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48. どこまでも本気だけど
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*****
「ん……ここは?」
琴子が目を覚ますと、レースのカーテン越しに柔らかな光が差し込んでいた。白みがかった光の加減から察するに、どうやらいまは朝らしい。
……朝?
あれ、さっきまで夜だったはず。
年度末の大納会で社長が挨拶して、それから……。
琴子はいまの状況に至る経緯を思い出そうと順を追っていったが、社長が自分のところに近づいてきた辺りからの記憶が曖昧だ。
琴子が頭を抱えていると、
「起きたか?」
聞き覚えのある声がした。ドアを開けて入ってきたのは――
「……サクちゃん?」
「お」
琴子が無意識にそう呼ぶと、鴻上はなぜか嬉しそうに顔を綻ばせた。
「大丈夫か、体調のほうは」
鴻上が穏やかに微笑みながら尋ねてくる。
そのままベッドサイドまで近づいてくると、膝をついて琴子の顔を見つめた。
琴子は身体を起こして目を擦った。
ふと自分の身体に目をやると、見たことのない男物のパジャマを着せられている。前開きで大きめの白いボタンが付いているタイプだ。鴻上のものなのだろう、琴子には大きすぎて、いちばん上のボタンまでしっかりと留めてあるにも関わらず、鎖骨が見えるくらい胸元が開いていた。
「このパジャマ……」
「あぁ。なんかぴっちりしたブラウス着ててそのまんまじゃ寝苦しいかなと思って、適当に着替えさせた」
「そうだったんですか。それはどうもお手数をおかけして……」
琴子の頭はまだ完全に覚醒していなかったが、それでも鴻上に大変な迷惑をかけたらしいことはわかったので、とりあえず素直に頭を下げて礼を言っておく。
きょろきょろと周りの景色を確認してみると、たしかに自分の家ではなかった。
室内には琴子がいま横たわっているベッドと、小型のサイドテーブルが置かれている。主だった家具はそれぐらいしかない小ざっぱりとした寝室だ。壁際に備え付けられたクローゼットは半分ほど戸が開いていて、中にはハンガーに掛けられたスーツが何着か並んでいる。
「えーと、あの……なにがどうなって私は課長のお宅で寝ていたのでしょうか?」
「あー……残念。正気に戻ったか」
「え?」
「いや、なんでもない。それより昨日のことは覚えてないのか? 倒れたことも?」
「……はい。あんまり覚えてないです。スミマセン」
「いや、謝らなくてもいい。こっちも体調が悪そうなことには気づいてたんだし、もっと早く帰せばよかったな。もしどこか悪いんだったら、病院に行ったほうがいい。しんどいなら車で送ってやるから。土曜日だし、早めに行かないとな」
「ありがとうございます、何から何まで……」
鴻上のやさしさがじんわりと心に染みる。
そういえば、この人はいつもそうだ。琴子が弱っているときにやさしくしてくれる。手を差し伸べてくれる。琴子の欲しいものを与えてくれる。
他人が弱っているときにやさしくするのは反則だ、と琴子は思う。だっていま急速に鴻上への好感度が上昇してしまったではないか。
「ごはん作ったけど、食べられるか?」
「……いただきます」
なんて卑怯なんだ、この人は……!
琴子は完敗した。
この上、ごはんの用意まで出してくれるなんて。実はお腹がぺこぺこだったのだ。
琴子はベッドから出ると、自分がパジャマ一枚しか纏っておらず、下を履いてないことに気がついた。いや、さすがにパンツは履いてたけど。……脱がせすぎじゃないか、これ。
「だってスカートが皺になるといけないだろ?」
鴻上に軽く論破され、琴子は「それもそうか」と納得せざるを得なかった。それに鴻上のパジャマは大きくて、上一枚でも「ちょっと丈の短いワンピース」ぐらいの感じになっており、それほど露出が多いというわけでもない。
そもそも今さら恥ずかしがるような相手でもなかった。過去にはお互いに素っ裸で一緒に風呂にも入ったことがあるくらいだ。
「悪いな。簡単なもんしか作れなくて」
そう言って鴻上が琴子にふるまったのはうどんだった。
「わぁ、美味しそう」
琴子は心から歓声をあげた。
出来たてのうどんからは白い湯気がゆらゆらと漂っていて、なんとも食欲をそそられる。透きとおった黄金色の出汁にツルツルの麺、トッピングにはネギと玉子、そして梅干しが添えられていて、見た目にも綺麗だ。
「……うん、美味しい。お出汁が薄味でちょうどいいです」
「それは良かった。体調不良のときは消化のいいものを食べてよく眠るのがいちばんだからな」
鴻上はそう言うと、琴子が美味しそうにうどんを啜る姿を満足そうに眺めた。
「課長、料理上手なんですね。そういえば、お弁当も自分で作ってるって言ってましたっけ」
「まぁな。でも弁当は冷食詰め込んでるだけだし、忙しいときは外食するときもあるし。咲坂さんもあんまり無理するなよ。ツラいときは、ほどほどに手を抜くように」
鴻上の上司らしい物言いに、琴子は大人しく「はい」と頷く。
そんな琴子を鴻上はしばらく神妙な面持ちで見つめていたが、
「……昨日さ、社長になんて言おうとしたんだ? ごめんなさい、って言ってるように聞こえたんだけど」
鴻上は言いづらそうに口を開いた。
「正直、あまりちゃんと考えてなかったんですけど……でも、直人くんとは結婚できないことを伝えなくちゃ、とは思ってました。たぶん、直人くんの口からは言えないだろうから……」
琴子は、もうほとんど残っていないうどんの丼に目を落としながら答える。
「まぁそうだよな。でも思うんだけどさ……社長はもしかしたら気づいてるのかもしれない。小田桐さんが……女性に興味ないこと」
「え。……まさか」
琴子が目を見開くと、
「いやいや、小田桐社長はああ見えても一代でパウロをここまで大きくした人だからな。そりゃ普通より人を見る目だって肥えてるだろうし、洞察力だって優れてると思うぞ」
鴻上が力強く持論を述べた。
「小田桐のおじさんが気づいてるかもしれない……? そっか、だから私との結婚を強引にでも進めようとしたのかもしれませんね……」
琴子の推測に、鴻上は「そうかもな」と同意する。
「……直人くんが幸せになれるんならいいですけど」
「けど?」
「その相手が新堂くんっていうのがまだちょっと……受け入れられないですね。別に彼が男だからってわけではないんです。ただなんとなく……。なんかイヤです」
「サキちゃんはまだ小田桐さんと新堂がふたりでいるところ見たことないんじゃないか? 見たらわかる。見たらきっと……諦めがつく」
鴻上の弁に琴子は唇を尖らせた。ついつい不服そうな顔をしてしまう。
「まぁ誰が相手でも気に食わないと思うよ。受け入れるしかない。そしてもう俺にしとけ」
鴻上は「うんうん」と自分で自分の発言に頷いてみせると、鷹揚に腕を組んだ。
「……それ、どこまで本気なんですか?」
「ん?」
「その『俺にしとけ』ってやつ」
「どこまで……って、どこまでも本気だけど」
琴子の質問に、「なにを言ってるんだ、こいつは」とでも言うように、鴻上がきょとんと答えた。
「ん……ここは?」
琴子が目を覚ますと、レースのカーテン越しに柔らかな光が差し込んでいた。白みがかった光の加減から察するに、どうやらいまは朝らしい。
……朝?
あれ、さっきまで夜だったはず。
年度末の大納会で社長が挨拶して、それから……。
琴子はいまの状況に至る経緯を思い出そうと順を追っていったが、社長が自分のところに近づいてきた辺りからの記憶が曖昧だ。
琴子が頭を抱えていると、
「起きたか?」
聞き覚えのある声がした。ドアを開けて入ってきたのは――
「……サクちゃん?」
「お」
琴子が無意識にそう呼ぶと、鴻上はなぜか嬉しそうに顔を綻ばせた。
「大丈夫か、体調のほうは」
鴻上が穏やかに微笑みながら尋ねてくる。
そのままベッドサイドまで近づいてくると、膝をついて琴子の顔を見つめた。
琴子は身体を起こして目を擦った。
ふと自分の身体に目をやると、見たことのない男物のパジャマを着せられている。前開きで大きめの白いボタンが付いているタイプだ。鴻上のものなのだろう、琴子には大きすぎて、いちばん上のボタンまでしっかりと留めてあるにも関わらず、鎖骨が見えるくらい胸元が開いていた。
「このパジャマ……」
「あぁ。なんかぴっちりしたブラウス着ててそのまんまじゃ寝苦しいかなと思って、適当に着替えさせた」
「そうだったんですか。それはどうもお手数をおかけして……」
琴子の頭はまだ完全に覚醒していなかったが、それでも鴻上に大変な迷惑をかけたらしいことはわかったので、とりあえず素直に頭を下げて礼を言っておく。
きょろきょろと周りの景色を確認してみると、たしかに自分の家ではなかった。
室内には琴子がいま横たわっているベッドと、小型のサイドテーブルが置かれている。主だった家具はそれぐらいしかない小ざっぱりとした寝室だ。壁際に備え付けられたクローゼットは半分ほど戸が開いていて、中にはハンガーに掛けられたスーツが何着か並んでいる。
「えーと、あの……なにがどうなって私は課長のお宅で寝ていたのでしょうか?」
「あー……残念。正気に戻ったか」
「え?」
「いや、なんでもない。それより昨日のことは覚えてないのか? 倒れたことも?」
「……はい。あんまり覚えてないです。スミマセン」
「いや、謝らなくてもいい。こっちも体調が悪そうなことには気づいてたんだし、もっと早く帰せばよかったな。もしどこか悪いんだったら、病院に行ったほうがいい。しんどいなら車で送ってやるから。土曜日だし、早めに行かないとな」
「ありがとうございます、何から何まで……」
鴻上のやさしさがじんわりと心に染みる。
そういえば、この人はいつもそうだ。琴子が弱っているときにやさしくしてくれる。手を差し伸べてくれる。琴子の欲しいものを与えてくれる。
他人が弱っているときにやさしくするのは反則だ、と琴子は思う。だっていま急速に鴻上への好感度が上昇してしまったではないか。
「ごはん作ったけど、食べられるか?」
「……いただきます」
なんて卑怯なんだ、この人は……!
琴子は完敗した。
この上、ごはんの用意まで出してくれるなんて。実はお腹がぺこぺこだったのだ。
琴子はベッドから出ると、自分がパジャマ一枚しか纏っておらず、下を履いてないことに気がついた。いや、さすがにパンツは履いてたけど。……脱がせすぎじゃないか、これ。
「だってスカートが皺になるといけないだろ?」
鴻上に軽く論破され、琴子は「それもそうか」と納得せざるを得なかった。それに鴻上のパジャマは大きくて、上一枚でも「ちょっと丈の短いワンピース」ぐらいの感じになっており、それほど露出が多いというわけでもない。
そもそも今さら恥ずかしがるような相手でもなかった。過去にはお互いに素っ裸で一緒に風呂にも入ったことがあるくらいだ。
「悪いな。簡単なもんしか作れなくて」
そう言って鴻上が琴子にふるまったのはうどんだった。
「わぁ、美味しそう」
琴子は心から歓声をあげた。
出来たてのうどんからは白い湯気がゆらゆらと漂っていて、なんとも食欲をそそられる。透きとおった黄金色の出汁にツルツルの麺、トッピングにはネギと玉子、そして梅干しが添えられていて、見た目にも綺麗だ。
「……うん、美味しい。お出汁が薄味でちょうどいいです」
「それは良かった。体調不良のときは消化のいいものを食べてよく眠るのがいちばんだからな」
鴻上はそう言うと、琴子が美味しそうにうどんを啜る姿を満足そうに眺めた。
「課長、料理上手なんですね。そういえば、お弁当も自分で作ってるって言ってましたっけ」
「まぁな。でも弁当は冷食詰め込んでるだけだし、忙しいときは外食するときもあるし。咲坂さんもあんまり無理するなよ。ツラいときは、ほどほどに手を抜くように」
鴻上の上司らしい物言いに、琴子は大人しく「はい」と頷く。
そんな琴子を鴻上はしばらく神妙な面持ちで見つめていたが、
「……昨日さ、社長になんて言おうとしたんだ? ごめんなさい、って言ってるように聞こえたんだけど」
鴻上は言いづらそうに口を開いた。
「正直、あまりちゃんと考えてなかったんですけど……でも、直人くんとは結婚できないことを伝えなくちゃ、とは思ってました。たぶん、直人くんの口からは言えないだろうから……」
琴子は、もうほとんど残っていないうどんの丼に目を落としながら答える。
「まぁそうだよな。でも思うんだけどさ……社長はもしかしたら気づいてるのかもしれない。小田桐さんが……女性に興味ないこと」
「え。……まさか」
琴子が目を見開くと、
「いやいや、小田桐社長はああ見えても一代でパウロをここまで大きくした人だからな。そりゃ普通より人を見る目だって肥えてるだろうし、洞察力だって優れてると思うぞ」
鴻上が力強く持論を述べた。
「小田桐のおじさんが気づいてるかもしれない……? そっか、だから私との結婚を強引にでも進めようとしたのかもしれませんね……」
琴子の推測に、鴻上は「そうかもな」と同意する。
「……直人くんが幸せになれるんならいいですけど」
「けど?」
「その相手が新堂くんっていうのがまだちょっと……受け入れられないですね。別に彼が男だからってわけではないんです。ただなんとなく……。なんかイヤです」
「サキちゃんはまだ小田桐さんと新堂がふたりでいるところ見たことないんじゃないか? 見たらわかる。見たらきっと……諦めがつく」
鴻上の弁に琴子は唇を尖らせた。ついつい不服そうな顔をしてしまう。
「まぁ誰が相手でも気に食わないと思うよ。受け入れるしかない。そしてもう俺にしとけ」
鴻上は「うんうん」と自分で自分の発言に頷いてみせると、鷹揚に腕を組んだ。
「……それ、どこまで本気なんですか?」
「ん?」
「その『俺にしとけ』ってやつ」
「どこまで……って、どこまでも本気だけど」
琴子の質問に、「なにを言ってるんだ、こいつは」とでも言うように、鴻上がきょとんと答えた。
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