あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第十五楽章 進化

合格してくださいお願いします。

「無理だ、、、。」

「お願いします、、、諦めないでください。」

大海はもう限界のようだ。
もうテストは明日に迫ってるというのに部員たち全員で作った過去問が全然点が取れてない。

「、、、、すみません。俺一生大会出れないかもしれない。」

竹下も同じく。

なんでこの二年生は、、。

「、、、限界です。」

優実も同じことを言っている。
魂抜けてんじゃねえか。

ちらっと雨宮は隣を見る。
三年生の人たちも、、まぁ同じようなこと言ってんな。
時田先輩、、、。

「う、、、、うう、、、」

泣いてる。
まぁ今回のテストは難しいよな。
自分も勉強しないと。
ノー勉はきついと思うが。

「全員勉強はしといたほうがいいぞ。」

「栗本先生？」

「確かに部活は楽しい。
きついこともあるけどな。
けど勉強が学生のやることだからな。
でもふと思うんだよ、、、。
俺、、部活ばっかじゃね、、、って、、、。」

「う、、。」

谷川先輩、、、。

「べ、、別にそんなことは、、、。」

日明先輩、、、。

「部活ばっかで成績表開いたら、、、
なんてこよくあるからな。
ちゃんと勉強しておくんだぞ。」

「はい。」

これは栗本先生の実体験か？