寝取りチンポ vs 異世界【邪神によって異世界に送り込まれた俺に与えられたスキルが寝取りチンポだった件】

第三世界(うたかたとわ)

文字の大きさ
上 下
110 / 155

ずっと憧れていたボクの師匠が、異世界から来た男に簡単に股を開いて、すっごく気持ちよさそうに腰を振っていました2

しおりを挟む
 
 シャル視点


 ボクと師匠が勇者たちに魔法を教え始めて、3日が経った。


 最初は魔法に無知だった勇者たちであるが、ボクと師匠が魔法について訓練を始める彼らはあっという間に、一般的な魔法使いでは太刀打ちできないくらいの熟練した実力を見せることになる。


 イメージ力がものを言う魔法の行使に関して、異世界人はこの世界の人間にはない突飛で天才的なことをいくつも思いつくと言われているが、実際の現場に居合わせるのは始めてであった。


 こうして魔法や知識に対して突飛な才能をみせることが、異世界召喚を様々な国がおこなう理由でもある。


 今回、ボクと師匠が指導をした勇者たちも、ゲーム?とやらの必殺技と称して様々なオリジナル魔法を作り合っていた。


 魔法を習い始めてたった数日でオリジナル魔法をいくつも製作してしまうなど、まさに前代未聞のできごとである。それくらいに、勇者たちの才能は凄まじかった。


 しかし、魔法に関しては天才的な才能を見せる勇者たちであるが、ひとつだけ困ることがある。それは、彼らの素行だ。


「ロクサーシャ先生。エッチしようぜー。そうだ。シャルも参加して、俺と3Pしようよ!」


 なんと勇者たちの多くが色を好み、訓練の時間が終わると、あろうことが世界中の魔法使いが畏怖する対象である師匠を卑猥な行為へと誘ってくるのだ。


 さらには師匠だけではなく、勇者たちはボクまでも気軽に部屋に誘う始末である。勇者たちは色を好むと帝国側から事前に聞いていたが、まさかこれほどまでとは。


 ボクはそんな彼らの信じられないような蛮行にめまいをしながら、いつものように、大声で彼らに抗議の言葉を伝えていく。


「ふ、ふざけるな!師匠とボクを、そんなことに誘うんじゃない!」


 こうして、ゲスな勇者が師匠を卑猥なおこないへと誘う行為は、もはや日常茶飯事となっていた。そのたびにボクが、盾となって彼らを大声で追い返している。


 まったく。勇者たちの倫理観は、どうなっているのだろう。


 ちなみに、ずっと魔法の道に打ち込んできた師匠は、男性経験がないとの噂だ。


 その噂に関して真実を聞こうとすると、文字通り師匠から魔法でカミナリを落とされるため、真偽は確かめられずにいるのではあるが。


 まあ、魔法のことばかり考えていて、まったく男っ気がない師匠だ。もしかしたら、その噂は本当なのかもしれない。


「師匠はまた、今から居残り授業ですか?」


「う、うむ。で、できの悪い生徒が一人、いるのでなぁ……」


 そして、今日の指導が終わり訓練場から帰っていく勇者たちを見送りながら、ボクは師匠に質問をする。


 実は異世界からやってきた勇者たちはいずれも天才的な魔法使いなのであるが、一人だけ例外が存在するのだ。


 彼はDランク勇者と認定されたユーリという少年で、魔法を使った模擬戦で他の勇者にコテンパンにやられるなど、かわいそうな扱いを受けていた。


 それを見かねた師匠が、彼に身を守る防御魔法を教えようと初日に居残り授業を受けさせたのだが、どうやら彼は魔法の覚えが悪いらしく、訓練が3日目になってもまだその居残り授業が続いているようなのだ。


「師匠、本当に、ボクがお手伝いをしなくて大丈夫なんですか?」


「うむ。だ、大丈夫じゃから、お主は先に部屋に帰るのじゃ」


 それに、本来なら弟子であるボクが師匠のお手伝いをしなくてはならないが、なぜか居残り授業に関して彼女は絶対にお手伝いをさせてくれない。不思議なものである。


 生徒の覚えが悪いのなら師匠が教えるのではなくボクが指導を代わろうかとも聞いてみたが、彼女は絶対に首を縦には振らなかった。


 弟子のボクにはわからない、勇者に関する何かしらの秘密があるだろうのか。そんなことを考えながら、ボクは師匠より先に宿泊先の部屋へと帰っていくことにする。


「あ、忘れ物しちゃった!」


 しかし部屋へと帰る途中になって、ボクは訓練場に忘れ物をしたことに気がついた。


 実は今日、勇者が訓練する様子を視察に来た王族から、差し入れとしてクッキーをいただいたのだ。しかもあれは帝都でも大人気店の商品で、滅多に手に入らないような代物である。


 勇者たちへの訓練が終わったら部屋で食べようと楽しみにしていたのであるが、師匠の居残り訓練のことが気になってすっかり忘れてしまっていた。


「あーあ。ボクって、まぬけだなー。まあついでだし、師匠がしている居残り訓練の様子でものぞいてみようかな」


 そしてボクは、教官準備室に置き忘れた差し入れのクッキーを取りに戻るために来た道を引き返す。


 師匠は今ごろ、何をしているのかな。訓練場へ続く道を歩きながら、ボクはそんな事を考えていた。


しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?

夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。 気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。 落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。 彼らはこの世界の神。 キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。 ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。 「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜

夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。 不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。 その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。 彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。 異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!? *小説家になろうでも公開しております。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...