あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第十五楽章 進化

何があったの？

「びっくりしたわよ。」

「何？若菜？」

「いや、、2人で部屋の中いたでしょ。
ピリッとしたよ空気。」

「ん、あー、、別になんも起こってねぇよ。
期待してることは。」

「喧嘩して欲しくないんだけど、、。」

「、、わかったわかった。
別になんもないから！」

「、、、ならいいけど。」

若菜は行ってしまった。

「雨宮！」

「ん？どうしました？杉山先輩。」

「、、、お前らって。」

「付き合ってませんから！」

「言われた。まぁそのことはいいけど。
そろそろ2年生だけで話し合う時間作れよ。」

「え？なんでですか？」

「大会が終われば、、な。
2年生と1年生だけになるだろ。
すこし話しとけよ。」

「いや、、俺じゃなくて小林とか若菜とか百瀬ですよ。あのメンバーが決めてくれますよ。」

「、、そうか。」

、、、？なんで俺なんだ？

「まぁでも引退は11月ですよ。
杉山先輩。」

「そうだな。まだ早いか。」

「はい！」

そうだ。
きっとこの3人についていく。
先輩がいなくなって3年生になってる自分なんて全く予想がつかない、、、。

想像すらできないな。