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ずっと憧れていたボクの師匠が、異世界から来た男に簡単に股を開いて、すっごく気持ちよさそうに腰を振っていました1
しおりを挟むシャル視点
ボクの名前はシャル。一流の魔道士を目指して、師匠の元で修業を続ける16歳の魔法使いだ。
「シャル、そろそろ出発するのじゃぞ」
そして今、ボクに向かって声をかけているのが師匠のロクサーシャさん。
ボクの師匠は絹のようにきれいでやわらかい金色の髪に、青く澄んだ瞳を持つ見た目はかわいい女の子だ。
でも、身長140センチメートルほどの小さな体に、プルプルのEカップな巨乳をぶら下げる少女姿の彼女の見た目に騙されて、痛い目にあう男は非常に多い。
実年齢140歳であるロクサーシャ師匠を見た目通り幼い子供のように扱うと、彼女からの痛いおしおきが待っていた。
そんな師匠がいつまでも若々しい見た目を保つことができる理由には、彼女が持つ緻密な魔力コントロール技術にある。
魔力によって大抵の現象を起こすことができるこの世界では、魔力コントロールを極めると年を取ることなく長寿が可能になるのだ。
つまり、ロクサーシャ師匠は彼女が魔力のコントロールを極めた15歳の頃の見た目から100年間以上も、その若い外見をキープしているのである。
師匠ほどに魔力を自在に扱える人物は、長い歴史の中にも数人ほどしか存在しない。
ボクはそんな偉大な師匠に弟子入りして、魔法の修行をさせもらっているというわけだ。
「師匠。それでは帝都へと向かいましょう」
「はあ、それにしても、めんどくさいのぅ……」
そしてボクたちは現在、ボクたちが普段住む魔法研究都市から、ガスター帝国の帝都に向けて旅をしている。
理由は、師匠が所長を務める帝国魔法研究所に、帝国上層部からの手紙が届いたからだ。
その手紙には、帝国が世界を救うために勇者を召喚したため、まだ未熟な勇者たちに魔法の指導をしてほしいと書いてあった。
そんなわずらわしいことは別の人員にやらせてほしいものであるが、異世界召喚とやらに熱を入れ込む帝国政府は、帝国内に住んでいる魔法師の中で一番の実力者であるロクサーシャ師匠を名指しで指名していた。
世界を救うという大義名分をかざした公的な指令書を無視してしまうと、ガスター帝国の税金を湯水のように利用して魔法に関する研究を続けている今の環境を失ってしまうと、師匠は渋々と帝都に向かうことにしたようだ。
「師匠。そろそろ、帝都に到着します」
「うむ。異世界から来たという勇者たちは、どんな若者たちなのかのう……」
そして帝都にたどり着いたボクたちは、勇者たちに魔法の指導をするために王城内へと入場していく。
「師匠、なかなか豪華ですね」
「うむ。これだけは、役得なのじゃ!」
そんなボクたちが最初に案内されたのは、王城内に用意された宿泊先の施設だ。
勇者たちに魔法を教える期間中は他国への情報流出を防ぐために、ボクと師匠は王城内に用意された宿泊施設を利用することになっていた。
普段寝泊まりをしている帝国魔法研究所にある質素な部屋と違って、豪華な王城内に宿泊できるという待遇に、ボクと師匠は歓喜の声をあげる。
ふかふかのベッドに、座りやすいソファー。そしていつでも利用可能な豪華な食事。そんないたれりつくせりの環境に、ボクと師匠は喜びながら会話をしていた。
「それでは師匠。ボクは自分の部屋も確かめてきます」
「うむ。しばらくしたら、また合流しよう」
さらに嬉しいことに、今回宿泊する王城内の部屋は相部屋ではなく、弟子であるボクにも個室が用意されているのだ。
ボクは自分の部屋の様子を確認している師匠に声をかけると、ボクのために用意された部屋へと向かうことにした。
「うわ!ボクの部屋も、すごい豪華だ!」
そしてボク専用の宿泊先として案内された部屋の中でも、ボクはその豪華さに驚くことになる。
「ふえー。このソファー、気持ちいいー」
幸いなことにも、勇者たちに教鞭をとるのは明日からだ。今日は魔法の修行と研究に忙しい日常生活から離れて、少しのんびりとした休息をしよう。
ボクは帝国から用意された宿泊先の豪華な部屋のソファーでくつろぎながら、そんなことを考えていた。
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