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ステータス割り振り
しおりを挟むさて早速ステータスを割り振っていくとするか。名前も自由に決めれるらしい。名前はユーリとでもしようか。向こうの世界に未練はないし、心機一転だな!
ステータスボードを見ると、ステータス表が現れる。
HP 100
MP 100
力 5
体力 5
器用さ 5
素早さ 5
魔力 5
精神 5
これが異世界の一般的な大人のステータスらしい。ここからステータスを振っていくようだ。次にスキル欄を確認する
スキル
異世界言語 アイテムボックス 寝取りチンポ
スキルの欄には、こう書いてあった
「さて、ポイントを割り振るか……」
スキル表にあるおかしな文字は無視して、俺は試しにステータスにポイントを割り振ってみる。どうやら1ポイントで各ステータスが1、HP、MPは100ずつ増やせるらしい
容姿も変えられるのか……
容姿も自由に変えれるらしい。性別すら変更可能だ。まるでRPGゲームのようだ。今現在は、15歳位の俺の姿になっている。若返りもしてくれるようだ
獲得可能スキルも見てみる。剣術、槍術などの武器スキルや、火魔法、水魔法の魔法スキル。錬金術、調合などの生産スキルが、各20ポイントで獲得できるようだ。スキルのレベルアップにも20ポイント必要になるらしい
スキルレベルは1で駆け出し、2でビギナー、3で一人前、4でベテラン、5で実力者、というように向こうでは評価されるらしい。注意欄に書いてある。最高は10のようだ
一つのスキルにすべてを注ぎ込んで実力者クラスから始めるのか、各スキルをバランスよくとって、自分で実力を上げていくか、バランスが大切なようだ
さらにはバフやデバフなどの補助魔法や、鑑定、料理などの補助スキル、剣の才能や、魔法の才能など成長率をあげるスキルもあり、正直悩む
しかし、レベルアップ以外にもダンジョンポイントを使うことでも割り振りポイントが獲得できるということが注意事項として書いてあった。どうやらこれは、ゲームのスタートと同じのようだ
俺がうんうん唸りながら悩んでいると、邪神が俺に声をかける
「私も忙しい身でな、ここからはお前一人でやってくれ。ステータスを割り振り終わったら、そこの扉に入れば異世界に行ける」
「はい。分かりました」
「ダンジョンを作りたい場所は、異世界に行ってから自分で見つけてくれ。最初に降り立った地でも良いし、世界中を旅して決めても良い。ダンジョン同士の縄張り争いや、他のマスターとの兼ね合いもあるからよく考えろ」
「ダンジョンを作るにはどうすればいいのですか?」
「アイテムボックスにダンジョンコアを入れておくから、ダンジョンを作りたい場所でダンジョンコアを使えばいい。ちなみにダンジョンコアを使うまで、貴様は生身の人間だから気をつけろ」
「ダンジョンコアを使うとどうなるのですか?」
「貴様の種族がダンジョンマスターになり、寿命がなくなる。それまでは人間だから老いるし、年を取れば死ぬ。まあダンジョンマスターにならずに、人間のまま寿命をまっとうする者もおるが、それは貴様の好きにしろ」
「分かりました」
「ダンジョンマスターになる前に、魔物によって殺されたり、人間同士のいざこざで死ぬ者もいるから十分に注意しろ」
「ありがとうございます」
「うむ。何かあったら邪神像に祈れ」
そう言うと邪神は去っていった。存分に考えたい俺は、要らぬ気苦労をせずに済むことに内心喜ぶ
「さて、とりあえずステータスボードを最後まで確認してみるか」
時間を掛けてステータスボードを隅々まで観察していると、一番下に管理者専用ページという隠し項目を見つける。ステータスボードを指で長押ししてからドラッグすると、リンクを踏める隠し文字が現れるという古の仕様だ
「とりあえず、適当にパスワードを入れてみるか……」
いわゆる初期設定とされるパスワードや、思いつく限りのパスワードを片っ端から入れてみる。するとあっけなく、パスワードを突破することが出来てしまった
「すげえ……」
管理者専用の隠しページに入ると、獲得可能隠しスキルという一覧が現れた。俺が獲得したような変なスキルもたくさんある。その中で俺は最高のスキルを見つけた
異世界スターターセット
生産マスター、武術マスター、魔術マスター、盗賊マスター
現代物資調達のスキル
異世界辞典スキル
このスキル達がスターターセットとしてまとめて100ポイントで取れるようになっているのだ。俺は速攻でそれらを獲得し、邪神にバレる前に異世界に旅立つことにした
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