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1. あー、ムラムラする
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「咲坂さんって彼氏いるんですかぁ?」
あー、めんどくさい。
咲坂琴子は毒づいた。もちろん口には出さない。顔にも出さない。心の中だけの話だ。
今どき会社の飲み会でこんな話題を出すなんて、セクハラ以外の何ものでもない。これがオジサンの発言だったら間違いなく社内のコンプライアンス部門に訴えてやるところなんだけれど。
発言の主が自分よりも若くて可愛らしい女の子である場合はどうしたらいいのだろう?
琴子の目の前で悪気なく微笑む二十四歳の女子は、自分がセクハラの被害者になることはあっても、まさか加害者になるなんてことは考えたこともなさそうである。悪気がないだけにタチが悪い。
「……いないけど」
最初の乾杯からほとんど減っていないビールのグラスに口を付けつつ琴子がポツリと答えると、
「いつから、いないんですかぁ?」
後輩はすでに三杯目のカルーアミルクをぐびぐびと呷りながら、間髪入れずに次の質問を繰り出してくる。
「…………ずっと」
「え、それじゃあまさか咲坂さんって処女……」
「信じられなーい」とでも言うように口元に手を当てた彼女は大きな目をさらに大きく見開いた。
普通ならイラっとくる反応だけど、この娘――鬼頭さんがやると、それなりに愛らしく見えてしまうから腹が立つ。
同じ営業二課の後輩・鬼頭魅音。
名前の中に「鬼」という字が二つも入っている。なんという物騒な名前。しかし名前に反して彼女の見た目は小動物のようにふわふわと可愛らしく、むしろ「鬼から守ってあげなくては……」と庇護欲をそそるタイプの女の子だ。
だから鬼頭と琴子が二人で話し込んでいると、たいてい琴子が彼女をいびっていると思われる。実態は逆の場合だって多いのに。そう、今みたいに。
あー、いまいましい。
幸い琴子と鬼頭の周りはそれぞれに盛り上がっており、今の会話は聞かれていなかったらしいのがわずかな救いだ。
「でもでも、咲坂さんだってまだ若いんだし、その気になれば何とかなりますよ! そうだ、婚活アプリとか登録してみたらどうです?」
「婚活?」
「はい! あ、登録する写真はいつもより三割り増し濃いめの化粧で撮るといいですよ。もちろんメガネは外してくださいね。あと顔が明るく見えるように、トップスは白っぽい色にして……」
嬉々として具体的なアドバイスまで始めた鬼頭。
どうせ二十七歳にもなって男も知らない地味でモテない先輩を面白がってるのだろう。
口が減らない後輩を尻目に「まだ続くのか、この話題……」と、琴子がうんざりしているところに、
「ねぇねえ、鬼頭さん、これ食べる?」
ひとりの男性社員が割り込んできた。
普通だったら「おいおい空気読めよ」と言いたくもなる間の悪さだけれど、今回は助かった。
琴子がホッとして顔を上げると、声の主と目が合う。
その人は琴子に向かって小さく頷いてみせると、鬼頭の隣に座り込んで、有無を言わさず、彼女の口につくねの串を突っ込んだ。
「んんん!?」
お店自慢の特製つくねはどうやら鬼頭の小さな口には収まりきらなかったらしく、まるで冬眠前に食糧を貯め込むリスみたいに両頬をぷっくりと膨らませたまま言葉にならない声をあげた。
なるほど、うるさい口を塞ぐにはこの手があったか。
もぐもぐとつくねを頬張る鬼頭のことは放置して、琴子は突然現れた男の様子を伺った。
なぜ違う部署のこの人がここにいるのか?
琴子の不審げな視線に気づいた彼がニコッと目を細める。さわやかな笑顔を向けられて、琴子は思わず目を伏せた。
経営企画部の小田桐直人。
清潔感のある短髪につるんとした肌は学生の頃から変わらない。琴子より二つ歳上だから来年には三十路に突入するはずだが、老化とも劣化とも無縁そうな綺麗な肌には薄いシミひとつなかった。
「咲坂さんは? 大丈夫?」
小田桐が琴子の顔を覗きこむ。
「……何が、ですか?」
質問に質問で返されて、小田桐は困ったように視線を斜め上にさまよわせた。
「えーと……なんだっけ……あ、そうだ、ビール! 全然減ってないみたいだし、体調悪いのかなって」
取ってつけたような内容に、琴子は小田桐がさっきの鬼頭との会話を聞いていたに違いないと確信する。
どこからだろう?
処女のくだりか、それとも婚活アプリのあたり?
どちらにしろ、彼は純粋に心配してくれているに違いない。それも、けっこう深刻に。
彼はそういう人だから。昔から。
その優しさは琴子の胸を温かくもするし、冷たくもする。
自分を気にかけてくれる彼のことをありがたいと思う反面、なぜか鬱陶しいとも感じてしまうのだ。昔から。
「すいませーん! そろそろ時間なんで、一旦お開きにしまーす」
店内に響いた幹事の声に、琴子はホッと息をついた。この居心地の悪い空間からようやく解放される。
「二次会行く?」
小田桐の問いかけに、琴子は首を横に振ってみせた。
「ちょっと体調が悪くて……」
「そっか」
琴子のあからさまな嘘にも、彼は相変わらず優しい。
「小田桐さんは行きます? 行きますよね。行きましょうよー」
つくねを食べ終わった鬼頭が小田桐の腕を揺らしながら甘えた声をあげる。本当に小動物みたいだ。
「そうだな。営業さんたちとの飲み会は久しぶりだし、ちょっと顔出そうかな」
そう答えた小田桐の顔は、しかし言葉とは裏腹に引き攣っている。
「無理してるんだろうな」と、琴子は思った。彼は小動物が苦手だし、小動物系の女子はもっと苦手なはずだ。
でも小田桐の立場からすると、社員からの誘いを無下に断るわけにもいかないのだろう。
大変だな、と帰り支度をしながら琴子は思う。
完全に他人事である。
いずれ他人事ではなくなるのかもしれないけれど、今のところ付き合うつもりはない。
さっさと帰ろう。
こういう面倒な社内付き合いからは距離を置くにかぎるのだから。
店の外に出ると、刺すように冷たい風が琴子の髪を揺らした。
十二月も半ばを過ぎて、本格的に寒くなってきた気がする。
琴子は緩めに巻いていたチャコールグレーのマフラーをしっかり結び直すと、いつまでも店の前でたむろする同僚たちから離れてそそくさとその場を後にした。
「あー、イライラする」
店から十分ほど歩いたところで、琴子は空に向かって叫んだ。やっぱり心の声はちゃんと言葉にして外に吐き出したほうがスッキリする。さらに、
「あー、ムラムラする」
今度はさすがに叫ばなかった。が、声には出した。まぁ近くに人はいないから、誰にも聞こえてはいないだろう。
琴子はスマホを取り出して時間を確認した。
「まだ八時過ぎか」
思ったより早い時間だったことに安堵して、琴子はメッセージを打ち込む。
『これから会える?』
送信ボタンを押してしまってから少し後悔する。
「今日は無理かもなー」
事前の約束もなしに、いきなり呼び出すのはマナー違反だろう。しかも年末のクソ忙しい時期に。学生ならまだしも、自分も相手もいい歳をした社会人なのだ。
しかし送ってしまった以上、返事が来るまではこちらも家には帰れない。「いつもの場所」とは方向が違うし、一度帰宅してしまえばもう出たくなくなるに違いなかった。
「だって寒いし」
道端に突っ立っていると余計に寒く感じる。手袋も付けてくればよかった、と思いながら、琴子は自動販売機で缶コーヒーを買って、カイロ代わりに両手を温めた。指先に熱が戻ってきたところで、コーヒーを開けて、ひと口啜る。舌のうえに微糖の甘みが残った。
コーヒーを飲み干してしまい、なんとなく駅の方へと歩き出したところで、琴子のスマホが震えた。
あー、めんどくさい。
咲坂琴子は毒づいた。もちろん口には出さない。顔にも出さない。心の中だけの話だ。
今どき会社の飲み会でこんな話題を出すなんて、セクハラ以外の何ものでもない。これがオジサンの発言だったら間違いなく社内のコンプライアンス部門に訴えてやるところなんだけれど。
発言の主が自分よりも若くて可愛らしい女の子である場合はどうしたらいいのだろう?
琴子の目の前で悪気なく微笑む二十四歳の女子は、自分がセクハラの被害者になることはあっても、まさか加害者になるなんてことは考えたこともなさそうである。悪気がないだけにタチが悪い。
「……いないけど」
最初の乾杯からほとんど減っていないビールのグラスに口を付けつつ琴子がポツリと答えると、
「いつから、いないんですかぁ?」
後輩はすでに三杯目のカルーアミルクをぐびぐびと呷りながら、間髪入れずに次の質問を繰り出してくる。
「…………ずっと」
「え、それじゃあまさか咲坂さんって処女……」
「信じられなーい」とでも言うように口元に手を当てた彼女は大きな目をさらに大きく見開いた。
普通ならイラっとくる反応だけど、この娘――鬼頭さんがやると、それなりに愛らしく見えてしまうから腹が立つ。
同じ営業二課の後輩・鬼頭魅音。
名前の中に「鬼」という字が二つも入っている。なんという物騒な名前。しかし名前に反して彼女の見た目は小動物のようにふわふわと可愛らしく、むしろ「鬼から守ってあげなくては……」と庇護欲をそそるタイプの女の子だ。
だから鬼頭と琴子が二人で話し込んでいると、たいてい琴子が彼女をいびっていると思われる。実態は逆の場合だって多いのに。そう、今みたいに。
あー、いまいましい。
幸い琴子と鬼頭の周りはそれぞれに盛り上がっており、今の会話は聞かれていなかったらしいのがわずかな救いだ。
「でもでも、咲坂さんだってまだ若いんだし、その気になれば何とかなりますよ! そうだ、婚活アプリとか登録してみたらどうです?」
「婚活?」
「はい! あ、登録する写真はいつもより三割り増し濃いめの化粧で撮るといいですよ。もちろんメガネは外してくださいね。あと顔が明るく見えるように、トップスは白っぽい色にして……」
嬉々として具体的なアドバイスまで始めた鬼頭。
どうせ二十七歳にもなって男も知らない地味でモテない先輩を面白がってるのだろう。
口が減らない後輩を尻目に「まだ続くのか、この話題……」と、琴子がうんざりしているところに、
「ねぇねえ、鬼頭さん、これ食べる?」
ひとりの男性社員が割り込んできた。
普通だったら「おいおい空気読めよ」と言いたくもなる間の悪さだけれど、今回は助かった。
琴子がホッとして顔を上げると、声の主と目が合う。
その人は琴子に向かって小さく頷いてみせると、鬼頭の隣に座り込んで、有無を言わさず、彼女の口につくねの串を突っ込んだ。
「んんん!?」
お店自慢の特製つくねはどうやら鬼頭の小さな口には収まりきらなかったらしく、まるで冬眠前に食糧を貯め込むリスみたいに両頬をぷっくりと膨らませたまま言葉にならない声をあげた。
なるほど、うるさい口を塞ぐにはこの手があったか。
もぐもぐとつくねを頬張る鬼頭のことは放置して、琴子は突然現れた男の様子を伺った。
なぜ違う部署のこの人がここにいるのか?
琴子の不審げな視線に気づいた彼がニコッと目を細める。さわやかな笑顔を向けられて、琴子は思わず目を伏せた。
経営企画部の小田桐直人。
清潔感のある短髪につるんとした肌は学生の頃から変わらない。琴子より二つ歳上だから来年には三十路に突入するはずだが、老化とも劣化とも無縁そうな綺麗な肌には薄いシミひとつなかった。
「咲坂さんは? 大丈夫?」
小田桐が琴子の顔を覗きこむ。
「……何が、ですか?」
質問に質問で返されて、小田桐は困ったように視線を斜め上にさまよわせた。
「えーと……なんだっけ……あ、そうだ、ビール! 全然減ってないみたいだし、体調悪いのかなって」
取ってつけたような内容に、琴子は小田桐がさっきの鬼頭との会話を聞いていたに違いないと確信する。
どこからだろう?
処女のくだりか、それとも婚活アプリのあたり?
どちらにしろ、彼は純粋に心配してくれているに違いない。それも、けっこう深刻に。
彼はそういう人だから。昔から。
その優しさは琴子の胸を温かくもするし、冷たくもする。
自分を気にかけてくれる彼のことをありがたいと思う反面、なぜか鬱陶しいとも感じてしまうのだ。昔から。
「すいませーん! そろそろ時間なんで、一旦お開きにしまーす」
店内に響いた幹事の声に、琴子はホッと息をついた。この居心地の悪い空間からようやく解放される。
「二次会行く?」
小田桐の問いかけに、琴子は首を横に振ってみせた。
「ちょっと体調が悪くて……」
「そっか」
琴子のあからさまな嘘にも、彼は相変わらず優しい。
「小田桐さんは行きます? 行きますよね。行きましょうよー」
つくねを食べ終わった鬼頭が小田桐の腕を揺らしながら甘えた声をあげる。本当に小動物みたいだ。
「そうだな。営業さんたちとの飲み会は久しぶりだし、ちょっと顔出そうかな」
そう答えた小田桐の顔は、しかし言葉とは裏腹に引き攣っている。
「無理してるんだろうな」と、琴子は思った。彼は小動物が苦手だし、小動物系の女子はもっと苦手なはずだ。
でも小田桐の立場からすると、社員からの誘いを無下に断るわけにもいかないのだろう。
大変だな、と帰り支度をしながら琴子は思う。
完全に他人事である。
いずれ他人事ではなくなるのかもしれないけれど、今のところ付き合うつもりはない。
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「あー、イライラする」
店から十分ほど歩いたところで、琴子は空に向かって叫んだ。やっぱり心の声はちゃんと言葉にして外に吐き出したほうがスッキリする。さらに、
「あー、ムラムラする」
今度はさすがに叫ばなかった。が、声には出した。まぁ近くに人はいないから、誰にも聞こえてはいないだろう。
琴子はスマホを取り出して時間を確認した。
「まだ八時過ぎか」
思ったより早い時間だったことに安堵して、琴子はメッセージを打ち込む。
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送信ボタンを押してしまってから少し後悔する。
「今日は無理かもなー」
事前の約束もなしに、いきなり呼び出すのはマナー違反だろう。しかも年末のクソ忙しい時期に。学生ならまだしも、自分も相手もいい歳をした社会人なのだ。
しかし送ってしまった以上、返事が来るまではこちらも家には帰れない。「いつもの場所」とは方向が違うし、一度帰宅してしまえばもう出たくなくなるに違いなかった。
「だって寒いし」
道端に突っ立っていると余計に寒く感じる。手袋も付けてくればよかった、と思いながら、琴子は自動販売機で缶コーヒーを買って、カイロ代わりに両手を温めた。指先に熱が戻ってきたところで、コーヒーを開けて、ひと口啜る。舌のうえに微糖の甘みが残った。
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