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「キャラ文芸」のタグと比較してみた
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「ライト文芸大賞」の募集要項には「これまでにキャラ文芸文芸大賞にエントリーしたことがある作品はエントリー不可」との注意事項が記載されています。
たしかに「ライト文芸」と「キャラ文芸」の線引きって明確にはできないですし、カテゴリを変更したところで、そんなに違和感ないですよね……。
「ライト文芸」と「キャラ文芸」の違いって何なんでしょう?
そこで、今回は「キャラ文芸」カテゴリに投稿されている作品のタグについても調べてみたいと思います。
「キャラ文芸」カテゴリに投稿されている作品から「24h.ポイント」順で「R18」指定の付いていないものを1,171作ほど抽出し、それらの作品に付けられていたタグを対象として集計してみました。
※1,171は今回のライト文芸大賞のエントリー数です。
<「キャラ文芸」作品のタグによく使われている一般名詞の一覧>
※()の数字が使用数の順位、右側の数字が検出数です。
(1)日常 : 89
(2)妖怪 : 46
(3)現代 : 42
(4)コメディ : 36
(5)キャラ文芸大賞 : 33
(6)あやかし : 32
(7)要素 : 25
(8)学園 : 23
(9)高校生 : 22
(10)人外 : 19
(11)家族 : 17
(11)神様 : 17
(13)美少女 : 16
(14)グルメ : 14
(14)青春 : 14
(16)イケメン : 13
(17)ほっこり : 10
(17)じんわり : 10
(17)友情 : 10
(17)女主人公 : 10
(21)陰陽 : 9
(21)ラブコメ : 9
(21)猫 : 9
(24)ホラー : 8
(24)当地 : 8
(24)ファンタジー : 8
(24)バトル : 8
(28)幼馴染 : 7
(29)大学生 : 6
(29)男主人公 : 6
(29)溺愛 : 6
(29)人生 : 6
(29)ハッピーエンド : 6
(29)アクション : 6
(29)カフェ : 6
(29)ヒューマンドラマ : 6
(29)能力 : 6
(29)狐 : 6
ちなみに「ライト文芸大賞」にエントリーされている作品のタグについては、以下の結果でした。
<「ライト文芸大賞」エントリー作品のタグによく使われている一般名詞の一覧>
(1)日常 : 384
(2)青春 : 297
(3)ライト文芸大賞 : 202
(4)現代 : 156
(5)ライト文芸 : 119
(6)コメディ : 118
(7)短編 : 107
(8)要素 : 96
(8)学園 : 96
(10)高校生 : 91
(11)家族 : 89
(12)ヒューマンドラマ : 82
(13)友情 : 70
(14)じんわり : 58
(15)男主人公 : 53
(16)女主人公 : 50
(17)ショートショート : 47
(18)ほっこり : 46
(19)幼馴染 : 43
(20)美少女 : 37
(20)ミステリー : 37
(22)ハッピーエンド : 34
(23)ラブコメ : 30
(24)主人公 : 29
(25)ファンタジー : 27
(25)能力 : 27
(25)バトル : 27
(28)猫 : 25
(29)イケメン : 21
(29)恋 : 21
もっとも多く付けられていたタグは【日常】ということで、「キャラ文芸」も「ライト文芸」も同じ結果となりました。
やっぱり、かぶってますよね(笑)
ただし「キャラ文芸」のほうでは二番目に【妖怪】という語句が入っているので、その点が違うと言えば違います。
【妖怪】以外にも、キャラ文芸のタグでは【あやかし】【人外】【陰陽】【狐】などが多く使われており、アルファポリスにおけるキャラ文芸の指向がよくわかります。
そういえば、2020年1月に開催された「キャラ文芸大賞」の結果は以下となっていましたが。
----------
(大賞)
『東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。~視えない子犬との暮らし方~』
(ご当地賞)
『尾道神様のレストラン~神様の料理人と探しモノ~』
(あやかし賞)
『あやかし姫を娶った中尉殿は、西洋料理を食べ歩く』
(グルメ賞)
『護堂先生と神様のごはん』
(特別賞)
『うちのあやかし、腐ってます。<古民家に住む漫画家のスローじゃないライフ>』
(特別賞)
『あやかし薬膳カフェ「おおかみ」』
----------
驚異の「あやかし」率です。
ほとんど「あやかし」、もしくは「神様」。
つまり、「キャラ文芸」イコール「あやかし」?
ちなみに、角川文庫が募集している「キャラクター小説大賞」の募集要項には以下のように記載されており、特に「あやかし」に特化した記述は見られません。
「ミステリー、ホラー、ファンタジー、青春・恋愛小説、お仕事小説、感動の人間ドラマなど、あらゆるジャンルを横断する優れたエンターテインメント作品の数々。
面白さに条件はありません。それが角川文庫のキャラクター小説です。」
(https://awards.kadobun.jp/character-novels/index.php#oubo より引用)
ということで、どうやら世間一般の「キャラ文芸」には必ずしも当てはまるわけでもなさそうですが、少なくともアルファポリスにおけるキャラ文芸においては「あやかし」モノが最強ということで間違いない(?)
とりあえず、「あやかし」を扱った小説を投稿する場合、「ライト文芸」ではなく、「キャラ文芸」のカテゴリで設定した方がよさそうです。
また、数が少ないので参考程度とはなりますが、キャラ文芸の方では【女主人公】が10個、【男主人公】が6個となっているため、主人公の性別については、キャラ文芸の方が多少「女性が多いのかな」と思われます。
【イケメン】はどちらのタグにもよく登場しているので、「キャラ文芸」でも「ライト文芸」でも(それ以外のカテゴリでも)必須の要素と言えます(笑)
ただし、これは【美少女】という単語にも当てはまるので、やはりフィクションの登場人物は美男美女が好まれるということなんでしょう!
あと「キャラ文芸」においても、やっぱり【猫】は人気みたいですね。
たしかに「ライト文芸」と「キャラ文芸」の線引きって明確にはできないですし、カテゴリを変更したところで、そんなに違和感ないですよね……。
「ライト文芸」と「キャラ文芸」の違いって何なんでしょう?
そこで、今回は「キャラ文芸」カテゴリに投稿されている作品のタグについても調べてみたいと思います。
「キャラ文芸」カテゴリに投稿されている作品から「24h.ポイント」順で「R18」指定の付いていないものを1,171作ほど抽出し、それらの作品に付けられていたタグを対象として集計してみました。
※1,171は今回のライト文芸大賞のエントリー数です。
<「キャラ文芸」作品のタグによく使われている一般名詞の一覧>
※()の数字が使用数の順位、右側の数字が検出数です。
(1)日常 : 89
(2)妖怪 : 46
(3)現代 : 42
(4)コメディ : 36
(5)キャラ文芸大賞 : 33
(6)あやかし : 32
(7)要素 : 25
(8)学園 : 23
(9)高校生 : 22
(10)人外 : 19
(11)家族 : 17
(11)神様 : 17
(13)美少女 : 16
(14)グルメ : 14
(14)青春 : 14
(16)イケメン : 13
(17)ほっこり : 10
(17)じんわり : 10
(17)友情 : 10
(17)女主人公 : 10
(21)陰陽 : 9
(21)ラブコメ : 9
(21)猫 : 9
(24)ホラー : 8
(24)当地 : 8
(24)ファンタジー : 8
(24)バトル : 8
(28)幼馴染 : 7
(29)大学生 : 6
(29)男主人公 : 6
(29)溺愛 : 6
(29)人生 : 6
(29)ハッピーエンド : 6
(29)アクション : 6
(29)カフェ : 6
(29)ヒューマンドラマ : 6
(29)能力 : 6
(29)狐 : 6
ちなみに「ライト文芸大賞」にエントリーされている作品のタグについては、以下の結果でした。
<「ライト文芸大賞」エントリー作品のタグによく使われている一般名詞の一覧>
(1)日常 : 384
(2)青春 : 297
(3)ライト文芸大賞 : 202
(4)現代 : 156
(5)ライト文芸 : 119
(6)コメディ : 118
(7)短編 : 107
(8)要素 : 96
(8)学園 : 96
(10)高校生 : 91
(11)家族 : 89
(12)ヒューマンドラマ : 82
(13)友情 : 70
(14)じんわり : 58
(15)男主人公 : 53
(16)女主人公 : 50
(17)ショートショート : 47
(18)ほっこり : 46
(19)幼馴染 : 43
(20)美少女 : 37
(20)ミステリー : 37
(22)ハッピーエンド : 34
(23)ラブコメ : 30
(24)主人公 : 29
(25)ファンタジー : 27
(25)能力 : 27
(25)バトル : 27
(28)猫 : 25
(29)イケメン : 21
(29)恋 : 21
もっとも多く付けられていたタグは【日常】ということで、「キャラ文芸」も「ライト文芸」も同じ結果となりました。
やっぱり、かぶってますよね(笑)
ただし「キャラ文芸」のほうでは二番目に【妖怪】という語句が入っているので、その点が違うと言えば違います。
【妖怪】以外にも、キャラ文芸のタグでは【あやかし】【人外】【陰陽】【狐】などが多く使われており、アルファポリスにおけるキャラ文芸の指向がよくわかります。
そういえば、2020年1月に開催された「キャラ文芸大賞」の結果は以下となっていましたが。
----------
(大賞)
『東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。~視えない子犬との暮らし方~』
(ご当地賞)
『尾道神様のレストラン~神様の料理人と探しモノ~』
(あやかし賞)
『あやかし姫を娶った中尉殿は、西洋料理を食べ歩く』
(グルメ賞)
『護堂先生と神様のごはん』
(特別賞)
『うちのあやかし、腐ってます。<古民家に住む漫画家のスローじゃないライフ>』
(特別賞)
『あやかし薬膳カフェ「おおかみ」』
----------
驚異の「あやかし」率です。
ほとんど「あやかし」、もしくは「神様」。
つまり、「キャラ文芸」イコール「あやかし」?
ちなみに、角川文庫が募集している「キャラクター小説大賞」の募集要項には以下のように記載されており、特に「あやかし」に特化した記述は見られません。
「ミステリー、ホラー、ファンタジー、青春・恋愛小説、お仕事小説、感動の人間ドラマなど、あらゆるジャンルを横断する優れたエンターテインメント作品の数々。
面白さに条件はありません。それが角川文庫のキャラクター小説です。」
(https://awards.kadobun.jp/character-novels/index.php#oubo より引用)
ということで、どうやら世間一般の「キャラ文芸」には必ずしも当てはまるわけでもなさそうですが、少なくともアルファポリスにおけるキャラ文芸においては「あやかし」モノが最強ということで間違いない(?)
とりあえず、「あやかし」を扱った小説を投稿する場合、「ライト文芸」ではなく、「キャラ文芸」のカテゴリで設定した方がよさそうです。
また、数が少ないので参考程度とはなりますが、キャラ文芸の方では【女主人公】が10個、【男主人公】が6個となっているため、主人公の性別については、キャラ文芸の方が多少「女性が多いのかな」と思われます。
【イケメン】はどちらのタグにもよく登場しているので、「キャラ文芸」でも「ライト文芸」でも(それ以外のカテゴリでも)必須の要素と言えます(笑)
ただし、これは【美少女】という単語にも当てはまるので、やはりフィクションの登場人物は美男美女が好まれるということなんでしょう!
あと「キャラ文芸」においても、やっぱり【猫】は人気みたいですね。
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『朱に交われば蒼くなる』という作品を第3回ライト文芸大賞にエントリーしています。タイトルだけではどんな話かまったくわかりませんが(笑)、サクッと読めるライトなラブコメですので、よかったらこちらも暇つぶしにお読みいただけると嬉しいです。
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