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腹ごしらえ
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「なあジャンヌ。ギルドに行く前に、腹ごしらえをしないか?」
冒険者ギルドへの道中で、俺はジャンヌにそう提案をする。朝から二発ほどセックスをして、正直腹が減った
「ああ。少し早いが、私の行きつけの食堂に行こう。今なら空いてるから逆にいいかもしれん」
了承の意を示したジャンヌに案内され、俺たちは食堂へと向かう。しばらく大通りを進むと、カーン食堂という看板のある建物に着いた
「いらっしゃいませ!」
食堂の中に入ると、肩までの茶髪に青い瞳のメチャクチャに可愛い女の子が出迎えてくれる。愛嬌のある顔立ちと頬にそばかすが残る純朴そうな雰囲気が、彼女の魅力を大きくしていた
「やあアンナ!君はいつもカワイイな!」
少女の名前はアンナというらしい。アンナと会話をしているジャンヌの顔はデレデレだ。どうやらジャンヌは色んな女の子に粉をかけているらしいな
「紹介しよう。友人のユーリだ。」
「俺はユーリって言います。よろしく!」
「えっと、よろしくおねがいします!」
そばかすと愛嬌のある顔立ちで、アンナちゃんがニッコリと笑う。これはヤバい。俺までデレデレになってしまいそうな破壊力だ
「ご注文は何にしますか?」
アンナちゃんに注文を聞かれる
「私は今日のランチセットにしよう。ユーリはどうする?」
「俺も今日のランチセットで」
何があるか分からないから、とりあえずジャンヌと同じ物を頼む。日替わりランチというやつだ
今日のメニューは鶏肉のステーキとパンだった。めちゃくちゃに美味い。これで銅貨5枚は安いな。頻繁に通おう
昼食を取りながらジャンヌに、アンナちゃんについて教えてもらう。というかジャンヌが勝手に喋りだした。アンナちゃんは俺と同じ15歳で、今年成人になったばかりらしい。ファーストの街のあるイストリア王国では、子供は15歳で成人になるようだ
アンナちゃんは幼馴染のトム君と最近、いい感じなんだそうだ。周りから見てもお似合いで、付き合うまでそう時間は掛からないだろうと、ジャンヌは悔しそうに教えてくれた
「そういえば、ユーリは武器は何を使うんだ?剣か?それとも魔術師なのか?」
会話の中でジャンヌに尋ねられる。冒険者になるにあたって、何で戦うかを決めていなかったな。とりあえず無難な剣にしておくか
「俺は剣を使う。でも剣を持っていない」
「ならば冒険者ギルドに行く前に、私の行きつけの工房に案内しようか?何ならお金も用立てるが?」
ジャンヌがニヤリとしながら俺に尋ねる。ここで彼女にお金を借りると攻守が逆転してしまうな。M男ルートを目指すならそれもありだが、今回はやめておこう
それに俺は絶対に女からお金を借りたくない。セックスをする時に困るからな
「手持ちならあるから大丈夫だ。案内してくれるか?」
「分かった。昼食を食べ終わったら行こうか」
料理を食べ終わると、アンナちゃんに挨拶をした俺たちは工房へと向かうことにした
冒険者ギルドへの道中で、俺はジャンヌにそう提案をする。朝から二発ほどセックスをして、正直腹が減った
「ああ。少し早いが、私の行きつけの食堂に行こう。今なら空いてるから逆にいいかもしれん」
了承の意を示したジャンヌに案内され、俺たちは食堂へと向かう。しばらく大通りを進むと、カーン食堂という看板のある建物に着いた
「いらっしゃいませ!」
食堂の中に入ると、肩までの茶髪に青い瞳のメチャクチャに可愛い女の子が出迎えてくれる。愛嬌のある顔立ちと頬にそばかすが残る純朴そうな雰囲気が、彼女の魅力を大きくしていた
「やあアンナ!君はいつもカワイイな!」
少女の名前はアンナというらしい。アンナと会話をしているジャンヌの顔はデレデレだ。どうやらジャンヌは色んな女の子に粉をかけているらしいな
「紹介しよう。友人のユーリだ。」
「俺はユーリって言います。よろしく!」
「えっと、よろしくおねがいします!」
そばかすと愛嬌のある顔立ちで、アンナちゃんがニッコリと笑う。これはヤバい。俺までデレデレになってしまいそうな破壊力だ
「ご注文は何にしますか?」
アンナちゃんに注文を聞かれる
「私は今日のランチセットにしよう。ユーリはどうする?」
「俺も今日のランチセットで」
何があるか分からないから、とりあえずジャンヌと同じ物を頼む。日替わりランチというやつだ
今日のメニューは鶏肉のステーキとパンだった。めちゃくちゃに美味い。これで銅貨5枚は安いな。頻繁に通おう
昼食を取りながらジャンヌに、アンナちゃんについて教えてもらう。というかジャンヌが勝手に喋りだした。アンナちゃんは俺と同じ15歳で、今年成人になったばかりらしい。ファーストの街のあるイストリア王国では、子供は15歳で成人になるようだ
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会話の中でジャンヌに尋ねられる。冒険者になるにあたって、何で戦うかを決めていなかったな。とりあえず無難な剣にしておくか
「俺は剣を使う。でも剣を持っていない」
「ならば冒険者ギルドに行く前に、私の行きつけの工房に案内しようか?何ならお金も用立てるが?」
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それに俺は絶対に女からお金を借りたくない。セックスをする時に困るからな
「手持ちならあるから大丈夫だ。案内してくれるか?」
「分かった。昼食を食べ終わったら行こうか」
料理を食べ終わると、アンナちゃんに挨拶をした俺たちは工房へと向かうことにした
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