あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第十四楽章 2度目の中日吹

コンクールメンバー

こうして選ばれた人数はざっと37名。

サブメンバー達は部室から出て行った。
サブメンバーは顧問の川村先生が指導するらしく
別の教室へ移動になった。

、、、。
なんて声をかけたらわからない。
同じ学年で仲間。
竹下はまだ初心者で楽器を初めてまだ半年。
だけど大海は同じ時間を過ごしてきた。

まさか落ちるとは思ってもなかった。

「、、、なにしょぼくれてんだよ。洸！」

「！べ、、別に、、。」

「俺は練習して必ず全日吹出るからな！」

「、、。わかった。待ってるわ。」

「おう！」

大海は行ってしまった。
元気に振る舞ってるけど、、。

「俺も出るから！」

「あー、、頑張れ。」

「お前、俺には冷たいな！」

竹下は雨宮に絡んできた。

「お前はまだ楽器初めて半年なんだ。
練習しまくれ。」

「言われなくてもわかってるわ。
洸よりホルン上手くなるわ。」

「チューバだろ。お前。」

、、、ふー。

「、、、やるぞ。」

オーディションに合格。
だけどそれと同時に吹きたかったあいつらの思いも背負わなくちゃいけない。

雨宮は決心するのだった。