとるぞ、正常に稼働中じゃ、さすがソフィアじゃな」
「ならまぁいいかしら、松明用意しておいて、うん、明日でも準備できるわね、支度に戻りましょう、レイン、面倒かけたわねありがとう、お疲れ様」
「うむ、感謝せい」
レインは満面の笑みでソフィアを見上げ二人は厨房へと引き上げた。
「ソフィアさん、すいません」
厨房の中は小麦粉の粉塵にまみれ真っ白に染まっている、その中を二つの影が蠢いておりその一つが心底すまなそうにそう言った、
「あっはっは、どうしたミナ坊、真っ白じゃのう」
「うぬー、レインうるさい」
原因は想像できるが何故こうなったかはまるで理解できずソフィアは怒りに怒れず曖昧な笑顔を浮かべてしまった、
「えぇと、そのミナさんを手伝おうとですね・・・」
「ミナが袋からー」
「はいはい、言い訳は宜しい、二人共外で落としてらっしゃい、一体どうすればこうなるの、まったくもぅ」
ソフィアは勝手口を全開に開け二つある木戸も開け放すと、
「レイン、入り口付近から風を送れる?小麦の袋を閉じてから外に掃き出しちゃって」
「ほいほい、仰せのままにじゃ」
「それで、二人して反省中なの」
「そうじゃ、間違いや失敗はしょうがないが反省は必要じゃろ」
そりゃそうねとジャネットは厨房を覗く、ミナとオリビアが神妙な顔で床掃除に励んでいる、それを背後にソフィアが忙しそうに調理を続けていた、レインは二人の監視役といった所か戸口で踏ん反りかえっている、
「あぁ、ごめんね、いろいろあってちょっと遅れるわ、エレインさんとケイスさんにも言っておいて」
ジャネットに気付いたソフィアにそう言われ、二つ返事で了承の返答を送るも、エレインとケイスは既に1階へ降りて来ていた、それぞれに厨房を覗き楽し気に食堂に引っ込んでいく。
「お茶でも・・・・って、オリビアは作業中ね、じゃ久しぶりに私が」
エレインがオリビアのティーセットに歩み寄る、その背を見てジャネットとケイスは顔を見合わせた、
「・・・エレインさん、大丈夫ですか?」
「・・・エレイン、出来るの?」
二人共に酷い内容で心配している、
「何を舐めてますの?オリビアに茶のたて方を教えたのはわたくしですのよ」
「マジで?」
「勿論ですわ、みてなさい・・・、お湯が無いわね、オリビアお湯・・・」
つい自然にオリビアを呼ぶ自身の言葉に気付いて、何やらムッとするエレイン、掃除中のオリビアがひょいっと食堂に首を出し、
「お嬢様、もう暫くお待ちください、お茶は夕食の後でお願い致します」
そう言ってひょいっと厨房へ戻った、
「まったく、調子が狂うったらありゃしない」
憮然とした表情を隠さずにいつものテーブルの定席にドカッと腰を下ろした、
「ありゃ、お茶は?」
すかさず先に席についているジャネットにからかわれる、
「だから、みてなさい、私のいれる茶は極上ですのよ」
キッと睨まれたジャネットは尚追及の手を緩めずに、
「本当ー?、ケイスどうする、茶比べしようか?」
「茶比べってなんですか?」
ケイスは素直に質問する、
「茶を同時に点ててどちらがより良いかを比べる遊びというか競技ですわ」
エレインは若干イライラしながら厨房に視線を向けて答える、
「やる?エレイン対オリビアで」
ジャネットはいよいよ楽しそうにニヤついている、
「うーん、それだと不公平というか勝負にならないような?」
「なんで?」
「だって、オリビアさんエレインさんに勝ちを譲りそうですよ」
「む、それもそうかも、ならさ、ならさ・・・」
「はい、ごめんなさいね遅れちゃって、支度できたから持っていって」
若干焦った感じのソフィアの声が食堂に響き3人はほぼ同時に腰を上げた。
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