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ずっと憧れていたボクの師匠が、異世界から来た男に簡単に股を開いて、すっごく気持ちよさそうに腰を振っていました3
しおりを挟むシャル視点
「あれ?……誰もいない?」
ボクが忘れ物のクッキーを取りに訓練場に戻ると、師匠が居残り訓練をしているはずの訓練場に誰もいないことに気づく。
たしか師匠が、ユーリという少年に今日も居残り訓練をすると言っていたはずなのだが。
「おかしいなー。休憩中なのかな?」
ボクがポツリとつぶやいた言葉が、無人となった訓練場内にむなしく響いていた。
そして、ボクは無人になった訓練場という状況にいぶかしみながらも、忘れ物を取りに教官準備室へと向かうことにする。
「……っ♡……あっ♡……そこぉっ♡……っ♡……んっ♡」
……ヌチュ♡……ヌチュ♡
ボクが教官準備室に向かいドアを開けようとすると、室内からなにやら物音がするのがわかった。どうやら師匠は、教官準備室でなにかをしているらしい。
ドアを開ける前にボクが外から耳を澄まして中の様子をうかがうと、微かにシャワーの音がするのが聞こえてきた。どうやら居残り訓練をすると言っていたはずの師匠は、今は教官準備室でシャワーを浴びているようだ。
実は教官準備室には簡易シャワーが取り付けてあって、それがいつでも利用可能となっていた。
彼女がシャワールームを利用しているということは、すでに居残り訓練は終わったということだろうか?まだ居残り訓練が始まって、10分と経過していないはずだが。
ボクは居残り訓練をすると言っていたはずの師匠がシャワーを浴びているという状況に、違和感を覚えながらも教官準備室へと入室するためにドアに手をかける。
まあ、居残り訓練を受けることになったユーリという少年が、居残り訓練が始まってすぐに防御魔法を覚えたということもあるだろう。
それに、気になることは直接、師匠に聞けばいい
そう考えたボクは教官準備室に入ると、居残り訓練がどうなったのかを確認するために、シャワー中の師匠に聞こえるように大きな声で彼女に話しかけることにした。
教官準備室のシャワールームは一階の端にあり、ドアの代わりに水よけのカーテンが掛けられているだけというシンプルな作りをしている。だから、部屋の中から声をかければ、簡単にシャワー中の彼女と会話をすることができるのだ。
「師匠、いるんですかー?」
……にゅうううううん♡
「――まてっ♡――まつのじゃぁっ♡――いまぁっ♡――シャワーをぉ♡……あっ♡……浴びてるからぁっ♡――んっ♡――あっ♡……はぁぁぁぁぁんっ♡……はいっちゃったぁ♡」
……ニチュ♡……ニチュ♡
「入るもなにも、ボクは忘れ物を取りに来ただけですから、すぐに出ていきますね」
「……んっ♡……くふぅぅぅっ♡……弟子にっ♡……こえっ♡……聞こえちゃうからぁ♡……うごかすの♡……あっ♡……やめるのじゃぁっ♡……あんっ♡……はわぁぁぁっ♡」
教官準備室に入室したボクが部屋の中から師匠に声をかけると、シャワー中の師匠が慌てたような声で返事を返してくる。
魔法研究所にある自室ではボクが同室にいても平気な顔をして下着姿のまま歩き回っているのに、今日の彼女は妙に慌てていた。ガサツな師匠にしては、めずらしい態度である。
ボクがいくら注意しても、室内を下着姿で歩き回るという師匠の行為は直らなかったのであるが、どうやらここにきてようやく、彼女に乙女としての自覚が芽生えたらしい。
ボクはそんなことを考えながら、シャワー中にボクが入室してきたことに慌てている様子の師匠と会話を続けていく。
「それよりも師匠、なんで教官準備室でシャワーなんて浴びてるんですか?どうせなら宿泊施設に戻って、大浴場を利用すればいいじゃないですか。その方が、気持ちいいですよ?」
「――そ、それはぁっ♡――きゅうきょっ♡――シャワーを浴びたくっ♡……なってしまってぇぇぇ♡――んっ♡――んっ♡……まってっ♡……イっちゃうからぁっ♡……それ♡……らめぇっ♡……あっ♡……だめ♡……イクっ♡……気持ちいい♡」
シャワーの音でかき消されてしまい、うまく師匠の声が聞こえない。そんな状況の中でボクは師匠の声に耳を澄ましながら、テーブルの上に置いてある大人気ショップのクッキーを手に取った。
師匠がシャワーを浴びながら発言した最後の気持ちいいという言葉だけは微かに聞き取ることができたが、その言葉から想像するに、きっと彼女は魔法研究所にある質素なシャワールームを思い出してしまったのだろう。
豪華な大浴場でくつろいでいても、たまには質素なシャワールームでさっと熱いシャワーを浴びたくなることもある。それが人の感情というものだ。
きっと師匠も、いまはそういう気分になのだろう。ボクはシャワー中の師匠と会話を続けながら、彼女の気持ちに共感していた。
そして目的にしていたクッキーを無事に手に入れたボクは、今度こそ宿泊先の部屋へと戻ることにする。
「あった!……それじゃあ師匠、ボクは部屋に戻りますね」
「~~っ♡――っ♡――っ♡……んくぅぅぅぅぅぅっ♡~~っ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
「あれー?師匠、聞いてますー?」
しかし、ボクが退室の旨を伝えても師匠からの返事が返ってこない。そんな状況に、ボクの心に少しだけ不安がわき上がってくる。
もしかしたら、ボクとの会話中に師匠が体調不良を起こしてしまったのかもしれない。ボクの頭に、ふとそんな不安が浮かんできた。
一応、彼女の様子を確認しておいたほうがいいかもしれない。もし、本当に師匠の体調が悪くなって倒れてでもいたら大変だ。
そう考えたボクは声をかけても返事が返ってこない師匠の様子を確認するために、簡易シャワー室の前に立つ。
恥じらいのない師匠の裸体はもう見飽きている。今さら、ボクがシャワー中の師匠を見てもトラブルもなにもないだろう。
「師匠、大丈夫ですかー?」
そしてボクは師匠に声をかけながら、水の流れる音がし続けているシャワールームのカーテンを開けようと手をかけた。
「――な、なんなのじゃぁっ♡――っ♡――まてっ♡――いまはぁ♡――それをぉっ♡――っ♡――動かすなぁ♡……あっ♡……あっ♡……あっ♡」
……クチュ♡クチュ♡クチュ♡
しかし、ボクが簡易シャワールームを遮っているカーテンを開けようとすると、中からカーテンを動かすなと師匠の慌てた声が聞こえてきた。
どうやら、師匠からの返事がなかったのは体調不良ではなく、単純にシャワーの音でボクの声が聞こえなかっただけらしい。よかった。
ボクはシャワールームのカーテンを開けないように、彼女から大声で注意を受けてしまったようだ。カーテンを開けたら、シャワーの水が飛び散って借り物の室内が濡れてしまうものな。師匠は、そういうところが妙に律儀であった。
ボクはいつもの元気な師匠の声を聞いて安心すると、シャワー室のカーテン越しに彼女との会話を続けていくことにする。
「よかった。声をかけても返事がないから、心配しちゃいましたよ!」
「……はひっ♡……はひっ♡……なんれも♡……ないからぁ♡……だいじょうぶじゃぁっ♡……っ♡……ねえっ♡……クリ♡……つねっちゃっ♡……らめらってぇ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
そして今度は教官準備室にいるボクに向かって、シャワールームを隠すカーテンの隙間から顔だけを出して、師匠が直接対応をしてくれることになった。
シャワー中の彼女の頬は熱に火照ってピンク色をしており、すごくかわいい。なんだかいつもと違って今日は変な色気までも感じさせている師匠の様子に、ボクは恥ずかしくもドキドキしてしまうことになった。今日の師匠は、すごく変だ。
「――シャワールームにぃぃぃ♡……あっ♡――近よるでない♡――っ♡――はぁっ♡――はぁっ♡……そんな♡……おっきいので♡……おねがい♡……おくっ♡……突いちゃらめぇぇぇっ♡」
そしてシャワールームの中から顔だけを出した師匠が慌てて、ボクをシャワールームから離そうと声をかけてくる。
シャワールームに近づくと、なにがあるというのだろうか。そんな、いつもと違う師匠の態度に疑問を感じたボクは、それを師匠に聞いてみることにした。
「そんなこと言って師匠はいつもボクに、シャワー中に石鹸やタオルを持ってこさせてるじゃないですかー?……今日は、どうしちゃったんですか?」
「――う、うるさぁいっ♡~~っ♡~~っ♡……はぁぁぁぁぁっ♡……はぁぁぁぁぁっ♡……で、弟子の前でっ♡……これ以上ぉ♡……イかされるものかぁぁぁ♡」
そしてすごくセクシーに火照ったピンク色の頬でにらみつけながら、カーテンの隙間から顔だけを出した師匠がボクに向かってめちゃくちゃなことを言ってくる。やっぱり、今日の師匠はなにかが変だ。
「変な師匠……」
「……はぁっ♡……はぁっ♡……どうしようっ♡……これ♡……すっごい♡」
いつもの師匠なら、お前に裸を見られてもなんとも思わんと言ってガサツさを全開にしてくるものなのであるが、今日の師匠は妙な恥じらいを持っている。
「~~っ♡~~っ♡――っ♡――っ♡――っ♡」
ゾク♡ゾク♡ゾク♡
まあ、気分屋の師匠はこうしてたまにわけのわからないこだわりを見せることがあるし、あまり彼女の言動は気にしないことにしよう。
シャワー中の師匠と会話をしながらそう思考を整理したボクは、彼女に軽くあいさつをするとその場をあとにすることにした。
師匠の無事も確認したことだし、これ以上シャワー中の彼女を拘束するのも悪いものね。
「それじゃあ、師匠。ボクは先に戻っていますね」
「……あ、あぁ♡……わかったのじゃぁ♡……あっ♡……あっ♡……そこぉ♡……弱いからぁ♡……くぅぅぅぅぅぅぅぅ♡」
そして、師匠にあいさつをしたボクは、シャワールームから背を向けて歩きだす。
しかし、帰る直前になって、本来なら師匠は居残り授業をしているはずだったということを思い出したボクは、一度背を向けた体勢から振り向くと再び師匠の顔を見ながら会話を続けることにした。
「そういえば師匠、居残り訓練はどうなったんですか?」
「……はわぁぁぁぁぁぁ♡……チンポ♡……挿れられるの♡……すっごい♡……気持ちいいよぉ♡……こんなの♡……教えられちゃったらぁ♡……もうっ♡……もとに♡……戻れないのじゃぁ♡……あっ♡……あっ♡」
ボクがその場から振り返ると、一瞬だけボッーっと気持ちよさそうな顔をしている師匠の表情が目に入ってくる。しかし、ボクが振り向いたことに気がついた師匠はおどろいた様子で表情をとりつくろうと、再び慌てた様子でボクに言葉を返してきた。
「――今日はっ♡――早めにっ♡――終わらせることにしたのじゃぁっ♡――っ♡――っ♡――だからぁ♡――さっさとっ♡――イクのじゃぁぁぁっ♡」
なんだか、さっきからボクの心に妙な違和感と焦りを感じるが、その正体がボクにはわからなかった。
なぜか今日は、もっと彼女の顔を見ていたいといった思考がボクの頭にでてくる。それくらいに、今日の師匠の様子はすごく色気が感じられてセクシーだった。
でも、さすがにこれ以上、教官準備室に滞在するのは失礼だろう。ボクは退出を急かしてくる師匠の言葉に従うと、すぐに室内から退室することにする。
「それじゃあ師匠、また後で」
「……う、うむっ♡……わたしもシャワーを浴びたらっ♡……すぐに♡……イクっ♡……からのぉ♡」
そしてボクは師匠に声をかけて教官準備室をあとにすると、クッキーを小脇に抱えて宿泊先の部屋へと戻ることにした。
「……さっさとイクってっ♡……そういう意味じゃ♡……ないのじゃぁぁぁ♡~~っ♡~~っ♡~~っ♡……あっ♡……わらひ♡……弟子の目の前で♡……すっごいの♡……中に♡……出されちゃったぁ♡……これ♡……らめらぁ♡……もう♡……がまんれきない♡……っ♡……っ♡……っ♡……イクぅ♡」
ビクン♡ビクン♡
「……あっ♡……あっ♡……あっ♡……イッてるのに♡……おくぅ♡……突いちゃ♡……らめぇ♡……え?……弟子の前でイッたから♡……これから罰としてパイパンにする?……待つのじゃぁ♡……それでは♡……わたしの威厳がぁ♡……あっ♡……あっ♡」
教官準備室を出るときに、後ろから微かに師匠の声が聞こえた気がしたがきっと気のせいだろう。
「それにしても、今日の師匠は妙にかわいかったなー。いつもあんな調子でいるのなら、きっと師匠のことを色々な男の人が放っておかないんだろうなー」
ピンク色に火照った師匠の小柄なかわいい顔を思い出して、ボクはそんなことを思う。
でも、なんだか師匠と会話をしてから、ボクの心には言いようのない不安感がモヤモヤと残り続けていた。そして、その不安な気持ちを感じる理由がボクには見当がつかない。こんなこと、初めての経験だった。
「さて、部屋に戻ったら紅茶を用意して、クッキーを楽しみますか!」
宿泊先に戻るために城内を歩きながら、ボクは不安な気持ちを切り替えるために独り言をつぶやく。
そうしてボクは変な焦りを感じている気分を押さえつけるかのようにして明るい気持ちを無理やり作り出すと、部屋に戻って差し入れのクッキーを楽しむことにした。
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