寝取りチンポ vs 異世界【邪神によって異世界に送り込まれた俺に与えられたスキルが寝取りチンポだった件】

第三世界(うたかたとわ)

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エミリアの故郷

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「あー!この村も久しぶりだな~」


俺達は今、エミリアの故郷の村に立ち寄っている。旅の途中に近くを通ったため、エミリアの一時帰省をすることになったのだ


森の中を奥深くにまで進んだ先にあるエミリアが生まれ育った村は、木でできた外壁に囲まれたのどかな村だった


「基本的には穏やかな村だけど、一部の人はエルフ至上主義を掲げていて外から来た人間をよく思わないエルフもいるから、それには注意して」


村への入り口でエミリアにそう頼まれる。まあどこにでもそういう奴はいるよな。俺たちはエミリアの顔見知りであろう門番に挨拶をすると、すんなりと村の中に通される。エミリアが生まれ育った村の見た目は、典型的なファンタジー世界のエルフの村だった


「ふん!人間風情がエルフの村に何しに来た!」


エミリアの実家に向かう際に、俺達はさっそくエルフ至上主義者に絡まれてしまう。俺たちに絡んできたのは、金髪の長い髪をツインテールにした褐色肌で身長140センチくらいの見事なツルペタっ子だ。彼女の瞳は右が青色、左側が金色というオッドアイである


「こら!ターニャちゃん!そういうことは言っちゃダメだよ」


俺たちに絡んできたのは、どうやらエミリアの知り合いらしい。お姉さんの顔になったエミリアが、その女の子に注意をしている。エミリアに注意をされたターニャという女の子は、ニヤけた勝ち気なツリ目で俺たちをバカにしていた


「エミリアお姉ちゃんも劣った存在の人間なんかと付き合ってると、エルフ族としてのランクが落ちちゃうよ~」


見事なマウンティングだ。ニヤニヤと見下した態度で、ターニャが俺たちをバカにしてくる


「ターニャちゃん!」


「あれ~?ちょっと冗談を言っただけなのにエミリアお姉ちゃんは本気にしちゃった?でもまぁ、弱い人族のことを思ってアドバイスをしてあげたんだから、感謝してよね~」


俺たちのことをバカにされたエミリアが怒ると、ターニャはヘラヘラと笑って受け流してしまう。なんか、すっごいメスガキだな。こいつ


「ターニャちゃん。私が村を出る前はそんなんじゃなかったのに……。どうしちゃったの……?」


「お!ターニャ!何、雑魚人間なんかと話してるんだよ?」


俺たちが会話をしていると、そこに男のエルフが割り込んでくる。三人組の金髪エルフだ。その男達がニヤニヤしながら俺たちに近づいてくるのを見ると、ターニャは嬉しそうな顔になってその男たちに駆け寄って行った


「ダーリン♡」


「おいおいターニャ。よせよ」


男たちの中でリーダー格であろう男にターニャが駆け寄ると、ターニャはその男に抱きついた。そしてそのまま、二人はイチャイチャとし始める。何だこれ?


「アラン。あなたね!ターニャにおかしなことを吹き込んだのは!」


「は~?俺はターニャにこの世の真実を教えてあげただけだけど~。お前、バカだな~」


「そうよ!アランはすっごい物知りなんだから!」


いるよね。こういう奴。どうでもいいや。俺たちは何だかよく分からない口喧嘩を終えた後に気を取り直すと、再びエミリアの実家を目指す


その道中でエミリアに聞いたのは、ターニャは千年に一度の魔術の天才らしい。褐色の肌にオッドアイという見た目が、エルフ族にとって高い魔術への素養を示す身体的特徴になるとエミリアが教えてくれた


そしてそのターニャとイチャイチャしていたアランという男はこの村の副村長の息子で、エルフ至上主義を掲げているこの村を排他的にしようとするエルフのうちの一人なのだそうだ


多分、ターニャの高い魔術的素養を目当てにしたアランが彼女にあることないことを吹き込んだのだろうとエミリアは語っていた。まだ140歳と年齢が若いターニャは、そのままアランの言葉を鵜呑みにしてしまったのだろうとのことだ


「着いた!ここが私の実家よ!」


そんな会話をしているうちに、俺達はエミリアの実家へとたどり着く

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