39 / 43
わかってる
わかってる(2)
しおりを挟む
真山から唐突に向けられた悪意に満ちた視線に――ひな子の身体は金縛りにでもかかったみたいに硬直してしまう。
ひな子を見据えたまま、カツカツとヒールの音を響かせて一直線に近付いてきた真山が、カーディガンをひったくるようにして、ひな子の胸元を露わにした。ボタンを引きちぎられたせいで隠しきれない胸の谷間が照明の下に晒される。
「あらあら。まさか脇田くんのことまで誑しこんでたなんて……。子供のくせに、どれだけ男好きなわけ? 大体あなたのせいで火神先生、学校を辞め……」
「真山!」
何か言いかけた真山を、火神が強い口調で遮る。
「白々しい真似はやめろ。あんた、知ってたんだろ? この男が羽澄に何をしていたか……」
「は? 何をおっしゃってるのか、わかりませんけど」
真山は片方の口の端を吊り上げて、歪んだ笑みを浮かべる。
「まさか脇田くんが無理やり羽澄さんに乱暴した……なんて言うんじゃありませんよね? 少なくとも、私の知ってる脇田くんはそういうことをする人じゃなかったはずですよ。案外、羽澄さんの方から誘ったんじゃないんですか? ――ねぇ、脇田くん?」
脇田の方を向いた真山が意味ありげに目くばせする。
「……そ、そうだ! そいつから誘ってきたんだ。そのデカい胸をこれ見よがしに押しつけてきて、」
「そんなことあるわけないだろう。コーチと生徒、先輩と後輩……お前と羽澄の立場を考えたら、どっちに主導権があったかなんて明らかだ」
この期に及んで、自分の非を認めないどころか、ひな子に罪をなすりつけようとする脇田の妄言を、火神が心底呆れながら切り捨てる。
「だとしても、羽澄さんの方は合意してたんじゃない?」
「そうだっ! 今日だって、そいつが自分からここに来たんだっ!」
「やっぱりね。こんな男を誘うような身体して……。ほんっと、とんだアバズレよね」
赤い唇を三日月の形に歪めながら、真山がひな子を見下ろす。
まったく隠す気のない、あからさまな蔑みの視線に、ひな子は泣きたい気持ちを堪えて唇を噛むしかなかった。
「あのー、すみません」
この場には似つかわしくない、のほほんとした声を上げた遠馬が、真山とひな子のあいだに割り込んだ。
「無駄な工作、やめたほうがいいですよ。すっごい無様なんで」
「なっ……!」
突然現れた見知らぬ第三者に、ペースを乱された真山が動揺する。
「兄さん、このおねーさん、誰?」
「この学校の教師だ」
「ふぅん。自分の生徒を侮辱するなんて最低だね。こういうタイプ、兄さん、大っ嫌いでしょ?」
「ああ」
火神の正直な答えにぷっと噴き出した遠馬が、真山の前で手を上げた。その手にはICレコーダーが握られている。
「とりあえず、今の会話もちゃんと録音してありますんで。あ、証拠はこれだけじゃないですよ。まぁ、おねーさんのことはしょっ引けないだろうけど、あんたがこの男たちの仲間だってことは、学校側に伝えといた方がよさそうですね」
愉しそうにそう言った遠馬が、意地の悪い笑顔を浮かべる。
「ちょっと……!」
レコーダーを目指して飛びかかってきた真山を、
「おっ、と」
遠馬は悠々と躱して、真山の手首をぐいっと掴んで下に引き、バランスを崩したところで、彼女の首の後ろに手刀を食らわせた。無駄のない一撃に真山がぐったりとなる。
「衣梨奈!?」
脇田が焦ったように声を上げる。
「大丈夫ですよー、ちょっと気を失ってるだけだから」
遠馬は意識を失った真山の身体を荷物でも運ぶみたいにズルズルと引きずっていって、脇田の側に寝かせた。
「これでよし、っと。じゃ、行こっか?」
「え、この人たちは?」
遠馬の言葉に驚いたひな子が質問すると、
「あ、そっか。でもまぁ、朝になったら誰か来るでしょ?」
事もなげに言ってのける遠馬に、ひな子の目が点になる。
「ひな子ちゃんはさ、ひとりで抱え込みすぎ。それに優しすぎる。あんな酷いことされたのに、まだこいつらに同情するの? 人が好いにもほどがあるよ。まぁ君のそういうところに兄さんも惹かれ……」
「遠馬! 余計なこと言わなくていいから。行くぞ。ほら、羽澄も」
床に座り込んだままのひな子に、火神が手を差し伸べる。その手を取って、ひな子はゆっくりと立ち上がった。
火神に手を引かれながら、更衣室の出口へと向かう。
「ひな子」
「龍ちゃん……」
扉の陰に、龍一郎が立っていた。
「ごめん、ひな子。俺……、脇田さんに、無理やり……」
「わかってる」
龍一郎に最後まで言わせないで、ひな子が口を開く。
「わかってるよ、龍ちゃん」
ひな子は少し背伸びをすると、犬のように項垂れる龍一郎の頭をヨシヨシと子供にでもするみたいに撫でた。
しばらくされるがままになっていた龍一郎が、キッと顔を上げて更衣室の中へと踏み込んでいく。
「脇田さん、すいません! でも、もうひな子に関わるのはやめてください。俺は、俺は…もう……どうなってもいいです。水泳ができなくなっても、皆から何と言われても……。でも、ひな子には、もう、」
脇田の前に膝をついた龍一郎が床に擦りつけるように頭を下げた。
「龍ちゃん……」
這いつくばる龍一郎をひな子はじっと見つめた。
「ひな子ちゃん、大丈夫?」
遠馬が心配そうにひな子の肩に手を置いて顔を覗きこんでくる。
自分でも気づかないうちに、ひな子は泣いていた。
「心配しなくても、あいつらが何かしてきたらすぐ警察に突き出してやるから。社会的に抹殺できるだけの証拠も揃ってるしね」
遠馬はそう言うと、ひな子を元気づけるように軽く笑いながら片目を瞑ってみせた。
ひな子は曖昧に頷いて、再び、龍一郎の背中へと目を向ける。
「龍ちゃん……」
ひな子の視線の先には龍一郎の背中があった。
そんな彼女を見つめる人がいたことに――ひな子は気づいていなかった。
*****
それから冬休みに入るまでの間、真山は学校に来なかった。
「インフルエンザ」ということになっていたが、本当の理由が別にあることをひな子は知っている。
真山や脇田のいない学校は平穏そのもので、受験勉強に追われているうちに、あっという間に冬休みがやって来た。
そして、冬休みが明けた新学期――
ひな子は火神が学校を辞めたことを知った。
ひな子を見据えたまま、カツカツとヒールの音を響かせて一直線に近付いてきた真山が、カーディガンをひったくるようにして、ひな子の胸元を露わにした。ボタンを引きちぎられたせいで隠しきれない胸の谷間が照明の下に晒される。
「あらあら。まさか脇田くんのことまで誑しこんでたなんて……。子供のくせに、どれだけ男好きなわけ? 大体あなたのせいで火神先生、学校を辞め……」
「真山!」
何か言いかけた真山を、火神が強い口調で遮る。
「白々しい真似はやめろ。あんた、知ってたんだろ? この男が羽澄に何をしていたか……」
「は? 何をおっしゃってるのか、わかりませんけど」
真山は片方の口の端を吊り上げて、歪んだ笑みを浮かべる。
「まさか脇田くんが無理やり羽澄さんに乱暴した……なんて言うんじゃありませんよね? 少なくとも、私の知ってる脇田くんはそういうことをする人じゃなかったはずですよ。案外、羽澄さんの方から誘ったんじゃないんですか? ――ねぇ、脇田くん?」
脇田の方を向いた真山が意味ありげに目くばせする。
「……そ、そうだ! そいつから誘ってきたんだ。そのデカい胸をこれ見よがしに押しつけてきて、」
「そんなことあるわけないだろう。コーチと生徒、先輩と後輩……お前と羽澄の立場を考えたら、どっちに主導権があったかなんて明らかだ」
この期に及んで、自分の非を認めないどころか、ひな子に罪をなすりつけようとする脇田の妄言を、火神が心底呆れながら切り捨てる。
「だとしても、羽澄さんの方は合意してたんじゃない?」
「そうだっ! 今日だって、そいつが自分からここに来たんだっ!」
「やっぱりね。こんな男を誘うような身体して……。ほんっと、とんだアバズレよね」
赤い唇を三日月の形に歪めながら、真山がひな子を見下ろす。
まったく隠す気のない、あからさまな蔑みの視線に、ひな子は泣きたい気持ちを堪えて唇を噛むしかなかった。
「あのー、すみません」
この場には似つかわしくない、のほほんとした声を上げた遠馬が、真山とひな子のあいだに割り込んだ。
「無駄な工作、やめたほうがいいですよ。すっごい無様なんで」
「なっ……!」
突然現れた見知らぬ第三者に、ペースを乱された真山が動揺する。
「兄さん、このおねーさん、誰?」
「この学校の教師だ」
「ふぅん。自分の生徒を侮辱するなんて最低だね。こういうタイプ、兄さん、大っ嫌いでしょ?」
「ああ」
火神の正直な答えにぷっと噴き出した遠馬が、真山の前で手を上げた。その手にはICレコーダーが握られている。
「とりあえず、今の会話もちゃんと録音してありますんで。あ、証拠はこれだけじゃないですよ。まぁ、おねーさんのことはしょっ引けないだろうけど、あんたがこの男たちの仲間だってことは、学校側に伝えといた方がよさそうですね」
愉しそうにそう言った遠馬が、意地の悪い笑顔を浮かべる。
「ちょっと……!」
レコーダーを目指して飛びかかってきた真山を、
「おっ、と」
遠馬は悠々と躱して、真山の手首をぐいっと掴んで下に引き、バランスを崩したところで、彼女の首の後ろに手刀を食らわせた。無駄のない一撃に真山がぐったりとなる。
「衣梨奈!?」
脇田が焦ったように声を上げる。
「大丈夫ですよー、ちょっと気を失ってるだけだから」
遠馬は意識を失った真山の身体を荷物でも運ぶみたいにズルズルと引きずっていって、脇田の側に寝かせた。
「これでよし、っと。じゃ、行こっか?」
「え、この人たちは?」
遠馬の言葉に驚いたひな子が質問すると、
「あ、そっか。でもまぁ、朝になったら誰か来るでしょ?」
事もなげに言ってのける遠馬に、ひな子の目が点になる。
「ひな子ちゃんはさ、ひとりで抱え込みすぎ。それに優しすぎる。あんな酷いことされたのに、まだこいつらに同情するの? 人が好いにもほどがあるよ。まぁ君のそういうところに兄さんも惹かれ……」
「遠馬! 余計なこと言わなくていいから。行くぞ。ほら、羽澄も」
床に座り込んだままのひな子に、火神が手を差し伸べる。その手を取って、ひな子はゆっくりと立ち上がった。
火神に手を引かれながら、更衣室の出口へと向かう。
「ひな子」
「龍ちゃん……」
扉の陰に、龍一郎が立っていた。
「ごめん、ひな子。俺……、脇田さんに、無理やり……」
「わかってる」
龍一郎に最後まで言わせないで、ひな子が口を開く。
「わかってるよ、龍ちゃん」
ひな子は少し背伸びをすると、犬のように項垂れる龍一郎の頭をヨシヨシと子供にでもするみたいに撫でた。
しばらくされるがままになっていた龍一郎が、キッと顔を上げて更衣室の中へと踏み込んでいく。
「脇田さん、すいません! でも、もうひな子に関わるのはやめてください。俺は、俺は…もう……どうなってもいいです。水泳ができなくなっても、皆から何と言われても……。でも、ひな子には、もう、」
脇田の前に膝をついた龍一郎が床に擦りつけるように頭を下げた。
「龍ちゃん……」
這いつくばる龍一郎をひな子はじっと見つめた。
「ひな子ちゃん、大丈夫?」
遠馬が心配そうにひな子の肩に手を置いて顔を覗きこんでくる。
自分でも気づかないうちに、ひな子は泣いていた。
「心配しなくても、あいつらが何かしてきたらすぐ警察に突き出してやるから。社会的に抹殺できるだけの証拠も揃ってるしね」
遠馬はそう言うと、ひな子を元気づけるように軽く笑いながら片目を瞑ってみせた。
ひな子は曖昧に頷いて、再び、龍一郎の背中へと目を向ける。
「龍ちゃん……」
ひな子の視線の先には龍一郎の背中があった。
そんな彼女を見つめる人がいたことに――ひな子は気づいていなかった。
*****
それから冬休みに入るまでの間、真山は学校に来なかった。
「インフルエンザ」ということになっていたが、本当の理由が別にあることをひな子は知っている。
真山や脇田のいない学校は平穏そのもので、受験勉強に追われているうちに、あっという間に冬休みがやって来た。
そして、冬休みが明けた新学期――
ひな子は火神が学校を辞めたことを知った。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
平凡OLとイケメンドクター
紅牡丹
恋愛
「花音(かのん)といるとドキドキするし、色々気が合うんだ。数子の事が嫌いなわけじゃないけど、前みたいな気持ちになれない…………」
26歳の平凡&地味OL数子(かずこ)は、ハイスペックな彼から、ある日突然別れを告げられる。
その1ヶ月後、父親が深刻な病で入院&緊急手術。
担当医は、俳優並みのルックスを持つ鈴田司(すずたつかさ 33)なのだが……。
*3/1~再公開
大幅改稿しました。
流れは同じですが、『横浜デート』等、非公開前は無かったエピソードを追加しました。
もし宜しければお読みください♪
予告なしに微調整しています。大筋は変わりません。
この物語はフィクションです。

密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる