【完結】氷の王太子に政略結婚で嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています

「この結婚は、あくまで政略だ。私情は一切挟まない」

そう言い放ったのは、氷の王太子と呼ばれるアレクシス・フォン・ルーヴェン殿下。
彼は冷酷無慈悲で、誰にも心を許さないことで有名な人物。

家の都合で彼に嫁ぐことになった私は、最低限の夫婦関係を築ければいいと割り切っていた。
それなのに——

「お前は俺の妻だ。遠慮など必要ない」

夜になると、別人のように甘く優しく触れてきて……!?

昼間は冷徹で近寄りがたいのに、二人きりになった途端、強引に抱き寄せられて、蕩けるような甘い囁きを向けられる日々。

「えっ、殿下……? あの、本当に政略結婚のはずでは……?」
「確かにそうだ。だが、俺がお前を甘やかすのに理由がいるのか?」

冷たく距離を取るどころか、独占欲全開で愛されすぎて困っています!

「俺の妻は、お前だけだ」

クールな王太子殿下が、まさかの溺愛系旦那様に!?
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