7 / 11
ブカレア教会
しおりを挟む
ブカレア教会
人口3000人の町ブカレアに暮らすほぼ全ての住民がこの教会に一度は来たことがある、
洗礼の儀式はここで行われる。
年初の15の日にはその3年前に産まれた子を
父と母を伴い教会に来て儀式をうけ、精霊を決めるのだ。
アーゴットの母でありジキルの妻はここに住み込みで働いている。
別に仲が悪いわけではなく、鍛冶という職業柄よくあることである。
教会は町の南西広場に面しており、ジキルの火屋根とは程近くにある。
教会の運営はリグレア大陸から派遣された司教が行っており、
人々に愛され運営費はもっぱら十分寄付だけで成り立っている。
これは既存の宗教とことなり洗礼と祈りによって人々が精霊の存在を信じるのではなく知っており。
信仰というより対価に近い感覚で向き合っているためでもあるかもしれない。
実際に精霊への祈りをやめた鍛冶屋がリフレアの魔法を使えなくなった話や
漁師が溺れ死んだ話もある。
現在教会にはこの街をはじめに作ったブカレアが彫ったといわれる紋章が飾られており、
王教会のエリス神の小さな絵画が横に安置されている。
戦時下にあっては神像を本国にお願いしたり、住民から寄付を募って作るのは憚られているからだ。
木製の像にはエリスが木精霊ドライアドと仲が悪いため加護が無い。
アーゴットが給料1年分にもなる鉄製の神像を寄付する話は住民たちに瞬く間に広まった。
住民「あのアーゴットがなあ。。あいつそんなに精霊様に感謝をしていたのか」
住人「おれも祈りは欠かさないようにしよう」
素行が悪いわけでもなく、町の好青年くらいの印象しかもっていなかったアーゴットは、
住民の間で神の子、精霊の申し子などという大げさな呼称まで広がりつつあるその日。
鍛冶ギルドにはギルドの関係者が集まって会議が開かれていた。
ジル、ジキル、ジン、ジンクス、ジリアンの5人である
ジアン、ジオ、ジオンは王教会の鍛冶師として、リグレア大陸の首都ルーファスにジオとジオンが
ジリアンの親継承者ジアンはテランの町に赴任している。
ジル「今日集まってもらったのは他でもない、ジキルにギルドマスターを移譲する件だ」
ジン「異論はない」
ジンクス「異論なし」
ジリアン「おめでとうございますジキル殿」
ジル「良かった、まあ反対するものなどいようはずもないが、すでに教会に依頼して精霊交信によって他3名の同意もとってある」
パチパチパチパチ、ギルドに拍手が沸き起こる。
ジル「そしてもう一つわしの娘、ミリアムと、ジキルの息子アーゴットの結婚を発表する」
歓声がギルド内に沸き起こる。
ギルドメンバーの子弟A「これはめでたい事が続きますな、今日は宴でもどうだみんな?」
B「おおそれがいい、料理ならまかせておけ」
C「じゃあ今日は仕事も休みだな!」
日中からこの騒ぎである。
しかし次の言葉で一同は静まり返る
ジル「そしてわしは引退し、アーゴットにジルの加護を譲ろうと思う」
静かになったギルドホール
ジン「ジルさん、悪いがジキルの息子といえば15才だろう、娘が可愛いのはわかるがそれはないんじゃないのか?神像の寄付とは別の話だろう」
ジル「加護の継承はギルドの同意も、教会の許可もいらないはずだ、これは報告だ、相談ではない」
「だがしかしお前さんたちの話もわかる、親馬鹿で加護を継承するのかといいたいのだろう?」
「それを証明するために、近々小ハンマーを皆に贈らせる事にしてある」
新任のギルドメンバーは鍛冶に使う大ハンマーを前任者からうけとり、
子弟の手伝いにつかう小ハンマーを他のメンバーに贈る風習がある。
ジル「その小ハンマーの出来をみてやってくれ、俺の言っている意味がわかるはずさ」
それまでは必要のない承認ではあるが、仮でいいというジルの意図をくみ取った他メンバー。
ジンクス「私はジルさんを信頼している、そういう事ならハンマーを楽しみにしているよ」
ジリアン「見ものですな」
ジル「それでは今日は解散とする」
アーゴットはギルドマスターの執務室で待っていた
ジルに話が大きくならないように、ここで待てと言われていたのである。
自分の子供のようなアーゴットを見ながらの話ではギルドメンバーの気持ちが収まらないかもしれないと、
ジルの考えだった。
ジル「そういえば神像はできたのか?」
アーゴット「はいこの箱に」
ジルは開けてみて顔がひきつっている
ジル「お前これ。。銀製じゃないか。。まさかジキルが銀のインゴットを寄付したのか?」
アーゴット「親父は好きに使えっていってたから」
ジル「ジキルのやつ。。。おもいきったなあ」
銀のインゴットを使っていることはジキルは知らないが・・
ジル「まあいい、これからやることは死ぬまで他言無用だぞ」
そういうと青い瞳でジルはエリス神像をみた。
聖属性 銀のエリス神像、設置された周囲5mを神域とし、あらゆる魔を消し去る
設置された周囲2㎞を加護領域として、洗礼を受けたものへの不運を取り去る
洗礼を受けたものの加護を信仰心の強さによってエリスが庇護する。
何だこの効果・・
不運を取り去る。。幸運とでもあれば強すぎる効果が街に異変をもたらすかもしれないが
この程度なら良いとして、神域・・
近寄る者を消し去るとは・・そのような不浄の者が教会に近寄れるわけもないから構わないか・・
エリスが庇護か。よくわからないが祈りの強いものは、今も強い力が使えるのだから変わらないはずだ。
あきらかに大陸の港街、ガープの真鍮のエリス神像より出来が良い・・・
ジルはその昔鑑定眼で盗み見たことがあるのだ。
接収しようと強権を王教会が使えば民衆の信仰を奪うのかと騒ぎになるだろうし、
その心配はないと思いたい。
アーゴット「なにか不味い事でも?」
ジル「いやなんでもない、よく出来たな、それじゃあジルの加護を継承する」
アーゴット「そんな簡単に出来るんですか?儀式とかは?」
ジル「儀式は神に対して行うものだ、人同士で渡すのになんの儀式がいるんだ」
「だが加護だからなお互いの効き手を合わせるんだ、俺は右利きだ、お前もか?」
そういわれアーゴットは右手を差し出す
ジル「よく覚えておけ、お前もいつか継承する日が来る」
「バッカスの加護をこの者に継承する、エリスの聖名において承認されたし、我の誓いは彼の者の誓いに」
アーゴット手の甲に鍛冶師バッカスの紋章が浮かび上がり、ジルからは消えた
ジル「そうそう、おまえはいつか継承するまで酒は一切のめないからな」
そういうことは早く言えとおもったが
アーゴット「元々、酒は飲みませんよ」
と言い返した。
ジル「俺は今夜から生まれて初めての酒だぜ。くぅうううこの日をどれだけ夢に見た事か」
ジル「それと鑑定は神の遺物に対しては使ってはならない、これは例外なく死罪だ」
ごくりと唾を呑んだ・・
ジル「人間にたいして使うときは目元を隠すんだな、鑑定で青く光ることは知られている」
アーゴット「はい・・」
ジル「それとこれから加護のある限り、お前の作るすべての製品の価値、
修理の精度は2割増しになる、バッカスの加護によって酒を飲んでしまうその日までな」
人口3000人の町ブカレアに暮らすほぼ全ての住民がこの教会に一度は来たことがある、
洗礼の儀式はここで行われる。
年初の15の日にはその3年前に産まれた子を
父と母を伴い教会に来て儀式をうけ、精霊を決めるのだ。
アーゴットの母でありジキルの妻はここに住み込みで働いている。
別に仲が悪いわけではなく、鍛冶という職業柄よくあることである。
教会は町の南西広場に面しており、ジキルの火屋根とは程近くにある。
教会の運営はリグレア大陸から派遣された司教が行っており、
人々に愛され運営費はもっぱら十分寄付だけで成り立っている。
これは既存の宗教とことなり洗礼と祈りによって人々が精霊の存在を信じるのではなく知っており。
信仰というより対価に近い感覚で向き合っているためでもあるかもしれない。
実際に精霊への祈りをやめた鍛冶屋がリフレアの魔法を使えなくなった話や
漁師が溺れ死んだ話もある。
現在教会にはこの街をはじめに作ったブカレアが彫ったといわれる紋章が飾られており、
王教会のエリス神の小さな絵画が横に安置されている。
戦時下にあっては神像を本国にお願いしたり、住民から寄付を募って作るのは憚られているからだ。
木製の像にはエリスが木精霊ドライアドと仲が悪いため加護が無い。
アーゴットが給料1年分にもなる鉄製の神像を寄付する話は住民たちに瞬く間に広まった。
住民「あのアーゴットがなあ。。あいつそんなに精霊様に感謝をしていたのか」
住人「おれも祈りは欠かさないようにしよう」
素行が悪いわけでもなく、町の好青年くらいの印象しかもっていなかったアーゴットは、
住民の間で神の子、精霊の申し子などという大げさな呼称まで広がりつつあるその日。
鍛冶ギルドにはギルドの関係者が集まって会議が開かれていた。
ジル、ジキル、ジン、ジンクス、ジリアンの5人である
ジアン、ジオ、ジオンは王教会の鍛冶師として、リグレア大陸の首都ルーファスにジオとジオンが
ジリアンの親継承者ジアンはテランの町に赴任している。
ジル「今日集まってもらったのは他でもない、ジキルにギルドマスターを移譲する件だ」
ジン「異論はない」
ジンクス「異論なし」
ジリアン「おめでとうございますジキル殿」
ジル「良かった、まあ反対するものなどいようはずもないが、すでに教会に依頼して精霊交信によって他3名の同意もとってある」
パチパチパチパチ、ギルドに拍手が沸き起こる。
ジル「そしてもう一つわしの娘、ミリアムと、ジキルの息子アーゴットの結婚を発表する」
歓声がギルド内に沸き起こる。
ギルドメンバーの子弟A「これはめでたい事が続きますな、今日は宴でもどうだみんな?」
B「おおそれがいい、料理ならまかせておけ」
C「じゃあ今日は仕事も休みだな!」
日中からこの騒ぎである。
しかし次の言葉で一同は静まり返る
ジル「そしてわしは引退し、アーゴットにジルの加護を譲ろうと思う」
静かになったギルドホール
ジン「ジルさん、悪いがジキルの息子といえば15才だろう、娘が可愛いのはわかるがそれはないんじゃないのか?神像の寄付とは別の話だろう」
ジル「加護の継承はギルドの同意も、教会の許可もいらないはずだ、これは報告だ、相談ではない」
「だがしかしお前さんたちの話もわかる、親馬鹿で加護を継承するのかといいたいのだろう?」
「それを証明するために、近々小ハンマーを皆に贈らせる事にしてある」
新任のギルドメンバーは鍛冶に使う大ハンマーを前任者からうけとり、
子弟の手伝いにつかう小ハンマーを他のメンバーに贈る風習がある。
ジル「その小ハンマーの出来をみてやってくれ、俺の言っている意味がわかるはずさ」
それまでは必要のない承認ではあるが、仮でいいというジルの意図をくみ取った他メンバー。
ジンクス「私はジルさんを信頼している、そういう事ならハンマーを楽しみにしているよ」
ジリアン「見ものですな」
ジル「それでは今日は解散とする」
アーゴットはギルドマスターの執務室で待っていた
ジルに話が大きくならないように、ここで待てと言われていたのである。
自分の子供のようなアーゴットを見ながらの話ではギルドメンバーの気持ちが収まらないかもしれないと、
ジルの考えだった。
ジル「そういえば神像はできたのか?」
アーゴット「はいこの箱に」
ジルは開けてみて顔がひきつっている
ジル「お前これ。。銀製じゃないか。。まさかジキルが銀のインゴットを寄付したのか?」
アーゴット「親父は好きに使えっていってたから」
ジル「ジキルのやつ。。。おもいきったなあ」
銀のインゴットを使っていることはジキルは知らないが・・
ジル「まあいい、これからやることは死ぬまで他言無用だぞ」
そういうと青い瞳でジルはエリス神像をみた。
聖属性 銀のエリス神像、設置された周囲5mを神域とし、あらゆる魔を消し去る
設置された周囲2㎞を加護領域として、洗礼を受けたものへの不運を取り去る
洗礼を受けたものの加護を信仰心の強さによってエリスが庇護する。
何だこの効果・・
不運を取り去る。。幸運とでもあれば強すぎる効果が街に異変をもたらすかもしれないが
この程度なら良いとして、神域・・
近寄る者を消し去るとは・・そのような不浄の者が教会に近寄れるわけもないから構わないか・・
エリスが庇護か。よくわからないが祈りの強いものは、今も強い力が使えるのだから変わらないはずだ。
あきらかに大陸の港街、ガープの真鍮のエリス神像より出来が良い・・・
ジルはその昔鑑定眼で盗み見たことがあるのだ。
接収しようと強権を王教会が使えば民衆の信仰を奪うのかと騒ぎになるだろうし、
その心配はないと思いたい。
アーゴット「なにか不味い事でも?」
ジル「いやなんでもない、よく出来たな、それじゃあジルの加護を継承する」
アーゴット「そんな簡単に出来るんですか?儀式とかは?」
ジル「儀式は神に対して行うものだ、人同士で渡すのになんの儀式がいるんだ」
「だが加護だからなお互いの効き手を合わせるんだ、俺は右利きだ、お前もか?」
そういわれアーゴットは右手を差し出す
ジル「よく覚えておけ、お前もいつか継承する日が来る」
「バッカスの加護をこの者に継承する、エリスの聖名において承認されたし、我の誓いは彼の者の誓いに」
アーゴット手の甲に鍛冶師バッカスの紋章が浮かび上がり、ジルからは消えた
ジル「そうそう、おまえはいつか継承するまで酒は一切のめないからな」
そういうことは早く言えとおもったが
アーゴット「元々、酒は飲みませんよ」
と言い返した。
ジル「俺は今夜から生まれて初めての酒だぜ。くぅうううこの日をどれだけ夢に見た事か」
ジル「それと鑑定は神の遺物に対しては使ってはならない、これは例外なく死罪だ」
ごくりと唾を呑んだ・・
ジル「人間にたいして使うときは目元を隠すんだな、鑑定で青く光ることは知られている」
アーゴット「はい・・」
ジル「それとこれから加護のある限り、お前の作るすべての製品の価値、
修理の精度は2割増しになる、バッカスの加護によって酒を飲んでしまうその日までな」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
レベル596の鍛冶見習い
寺尾友希(田崎幻望)
ファンタジー
旧副題:~ちなみに勇者さんは、レベル54で、獣の森をようやく踏破したところだそうです~
オイラはノア。
オイラの父ちゃんは、『神の鍛冶士』とまで言われた凄腕の鍛冶士……なんだけど、元冒険者の母ちゃんが死んでからというものの、鍛冶以外ダメダメの父ちゃんは、クズ同然の鉱石を高値でつかまされたり、伝説級の武器を飲み屋のツケに取られたり、と、すっかりダメ親父。
今では、いつも酔っぱらって、元・パーティメンバーからの依頼しか受けなくなっちゃった。
たまに依頼が入ったかと思うと、
「ノア!
オリハルコン持ってこい!」
「ないよ、そんなの!?」
「最果ての亀裂にでも行きゃ、ゴロゴロ落ちとるだろ!」
「どこだよ、そのムチャクチャ遠そうなトコ!?」
てなわけで、オイラの目下の仕事は、父ちゃんが使う鉱石拾いと素材集めってわけ。
そして、素材を集めるため、何度も強敵に挑み続けたオイラは、ついに気付いてしまった。
魔獣は、何も、殺さなくても素材をドロップしてくれること。
トドメさえささなければ、次に行くときまでに、勝手に回復して、素材を復活させてくれていることに!
かくして、オイラの地下倉庫には、伝説の勇者が、一生を通して数個しか入手できないような素材が、ゴロゴロ転がることとなる。
「父ちゃん、そろそろオイラにも、売り物の剣。打たせてくれよ」
「百年早いわ、バカモノ……ひっく」
「……じゃあしょうがない、ご近所さんに頼まれた草刈り鎌でも作るか。
マグマ石とアダマンタイトの合金に、火竜のウロコ、マンティコアの針を付与して。
出来た、ノア特製・雑草の燃える鎌!」
「……!?
お前、なんでそんなの持ってるんだ!?」
「え?普通に、火竜からプチッと」
最強鍛冶見習い・ノアの、常識外れの日常と冒険の物語。
三巻以降のストーリーを加筆修正中。今まで公開してきたお話を引き下げることがあります。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
待鳥園子
恋愛
グレンジャー伯爵令嬢ウェンディは父が友人に裏切られ、社交界デビューを目前にして無一文になってしまった。
父は異国へと一人出稼ぎに行ってしまい、行く宛てのない姉を心配する弟を安心させるために、以前邸で働いていた竜騎士を頼ることに。
彼が働くアレイスター竜騎士団は『恋愛禁止』という厳格な規則があり、そのため若い女性は働いていない。しかし、ウェンディは竜力を持つ貴族の血を引く女性にしかなれないという『子竜守』として特別に採用されることになり……。
子竜守として働くことになった没落貴族令嬢が、不器用だけどとても優しい団長と恋愛禁止な竜騎士団で働くために秘密の契約結婚をすることなってしまう、ほのぼの子竜育てありな可愛い恋物語。
※完結まで毎日更新です。
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
おっさん鍛冶屋の異世界探検記
モッチー
ファンタジー
削除予定でしたがそのまま修正もせずに残してリターンズという事でまた少し書かせてもらってます。
2部まで見なかった事にしていただいても…
30超えてもファンタジーの世界に憧れるおっさんが、早速新作のオンラインに登録しようとしていたら事故にあってしまった。
そこで気づいたときにはゲーム世界の鍛冶屋さんに…
もともと好きだった物作りに打ち込もうとするおっさんの探検記です
ありきたりの英雄譚より裏方のようなお話を目指してます
賢者の転生実験
東国不動
ファンタジー
※書籍の第二巻が書店で好評発売中です! 是非お読みください。
不遇の高校生桐生レオはある日、謎の声に導かれて異世界に転生する。彼を転生させたのは、異界の知識で新たな魔法を生み出さんとする大賢者。
大賢者の息子として剣と魔法の世界に転生したレオは、父の魔法を教わる代わりに自分の持つ現代科学の知識を提供することに承諾する。ツンデレ妹に元王女の母、さらには猫型獣人の少女らに囲まれて幸せな第二の人生を満喫するレオ。一方、大賢者はレオから得た現代兵器の知識によって密かに全く新たな魔法群を開発していた。強大な力を求める大賢者の真意は一体?
先制発見、先制攻撃、先制撃破―現代兵器の戦術理論を応用した反撃不能の「兵器魔法(ウェポン・マジック)」が起動する時、少年の運命が動き出す!
魔竜の鍛冶師 ~封印されていた溶鉱の魔竜と契約したら鍛冶師でありながら世界最強になってしまったけど、実はあんまり戦いたくない~
紙風船
ファンタジー
終業直前に突如異世界に飛ばされた僕、三千院侘助は【鍛冶一如】というユニークスキルを手にした。
それは熱した鉄を金槌の一打でイメージする完成形へと成形する鍛冶特化スキルだった。
ちょうど転職を考えていたので手に職ヤッターこれ幸いと鍛冶と異世界の知識を学び始めた僕は図書館で古い本を手にした。
そこから現れたのは封印されていた【溶鉱の魔竜】を名乗る絶世の美女だった。
自己紹介をしたところで契約が結ばれてしまい、魔竜の権能を手に入れた僕は自前のスキル以上に金属を操る能力を手に入れてしまった。それは戦いにおいては無限の可能性を持つ無敵の力だった。
正直、僕は鍛冶が性に合ってるのでひっそりと暮らしたいのだが……どうしても戦いは避けられない。それがこの世界らしい。
僕は鉄を打ちながら、この世界でどう生きるかを模索することにした。その上で戦うことがあれば……しょうがないよね。世界最強の力を使うことになっても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる