第3回ライト文芸大賞を集計してみた

スケキヨ

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応募状況について

カテゴリーエラー?

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今回の「ライト文芸大賞」、さっそく初日から特徴的な動きを見せています。

何かと言うと――

エントリーキャンセルになった作品が多い!

2020年5月1日に日付が変わった時点でのエントリー数は「1,181」だったのに、翌5月2日には「1,171」になっていました。

10も減っている……。

開始1日目にして、なんと10作品ものエントリーキャンセル(カテゴリーエラー)が発生した(発見された?)ようです。
たしか「恋愛小説大賞」や「ホラー・ミステリー小説大賞」の時は2~3作しかなかったはずなので、それらと比較しても数が多いですよね。

これはやっぱり「ライト文芸」が多様なジャンルを内包することに起因しているのでしょうか?

「ライト文芸」のくくりだと、たぶん「恋愛」でも「青春」でも「ミステリー」でも「現代ファンタジー」でも「SF」でも……ジャンル的にはなんでもアリなんだと思いますが、その自由さこそがカテゴリーエラーを招きやすい一因であるように思います。

ちなみに、今回カテゴリ変更された作品の変更後のカテゴリの内訳は以下になります。

<変更後のカテゴリ内訳>
・ファンタジー:6作品
・恋愛:2作品
・大衆娯楽:1作品
・歴史・時代:1作品

おそらく「ファンタジー」に変更された作品は「異世界への転移・転生」を扱っており、「恋愛」に変更されたものは「異世界」が舞台で「悪役令嬢」などが登場するのではないかと思われます。

「大衆娯楽」への変更は先月の「ホラー・ミステリー小説大賞」でも何作か見られましたが、どうやら男性向け官能要素が強い作品に適用されることが多いようです。

とは言え、ファンタジーにしろ、恋愛にしろ、現実世界が舞台ならカテゴリーエラーにはならないようなので、いわゆる「Web小説のテンプレに当てはまらないストーリー」であるということが「ライト文芸」の暗黙条件として課せられているのかもしれないですね。


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『朱に交われば蒼くなる』という作品を第3回ライト文芸大賞にエントリーしています。タイトルだけではどんな話かまったくわかりませんが(笑)、サクッと読めるライトなラブコメですので、よかったらこちらも暇つぶしにお読みいただけると嬉しいです。

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