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番外編6 ※ネタバレ注意
貴石の世界あれこれ ★
しおりを挟む◆暦
月と曜日の名前は変えてありますが、「1週間7日×12カ月」で現実世界と同じです。
1月 友愛の月
2月 誠実の月
3月 勇敢の月
4月 無垢の月
5月 幸福の月
6月 愛の月
7月 情熱の月
8月 絆の月
9月 真実の月
10月 歓喜の月
11月 希望の月
12月 尊厳の月
月曜日 月長石の日
火曜日 紅玉の日
水曜日 黄水晶の日
木曜日 紫水晶の日
金曜日 翠玉の日
土曜日 碧玉の日
日曜日 金剛石の日
◆誕生日
貴石のメインキャラたちの誕生日です。
ミオソティス 絆の月21日 (8月21日)
アルビジア 絆の月21日 (8月21日)
オルロフ 真実の月3日 (9月 3日)
マルカジット 無垢の月1日 (4月 1日)
ロートゥス 無垢の月8日 (4月 8日)
ヘルメス 誠実の月23日(2月23日)←拾われた日
リコリス 情熱の月24日(7月24日)
パーウォー 愛の月25日 (6月25日)←拾われた日
マーレ 勇敢の月12日(3月12日)
リーリウム 情熱の月13日(7月13日)
サンディークス 勇敢の月24日(3月24日)
キクータ 愛の月13日 (6月13日)
ヘムロック 勇敢の月15日(3月15日)
ミラビリス 情熱の月28日(7月28日)
カストール 愛の月5日 (6月 5日)
マレフィキウム 無垢の月21日(4月21日)
パエオーニア 情熱の月16日(7月16日)
誕生石とか誕生花から設定してるんですけど、6月とか7月が多くなっちゃいました。
冬生まれがいない……
◆国や町
◇ファーブラ国
首都は王都コロナ。
アルブス、カエルラ、セーピオーティコン、クレピタークルム等の町を擁する、王族による世襲制の立憲君主国家。王族は人間族。
極夜国もこの国の中にあるが、迷いの森と極夜国はファーブラ国には属していない。
◇王都コロナ
魔法使いと人間の戦争のあと、テオフラストゥスに連れられてやって来た人間たちによって築かれた町。時代錯誤遺物を利用して築かれた町。名前の由来はラテン語の「王冠」から。
人間たちの中でも魔術の素養を持っていた者が中心となり、やがて王族となった。そして彼らはテオフラストゥスからいくつかの秘技を受け継ぎ、魔術師から魔術錬金術師となった。秘技は王となる者にのみ受け継がれている。
現在遺跡だった町の中心部には王城が建っている。町はずれに魔導研究所もあったが、世界歴3302年に謎の火災(カストールの放火)で焼失した。
◇極夜国
極夜国。
霧に覆われた迷いの森と呼ばれる森の中心にある石人の国。名前の由来はラテン語の「夜」から。
濃い魔素のため特異点と化した場所にあり、外の世界とは常識が異なる。決して太陽が昇ることのない常夜の国。周辺の木々は硝子化しており、普通の生き物たちは住めない不毛の地。
かつては外の世界と交流をしていたのだが、ある事件により周辺の森に結界を施し鎖国してしまった。以後、周辺の森は濃い霧をまとう迷いの森と呼ばれるようになった。
何らかの手段を用い、稀に迷いの森を抜け極夜国の手前まで来る者もいる。しかし極夜国はその身に守護石を宿す者以外は決して受け入れない。それでも無理やり入ろうとした場合、侵入者は異物とみなされ、最後の結界によって排除される。
そこまで厳密なものではないが、アダマス家を頂点とした絶対君主国家。
不毛の地のため木材や植物は貴重品。生活道具などは虎目石商会が人間の世界から手に入れてくる輸入品で賄っている。特産品は鉱物と岩塩。
アルブスから北へ500㎞以上離れていて、大陸性気候の地帯に位置する。ただしここは結界で隔離された特殊な場所のため、大陸性気候は適用されない。
アルブスから迷いの森まで約500㎞、それより先は徒歩になる。人の足で5日程度の森だが、霧の結界があるため距離は意味をなさない。
ヘルメスのバイク、メギストス3号ならアルブスからヘルメス一人の場合なら2日、無理すれば1日、リコリスと二人乗りの場合は3日くらいかかる。
◇迷いの森
常に霧に覆われた、訪れたものを惑わせる森。
規模自体はそこまで大きな森ではないが、石人たちの張った結界により普通の方法では奥へ進むことが出来ないようになっている。
霧の発生装置としてかつて魔術師だった者たちの守護石、黒曜石(加護:摩訶不思議)、燐灰石(加護:惑わす)、碧玉(加護:永遠の夢)、楔石(加護:永久不変)が墓に納められ、森の各所に設置されている。
これらを管理維持する魔術師たちは墓守と呼ばれている。
1章ヒーローのオルロフはこの墓守をやっている。
◇アルブス
コラルリウム海性気候(現実の地中海性気候)の海沿いの町。白い漆喰の四角い建物と青い窓が特徴的。
モデルはエーゲ海に浮かぶギリシャのミコノス島。名前の由来はラテン語の「白」から。
人口は3000人程度。主食は小麦。風車で小麦をひいている。
街中の移動手段は徒歩。細い路地や階段が多いため、町の中を馬車等は走っていない。ただし町の入り口からは、近隣の町への駅馬車が出ている。
2章の舞台となった町。ヘルメス、リコリス、ミラビリスが住んでいる。アワリティア商会の本店もここにある。
◇カエルラ
コラルリウム海性気候(現実の地中海性気候)の海沿いの町。
白い漆喰の壁と青い屋根がシンボルの港町。モデルはギリシャのサントリーニ島。名前の由来はラテン語の「青」から。
主食は小麦。交易で栄えているので様々な品が手に入る。王都コロナへの玄関口。
移動手段は街中は徒歩と辻馬車。ただし路地に入ると細く階段が多いので主に徒歩となる。
人魚の伝説が有名。3章の舞台となった町。
◇セーピオーティコン
極夜国から西に300キロくらいの場所にある学術都市。大陸性気候の地帯に位置する。名前の由来はラテン語の「セピア」から。
国一番の大きな図書館があり、学者やそれを目指す者たちが集まってくる。妙な偏見や差別が他の街に比べて少ないため、虎目石商会はこの街を商売の主な拠点としてる。
◇クレピタークルム
機工都市と呼ばれる機械工たちの鉄と油の街。
人間の職人やドワーフ、ノームやグレムリンといった手先が器用な者たちが主に暮らしている。
主要産業は機械工業。名前の由来はラテン語の「おもちゃ」から。
ヘルメスが気球の材料やバイクなどをお取り寄せした。
雑過ぎるファーブラの地図
ファーブラ以外の国々
◇秋津洲
ファーブラよりはるか東に位置する島国。
モデルはもちろん日本!
◇大華国
ファーブラより東に位置する大陸。
モデルは中国。
マレフィキウムが普段着ている服は、ここの民族衣装。
◇ティエラ
別のお話の舞台。
ファーブラから西にいったところにある国。ファーブラとの国境は大河になっている。人間至上主義な国。
王都ラウレルを筆頭に、シプレス、マンサーナ、ヌエス、セレソ、フレスノ、ティロ、マグノリア、マングローヴィアの九つの領から成り立っている。
モデルはイタリアとスペイン。
◆エネルギー
剣も魔法も機械もごちゃまぜな世界観。そんな貴石世界には、電気もあれば魔力もあります。
首都コロナは地下深くにソーリスが作った発魔機がまだあって、密かに王族が代々メンテナンスと複製を繰り返して現在までつなげてきました。かつては魔導研究所、現在は町の街灯や王城に、この発魔機で作られるエネルギーが供給されています。
一般の町の人々にはこのエネルギーは供給されていないので、各自貴石燃料を使って賄っています。基本的に貴石世界の設備は一部を除き、機械も魔力で動いています。
王都以外の町も、基本的には貴石燃料で様々なものが動いています。そのため設備をメンテナンスできる魔術師たち、合成宝石を作り出せる錬金術師たちは就職に困りません。
◆魔素関連
貴石の世界には、魔素というものが存在しています。これは魔法や魔術を使うための燃料となっていますが、一方、この世界に生きるものたちにとって毒ともなっています。
魔素の許容量は種族ごとに異なっており、かつ、種族ごとに貯蔵する場所も違います。
◇石人
守護石。許容量は個人差はあるがそれなり。
魔素を消費して生きているので、魔素が濃い環境でも中毒になることはほぼない。
◇半石人
守護石。許容量は個人差があるが、基本的に純血の石人と比べるととても小さい。
魔素も消費するが、生きていくためのエネルギーは人間と同じように食べ物から摂取している。
◇人間
心臓。許容量は全種族の中で一番少ない。
◇魔獣
心臓他、どこかしらの臓器に。
竜種は体内に宝玉を持っていて、そこにため込んでいる。
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