497 / 625
第十四楽章 2度目の中日吹
コンクール曲
しおりを挟む
「今年の中日吹では課題曲IV、クローバーグラウンド。自由曲はアリシアと湖の龍。
全日吹も同じ曲で行きます。」
「はい!!」
こうして課題曲と自由曲が決まった。
配られた楽譜を見ると難易度は高い。
ホルンの譜面は去年の星の旅より連符やメロディーは多い気がする。
「うぅ、、まじでむずそうっすね。」
トロンボーンの1年生、福美が譜面を見ながら嘆いている。まぁ無理もない。初心者だもんな。
現在、中音パートで譜面を確認しようということで陣内先輩が雨宮に声をかけてくれた。
そして陣内先輩、優実と1年生の福美と新井花音と斉藤雪乃。
ホルンのパートの1年生の風見未来、生田凌斗と
雨宮が教室に集まって話をしている。
にしても8人かぁ。
人数多くなったなぁ。
少し嬉しいような気もするがしなくもないが。
「確かに~なるほどね。」
すると優実はメロディーを吹く。
一回試しに吹いてみたかったのだろう。
「おぉ!!優実先輩!凄いです!」
トロンボーン一年生たちと生田は先輩の技術を見て感動したのか拍手している。
「いやーそれほどでも。」
こいつすぐ調子に乗る。
「私は雨宮先輩に教えてもらおっかなぁ~。」
風見は首を少し傾けて上目遣いでこっちをじっと見る。
「え、、うーん、、まぁ頑張ろう。」
「ちぇー、、」
「あまっちはこういうの苦手だからなぁ。」
やんわり断り風見はちょっと残念そうにそっぽを向く。
いかんいかん。ペースに飲まれるな自分。
「とりあえずパート分けどうしましょうか?」
「そうだね、、じゃあ1st吹くよ。」
「じゃあ私は3rdで生田くんが2ndでどうですかね?」
「え?2nd?」
「うん。1stは1番。2ndは高い音が少なく下の音が多いから吹きやすいかも。
3rdは1stと同じ動き。いわゆる補佐。
だから生田くんは下の音がある方が吹きやすいと思うけど?」
「そうなんだ。じゃあ2ndの譜面吹きます!」
「うん。俺もサポートするからわかんないところじゃんじゃん聞いてね。」
「はい!」
「、、、へー、、メンバーに入る気なんだね、、、。」
「え?」
「じゃあやりましょうか!
頑張りましょう!」
風見は笑顔で雨宮の方を見る。
なんか小さな声でつぶやいていた気がするが気のせいだろう。
「じゃあトロンボーンチームは優実ちゃんと
新井ちゃんと雪乃ちゃんは譜面見て練習してて。
私は福美くん見るから。」
「わかりました!」
新井と雪乃は返事する。
「ありがとうございます先輩!」
福美は嬉しそうだ。
1stの譜面。
俺もオーディションもあるし気合い入れないと。
3人でコンクール出れるといいなぁ。
全日吹も同じ曲で行きます。」
「はい!!」
こうして課題曲と自由曲が決まった。
配られた楽譜を見ると難易度は高い。
ホルンの譜面は去年の星の旅より連符やメロディーは多い気がする。
「うぅ、、まじでむずそうっすね。」
トロンボーンの1年生、福美が譜面を見ながら嘆いている。まぁ無理もない。初心者だもんな。
現在、中音パートで譜面を確認しようということで陣内先輩が雨宮に声をかけてくれた。
そして陣内先輩、優実と1年生の福美と新井花音と斉藤雪乃。
ホルンのパートの1年生の風見未来、生田凌斗と
雨宮が教室に集まって話をしている。
にしても8人かぁ。
人数多くなったなぁ。
少し嬉しいような気もするがしなくもないが。
「確かに~なるほどね。」
すると優実はメロディーを吹く。
一回試しに吹いてみたかったのだろう。
「おぉ!!優実先輩!凄いです!」
トロンボーン一年生たちと生田は先輩の技術を見て感動したのか拍手している。
「いやーそれほどでも。」
こいつすぐ調子に乗る。
「私は雨宮先輩に教えてもらおっかなぁ~。」
風見は首を少し傾けて上目遣いでこっちをじっと見る。
「え、、うーん、、まぁ頑張ろう。」
「ちぇー、、」
「あまっちはこういうの苦手だからなぁ。」
やんわり断り風見はちょっと残念そうにそっぽを向く。
いかんいかん。ペースに飲まれるな自分。
「とりあえずパート分けどうしましょうか?」
「そうだね、、じゃあ1st吹くよ。」
「じゃあ私は3rdで生田くんが2ndでどうですかね?」
「え?2nd?」
「うん。1stは1番。2ndは高い音が少なく下の音が多いから吹きやすいかも。
3rdは1stと同じ動き。いわゆる補佐。
だから生田くんは下の音がある方が吹きやすいと思うけど?」
「そうなんだ。じゃあ2ndの譜面吹きます!」
「うん。俺もサポートするからわかんないところじゃんじゃん聞いてね。」
「はい!」
「、、、へー、、メンバーに入る気なんだね、、、。」
「え?」
「じゃあやりましょうか!
頑張りましょう!」
風見は笑顔で雨宮の方を見る。
なんか小さな声でつぶやいていた気がするが気のせいだろう。
「じゃあトロンボーンチームは優実ちゃんと
新井ちゃんと雪乃ちゃんは譜面見て練習してて。
私は福美くん見るから。」
「わかりました!」
新井と雪乃は返事する。
「ありがとうございます先輩!」
福美は嬉しそうだ。
1stの譜面。
俺もオーディションもあるし気合い入れないと。
3人でコンクール出れるといいなぁ。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる