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40. 問題はその先なんだよ!
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思いがけず真摯な眼差しを向けられて、琴子は息を呑んだ。
そう広くない会議室が気まずい雰囲気でいっぱいになる。
「ひとつ質問していいか? 結局、新堂は咲坂さんに何をしてもらいたいんだ? 彼女のほうからはっきりと『小田桐さんとは結婚しない』と明言してほしい、ということか? 社長や咲坂さんの親父さんの前で」
鴻上が口を挟んでくれたおかげで張りつめた空気が少しだけ緩む。琴子はホッと小さく息をついた。ふたたび新堂に目をやると、質問の答えを考えているのか、険しい顔で空中を睨んでいる。
「……端的に言うと、そうです。小田桐さん、自分からは言い出せないだろうし。できれば咲坂さんの方から結婚の話は反故にしてもらいたいです」
「…………は?」
新堂の勝手な言いぐさに、琴子は思わず職場で出すにはふさわしくない声を発してしまった。ドスが効きすぎていたせいか、新堂がそのクリクリとした瞳を見開いている。そのつぶらな目元がいっそう腹立たしくて、琴子はぼそりと凶悪な本音を口走ってしまう。
「なんでキミみたいなぽっと出の言いなりにならなきゃいけないのよ?」
「え?」
琴子は自分にしか聞こえない程度のごく小さな声で言ったつもりだったが、この狭い会議室内ではしっかり他の二人の耳にも届いていたらしく、新堂が怪訝そうに顔をしかめる。
「ぽっと出、って」
一方、鴻上は琴子の言葉のチョイスにハマったのか、肩を揺らして忍び笑いを漏らしている。
「課長、笑いすぎです」
琴子が真顔で注意すると、鴻上は「ごめんごめん」とでも言うように片手を上げてみせる。それでも笑いの止まらない鴻上のことは放っておいて、琴子はできるかぎりの睨みをきかせて新堂に相対した。
「申し訳ないんだけど、私は直人くんの口から直接はっきりと断られるまで婚約者のポジションを降りるつもりないから。そもそもキスぐらい私だってしたことあるしね、直人くんと」
――問題はその先なんだよ!
そうぶちまけてしまいたいところをグッと飲み込む。
それとも新堂はすでにその先を経験しているのか? 直人くんと?
琴子は思わず想像してしまった彼らの睦事をすぐさま頭の中から振り払った。いくら新堂が中性的で見目麗しいからといって、身近な男性同士(三次元)の絡みを思い描くのは心苦しい。
「ごめん、新堂くん」
突然しおらしく頭を下げた琴子に、新堂が不審げに目を細める。この「ごめん」には、先ほどあらぬ姿を想像してしまったことに対する謝罪も含まれていたのだが、さすがにそれを明かすことは憚られた。
「キミの要求は呑めない。だって私の方がずっと……、ずっと前から直人くんのこと好きだったんだよ?」
「……時間の問題じゃないと思いますけど」
琴子の言葉に、新堂がいかにも不服そうに唇を尖らせる。
「たしかに。時間の問題じゃないんだと思う。長ければいいってもんじゃない。でもさ、あの……私もいい歳してこんなこと言うのアレかもしれないんだけど」
琴子は言おうか言うまいか迷った。しかしこのまま新堂に誤解されたままなのも癪だ。どうやら彼は琴子の気持ちを見誤っているように思われる。琴子の直人への想いを非常に低く見積もっている。心外極まりない。
琴子は照れ隠しも込めて片手で前髪を撫でつけた。しばらくその動きを繰り返してから、小さな女の子が内緒話でもするみたいに、口元に手を添えて囁いた。
「私ね、子供の頃からずっと『直人くんのお嫁さんになる』のが夢だったの」
「…………」
新堂は無言のまま琴子に向けていた視線を逸らすと斜め下に目を落とした。何もないテーブルの表面を無表情に見やっている。
「だから、キミの言うとおりには動かない。私の夢を終わらせられるのは、あの人だけだから」
「あの人……」
琴子の言葉を低い声で繰り返したのは鴻上だった。この場にいる三人とも、それが誰を指しているか理解している。
「……鴻上さんと抱き合ってた写真、小田桐さんに見せますよ」
新堂の弱々しい脅し文句に、
「あれは……! 俺が酔っぱらってふざけただけで、咲坂さんは同意してないからな。ただのセクハラだから!」
鴻上が慌てて用意してきた「シナリオ」を捲し立てた。彼の座っている椅子が動いて音を立てる。普段の落ち着いた口調とは打って変わった早口が胡散臭さを強調しているような気がして、琴子はいたたまれなくなった。「ただのセクハラ」というのも何気に問題発言である。
「そうですか? 咲坂さんもそんなに嫌がってるようには見えませんでしたけど。もしかして、本当に付き合ってたりするんですか、鴻上課長と咲坂さん。僕はてっきり課長は麻生さんと何かあるのかと思ってましたけど」
「……どちらもないからな。変な勘ぐりはやめてくれ」
新堂の鋭い憶測に、鴻上は疲れたようにテーブルに肘をついて頭を押さえた。
「新堂くん。あの写真……見せたければ、見せてもいいよ。直人くんに」
だしぬけに発せられた琴子の挑発的な発言に、新堂が眉をぴくりと動かす。
「もし仮に私が鴻上課長と付き合っていたとして。それを直人くんが知ったところで、あの人は怒ったりしないだろうから」
むしろ見せてみてほしい、と琴子は思った。そのとき、直人がどんな反応を見せるのか……。琴子はあの写真を見せられた場合に直人が取るであろう態度について想像してみる。「へぇ、鴻上さんと付き合ってるんだ。いい人が見つかってよかったな」くらい言いそうである。
……ダメだ、自分で想像しておいて哀しくなってくる。
「そうかな? 案外、嫉妬深いと思うんですけど。小田桐さんって」
新堂の口からぽろりとこぼれたその発言。それはごく自然に漏れた新堂の直人評だったのだろう。
これまで一致していると思っていた自分と新堂の抱く直人への印象が違うことに、琴子は少なからず衝撃を受けた。なぜなら自分はこの二十年以上――彼の嫉妬深い一面など見たことがなかったからだ。
――新堂の前では感情を露わにすることもあるのだろうか?
今度はそんな想像をしてしまって、琴子はまたひとりで落ち込む。何十年も付き合いのある自分より、ぽっと出の彼の方がよっぽど直人のことを知っているような気がして、やるせなかった。
「どうした、咲坂さん。大丈夫か?」
鴻上に呼びかけられて、琴子は思わず彼から顔を背けた。背中を向けたままブンブンと大きく頷いてみせる。琴子は上を向いてカッと目を見開いた。会議室の窓の向こうにどんよりと灰色に曇った空が広がっている。琴子は瞬きを我慢した。目を閉じた拍子に込み上げた水分がうっかり零れ落ちてしまわないように。
そう広くない会議室が気まずい雰囲気でいっぱいになる。
「ひとつ質問していいか? 結局、新堂は咲坂さんに何をしてもらいたいんだ? 彼女のほうからはっきりと『小田桐さんとは結婚しない』と明言してほしい、ということか? 社長や咲坂さんの親父さんの前で」
鴻上が口を挟んでくれたおかげで張りつめた空気が少しだけ緩む。琴子はホッと小さく息をついた。ふたたび新堂に目をやると、質問の答えを考えているのか、険しい顔で空中を睨んでいる。
「……端的に言うと、そうです。小田桐さん、自分からは言い出せないだろうし。できれば咲坂さんの方から結婚の話は反故にしてもらいたいです」
「…………は?」
新堂の勝手な言いぐさに、琴子は思わず職場で出すにはふさわしくない声を発してしまった。ドスが効きすぎていたせいか、新堂がそのクリクリとした瞳を見開いている。そのつぶらな目元がいっそう腹立たしくて、琴子はぼそりと凶悪な本音を口走ってしまう。
「なんでキミみたいなぽっと出の言いなりにならなきゃいけないのよ?」
「え?」
琴子は自分にしか聞こえない程度のごく小さな声で言ったつもりだったが、この狭い会議室内ではしっかり他の二人の耳にも届いていたらしく、新堂が怪訝そうに顔をしかめる。
「ぽっと出、って」
一方、鴻上は琴子の言葉のチョイスにハマったのか、肩を揺らして忍び笑いを漏らしている。
「課長、笑いすぎです」
琴子が真顔で注意すると、鴻上は「ごめんごめん」とでも言うように片手を上げてみせる。それでも笑いの止まらない鴻上のことは放っておいて、琴子はできるかぎりの睨みをきかせて新堂に相対した。
「申し訳ないんだけど、私は直人くんの口から直接はっきりと断られるまで婚約者のポジションを降りるつもりないから。そもそもキスぐらい私だってしたことあるしね、直人くんと」
――問題はその先なんだよ!
そうぶちまけてしまいたいところをグッと飲み込む。
それとも新堂はすでにその先を経験しているのか? 直人くんと?
琴子は思わず想像してしまった彼らの睦事をすぐさま頭の中から振り払った。いくら新堂が中性的で見目麗しいからといって、身近な男性同士(三次元)の絡みを思い描くのは心苦しい。
「ごめん、新堂くん」
突然しおらしく頭を下げた琴子に、新堂が不審げに目を細める。この「ごめん」には、先ほどあらぬ姿を想像してしまったことに対する謝罪も含まれていたのだが、さすがにそれを明かすことは憚られた。
「キミの要求は呑めない。だって私の方がずっと……、ずっと前から直人くんのこと好きだったんだよ?」
「……時間の問題じゃないと思いますけど」
琴子の言葉に、新堂がいかにも不服そうに唇を尖らせる。
「たしかに。時間の問題じゃないんだと思う。長ければいいってもんじゃない。でもさ、あの……私もいい歳してこんなこと言うのアレかもしれないんだけど」
琴子は言おうか言うまいか迷った。しかしこのまま新堂に誤解されたままなのも癪だ。どうやら彼は琴子の気持ちを見誤っているように思われる。琴子の直人への想いを非常に低く見積もっている。心外極まりない。
琴子は照れ隠しも込めて片手で前髪を撫でつけた。しばらくその動きを繰り返してから、小さな女の子が内緒話でもするみたいに、口元に手を添えて囁いた。
「私ね、子供の頃からずっと『直人くんのお嫁さんになる』のが夢だったの」
「…………」
新堂は無言のまま琴子に向けていた視線を逸らすと斜め下に目を落とした。何もないテーブルの表面を無表情に見やっている。
「だから、キミの言うとおりには動かない。私の夢を終わらせられるのは、あの人だけだから」
「あの人……」
琴子の言葉を低い声で繰り返したのは鴻上だった。この場にいる三人とも、それが誰を指しているか理解している。
「……鴻上さんと抱き合ってた写真、小田桐さんに見せますよ」
新堂の弱々しい脅し文句に、
「あれは……! 俺が酔っぱらってふざけただけで、咲坂さんは同意してないからな。ただのセクハラだから!」
鴻上が慌てて用意してきた「シナリオ」を捲し立てた。彼の座っている椅子が動いて音を立てる。普段の落ち着いた口調とは打って変わった早口が胡散臭さを強調しているような気がして、琴子はいたたまれなくなった。「ただのセクハラ」というのも何気に問題発言である。
「そうですか? 咲坂さんもそんなに嫌がってるようには見えませんでしたけど。もしかして、本当に付き合ってたりするんですか、鴻上課長と咲坂さん。僕はてっきり課長は麻生さんと何かあるのかと思ってましたけど」
「……どちらもないからな。変な勘ぐりはやめてくれ」
新堂の鋭い憶測に、鴻上は疲れたようにテーブルに肘をついて頭を押さえた。
「新堂くん。あの写真……見せたければ、見せてもいいよ。直人くんに」
だしぬけに発せられた琴子の挑発的な発言に、新堂が眉をぴくりと動かす。
「もし仮に私が鴻上課長と付き合っていたとして。それを直人くんが知ったところで、あの人は怒ったりしないだろうから」
むしろ見せてみてほしい、と琴子は思った。そのとき、直人がどんな反応を見せるのか……。琴子はあの写真を見せられた場合に直人が取るであろう態度について想像してみる。「へぇ、鴻上さんと付き合ってるんだ。いい人が見つかってよかったな」くらい言いそうである。
……ダメだ、自分で想像しておいて哀しくなってくる。
「そうかな? 案外、嫉妬深いと思うんですけど。小田桐さんって」
新堂の口からぽろりとこぼれたその発言。それはごく自然に漏れた新堂の直人評だったのだろう。
これまで一致していると思っていた自分と新堂の抱く直人への印象が違うことに、琴子は少なからず衝撃を受けた。なぜなら自分はこの二十年以上――彼の嫉妬深い一面など見たことがなかったからだ。
――新堂の前では感情を露わにすることもあるのだろうか?
今度はそんな想像をしてしまって、琴子はまたひとりで落ち込む。何十年も付き合いのある自分より、ぽっと出の彼の方がよっぽど直人のことを知っているような気がして、やるせなかった。
「どうした、咲坂さん。大丈夫か?」
鴻上に呼びかけられて、琴子は思わず彼から顔を背けた。背中を向けたままブンブンと大きく頷いてみせる。琴子は上を向いてカッと目を見開いた。会議室の窓の向こうにどんよりと灰色に曇った空が広がっている。琴子は瞬きを我慢した。目を閉じた拍子に込み上げた水分がうっかり零れ落ちてしまわないように。
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