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第十四楽章 2度目の中日吹

勝ちたい

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去年の中日吹は県大会金賞。
しかし代表に選ばれなかった。

、、、やっぱり中日吹も獲りたい。
獲ったら全日吹前に大きな自信となる。

「練習しないとなぁ、、、。」

「どうしたの?」

「うわぁ、、睦月先輩!こんちはっす。」

「そんなびっくりした?」

「あ、、いや、、ちょっと考え事を、。」

「ふーんそっか、まぁ考え事くらい誰でもあるよね、、。
自分も何かしてると勉強のことばっかり考えてる。部活やってるとさぁ、周りが勉強だーとかいうんだよねー。」

「あ、、受験ですもんね。三年生、、。」

「うん、、あー、やだなぁ、。。」

「進路決まってるんですか?」

「うん。まぁね。大学、、教育学部行くつもり。」

「おぉ!睦月先輩、先生になるんだ。
ぽいですね。」

「そぉ?ありがとう。」

「はい。他の先輩たちよりは絶対大丈夫だと思います。」

「ははは、、、なんか心配になってきた。
雨宮くんは決まってんの?やっぱりプロ?」

「え?、、あーどうですかね?
プロにはなりたいですけど、、、。」

「なれるよ。雨宮くん上手いもん。」

「、、、まぁまぁとりあえず今は練習します!!」

「そうだね!」

「はい!」




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